ハックルベリーに会いに行く
1970年代の恋愛ブームはどのような経緯で起こったのか? それはやはり少女から起こった。少女マンガを起点に、恋に恋するという形で起こったのだ。
そこでモデルとなったのは海外の小説(本)だった。何しろ日本にはモデルとなる小説も本もなかったし、マンガもまだ勃興期だったので恋愛を扱っていなかったのだ。
ところで、日本最初の少女マンガは、諸説はあるものの手塚治虫が1953年に発表した『リボンの騎士』という考え方が根強い。ここから「少女向けのマンガ」というものが確立する。そして最初の頃、作者は男性ばかりでそこには恋愛要素もほとんどなかった。
しかしそれに物足りなさを覚えた読者の少女たちは、すぐに女性マンガ家の作品を好んで読むようになった。そうして次第に少女マンガは主に女性が描くようになっていったのである。
それでも、少女マンガが定着してからそこで恋愛がテーマとなるまでには少なからずの時間を要
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