• 三年ぶりのファンアート

    2020-05-26 22:043
    昨日ひさしぶりに間違いだらけのクトゥルフ神話TRPGでエゴサしてたらニコニコ動画と言うサイトに辿り着いたのでタグを辿ってファンアートを見ていました。大昔のコンテンツらしくファンアートは2017年頃から投稿されてなかったのですが、昨日見たら一件増えていたのでブログを書こうと思いました。

    こちらになります。


     知っている人もいるかもしれませんがこの方は霧隠魔理沙と鬼塚キスメの立ち絵を提供してくれた徳の高い方です。※先方に迷惑がかかるのでこの絵のページで「リアル童貞がブログで反応してたぞ!」とか「リアル童貞から」などのクソうぜえ伝書鳩コメントを絶対に書き込まないでください。
    (注意書きに無断転載禁止とあるのでぼくがブログで晒すこと自体ほぼ迷惑行為なんですが、DLして画像として添付するのではなくリンク貼りなのでセーフだと思いました。だめそうなら記事ごと消します)


     というわけで三年ぶりかつおそらく最後になるファンアートが立ち絵をくれた人だったので、よくもまあ最後まで見たなぁと根気に感心してブログを書こうと思いました。当たり前ですけどこの方は1期リアタイ勢のひとりです。古参だから偉いとかそういう話ではないですが、ぼくが視聴者ならとっくに飽きて最終回なんか上がったって聞いても絶対に見ないと思うので、何年にも渡って関心を持ち続けることはすごいことだと思います。

     特にファンアートというのはけっこうシビアで、流行ってなきゃ描かれないし相当好きじゃなきゃ伸びないジャンルの絵は描けません。これは当たり前のことだと思います。絵を描くのには物凄い労力が必要なので上げたところで誰も見ないようなジャンルじゃ心身の消耗と釣り合わないですからね。中には金も絡んで同人ゴロみたいな言われ方をしている極端な例もありますが、基本的には悪いことではないと思います。
     ぼくも自分の力では何も生み出してないカスですが一応動画を投稿してたので、そういう結構な労力がかかっていることがちょっとわかります。なのでファンアートを貰うということはそういう芸術のセンスがある人に行動を起こすほど心を動かしてもらえたんだなと感じられて昔も今も結構嬉しいんですね。
     だったらツイッターでRTやリンクを貼るとか、コメントをするとか、許可を取って動画のエンドカードやサムネに使わせてもらうとか少しでも自分が持ってる数字を還元して恩返しすればよかったのにと思わないこともないですが、内気なうえに硬派気取りなのでそういうのはできなかったんですね。

     この方に関してはもちろん立ち絵を提供した以上最後まで見届けようという優しさも絶対あると思いますし、その優しさに対して5年だか7年だか数えるのも嫌になるような年月をかけて待つことと見ることを強いるという仕打ちで返した畜生がぼくです。





     と言うわけで立ち絵を貰ったことをもうちょっと話します。
     ぼくはカスなのでお礼なら貰ったときに言ったしどんな理由があっても視聴者をひとりだけ特別扱いするのは違うでしょというツッパリ心があり、この場で改めて感謝したり称賛したり視聴者にもそうするよう求めたりすることはしません。たとえ思ってなくても言うだけ言っとけよって感じですね。

     それはおいといて、魔理沙とキスメの立ち絵をくれたこの方は数少ない「この人がいなければこの動画はこの形では存在できなかった」という関係者のひとりです。たぶん他にはミストさんの表情差分コラをくれた人くらいのもんですね。ツイッターを消しちゃったのでその人は今となってはもう誰なのかもわかりません。

     ぼくにコミュニケーション能力があって無駄なプライドがなければもっとたくさんの人と関わったり力を借りたりしながらもっといいコンテンツを作ることができたんでしょうが、そういうことはしてこなかったので全てこの方たちが自分から動いてぼくに力を貸してくれた結果です。
     また絵を見ればわかると思いますがめちゃくちゃ上手いです。ぼくはカスなのでたとえ善意で提供してくれた立ち絵だったとしてもちょっと使うのは嫌だなぁ…と思う出来だったら何かに理由をつけて封印していたに違いありません。自分では描けないくせに大した根性ですね。

     あの頃はTRPG動画もぼくの動画も人気絶頂で勢いがあったので、実際魔理沙の立ち絵を頂いて使い始めてから露骨に使われたがっている立ち絵のファンアートがちらほら出てきたものなんですが、「これポロっと貰っちゃったけどクオリティクッソ高いんだな…」ってあとからすごさに気付かされました。ただで貰えるもんじゃないですよ。




     そして立ち絵でひとつ面白い現象があって、あの立ち絵にはいろんな表情差分があるのですが表情のレパートリーにセリフが寄りそっていくということがありました。先にその時どの表情をしているのかというイメージがあってそれに合わせたセリフが湧いてくるというプロセスの繰り返しの中でキャラの立ち振る舞い全体が立ち絵に寄っていくという感じです。
     どうしてもシリアス寄りの内容で起こる出来事の毛色もパターン化されてたので、頂いた全ての差分を活かしきることはまるでできなかったわけなのですが、そういう現象もあってあの2キャラに関しては二次創作であることを棚上げしてもぼくがひとりで書いたものではないんだなと思います。

     誰なのかもわからなくなってしまいましたが、ミストさんの立ち絵をくれた人の功績もみなさんならよくわかると思います。(確かツイッターでくれた人の友達が作ったという話だった気がします)
     あれがなければミストさんはあのクソうぜえにやけ面しか表情がなく、最終局面でもずっとヘラヘラしていたということになります。それはそれでミストさんらしいですが、シリアス顔があったことで原作には異常なほどなかった人間臭さを付加できました。ああいった場面の数々も、シリアス顔差分がなければ着想すること自体不可能だったわけです。






     そして最後に描いてもらった絵も動画本編の爽やかな結末とマッチしてていいですね。あの動画の中ではプレイヤーとしてのミストさんも夜霧野ミストさんも大した役者だったと言えると思うので、オスカー賞を受賞しているのも頷けます。

     クズのようで聖人のようでちゃんと人間らしいところもあったりする面白いキャラクターですね。決戦後のほうが逆に人間臭く感じられるのが好きです。決戦前は何があってもめげないすごいやつなんだなーって感じでスーパーヒーローみたいに見えるんですけど、後になってみるとこいつも人間なんだなって感じる描写が無数にありますね。人間と言うのは人の間と書くように、クリア後のミストさんはどんな風になっても家族として受け入れてくれる竜宮島の人々や信じて一緒に戦ってくれるアルヴィスの面々、同じ立場で志を共にするニンジャスレイヤー飛影、帰りを待っている人などたくさんの人の間に存在しているからちゃんと人間に見えるということなんでしょう。やりたいようにやっただけでそういう意図があってあのようになったわけではないんですが、そうだったことにします。リアル童貞の人、そこまで考えて…



     そう考えるととっくに廃れたクソゲーのクソ主人公を弄ることにここまで執着したぼくも間違いだらけを最後まで追い続けた人と同じようなものを持っているのかもしれません。



     なんだかんだ言って長くやってきた活動なのでいろんな人がいるようですね。
     見始めたときは小学生だったとか魔理沙の三十路ネタで草生やしてたら自分が先に三十路になっちまったとか親が間違いだらけ見てて知ったとか、コメント読んだり検索したりするといろいろあって笑えます。
     見た人がどうなろうとぼくの人生には何の影響も関係ないんですが、親子や兄弟姉妹など家族で一緒に見ているという人もたまにいてそういうのはいいなと思います。ぼくは別段オタクに理解のある家族ではなく、創作をやっていること自体が全く知られていないし教えようとも思わないので羨ましくもあります。
     家族はぼくにもいるのでぼくの動画を見てどこかの家族が仲良く過ごすのはいいことだと思いますが、この動画のおかげで友達ができたとか恋人ができたという人はなんかムカつくのでいてもうれしくありません。空想の世界にすがって一生日陰で生きようや。





     というわけでエゴサしてファンアートを見たらいろいろ書きたくなったので書きました。

     最終章また見たくなってきたな…

  • 広告
  • 【本格派DIY】ホームセンター素材でiPad作業台を作りました

    2020-05-07 16:344
    最近は動画作りが終わってパソコンへの依存度が低下したので、今年の頭に買ったiPadを本格的に使おうとしています。


     タブレットを持つのが初めてなのでいまいち慣れず、持てば重いし置けば見づらいというよくわからない使い勝手の代物だなぁ…と思いながらノートPCのふちに引っ掛けて角度をつけて置くのをベストポジションとしてしばらくやっていました。

     そんなある日、ツイッターを見ていたらタブレット用の作業台が存在することを知りました。

     こんな感じのやつです。

    https://www.araree.jp/ar30058ipp/


     TU、TUEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!

     HOSHIIIIIIIII!!!!!!!!

     お絵かきなどでペンを使う時に手がふちに当たらないからかなり楽になりそうです。



     でも結構値段が張るし、こういうのをネットで買うといざ届いてからサイズ感などが思ってたのと違ったりして涙を流すこともあるんですよね。


     だったら自作で満足するしかねえ!




     と言うわけで本格派DIYに挑戦しました。

     イメージとしてはさっきの埋め込み式の作業板とこんな感じの美術机の融合体です。



     薄くて軽めのベニヤ板かなんかを買って二枚に分け、一枚をベース、残りでiPadをはめ込む枠を作って重ね合わせればオリジナル作業板の完成です。

     蝶番で折りたたみできるようにするとか、ペン立てなんかをつけてもよさそうですね。


     という感じで頭の中で設計図が出来上がっていきます。

     材料を仕入れた後にやる作業は大きく分けて採寸、糸鋸で切断、ボンドで接着…という感じです。




     と言うわけで近所の某ホームセンターに向かい、早速資材売り場でよさげな板を物色します。


     そしてひとつひとつの素材を手に取ってどのように加工していくかを具体的にイメージしていくと、やがて研ぎ澄まされた思考が加速してクリアマインドに到達したのです。




    いや、めんどくさ…




     そう、圧倒的にめんどくさいです。材料がタダで手に入ったから自分で加工しようというならわからなくもないですが、なぜわざわざ未加工の木の板を買って自分で採寸して切り分けなければいけないのか。しかも材料だって言うほど安くないし、素人の技術力ではどう考えても中途半端な仕上がりにしかならないし、加工する労力を時給換算したらアマゾンでポチったほうがいいです。

     つまり通常の買い物が 代金=品物 だとしたら、
     DIYと言うのは 代金+労力=品物+満足感

     こういうことなんですよ。DIYというのは節約のための工夫なんかじゃなく、自分を所ジョージだと思い込んでいるのおっさんのような人たちが満足のためにやるものであって、それ自体が趣味であり目的なんです。



    ヤツらは本棚を作ってるんじゃない。 達成感を作ってるんだ!



     完全に悟ってしまいましたね。

     ぼくはいつの間にか「iPadの作業台が欲しい」という願いを「iPadの作業台を作りたい」と履き違えて、危なくどう使ったって余裕で余るでかい材木を買って帰るところでした。





     と言うわけでホムセンをうろついているうちに大切なことを思い出したので、急遽プランを変更してこの店の中にある商品を組み合わせて手間とお金を掛けずに作業台を作ることにしました。

     結局のところ必要な要素はiPadが乗る手頃な板っぺらで、なおかつズレたり滑ったりしなければよくて、贅沢言えばiPadの表面と板の表面の高さを揃えたい。これを満たすような素材を見つければいいだけのことです。

     と言うわけでぼくが導き出したiPad作業台に最適な安くて最高の素材をお見せしましょう。これです。














     は?



     あまりの舐めくさった素材選びに料理漫画の観客がブチギレていますね。

     そう、今回使用した材料は、まな板と滑り止めシートの2点です。価格はあわせて千円程度。


     いや、こんなもんでいいでしょ。見ためなんて機能さえ目的に沿ってれば、別に人に見せるわけじゃないんだし(見せてますが)。







     余裕ですね。心なしかまな板の持ち手の穴の形がアップル製品っぽさを醸し出してデザインの親和性も〇です。


     でもこれじゃ板の高さと画面の高さが揃わないからこんな感じにならないじゃん…



     まあ、要は高さが揃えばいいんだから板を重ねて窪みを作るとかそんなことしなくたって何か似たような高さのものを置けばいいんですよ。

     わざわざ買わなくても適当な本とか箱とか、何かうちにあるっしょ。買わずに帰っても平気平気








     あったわ。

     本棚を適当に漁っていたら縦幅がまな板と一致、高さがiPadと一致する奇跡の逸品がありました。あるものでなんとかする、これが真のDIYなんだよね…


     ちなみにこの手帳みたいなのは子どもの頃に身内の形見分けで貰った切手や印紙のバインダーです。




     こんな感じで昔の記念切手などが残っていました。

     ちなみに気になったので値段を調べてみたら遊戯王カードのほうがまだ資産価値あるくらいには普通に安かったです。



     合成皮革風の材質を持つ素材が加わったことでシックで高級感のある雰囲気が出ました。
     ちなみにこの手帳は中に紙を挟むことで厚みをミリ単位で調整できるため、この用途に対する適正は完璧レベルの高さと言えるでしょう。


     さて、材料が揃ったので次は加工です。どんなにいい材料がそろっても加工する腕が悪ければ台無しになってしまうので、ここが腕の見せ所です。





     はい、滑り止めシートをハサミでまな板の幅に切って工事完了です。

     余ったシートをまな板裏面の上下にマスキングテープで適当に貼り付ければ、作業台自体もテーブルの上で滑らなくなるので完璧です。我ながら器用な手捌きですね。



     というわけで完成した作業環境がこちら。






     TU、TUEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!

     ツイッターで見たiPad作業台と全く同じ機能になってる~!!



       \は?/






     は?じゃないんですよ。角度調整なんて言うのはね、適当にお菓子の缶とか束ねた雑誌でも敷いとけばいいってわけ。幸い細かな高さ調整が可能な遊戯王カードのおまけ雑誌がいっぱいあることだしね。

     ちなみにキーボードは資産家の皆さんから頂いた政治資金で調達しました。ありがとうございます。





     と言うわけでDIYiPad作業台の完成です。

     この作業台には既製品や木材を加工して作ったものにはないメリットもあります。
     なんと、非常時やいらなくなった場合にはまな板になるんです。
     取っ手が付いてて比較的軽量で持ち運びに便利だし、良いこと尽くしですね。

     これが《†††生きる力 †††》です。


     皆さんもタブレットの作業台が欲しくなったら試してみてください。




     今回でDIYは別に好きではないということが判明しましたが、ホームセンターでいろんな材料を組み合わせて何かを作るのは結構面白いので好きです。ちょっとした工夫や閃き次第でいろんな道具を生み出すことができますからね。

     というわけで金と手間をかけない本格派DIY記事でした。







     余談ですがジャンで1,2を争う好きなシーンです。
     水をテーマにした料理対決でジャンが料理を飛躍的に美味しくするために使った水の正体が判明するところなのですが、神の舌を持つ大谷だけが水道水であることに気付いてあまりのしょうもなさと美味しさに悔しすぎて泣くというシーンです。

     対戦相手はいろんなタイプの水を使いこなして料理を作ったのに対して、ジャンは料理を少し水で薄めると美味しくなるというテクニックを水道水で披露するという挑発的・反骨的な策を使ったというわけです。

     ちなみに原作のジャンはジャンジャジャ~ンって言ったことはたぶん一度もないです。


  • 【お買い物】ラーメン発見伝を読みました

    2020-04-28 22:141

     先日徳の高い資産家の皆様から贈られてきた政治資金を活用して文献調査をしました。




     こちらが文献です。

     ラーメンハゲが出てくる漫画と言ったほうが多くの人に伝わるかもしれません。






     こちらの文献を全26巻一気読みした次第です。


     簡単に説明すると主人公は働きながらいつか店を持つことを夢見て修行に励んでいるラーメンマニアのサラリーマンで、問題を抱えたラーメン屋を助けたり会社で手掛けるラーメン関連のビジネスに取り組んだりするという話です。料理漫画の王道パターンですね。

     そしてこのネット上で人気のハゲは超人気店を経営するカリスマラーメン職人の芹沢サンです。主人公の宿敵のような存在です。

     芹沢サンが登場する回は他の回の倍くらい面白いです。キャラとしての完成度が高すぎてほとんど主人公を食ってしまっているくらいの魅力的なキャラと言えるでしょう。でも最後まで読むと主人公がいてこそのハゲだったんだなと思えました。

     とにかくこのハゲの魅力がラーメン発見伝という漫画の魅力のかなり大きな部分を占めています。





    ・普遍的なテーマ、商業と夢

     この漫画はラーメンやグルメ漫画が好きな人よりも、自分の好きなことがあってそれを仕事にしたいのか、好きなことは好きなことのままにしておきたいのか…と迷っている人、迷ったことがある人にお勧めしたいです。


     作中ではラーメンという姿を取って描かれていますが、この漫画の本質はたぶんアマチュアとプロの心構えや背負っているものの違いだと思います。



     ネタバレ防止の意味も込めて漫画家に例えると、ハゲは商業デビューしたものの本当に描きたいものでは売れなくて、闇落ちして万人受け路線に切り替えてヒットした人気漫画家のような存在なんです。

     商業に行って変わってしまった同人作家とかロックバンドってよくある話じゃないですか。あれのきれいごとではない部分や当事者視点での見え方を見せてくれるのがラーメンハゲです。


     主人公の藤本くんは商業デビューを目指して活動しているアマチュアで、自分が本当に作りたい漫画や面白い漫画を追及しているのですが、プロであるハゲは売れるものや売れるやり方を追及しているんです。

     まあ、漫画と違ってラーメンは売れるための雑なラーメンを提供しながら本当に作りたいラーメンもメニューに置いておくことはできるので、好きなことを完全に捨てているわけではないですが…





     ぼくもこんな辺鄙な場所で陳腐極まりない形式ではあるものの一応創作をやっている(いた)人間なので、この漫画を読んでいて心のモヤモヤにぴったりと重なってくる部分やハッとさせられる部分がたくさんありました。

     自分で何かを表現したり作り出したりする趣味をやっている人で、プロになるという夢をたったの一度も、たとえ妄想でも全く感じたことがないという人はほとんどいないと思います。

     ぼくも動画を作りたくなさすぎて「これで金貰えりゃあ人生何も文句ねえのにな~」って思ったことは一度や二度ではありません。ちなみにぼくのと似たような版権ガン無視の動画で余裕ぶっこいて広告収入を得ているニコ動を捨てた投稿者たちへの嫉妬も並大抵ではありません。

     でもその一方で「好きなことを仕事にすると好きじゃなくなってしまう」とよく言われているのも考えれば考えるほどよくわかってしまいます。金を取るとなれば自分の好きなことだけを勝手にやるだけではいけなくなりますからね。



     そしてぼくが何もわかっていないくせにデカい声でケチをつけるクソ視聴者のせいでモチベを失った経験と全く同じ構図の出来事も、この漫画の中にはプロとして店をやるうえで直面する問題として何度も描かれています。オタクはカスというぼくの世界観と解釈が一致していました。
     でもよく考えたらぼくは商売をやっていたわけではないのに連中は客みたいなツラして文句をつけたり揚げ足を取ったりしてきましたね。


     




    ・ぼくとラーメンハゲ 舌がバカで良かった

     そんなわけで、客を味の分からないミーハーなバカと割り切ってそんなやつらを相手に商売をしているという設定の芹沢サン。そしてファンのオタクは何もわかってないカスばっかりだと思いながらオタク全開の二次創作をオタクに披露していたカスなオタクのぼく。ぼくはプロの苦しみなんて欠片もわかりませんが、芹沢サンが歪んだ理由やその時の気持ちはよくわかります。というか何かしらの表現や創作、製作をしている人なら全員わかると思います。

     ですがプロとアマの違い以外にも、ぼくの経験と作中の芹沢サンでは決定的に違ったことがありました。

     芹沢サンが目指していた理想はバカには理解できない繊細で緻密な路線であるのに対し、ぼくは普通に万人受けするタイプのものが好きなバカだということです。

     動画を見た人ならわかると思いますが、ぼくが好きな作品や作風というのはドがつくほどの王道エンターテイメントです。正義の主人公が困難を乗り越えて悪いやつを倒す爽快なやつが一番好きなんです。ラーメンで例えるならコッテリ系で味も濃くて肉がドッサリ乗っているやつですね。

     何が言いたいかと言うと、ぼくが理想とするものと世間一般の人たちに人気なものはほぼ一致しているということです。だから例の動画のように、ぼくは自分が見たいものや好きなものをただ追求するだけで視聴者ウケなどを考えなくても結構多くの人に支持されるものを作れたと思います。

     一方で芹沢サンのような人を創作界隈に置き換えると、高い画力を持っているのに書きたいものが万人受けから程遠くて人気がないタイプの神絵師みたいなものです。流行ってるアニメの絵を描いてツイッター芸人してる同人ゴロがフォロワー数万人なのに対して、物凄い才能を感じるのにフォロワーが2、3桁で絵を投稿しても全然RTされてない人…見たことありませんか?
     そういう人がブチギレてその有り余る能力で好きでもないFGOのエロ絵を描き始めたのが芹沢サンです。まあ、ある意味じゃ同人ゴロもそうかもしれませんね。


     そんなところからぼくは自分の好きなものとみんなが好きなもののギャップがないタイプの創作オタクでよかったなぁ…ってつくづく思わされます。これで苦しんでいる人もたくさん見ましたし。





    ・料理漫画の性格が悪くてめちゃくちゃ魅力的なキャラ

     ちなみにラーメン発見伝は続編が2作あるらしくて、どちらもライバルだったハゲを主役にコンバートしたもののようです。たぶんラーメンハゲのキャラクターがあまりにも秀逸すぎたためです。
     ちなみにラーメンハゲ2にあたるラーメン才遊記はちょっとだけ読んでみましたが、新主人公があんまり好きなタイプじゃなかったので発見伝までで一旦読むのはやめにしました。


     キャラクターが秀逸すぎてそのキャラを出さないと漫画が成立しなくなってしまい、永遠に続編が作られていく男…どこかで見たことあるような気が










     料理漫画Vシネマ、ラーメンハゲvs鉄鍋のジャン めちゃくちゃ見たい。

     これはジョーカーvsデッドプール並みの夢の対決ですよ。

     だいたいこんな感じであの動画が作られていったというわけです。


     誰か漫画描ける暇な人、導入と最終回だけぼくが考えるんで同人誌作ってください。