ハックルベリーに会いに行く
東條英機は、とらえどころがない人物である。だから、彼の評価は人によって違う。強気だという人もいれば弱気だという人もいる。臆病だという人もいれば、肝が据わっているという人もいる。
東條の人格は役者――それもスター役者に似たところがある。というのも、スターの人格も本当にとらえどころがないからだ。
例えば松田優作やチャップリンの伝記を読むと、作者はそのとらえどころのなさに苦労していると分かる。これはビジネスマン――例えばジョブズの伝記の作者などとは大違いである。
ジョブズも確かに変人ではあるが、一貫しているのでむしろとらえやすい。対してスターは一貫性がないから、その内面がとらえにくいのだ。結果的に、ただ事実や他者の証言を書き連ねるだけのものになる。
では、スターはどうとらえどころがないのか? それは、東條と同じで強気と弱気が混在しているところだ。基本的には強気に見えるのに、思わぬタイミン
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