ハックルベリーに会いに行く
「どう『住む』か?」を考える上で、「身体感覚」に触れないわけにはいかない。なぜかといえば「良い生活」は「優れた身体感覚」と密接に結びついているからだ。逆に言うと、優れた身体感覚がなければ良い生活は望めない。
これは変な話だが、優れた身体感覚がないと、昔の住宅に多かった「ちょっとの段差」というものが「ストレス」にならない。なぜなら、たとえそこに躓いて足を痛めたとしても、「自分は身体感覚が悪いから躓いて当然」と、妙に納得してしまう。そうしてストレスを覚えないから、再び同じ段差で躓くということをくり返す。
しかし優れた身体感覚があると、ちょっとの段差を鋭く察知して避けることができるのだが、それで逆にその避けるという行為に大いなるストレスを感じる。「段差がなければ避けるなどという余計な動作は必要なかったのに」と。だから段差そのものを直そうとする。そうして家全体が住みやすく、快適なものとなってい
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