ハックルベリーに会いに行く
建築を学ぶ上で、映画はとても参考になる。特にアニメは参考になる。中でも『耳をすませば』は最高のお手本だ。それは、建築・アニメ共に「空間的な魅力」を追求しているからである。
そんな空間的な魅力の一つに「錯覚」というものがある。空間は、人間に騙し絵的な錯覚をもたらしやすい。
そして人間は、この錯覚というものが無条件で好きである。だから建築や空間も好きなのだ。
その空間がもたらす錯覚の象徴的なものの一つに、「広く見える」がある。ぼくは今、家を建てている関係でさまざまなルームツアー動画を見ているのだが、その中で飽くことなくくり返される褒め言葉こそ「実際よりも広く見える」だ。実際は4畳しかないのに、8畳に見える。そのことが「良いこと」としてくり返し言及されている。
しかしながら、よくよく考えるとこれは不思議な話である。なぜ見た目より小さいことに、価値があるのか?
例えばこれがお弁当だったらど
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