ハックルベリーに会いに行く
建築には、当たり前だが「外観」というものが存在する。しかしこれは、当たり前すぎて逆に見落とされがちだ。
特に日本においては見落とされている。自分の家の外観にこだわっている人はほとんどいない。なぜかというと、日本人は内観――取り分け「間取り」に対するこだわりが強すぎるからだ。その反動で、どうしても外観がおざなりになる。
家の間取りを優先すると、必然的に外観の形状が歪になる。試しに、Googleマップの航空写真で、自分の家の近所の住宅街を見てほしい。ほとんどの家の屋根の稜線が、一本ではなく複数、しかもギザギザに折れ曲がっているはずだ。
この屋根の稜線の複雑さこそ、内部の間取りにこだわっていることの証拠である。間取りにこだわると、柱の並び方が複雑になる。そうして必然的に、屋根の形も複雑になってしまうのだ。
おかげで外観は、見た目や形状としての美しさを全く考慮されていない、幼児が積んだ歪な
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