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2012年9月の記事 12件

(見解)政府の体をなしていない野田政権

 野田内閣が福島原発事故を受けた新たなエネルギー・環境戦略で「2030年代に原発稼働ゼロ」と打ち出しておきながら、19日にその閣議決定を断念したことは、もはや政府の体をなしていないと言っていいと思います。国民の政治不信をさらに高めただけです。 言うまでもなく、いま内政問題で国民の最大の関心事は、消費税増税と並んで原発問題です。だから、私たち「国民の生活が第一」は、「3つの緊急課題」のトップに「10年後に原発ゼロへ」と掲げました。 私は自民党時代からずっと、「原子力は過渡的なエネルギーに過ぎない。日本は早く原子力に代わる新しいエネルギーを創出しなければならない」と主張してきましたが、それは世界のどの国も原発に伴う高レベルの放射性廃棄物を処理する方法を見い出していないからです。ましてや、日本のように大規模な地震の多い狭い国土では、それを地中に埋めるのも非常に危険です。なるべく早く原発を新エネルギーに転換することは不可避の課題だと思います。 しかも、福島原発事故で国民の生命と日本の将来を脅かす事態が生じました。政府はまず、福島原発の放射能汚染を完全に封じ込めることに全力を挙げなければなりません。それさえまともに行っていないことに国民は不安を感じていたわけですが、「脱原発」を求める国民の声に押されて、政府も「2030年代に原発稼働ゼロ」と言い出しました。 

(政策)3つ目の緊急課題 地域が主役の社会を!

 民主主義体制においては、政治・行政について国民に責任を負うことができるのは、主権者である国民に選ばれた政治家だけであり、官僚はそのスタッフに徹する、というのが鉄則です。ところが、日本では、国政の最重要課題である消費税の増税も原発の再稼働も、官僚がシナリオを作り、政治家はその通りに行動したに過ぎません。 しかも、そのやり方たるや、「脅迫政治」と言っても過言ではありません。「増税しないと日本国債は暴落して、国家財政が破壊する」と脅し、「原発を再稼働させないと、電力不足で大停電が起きる可能性がある」と脅迫しました。しかし、実際には、消費税増税の行方とは関係なく日本国債は国内外で買われ続け、歴史的な円高も続いています。全国の電力会社では、連日の猛暑にもかかわらず、電力が余っているのです。 およそ民主主義国家ではあり得ないことがまかり通っているのは、官僚が事実上政治、行政を支配して、中央集権体制を維持しているからです。中央の官僚が国会議員をも差配して全てを決めて、地方に押し付けています。 この中央集権体制を打破して、地域主権の仕組みに改めないと、日本を本当に立て直すことはできません。正に、「地域のことは地域で決める地域が主役の社会を!」です。 

(政策)3つ目の緊急課題 地域が主役の社会を!

(見解)候補者を100人立てて新政権を

 長かった通常国会が7日、事実上閉幕しました。しかし、8カ月もの長期間に、一体どれだけの成果を上げ得たのか。消費税増税だけが唯一のテーマだったと思います。 私たちは「消費税増税は今やるべきではない」と言い続けてきました。まず、民主党のマニフェスト(政権公約)で「やらない」と約束したことをやることは、国民に対する明白な背信行為です。次に、デフレ不況に苦しんでいる時に大増税を行えば、日本経済は完全に失速してしまいます。さらに、「税と社会保障の一体改革」と銘打っておきながら、肝心の社会保障のビジョンは全く示されませんでした。野田内閣はただただ消費税増税の1点で突っ走ったのです。 私たちはそれに徹底的に反対して、新党「国民の生活が第一」を結成するに至りました。政権交代の原点に返ろう、あの初心を取り戻そう、私たちが掲げてきた「国民の生活が第一」の志を貫こう、と決断したわけです。 私たちは決して、官僚の意のままになることはありません。同時に、目先のパフォーマンスに走ることもありません。ただひたすらに「政治とは生活である」「国民の生活が第一」との信念に従い、一途に国民の皆さんに日本を立て直すための政策を訴えていきたいと思います。 衆議院総選挙が行われる「近いうち」がいつなのかはわかりませんが、衆院議員の任期はあと1年しかありません。私たちは「今のような政治では国民の生活を守ることはできない。日本の未来を切り開くことはできない」と考え、この危機を克服するための政策を明示して、国民の皆さんの信を問いたいと考えています。  

(見解)候補者を100人立てて新政権を

(回答)事故対応も「原発ゼロ」も国の責任で

意見 「原発ゼロ」は待ったなしだが、放射能汚染地域に暮らす   子供たちはすぐにでも疎開させられないのか。子供を守れ   ない国に未来はない。   私が福島原発問題についてまず申し上げたいことは、福島第一原発は東日本大震災による事故から1年半経った今もなお、非常に危険な状態にあるということです。放射能汚染を拡大し続けている原発4基を封じ込めることは、大変な難事業ですが、国家的プロジェクトとして何としても完全に封じ込めなければなりません。それに全力を尽くさないと日本の未来はないと思います。 もう一つ、政府がキチンと前面に立って国の責任で行わなければならないことは、原発事故で被災された周辺地域の皆さんの暮らしの問題です。東京電力にはそれらを解決する能力はありません。東電に損害賠償などをやらせて、政府がそれを裏から支えるというこれまでのやり方では、とても解決できません。やはり国の責任で、子供たちをはじめ危険な地域からの移住を速やかに進め、地域住民が新しい生活設計を描けるように国が支援しなければなりません。 政府や関係者は、福島第一原発は何となく安定していて大丈夫だといったことを言い、周辺地域の住民には間もなく戻れるという期待感を持たせています。しかし、それは事故対応として極めて危険であるとともに、地域住民には本当に残酷な仕打ちです。国は正直に事実を伝え、地域住民が新しい生活を始めるための支援を行うべきだと考えます。 

(回答)事故対応も「原発ゼロ」も国の責任で
小沢一郎すべてを語る

「小沢一郎チャンネル」のブロマガを通じて、次の衆議院総選挙、来年の参議院選挙などに向けて私たちの主要政策を肉付けし、国民の皆さんとともに、より良い政策に仕上げていきたいと思います。

著者イメージ

衆議院議員 小沢一郎

衆議院議員(当選15回)。 自由民主党幹事長などを務める後、1993年離党。新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党代表を歴任。 2012年7月から「国民の生活が第一」代表。また、超党派の「新しい政策研究会」の会長を務める。

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