ここで大西瀧治郎という男が登場する。彼こそ日本敗戦のキーマンである。敗戦における最重要人物と言っていい。

しかし我々は大西のことを知らなすぎる。それは戦後日本の、あるいは戦後教育の誤りを象徴していると言えよう。

戦後、日本国民は自分たちが戦争を始めたことをほとんど反省せず、これを軍部のせいにして自分は無責任にも無関係だとした。それが国民の元気を回復する上では確かに重要な役割を果たしたが、しかし日本人が元々持っていた問題のある気質を覆い隠すことともなった。そのツケが今、2026年の日本に回ってきている。

戦後、普通の人たちは自分たちの戦争責任を放棄した。そのおかげで元気が出て、戦後復興がなった。しかしその復興は張りぼてのもので、環境破壊をはじめとするさまざまな弊害を生み出した。

おかげで2026年の今、普通の人々が苦しんでいる。1945年に戦争を他人のせいにしたことのツケを、現代を生