Vol.694 結城浩/AI時代の執筆環境/Claude Codeと自作ツールの進化・展望

結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2025年7月15日 Vol.694


はじめに

おはようございます。

今回の結城メルマガのメインテーマは「AI時代の執筆環境」です。

私は本を書くのが仕事です。いまやAI時代を迎えて執筆環境は様変わりしつつあります。ただし、すべてが変わるわけではありません。たとえば、どんなに便利なツールが現れたとしても《読者のことを考える》という執筆姿勢は変わることがありません。

現代は何でも検索でき、AIが答えてくれる時代です。でもだからこそ「そもそも自分はどんな風に作業を行っているのか」という個人の観点が重要になるだろうと思います。価値観や考え方は人それぞれなので、自分にしっくりくる作業環境を見つけるためには自分で判断する必要があるからです。

最近の結城メルマガで繰り返し紹介している通り、Claude Codeは私の執筆環境を支えるプログラムのバージョンアップに劇的に役立っています。優秀な専属スタッフが作業環境を整えてくれているようなもので、自作ツールで環境を構築していく大きな喜びをいつも感じますね。

◆生成AIを活用した開発体験を紹介している結城メルマガ(リンク集)
https://memo.hyuki.com/20250707162530/

もしかしたら、今まで「自分の使うツールを自分で作るなんてできない」と思っていた人の中にも、Claude Codeなどの登場により、自分も何かやってみたいと考えている人もいるんじゃないでしょうか。あなたはいかがですか。

そこで今回の結城メルマガでは、私が使っているツールの現状と今後の展望をご紹介します。いうまでもありませんが、AIは進化し続けているので、ここに書いたことが完成形だと言いたいわけではありません。世界と自分の変化に合わせてこれからも変化していくでしょう。

もしもこの中に少しでも、あなたにとってヒントとなる部分があったなら嬉しいです。よろしければお読みください。


目次

  • esapp: インクリメンタルに進化していく作業ログ記録ツール
  • shelf: PDF中身検索を追加、他ツールとの連携を目指す書籍管理ツール
  • img: 画像処理ハブとして発展させたい画像管理ツール
  • trigger: 自作レコメンドシステムから関心データの再利用へつなげたいリマインダーツール
  • drafty: 数式をさくっと書けてAIからの数式出力にも使えるメモツール
  • 「AI時代の執筆環境」のまとめとこれから