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教養論その30「怒りにブレーキをかけない方法」(1,508字)
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教養論その30「怒りにブレーキをかけない方法」(1,508字)

2016-03-24 06:00
    教養を正しく養うためには、正しく怒る必要がある。そうしないと、教養の負の側面に目を向けることができなくなるからだ。

    では、正しく怒るためにはどうすればいいか?
    それは、怒りにブレーキをかけないことである。それを上手く解放してあげることだ。

    では、どうすれば怒りを上手く解放できるのか?
    今回は、そのことについて考えてみたい。


    ぼくは、怒りというと一つ思い出す人物がいる。それは、元プロ野球の監督だった星野仙一さんだ。

    星野さんは、中日の監督だったとき、「闘将」というニックネームがついていた。理由は、いつも怒りをぶちまけていたからである。彼は怒りを露わにする人間だった。

    しかしながら、彼はそのことによる咎めというものをほとんど受けなかった。彼の怒りはいつもたいていポジティブに受け取られていた。それは一つの長所だったのだ。

    それであるとき、インタビューがそのことについて尋ねていた。
    「そんなに怒っていて、よく失敗を
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