生活というのは「移動」と「作業」である。そして、そのために「空間」と「道具」が必要になってくる。この四つのカテゴリーが、生活を形作っている。

生活が「上手い」人は、この四つのカテゴリーについて、それぞれ高いレベルの「感覚」を有している。移動感覚、作業感覚、空間感覚、道具感覚を研ぎ澄ませている。

中でもだいじなのは「移動感覚」である。なぜなら、移動には必然的に作業・空間・道具という他のカテゴリーもかかわってくるからだ。移動は、それそのものが一種の作業だし、また空間において行われる。さらには道具も使う。

だからここでは、まずは移動感覚を研ぎ澄ます方法について見ていきたい。といっても、ぼく自身がこれを意識的にしたことはない。なぜならそれは、ここまで見てきたように、小学生のときの通学路で、自然としていたからだ。自然と成長させていた。

ただし、自然と研ぎ澄ませたものでも、その後のぼくの人生に