予科練とは、「海軍飛行予科練習生制度」の略である。

飛行機は1903年にライト兄弟が発明した。するとアメリカでは、それから4年後の1907年に、早くも軍事用飛行機のパイロット養成機関が立ち上がる。イギリスでも、1919年にやはり空軍士官学校が設立され、先進国ではパイロットの養成が喫緊の課題となった。

日本では、イギリスに倣って1929年に、海軍がパイロットの養成機関である予科練習生制度を設けた。応募資格は14歳から20歳までの少年だ。これもやはりイギリスに倣ってのものだった。

1936年には、戦争における飛行機の需要がますます高まったことと、中国との戦争が近づきつつあるということから、「予科練習生」を「飛行予科練習生」と改称し、パイロットの養成機関であることをより明確にした。

さらに1937年には、飛行予科練習生を甲種と乙種に分けた。甲種はいわゆる士官を養成する部門として、ハードル