ハックルベリーに会いに行く
この連載は、もともとぼく自身が家作りをする中で「世の中には『生活』というものが分かっていない人が多い」ということに気づき、書き始めた。7割くらいの人は、生活について考えたことがない。ただ右へならえで、誰かの猿まねをしているだけである。
もちろん人間は猿のようなものなので猿まねでもかまわないのだが、人間の厄介なところは残りの3割の人は生活について創意工夫をしているということである。そうして猿まねをしているだけの人より良い暮らしをするという不公平がある。
さらに少数の人は新しい暮らし方を生み出す。これは猿まね軍団に大きな影響を与えて、彼らの生活が一変したりする。生活にはそういう特殊性があるのだ。
19世紀まではほとんどの場合で地域に根ざしたさまざまな生活様式というのが存在したが、それらは20世紀後半から急速に失われていき、今ではほとんど一様になりつつある。今後もこの流れは少しずつ進行する
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