• このエントリーをはてなブックマークに追加
ライトノベルの書き方:その27「桃太郎と犬との関係」(1,648字)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

ライトノベルの書き方:その27「桃太郎と犬との関係」(1,648字)

2015-07-21 06:00
    「桃太郎」において犬、猿、雉の家来たちは、「人間関係」を象徴している。あるいは、その関係性は「組織」というものを象徴している。

    まず重要なのが、桃太郎と犬との関係である。両者は、必ずしも愛情や友情、思想で結ばれているわけではない。それ以前の、「きびだんご」という「報酬」で結ばれている。桃太郎と犬とは、いうならば「雇用関係」だ。その組織は、現代でいえばベンチャー企業のようなものである。

    ここが、「桃太郎」という物語の卓越したところだ。
    私たちは、その大部分の人間関係が、愛情や友情、思想などで成り立っている。そのため、一見そういう関係の方が重要に見えてしまう。
    しかしながら、私たちの生活を成り立たせている胆のところは、実は報酬の授受を前提とした雇用関係で成り立っている。私たちの生活を保障する「仕事」というものは、愛情や友情、思想で成り立つケースはとても少ない。むしろ、雇用関係というドライなもの
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。