1943年9月、日本は戦況が悪くなってあらためて防御を固める必要が出てきた。特にアメリカの本土空襲に備えなければならなかった。

しかしこれは至難の業だった。なぜなら飛行機は文字通り四方八方から飛んでくることができるからだ。

当時の飛行機の航行距離は短かったので、アメリカ本土から飛んでくることこそなかったが、太平洋に点在する様々な島々から飛んでくる危険性があった。そしてその島々は広大な地域にまたがっていた。

ここに「太平洋戦争」の難しさがあった。日本とアメリカは国土を接しているわけではない。太平洋という地球で最も大きな海を挟んで向かい合っている。だから本来ならば「海戦」がメインになるはずだったが、当時の急速な技術の進歩で、主役は完全に飛行機に移り変わっていた。

そのため「戦艦」というものが時代遅れになっていた。それよりも「空母」が求められた。空母とは、その上から飛行機を離発着できる船