みなさんこんばんは。
なにか雑談のネタはないかと頭を悩ませた結果、この話題を思いつきました。
みなさんはやってみたい仕事がありますか?
「次に転職する時はこういうのが良い」みたいなリアルな話でも、「宇宙飛行士になってみてえなぁ」みたいな妄想でもいいです。
ぼくもひとしきり考えてみたところ、ないです。
・やってみたい仕事、ないです
完全に無でした。
どんなことであっても仕事という時点で嫌だという結論に辿り着きました。
本当の本当にか? たらればの妄想でいいんだぞ? と自分でも思って考えてみたのですが、やっぱり何もやりたくないですね。
たとえば現実が改変されて突然宇宙飛行士になるために必要な条件(学歴、資格、知能、身体能力、立場…など)を全部何の苦労もなく手に入れてしまって、行きたいですと言えば宇宙飛行士の仕事ができるとしたら、行きます…?
ぼくは怖いし過酷だし行かなくていいや…って思いました。
それが才能のある実業家やプロスポーツ選手やスター歌手だとしても、確かに金は稼げるけど死ぬほど忙しいだろうしストレスとか苦悩も多そうだし、シビアな世界だからなぁ…と思うとなりたくはないですね。
あらゆる職業にたいしてそう思います。
・作家になりたいんじゃないの?
漫画の大会に出たということは少なからずそう思っているということなのですが、それは作家という仕事がしたいのではなく仕事をしながら創作をするのがつらすぎてもう嫌だから一本化したいというだけで、理由としてはめちゃくちゃネガティブです。
たとえ作家になったってどうせ面白くないことばかりで死ぬまで神経すり減らしながら生きていくんだろうなぁ…って後ろ向きに考えているので、そこには夢も希望もないです。
・なろう系作品
そういう仕事という行為自体をしたくないという気持ちや社会参加への意欲が皆無であるという部分を改めて確認したときにふとなろう系作品が頭をよぎりました。
最強の存在として異世界転生するけど何もしないみたいな作品めちゃくちゃ多いですよね。
冒険とか無双とかせずにひたすら異性にチヤホヤされながらのんびり暮らしますみたいな。
何もしたくない人が結構いるから同一視没入系コンテンツでそういうのがウケてるのかなぁと思いました。
ぼくは主人公を自分と同一視する系の作品が好きではないので読んだことはないですが、好んで読んでいる人がいてその人たちがどんな気持ちでそれに憧れてるのかはなんとなくわかった気がしました。
異世界転生好きの読者は努力を嫌う、楽して強くなることに憧れてる…みたいな言われ方をよくしているし、それも間違いなく事実だと思います。
でもそれだけだと「最近の若者は軟弱だ!」みたいな文脈に収まってしまうじゃないですか。
ぼくがやってみたい仕事を思いつけなくてスローライフ系の異世界好きに共感した部分というのは、やりたいことがないとか努力せず最強になりたいという願望ではなくて「何も望まないからただ苦痛がない穏やかな人生を送りたい」という気持ちが彼らの内心にもあるのではないかなということです。
まあ、それが一番の高望みなんですけどね。
何で欲張りもせずこんなに大人しく生きてるのにつらいことばかりなんだと思うことはぼくもあるし、そう思ってる人の現実逃避の逃げ場がスローライフ系の異世界作品なのかもしれません。
生きることの苦痛から将来への諦めや自分の身の程がたいしたものではないことへの自覚を早い段階で持ってしまう人が結構多くて、そんな人たちの需要が異世界スローライフだったりのんびりするだけのゲームだったりするのかなぁと思う今日この頃です。
とりあえずサラリーマンになっときゃ人並みの幸せは手に入るみたいな時代は過ぎ去って久しいですし、まったく世知辛い世の中ですね。
・じゃあベーシックインカムがあったらどうする?
これは結構どっち派かという議論になりがちな話で、ベーシックインカムを導入したらみんな働くと思う?それともみんな怠けると思う?みたいなテーマがありますよね。
絶対働かないという人もいますし、普通に働くという人もいますし、どっちの生き方もできるようにするというのがベーシックインカムという概念の目指すところなのでその議論自体はそんなに意味がないと思いますが…
自分はどうするのかをちょっと考えました。皆さんも考えてみてください。たとえば月10万貰えるとしたら…
ぼくは絶対に仕事は辞めるし創作は毎日休むことなくやり続けます。
働いてはいないけど怠けているわけでもないのでどっちとも言えませんね。
お金のことを気にせず死ぬまで最低限の暮らしを保証してもらえたら心おきなく創作ができるので、ぼくは毎月10万あげますって言われたらとりあえず諸手を挙げて喜びます。
ただベーシックインカム制度を導入することの是非みたいな話になってくると政治や思想が絡んでくるし現実問題の話は妄想とは別なので、それに対しては何の主張も意見もしないということで誤解のなきようよろしくお願いします。
ただただもしも死ぬまで毎月生活するのに困らないお金を支給されたとしたらどんな生活をする?という妄想をしただけで政治思想的な意味合いは一切ないです。
・もし何か仕事しなくちゃいけなくて何でも選んでいいとしたら?
あまりにも出てこないので究極まで追い込んだシチュエーションです。
そうだとしたら極力人と関わらない何かを作る系の仕事で、体力ではなく手先や頭を使うやつです。
消去法で絞るとこんな感じです。
そう言われると陶芸家をイメージする人が多そうですね。
別に陶芸家にはなりたくはないけど、学校の先生か漁師か陶芸家って言われたら陶芸家になると思うので、陶芸家も全職業の中で言ったらなりたい部類なんだと思います。
たぶんその3つだったら一番給料が安くても陶芸家になると思います。
それか生き物を眺めるのが好きなのでペットショップの店員とかですかね。
ホームセンターの熱帯魚コーナーの店員を見るとこいつら仕事してる間じゅうきれいな魚を眺められていいなぁって思います。
やったことないのでどのくらい大変なのかはわからないですが…
水族館とか動物園の職員、獣医とかは責任が重すぎるのでペットショップくらいでいいです。
・おわりに
というわけでやってみたい仕事を妄想してみるという他愛もない回でした。
こういう話ってしょうもないけどつまらなくもないみたいな感じで暇つぶしにいいですよね。
人のこういう話を聞くのは楽しいし、皆さんも何かあったらぜひコメントに書いていってください。
仕事にするとなると誰かが求めているものをお出しする側面も強くなってしまうので、自己表現は趣味でやってるくらいがちょうどいいのかもしれませんね。
ある意味では営業とか講師・インストラクターも自分の個性を表現する仕事なのかもしれませんし、いずれにせよ顧客が求めるものを提供するだけという意味では個性も何もあったものではないのかもしれません。
そして表現者と言うのは誰にでもできる仕事が当たり前にできないカスがやる仕事みたいなところあるかもしれません。
ごく一部のキラキラしてる成功事例の陰でそんな当たり前の生き方もできず成功もできないたくさんの人間が腐った人生を送っているのも事実なので…
表現したいことがあるなら仕事にできなくてもいいと思いますし、表現したいことが特にないというのもそういう人たちが卑下して言うほど悪いことではないと思いますよ。