1980年に『まいっちんぐマチコ先生』という、中学生の男子生徒が若い女性教師にセクハラしまくるというマンガが始まって、アニメ化されるほどの人気を博した。
思えばこれが、「はっきりスケベ」の最後の輝きだったともいえる。スカートめくりが下火になる中、燃え尽きる直前の線香花火のように、このマンガはヒットしたのだ。

ただし同時期、ほとんどのマンガは男性の「はっきりスケベ」を表現しなくなっていた。そういうマンガが皆無になったからこそ、『まいっちんぐマチコ先生』は残存者利益を得たともいえよう。

1980年からは、あだち充に代表されるような「むっつりスケベ」が全盛となった。そのためさまざまなマンガが群雄割拠し、熾烈な競争をくり広げた。多くのクリエイターがむっつりスケベの度合いを競っていたのだから、なんともおかしな時代である。

1970年代、「エログロナンセンス」と言って直接的な表現が好まれた。その