• 「ゆかりさんが物語を建てる:20頁目」の非公開について

    2020-07-02 22:46
    いつもお世話になっております。iVaです。
    この度は大変申し訳ございません。

    表題の件につきまして、私は1クリエイターとしてあるまじきことを行いましたので動画を一時的に非公開にさせていただいております。
    問題は私の創作世界に於いて司法を司る「裁定団」についての話です。
    「裁定は『喧嘩両成敗』であり、被告と原告両方がなんらかのペナルティを負う」
    「いじめられた側にも非がある」
    という動画内の発言に対し、大変憤ったコメントを頂きました。これを見て初めて、自分が作ったものの浅はかさに気付いた次第です。

    不特定多数に見てもらう為のものを作り、それも文字書きを自称しておきながら、思慮や推敲の浅いままで危険な言葉を使ってしまった。そしてそれが人を傷つけた。これは事実であり、許されざる恥ずべき行為です。また、幾ら釈明したところで取り返せるものではないことは重々承知しております。

    一度頭を冷やして来ます。20頁目についてはその後修正した上で再投稿いたします。
    今後の制作についても考えておきます。

    申し訳ございません。


    ※投稿後追加
     今回修正に当たって、そもそも裁定団というものについて深く考えていなかったことが分かりました。当初から「断罪が目的ではない」「『被害者』側にも裁定によってなんらかの義務が発生する可能性がある」という構想があったにも関わらず、作り込みや推敲が甘かったが故のあのザマです。
     恐れながら元動画は削除させていただきました。お詫びは精進に代えさせていただきます。
     今後ともよろしくお願いします。
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  • Hollowman's Lamp コメント返信のコー↑ナー↓と裏設定ぶちまけ

    2019-10-28 06:13

     初めまして或いはいつもお世話になっております。私です。お菓子はチョコが好きです。作業のお供にチロルチョコ。よろしくお願いいたします。

     さて、早速表題の件に入ります。動画にいただいたコメントに反応しつつ拙作「Hollowman's Lamp」についての諸々を勝手に述べさせていただきます。間違えました。逆でした。自作ワールドについて好き勝手自分語りしながらコメントにお返事させていただきますハイ。



     動画はこっち
     前編→sm35794059
     後編→sm35796098




    *「Hollowman's Lamp」とは

     大まかには後編で「墓守」が説明していた通りです。厳密な場所としては「死後の世界」と「生者の世界(以下、地上)」の狭間。「忘れられた死者」が集ってヤケ酒カッ食らいながら好きに遊び暮らして何もかもを忘れる為の、陽気で寂しい場所。それがHollowman's Lamp」です。酒を飲み、お菓子を頬張り、楽しく歌ったり踊ったりショーを見たりゲームをしたり、好きに遊んで生前の未練をすっかり忘れることが出来た死者は「炎砂の祭壇」にて己を焼いて煙と共に昇り、神の御許だとか輪廻だとか、往くべき場所に往くのです。
     忘れられた死者とは、死後、遺族や友人などの地上に残して来た近しい人全てに忘れ去られた、或いはその人のことを知っている人が全て死に絶えたなどして、地上との縁を失った死者のことを言います。
    -----
     Q:いきなり迷い込んだらやっぱり怖いよなぁ(前編04:28)
     A:0/1のSANチェックです。

     Q:黄泉平坂てこと?乙(前編06:31)
     Q:かくりよ?(後編00:19)
     A:おおむねそんなところでしょう。アッおつありですヒャッホウwwwww

     Q:リンク…!?(後編05:32)
     A:……の仮装をした人です(CustomNPCsにデフォルトで入っているスキン)

     Q:食べちゃダメだしね(後編05:28)
     Q:魅入られてきてる?(同上)
     A:生と死の境界線。みんな大好きヨモツヘグイ。ぶっちゃけそこについては制作時はあんまり考えていませんでしたが、まあ死者の為に供されるものですし生者が食ったらきっとマズ過ぎて魂ごとゲロっちゃうんじゃないっすかね。主人公もワイン屋の前でニオイだけで酔いかけてたんで(表現としてワイン屋さんアッピルしたかっただけ)、酔ってしまうだけでもアウトだったら面白いですね。そう考えると「魅入られてきている」というのもあながち間違いではなくなるなあ。実際あのシーンでは主人公は怖気づいて逃げ出しただけなんですが

     Q:神話時代の人間か??(ガバ考察)(後編04:42)
     A:もしかしたらそのぐらい古い人なのかもしれません。未練を忘れられない死者は、それこそ永遠に留まることもあり得ます。ホロウマンもその方が嬉しいでしょう。



    *Hollowman's Lampが出来るまで
     
    そもそもの始まりと言えばホロウマン。彼もまた忘れられた死者の1人でした。死者は誰かに想い偲ばれることでその魂や精神を地上に留めることが出来ます(と私は考えています)が、誰からも忘れ去られてしまった時、その魂は何処に行くのでしょうか。ホロウマンは、きっと摩滅して一番寂しい闇の中に溶けて消えてしまう、と考えて、怖くなりました。そこで思い立ったのが仲間探し。同じように地上との縁を失って行き場を失った(のであろう)魂を集めて行けばきっと寂しくなくなると考えたのです。

     で、早速仲間を集め始めまいた。思いのほかそこかしこに仲間はいました。10、20、30、まだまだいる、みんなで協力してもっと探そう、100、500、1000、10000……そうこうしている内に、どういう訳か集まった魂はまるで村のような形になりました。一番最初に仲間探しを始めた「ホロウマン」は気が付いたら自分がなんなのか分からなくなっていました。寂しい、人恋しい、そんな感情ばかりがボロ切れのように空虚に纏わりついているばかりでした。体が軽くなったホロウマンは、ひときわ高い丘の上に上って出来上がったものを眺めました。お店があって、家(のようなもの)があって、ダンスホールがあって、なんだか楽しそうだ、でも人っ子一人いやしない。明かりもついてないからなんだか暗い。じゃあ明かりをつけましょう爆弾に、そうじゃねえだろ何やってんだ。

     閑話休題、ホロウマンはまた更に寂しい魂を集めました。集めた魂をこねくり回して、何故かその辺の枯れ木に実っていたかぼちゃの中に突っ込んでみると、あら不思議、かぼちゃに優しい明かりが灯って、しかも腕が生えて枯れ木を離れてふわふわ飛び回り始めました。ホロウマンはそれがたいそう面白くて、魂を集めてはかぼちゃに突っ込んで村の上を飛ばしました。空飛ぶ光るかぼちゃはあっという間に村の空を満たし、村は真昼のように明るくなりました。ホロウマンはこの村をもっと楽しくしたいと思い、更に寂しい魂を探して村に集めて行くのでした。

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     Q:仮装をしたほうが無難かしら?生者と気づかれにくくなりそうだし(後編03:16)
     A:基本的に村にいる人間は生者と死者の区別がついていません。単にだっせえ格好してんな馬鹿じゃねえのアイツって思うぐらいです。気付いているのはパージナ(エンダーマン)ドロップス(スライム)墓守とホロウマン、それと動画には出てませんが郵便局のココッコ(ニワトリ)の5体です。こいつらには何やってもバレるので仮装はしてもしなくてもオッケーです。(むしろ前述の食事の件然りホロウマンの性質も然り、もしかしたら仮装をした方がまずいかもしれません)
     墓守とホロウマンはさておき、パージナ、ドロップス、ココッコには共通点があります。それは人間ではなく悪魔であるということ。実は動画の字幕でもちゃんと区別してあります。




    *Hollowman's Lampとハロウィン
     動画前編の冒頭、主人公が雑誌を読むシーンで出した字幕ですが、あれはワールドや動画制作に当たって下敷きにした私のハロウィンに関する個人的な解釈です。
     要するに「西洋版お盆」です。日本で話題になったのってほんっとにここ数年なんですね。もっと前からあるような気がしてました。それはそうと今年のディズニーシーのミッキー達のハロウィン衣装めちゃくちゃかっこよくないですか????? バッグチャーム衝動買いしましたほんとかっこいい。話を戻します。

    ・10月31日にはあの世とこの世を繋ぐ扉が開き、自分たちに所縁のある霊が訪ねてくる
    ・それに混じってやってくる、生者に縁の無い悪霊や悪魔を追い払う為に、仮面を被って脅かしたりお菓子やご馳走を捧げたりする


     要約するとこんな感じ。「生者に縁の無い悪霊」イコール「忘れられた死者」であり、まあつまりは地上のハロウィンという行事によって追い払われた奴らの吹き溜まりがHollowman's Lampなんです。その為に悪魔も混じっているのです。

     なんで自分たちを邪険にした連中の真似事なんかしてるのかって? そこは我々と同じです。楽しけりゃ形式なんてどうだっていいじゃねえかよめんどくせえって話。地上の生者の真似をすることで、少しでも自分が死んだという寂しい現実から目を背けたいんです。楽しくなりたいんです。そうすりゃいずれ楽になれるから。



    *Hollowman's Lampのおもてなし
     さてそんな楽しい楽しいHollowman's Lampに、ホロウマンによって誘われ村を訪れた人はワイン屋や遊技場に遊びに向かう訳ですが、そこではお客さんをおもてなしする個性豊かな店員さんがいます。彼らはホロウマンによってその魂を村に拘束され永遠に出られなくなってしまった元・死者です。

     動画後編で墓守が話していた通り、Hollowman's Lampはあくまで忘れられた死者の為の休憩所であり、死者たちは未練を忘れ次第出て行ってしまいます。もしかしたら全ての死者が出て行ってしまうこともあるかもしれません。ですが孤独や寂しさを恐れるホロウマンはそれをよしとしません。少なくともお店に店員さんぐらいはいてほしい。そう思って、適当に選んだ人の名前を知ることで呪縛し、あとはなんやかんやして魂ではなく人形のような別のナニカに作り替えてしまうのです。そんなことをされた元・死者は未練どころか、Hollowman's Lamp以外に関する全ての執着を綺麗さっぱり消し飛ばされ、さながらNPCのように来客をもてなし続けるのです。
    -----
     Q:あれが帰れなくなった人たちか(後編05:38)
     A:ワイン屋さんにいた飲んだくれ3人組のことでしょうか。であれば、彼らは名前が出ておりませんので、単に未練を忘れられなくて村にダラダラ居座り続けているだけの死者です。元々地上との縁を無くしたからHollowman's Lampにいるので残念ながら帰るもクソも無いんですねハイ。

     Q:記憶がおかしくなってるのかな?(後編06:34)
     Q:もう、戻れなくなってるのか・・・(後編07:45)
     A:バーソロミューさんのことですね。大正解です。彼は当初、主人公と同じように地上に帰る手段を探していました。もっとも彼は死んでからここに来たので飲んだくれ3人組同様に帰る場所は無かった訳なのですが――んでまあ模索している最中、具体的にはようやくそれらしきヒントを手に入れた直後、なんかの拍子にホロウマンに名前を知られたことで人形にされ、遊技場の案内役として据えられてしまった訳です。その為もう出口のことなんてどうでもよくなり、ヒントを手に入れたことも忘れてしまっていたのですが、主人公がそのヒントに繋がる話(出口、炎砂の祭壇)をしたので、一時的に記憶が蘇ったのです。ただ、出て行くことに関してまったく執着していないので、本当に出口があるのかどうかなんて知ったこっちゃないし、「あなたは行かないのか」という主人公の話にも乗る道理が無かったんです。

     Q:ユバーバ…みたいな?(後編10:59)
     A:ウワアアアア言われてみれば確かにやってること同じじゃんヒエッwwwwwwwwwいや魂絡みで「名前」ったら呪縛の媒介の定番みたいなところあるじゃーんwwwwwwwwwwそんなノリだったんすよwwwwwwwwwww

     Q:おやおやw
      ふぇええ!肝試しですの!?
      クソ花の嘲笑がきこえた気がする…
      このワールドは本当に素敵
      素敵な世界だよね
      エンダーさん!?
      USJのイベントかな?
      エンダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
      www
      まずいですよ!
      なんかゾワッってした
      続き気になる!
      キラキラ綺麗…
      !
      おぉ
      おお……
      マップがすごいなー
      これはお前の物語だ!
      うひょぉ
      こえぇw
      キャラが立ってていいなぁ
      なんか悲しいなぁ…
      いいこと言ってるのに喋り方が鬱陶しいwwww
      エモすぎんか???
      面白かったよー
      gj
      いや~~~~よかった、GJGJ
      面白かった!
      乙でございましてです。
      面白かった!乙
      88888888

     A:
    あっっっっっっっっりがとうございますありがとうございます全員ニコったしなんならメモった本当にありがとうございます感謝感激幸甚極まりなし平身低頭五体投地拝み拝みローリング

     うぽつもうぽんもおつもおっつーも嬉しいです大好き。
     え、何、キノコ派がいる??
     よろしい、ならば「//replace 36」だ
     ※分かりにくい建築ネタ。翻訳すると「キノコは しぬ」








    *最後にHollowman's Lampのイカれた死者共を紹介するぜ!!






     !胸糞注意!







    【ノワ-Noir】

     仮装屋「ヨイマギレ(酔い/宵紛れ)」店主。
     国籍不明、20代後半の女性。没後50年ほど。刺殺された。
     元・娼婦。唯一心から惚れた男の隣を歩く為に足を洗ったが、男も彼女に対し情はあったが経歴を知った途端に豹変し、「ここに一体何人入ってるんだ」と怒り狂ってナイフを突き立てた。
     字が書けず、店の看板はミヨに書いてもらったので日本語表記になっている。
     実はノワという名前は本名ではなく、幾つも名乗って来た偽名のひとつである。
     ※名前の由来→フランス語の「黒」

    【アートルム-Aterm】
     自称大魔法使いノワ様の忠実なる使い魔。仮装屋の看板猫。
     話がややこしくなるからと動画では出番を削られた。ごめんね。
     野良ネコ。死因は多分事故死。
     金髪の女の人に助けられたことがあり、それがノワだと信じて今も寄り添っているが、本当にノワなのかは定かではない。
     ※名前の由来→ラテン語の「黒」。エータームじゃない。

    【ハロルド-Harold】
     宿屋「Melty Brain(蕩け脳)」管理人。
     30代後半のイギリス人男性。没後20年ほど。事故死。
     ホテル経営者を父に持ち、大人になったら父を継ぐものと思って勉強もしてきたが、「顔の醜いお前に大切なホテルを任せられない」と一蹴され、失意のままさまようもロクな仕事にありつけず、ある日交通事故であっけなく帰らぬ人となる。
     ゾンビヘッドは被り物。ノワからのプレゼント。
     ※名前の由来→紳士力高そうな英国人男性名。

    【ミヨ-Miyo】
     宿屋兼案内所「かぼちゃのちゃつぼ」受付。
     10代後半の日本人女性。没後50年ほど。自殺した。
     早くに両親を亡くして叔母の家で育ったが、困窮に遭って幾度も身売りを強要され、何もかもに絶望して首を吊った。
     同時期に村に来たノワとは姉妹分のような関係。一人っ子だったこともあり非常に懐いている。髪はノワに染めてもらった。衣装も彼女が見立てたもの。
     ※名前の由来→黄泉

    【ビアンカ-Bianca】
     ビール屋「Spider Blasen(蜘蛛の泡)」店主。
     20代後半のドイツ人女性。没後20年ほど。銃殺された。
     「あの壁」からの解放運動を行う青年団体に所属していた。壁を越えようと試みて衛兵に殺された。
     全身に蜘蛛や蜘蛛の巣をモチーフにしたタトゥーを入れている。スイスのとある学者が「自ら運命を紡ぐ意志の象徴」と話していたのを知って気に入ったらしい(ソース失念)
     短いタンクトップの裾から腹部の銃創が丸見えである。
     ※名前の由来→ビールっぽいドイツ人女性名

    【ヴィジリオ-Vigirio】
     ワイン屋「Bottiglia di uva(ブドウの瓶)」店主。
     50歳ぐらいのイタリア人男性。没後50年ほど。銃殺された。
     いわゆる醜聞屋として界隈で幅を利かせたゴシップ記者だった。
     報復として右目ごと命を取られた。眼帯の下には歪んで窪んだ銃創がある。
     政界人の口さえ叩き割った話術は健在で、今も酒の肴と称して来客の黒歴史をほじくり返して遊んでいる。
     ※名前の由来→ワインっぽいイタリア人男性名

    【ココッコ-kkkkkk】
     郵便局員。
     本当はもうちょっと違う名前らしいのだが何回聞いてもココッコとしか聞こえない。うるさい。
     あること無いこと吹聴しては人を困らせるのが好きな悪魔だった。うるさい。
     うるさいがある程度は力があるらしく、配達員代わりにお化けかぼちゃを何個か使役している。
     地上に残した人にどうしても伝えたいことを手紙に書いて渡すと、地上で最後に縁があった人の夢に届けられるらしいが、コイツの性格上勝手に内容が書き換わっている可能性がある。
     ※名前の由来→ココーーコッコッコッココココッココーーー!!!!!!!!!!!

    【レイヤ-Reiya】
     お菓子屋「とりぷてぃーく」のパンプキンパイ担当。たまにケーキも。
     19歳の日本人男性。没後10年ほど。事故死。
     大学の合格祝いの家族旅行の最中、乗っていたバスが高速道路から転落して家族共々帰らぬ人となった。
     村に来た直後、家族を懸命に探していたが結局見つからずじまいである。
     来る前から両隣で店を受け持っていたクリスとドロップスをノリで義妹(?)認定し、今は新たな家族とそれなりに楽しくやっている模様。
     ※名前の由来→パイ→重なる→レイヤー

    【ドロップス-Drops】
     お菓子屋「とりぷてぃーく」のキャンディー(?)担当。
     薬と毒を混ぜこぜにして人を困らせるのが好きな悪魔だった。
     もともと名前は無かったが、レイヤにつけてもらった。
     気弱でビビり。主人公が生者であると一目で気付いたが、死者の世界に生者が混ざっているというド級の異常事態にパニックになり叫んでしまった。
     ※名前の由来→飴ちゃん

    【クリス-Chris】
     お菓子屋「とりぷてぃーく」のクッキー担当。増えない。
     12,3歳くらいのイギリス人女性。没後200年ほど。病死。
     かつては毎年ハロウィンの時期に帰っていたが、家族達が死んだり移住したりで迎え火を焚くこと自体減り、イギリスでハロウィンそのものが廃れていったこともあって帰れなくなってしまった。
     見た目こそ幼いが、あまりにも長い時間を過ごしたせいか何処か大人びている。
     ※名前の由来→クッキーっぽい英国人女性名

    【バーソロミュー-Bartholomew】
     遊技場「Tangling Mummy(ぐるぐるミイラ)」の案内役。
     50代から60代くらいのアメリカ人男性。没後20年ほど。撲殺された。
     いわゆる独身貴族。趣味の1人旅を満喫していたところを通り魔に襲われ殺害された。
     最初は何かのイベント会場に連れてこられたものだと思い込み、大真面目にアレコレ推理して「ランプの根元」に辿り着いたのだが、あえなくゲームオーバーとなってしまった。
     古今東西のアナログゲームに通じるが、やっぱり最近のゲームについてはからっきし。
     某架空の神話体系の生みの親と知り合いらしい……?
     ※名前の由来→ゲームが得意そうなアメリカ人男性名

    【ピシカ-Pisică
     食堂「Neko no Te(猫の手)」の料理人。
     20代後半のルーマニア人男性。没後100年ほど。戦死。
     農民の出で第一次世界大戦時のルーマニア軍兵士。
     戦争のトラウマもあり村に来た時から「猫が好き」という以外に生前の記憶は全くなく、本人は「物心ついた頃から『不思議な猫のギアーラ』と一緒に食堂で働いている」と思っている。
     日本人来訪者に「猫の手も借りたい」という言葉を教わって痛く感銘を受け、色々誤解しつつ店名に採用した。
     ※名前の由来→ルーマニア語の「猫」

    【ギアーラ-Gheară
     食堂「Neko no Te(猫の手)」のウェイトレス。
     20代前半のルーマニア人女性。没後100年ほど。事故死。
     戦争中に事故で下肢を失った為に村に来ても上半身しか無い状態だったが、不思議パワーで浮かび上がり自律行動が出来る。
     ピシカと同じく農民の子で、彼に想いを寄せていた。
     村で再会するも名前すら思い出してもらえず、好いてもらえるなら猫でも構わないと思っていたら本当に猫の耳と尻尾が生えてきた。
     ※名前の由来→ルーマニア語で「爪」

    【オーバル-Oval】
     劇場の受付兼管理人。
     90歳ぐらいのイタリア人男性。没後40年ほど。老衰。
     仮装も相まってマジのゴーレムにしか見えない程度にはガタイがいい。
     生まれついての体格で体力もあったが、視力が弱くスポーツなどは出来なかった。
     代わりに散歩を趣味として、その一環で地元の劇場を巡って様々な舞台を観劇していた。
     亡くなったその日も孫と一緒にコンサートを見に行く途中だったという。
     ※名前の由来→英語で「序曲(Overture)」 

    【ポエジーエ-Poezie
     本屋「Pergamentul și stiloul(羊皮紙とペン)」の店主。
     60歳ぐらいのルーマニア人女性。没後200年を超える。病死。
     ホロウマンを除いて村で一番古い人。
     覚えている限りの伝承や、来訪者から聞いた様々な物語を本にまとめたり、子供たちを相手に朗読会を開いている。
     「ポー婆さん」の愛称で親しまれている。
     生前は魔女としてまじないや占いで生計を立てており、自らの命日も予見していたとかいないとか。今もルーマニア伝統の魔女装束を身にまとっている。
     ※名前の由来→ルーマニア語で「詩」

    【パージナ-Pagină
     本屋「Pergamentul și stiloul(羊皮紙とペン)」の翻訳士。
     名前はポエジーエに与えられたもの。
     様々な世界の言語に通じ、それを人に一方的に教えては見返りをピン跳ねる悪魔だった。
     ハロウィンの儀式によって追い払われたことが原因で記憶が飛び、それまで覚えていた言語の殆どを忘れてしまった(それでも各言語での日常会話には事欠かない)ので勉強し直している。ルーマニア語、英語、ドイツ語、イタリア語辺りはなんとかなったらしい。ニホンゴムズカシイ
     ※名前の由来→ルーマニア語で「ページ」





     以上、12人と1匹と3体? 皆さんは誰がお好みですかね。
     てなわけで来年またその気になってなんかやってたらまたなんかよろしくお願いしますいえーい。



     私からは以上です。




  • ゆかりさんが物語を建てる:いつかの栞#02 後日談

    2019-06-05 14:22
    この動画のお話の続きです。久々にめっちゃ楽しく文章書けた気がします。コメントありがとうございました。




     その街、ホーニスには、相も変わらず少し強い風が吹いていた。よく晴れて澄んだ青空。雲は真っ直ぐ行き過ぎて、森の木々がしなって唸るような葉擦れの音を響かせ──その最中を突き抜けるように、カン、カン、と乾いた木が打ち鳴らされる音が何度も何度も木霊していた。街の北東、周りを森と小高い丘に囲まれた狭い盆地状の土地に、小さいながらやんやと大盛り上がりの人集り。その視線の中心には一際忙しなく動き回りぶつかり合う2人があった。
     方や白い薄手のコートを翻す茶髪の青年。葡萄色の瞳に鋭く相手を捉え、木剣を片手に素早い剣戟を繰り出す。茶色のポンチョを振り乱しそれを受けるのは山吹色の髪に赤い目、右目の部分に黄色い大きな花を咲かせた青年。身の丈程の長い木の杖を時計回りに反時計回りに目まぐるしく回転させ、息つく間もなく剣戟をさばいて行く。状況は茶髪の剣士の優勢。杖の青年は攻撃こそ受けてはいないものの表情は苦しく、防戦一方であった。
    「チッ」
     杖の青年は小さく舌打ち、一瞬両腕に力を込めて剣戟のひとつを強引に弾き返す。剣の青年が表情を変えるかどうかの瞬間に、魔力が形を成し木の杖の一端から眩い光となって放たれる──目眩し。黄金の光の中を突っ切るように杖の青年は目を瞑って前へ飛び出す。淡く光を帯びた右目の黄色い花、その力によって、視覚が塞がれようと標的の形は明確に識別されていた。短く息を吐く。光を帯びたままの杖をごうと横に薙ぐ。しかし得たのは硬い手応え。杖から消える光。赤い左目と黄色い花が見たのは、今まさに剣を逆袈裟に振り下ろそうとする剣士と、それが自分の首筋に強烈に叩きつけられる未来だった。



    ***



     ホーニスの北の玄関口、春の廻の砦での今一番のホットトピックは、隣町イルマイトから応援でやって来たエンピレオとかいう「若手」の噂だ。元鉱夫というやや変わった経歴を持ち、防衛団に転身してから10年も経たず、しかしその剣筋は既に一流。赴任初日の緊急出動、狭い洞窟で傀儡魔法に囚われながらの大立ち回り、更に人間を守護する「始まりの竜」が一角、心竜ディーバとの遭遇──話題性は十分過ぎた。血気盛んな防衛団員たちの手合わせの申し出が後を絶たず、お人好しな彼が日課としている鍛錬は、大方この手合わせで消化されているといった具合だった。
    「っていうか、あれでなんで反応出来たんだよ……」
     次の試合が始まったのを背後に、綺麗に寸止めされて傷ひとつ無い首筋を気にしながら、右目に花を咲かせた青年、ルドウィグは口を尖らせる。
    「いやあ、あの状況でルイから打開してくるならそう来るだろうなとは思ってたんだ。追撃が上か前か、そこは賭けだったけど」
     茶髪の青年、エンピレオが少し困ったように笑うと、ルドウィグはがっくり肩を落とした。
    「ルイって右目完全に見えてないんでしょ?」
    「え? まあそうだけど……」
     ルドウィグの顔の右側、本来ならもうひとつ眼球がある筈の位置には、5年前から黄色いルドベキアの花が咲いていた。萼(がく)から花びら1枚1枚まで神経が通っているらしく、摘まれるだけで痛みを伴う。花占いだなんてとんでもない。
    「片目が見えてなくて近距離であれだけ立ち回れるのも結構とんでもないと思うけどなぁ。正直途中から焦ってたんだよ」
    「本当かよ……ハァ、仕掛けるか消耗した方が負けてたってことか?」
    「みたいだね」
     防衛団を名乗ることが出来るのは、過酷な訓練を修了した戦士たちのみ。今ここに集まっているエンピレオやルドウィグ、周囲で思い思いに鍛錬に励む人々も例外ではない。エンピレオはこの砦にやって来てからというもの請いつ請われつ何人もの団員と手合わせを重ね、その度にしのぎを削る試合を繰り広げて来たわけであるが、唯一例外があった。
    「よう、お疲れ」
     身の丈以上の長い槍を担いで、飄々と声をかけて来る若い男。赤味掛かった明るい茶髪はあちこちにハネ放題の癖っ毛で、ニコニコと笑う彼の人柄を表しているかのよう。オレンジ色の模様が特徴的な黒いゆったりしたローブをなびかせ悠々と歩いてくるこのロナルド・レッドバットという男、先日起きた事件で傀儡術師に捕らえられていた団員であり、エンピレオがこの砦で唯一手応えを得られずにいるツワモノでもあった。
    「お疲れ、ロン。巡視の戻り?」
    「まあな〜」
     軽く話しかけるエンピレオであるが、その表情はほんの微かに強張っていた。
     初めての手合わせは、10分と続かなかった。お互い訓練用の木製の武器だったとは言え、得物が槍1本とは思えない伸縮変幻自在の間合いに終始翻弄され、気がついた時には胸元に食い込みかけていた穂先、そして無表情そのものの彼からポツリと溢れたひと言──なるほどなぁ。
     この砦に来て早10日。その手合わせからというもの、エンピレオはロナルドという人がイマイチ掴めず妙な緊張感を抱いていた。
    「お、なに、2人手合わせでもやんの?」
    「いや今終わったところ」
     返事をしたルドウィグに、ロナルドは「なんだよ」とおどけて槍の柄で小突く。
    「どっち勝ったの?」
    「レオ」
    「ほ〜ん」
    「結構ギリギリだったんだよ」
     エンピレオは苦笑い。
    「僕は風魔法禁止、ルイは障壁魔法禁止ってルールでやってたんだ。さすがにあの『殴る障壁』を使われてたら勝てなかったよ」
     殴る障壁。ルドウィグが得意とする障壁魔法のあだ名で、もっぱら小面積・高密度で展開して打撃の強化に用いることに由来している。あの日の緊急出動でも、操られてルドウィグに槍を向けたロナルドをかっ飛ばし岩壁に叩きつけた。
    「なんでぇ縛りプレイかよ。いっぺんガチでやってみりゃいいのに。レオに前見せてもらった灰燼、だっけ? あれすげーんだろ?」
    「使い手まですごいとは限らないけどね」
    「まーたまたご謙遜を」
     ロナルドは笑いながら、槍を持っていない方の腕をエンピレオの肩にぐいと回す。
    「今持って来てんだろ? 俺も気になってんだよ。1回どうよ?」
     これ見よがしに目の前に掲げられるロナルドの愛槍。ただただ刺し貫くことに特化した円錐形の銀色に輝く穂、その根元の両脇に斧に似た形の鋭い刃が据えられている。少し変わった形のハルバードだ。
    「そうだなぁ……」
     初戦、彼が持っていたのがこれだったら──赤黒い結末を想像して口をつぐみかけた、その瞬間だった。
     ごいん。金属音混じりの鈍い打撃音と共にロナルドが前によろめく。結構な勢いにエンピレオも巻き添えになる。離れてみればそこには若い女がムッとした顔で立っていた。真っ直ぐな黒鳶の髪を長く伸ばし、瞳は少しくすんだ緑色。腰には革のホルダーで鈍色のメイスを下げ、右手には羊皮紙をひと巻き、今しがた下ろした左手には、今まさにロナルドの後頭部に叩きつけたのであろうミスリル製のバックラー。
     リリア・ステイシー。先日の事件でロナルドと共に捕らわれていた団員である。
    「な、なんだよリリア、巡視から戻った後どこ行ってたんだよ」
     頭をさすりながら平然と言うロナルド。リリアは引き結んでいた口を開くや溜め息をひとつ。
    「ハァ……『どこ行ってたの』はこっちのセリフ」
     洞窟で、虚ろな目に震える声でルドウィグに助けを求めていた(傀儡魔法で操られていたことによるものではあったが)あの時の面影は何処にもなく、ただ剣呑であった。
     ……が、実はアレは素に近いのではないか、とは識別の力を持つ黄色い後輩の談。
    「アンタ、サイラスさんに呼ばれてたのにさっさとどっか行っちゃうんだもの」
    「サイラスさんに!? なんかあったのかよ!?」
    「ねえそれホンット馬鹿じゃないの?」
    「す、すいあせん……」
     冷え切った侮蔑を浮かべるリリア。思わず姿勢を正す野郎3人であった。
    「ま、いいわ。ちょうど関係者全員揃ってるわね……団外秘だしここじゃマズいかな」
    「団外秘って……もしかして」
     ルドウィグが神妙な面持ちで呟く。団外秘。書いて字のごとく防衛団の外に出してはならない情報である。この場所は今でこそ防衛団員しかいないが、一般人が近くを通る恐れがあった。
     リリアはルドウィグを一瞥すると、右手に持った羊皮紙を掲げた。
    「あのクソッタレについての報告が来たの」
     3人は揃って息を呑んだ。彼女が忌々しげに「クソッタレ」などと呼ぶ人物は今1人しかいない。あの事件の発端となった傀儡術師である。
     事件解決後、防衛団のホーニス支部に身柄を送られた後で目を覚ましたはいいが、どういうわけかいつまで経っても意識が朦朧としたような状態で話を聞くに聞けず、そのまま経過観察ということで拘留されていたのであった。
     4人が移動した先は砦内の会議スペース。地図やら何やらで塞がっているのを片付けて、リリアが持っていた羊皮紙を広げながら話し始める。
    「まず、研究団から闇のエレメントの増幅器を盗んだのはアレじゃない。別の誰かが盗んで、アレに渡したみたいなの。で、その誰かさんについてなんだけど……」
     言葉を切ってリリアは羊皮紙の一点を指差す。あれこれと仔細な記録が綴られた中で、そこにはいくつもの複雑な幾何学模様が描かれていた。
    「音声陣?」
     ロナルドが首をひねる。音声を保存し主に紙媒体でやり取りする為の魔法陣の一種。それが描かれているということは……
    「実際の聴取の内容みたいなんだけど、字に起こすより聞いてみろってことみたいね。流すわよ」
     そう言って、リリアは音声陣を指で慎重になぞる。幾何学模様がなぞられた箇所からジワリと白い光を放ち、それが満たされた時、羊皮紙の上の空間にノイズに混じって男の声が浮かび上がる。

    『──っ、が──月が、さ──笑っ──笑ってんだよ、へ、ヘヘッ──』

     4人の顔が一様に強張る。正常ではない──互いの顔を見るまでもなくそれを確信し、音声の続きを待った。

    『顔は、分からな──ありゃ仮面だ──笑って──ヘヘッ、わ、笑っ──』
    『なぁオレ──んでさ──こんなこ(椅子か机が倒れるような音)の魔法にころ──けたんだぞ!? 分かるか!?──自分がもうじぶ──ないんだよ!──(物音。男と別の人物の怒声。聴取する防衛団員と揉み合いになっているのだろうか)』
    『──そしたらさぁ(しばし無音)──笑ってんだ──月が、笑ってんだ』

     音声陣から光が消え、「月……」というルドウィグの呟きが漂った。エンピレオが気にして視線を遣ると、ルドウィグは「いや、その、気のせいかもしれないんだけど……」と口籠る。

    「こういう時のルイの『気のせい』って妙に当たるからなぁ」
     ロナルドが先を促すと、ルドウィグは顎に手を当てて言う。
    「狩猟旅団『月の剣』」
    「それって」エンピレオがふと顔を上げる。「先月ぐらいに捕まったヤツだよね?」
     ルドウィグは頷いて、「全員じゃないっぽいけどな」と付け足した。
     数ヶ月前のことである。ホーニスの、今彼らがいる場所とは違う砦に、2人の若い冒険者が駆け込んで来た。「月の剣」と名乗る冒険者の一団に、命と魂を危機に晒すような命令をされたのだという。その後の調査で次々と悪事が明るみに出たために「咎人」として通達、捜査の結果数人の構成員が捕獲されたのであった。
    「……それと、研究団が最近解読したっていう石版の、『我ら月夜に喝采す』って……ああ、いやほんと単なるこじつけなんだよ!」
     ルドウィグは両手を肩まで上げて、忘れてくれと言わんばかりに頭を振る。
     が、エンピレオもリリアもロナルドも、クスリとも笑わない。目を背けたい、背けても構わない、でも──言いようのない奇妙な沈黙が漂う中、リリアが言った。

    「手合わせ、再開する?」

     4人の戦士が各々の武器を手に取るまで、そうかからなかった。