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記事 3件
  • 語り処_2023.07.01

    2023-07-01 16:50  
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      1. ひとことオピニオン

    三度目の政権交代に向けて

    党執行部が「他の野党とは連携しない」「候補者調整もしない」と明言したことに党内ででは不満がくすぶっていた。一方で、289ある 選挙区で150人の候補者 しか擁立しないといい、これでは野党第一党としての求心力を失ってしまうことになる。私も年齢を重ねてきましたが、ここで気力を振り絞り、最後の戦いをやらなければならないと決心し、 執行部と総理経験者を除く約80名の衆議院議員に声をかけたところ、グループ横断的に7〜8割もの賛同者を得ましたので正式に 「 野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会 」として、あのようなかたちで意見表明をした。 「有志の会」発足後も党内の賛同者は増えている。 「有志の会」の発足により党内の大多数の人々の意思が執行部や世間に伝わったと思うので、今後はその声を背景にして、ホップ、ステップ、ジャンプと、政権交代に向けた体制を作り上げていきたいと思っている。 2.季節の話題
    地元で全国植樹祭に参加 6月4日に 陸前高田市で行われた 植樹祭にご臨席された 天皇陛下は 岩手県の木として県民に親しまれている南部 アカマツなどを、皇后さまは宮沢賢治の童話「やまなし」で親しまれるミチノクナシやベニヤマボウシなどの苗木をそれぞれ植樹された。僕も 南部 アカマツを記念植樹してきた。 岩手県で開催されるのは49年ぶりということだが、考えてみると確か以前も参加しているので、地元の植樹祭に二度も参加した現職国会議員は僕以外にいないのではないだろうか。
    3.Q&A
    「骨太方針2023」
    「加速する新しい資本主義」などと銘打っているが、改革の中身は 労働市場改革だ。しかも、加速させているのは終身雇用制など日本型雇用の崩壊であり リ・スキリングの強化により雇用の流動化を図り、 成長分野への労働移動を目指すという。要は 1 億総非正規雇用化を進めていくことで、それに適応できない人間はどんどん切り捨てられていくことになる。岸田内閣は分厚い中間層の形成を謳っているが、その中間層の対象となる大大多数の国民は、安定した一生を安心して送りたいと願っている。やっていることが真逆で愚の骨頂だ。これはまさに小泉・安倍政権と続いた新自由主義が、今回の「骨太方針」にも受け継がれ、その総仕上げに取りかかっていることを示している。このままいくと、一握りの支配層と、多くの奴隷のような非支配層とに分断されていってしまう。この流れを断ち切るためには、バックグラウンドが全く違う政権が政治を担い、日本の進むべき方向をチェンジする必要がある。そのために新自由主義の流れを断ち切る、この一点で一致した新たな枠組みによる政権の誕生が必要である。私はそれが三度目の政権交代の意味であり、まさに岸田政権が言う「未来への投資」の本当の回答だと思う。これができるかどうか、日本はいま大きな岐路に立っている。


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  • 語り処_2021.06.26

    2021-06-26 18:20  
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    ●オピニオン:あえて主権者に猛省を促す 安倍政権から菅政権に代わりましたが、権力の私物化と秘密主義的な隠蔽体質がさらに強くなっています。しかし、それよりも日本社会にとってもっと大きい悲劇は、朱に交われば赤くなるとばかりに、官僚の劣化が激しいことです。こうしたなかで、本来なら野党第一党に注目があつまるはずですが、支持率も低位安定です。これには政策面・政局面野両方に問題がある。政策面の顕著な例が消費税5%問題。菅政権バリの朝令暮改で国民が不信をもっている。どっちつかずの態度は原発など他の政策も同様だ。そして政局面では、 野党支持者の中で「全野党結集で打倒自公政権、政権交代実現」ということに異論を唱える人はまずいないはずですが、そんな中で共産党を全野党の共闘に含めるかどうかということがいまだにはっきりしません。 もともと 共産党は、自公政権を倒すために協力して戦おうと呼びかけているわけで、閣内に入るとは言ってません。最近では連立政権という言葉を使わず、野党連合政権という言い方をしているはずです。私がいま、一番心配しているのは、与党はどうしょうもないけど野党も頼りないからと投票を放棄することが増えることです。これは民主主義の否定に繋がり、非常に危険です。 民主主義の原理を考えれば、与党がどうしようもなければ、仮に野党が頼りなくても、政権を代えるしかないと思います。 ベストを決めるのではなく、ベターな選択をするのが民主主義だからです。今の自公政権があまりにひどいと思ったら、多少頼りなくても少しはましな政党に代えてみて、それでダメならまた元に戻せばいいだけの話ですが、それを日本人がなかなかできないのが本当に歯がゆく、残念でなりません。 今後の日本を考える上でも、あえて主権者である日本国民の自省・猛省を促したいと思います。


    ●Q&A:G7共同声明の評価と日本のとるべき外交 国が バイデン大統領になって、トランプ前大統領の自国さえ良ければそれでいいというモンロー主義的「米国第一主義」から、民主主義と専制主義との対決を打ち出し、G7全体で力を合わせて民主主義を守っていこうと、少なくとも表向きはそう合意できたことはとても良いことだと思います。ただ、 中国経済が今やどの国にとっても無視できない存在となり、世界に占める比率や影響力が大きくなっていますので、本気で中国と対峙するとなると相当名覚悟が必要な事も又事実です。また一方の中国の習近平政権もけして盤石なわけではなく、それゆえに、 軍事力の行使、全面戦争というところまではいかないと思っていますが、アメリカがへっぴり腰なだけに、相当きわどい瀬戸際まで中国はごり押ししてくる可能性が高いと思います。そういう中で、実はいちばん被害を被る可能性があるのが日本です。ですから、日本はG 7 とは別に、「対話と対決」により 中国ときちんと対応していくことが日本外交の最大の課題です。 世界のパワーバランスは大きく変わって来ているのですから、日本はいつまでも米国頼みの脳天気な平和主義から脱却し、きちんと主権国としての佇まいを整えることが必要です。そうしないと、いつまでたっても国際社会から相手にされないばかりか、やがて日本そのものの存在が危機を迎えることになると思います。





    ●近況:あっぱれ!大谷翔平選手 先日、立憲民主党の岩手県連の幹事会があり、久しぶりに地元に帰りました。 いま岩手県では、何と言っても話題になるのは大谷翔平選手の大活躍です。岩手県は 8世紀後半から9世紀にかけて、朝廷から坂上田村麻呂率いる大軍が押し寄せ、 現在の奥州市水沢地域付近で生活していた蝦夷の阿弖流為 (アテルイ)を征伐した地です。 坂上田村麻呂は 180 cm もあった大男と言われていますが、そうした強者の血が岩手県人には流れているのかもしれません。僕のことでいえば、毎年しっかり健康診断を行っていますが、医者からも 全然どこも悪くないと言われています。 僕自身も年をとったという実感がまったくありません。これから選挙もありますし、まだまだやり残していることがあるので、これからもガンガンいきますよ。


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  • 語り処_2020.08.28

    2020-08-28 21:15  
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    小沢一郎が長年訴えてきた「野党の総結集」がようやく一つの形になり、3度目の政権交代が可能な態勢が整いました。8月28日、安倍首相が辞職を表明しましたが、自民党に代わる政権の受け皿づくりが何とか間に合った形です。今回のオピニオンでは、結集新党がめざす「国民政権」のアウトラインについて語ります。 Q & A では米中新冷戦と東アジアの安定についての読者の質問に答えます。戦争という最悪の事態がすぐに起きる可能性が低いとしても、中国内部で様々な矛盾が露呈していく中で米中冷戦は膠着状態が続くとし、そうした中で日本は自国の民主主義を確かなものにして、しっかりした国家基板をつくった上で、安倍外交ができなかった近隣諸国とのタフな交渉をしていくべきだとしています。季節の話題では、岩手県民の郷土愛の強さと県人の粘り強さの秘密について考えます。

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