語り処＿2015.06.09目次1．ひとことオピニオン（安倍首相の戦後体制観を徹底追究しよう）2．季節の話題（9羽の雛とのひとときは至福の時間）3．ご質問を受けて（公職選挙法改正について）
1. ひとことオピニオン安倍首相の戦後体制観を徹底追究しよう

　安全保障関連法案は5月26日に衆議院本会議で審議入りし、翌27日から特別委員会で実質的な審議が始まりました。この問題について私は、安倍首相が昨年新安保法制を提起した時点からことあるごとに指摘していますが、首相は当初から全く論理的な説明を行っていません。国会審議に入った現在も同様です。それは、安倍首相が自分の本音を隠しながら、上辺の言葉でごまかして何とか国会を乗り切ろうとしているからです。
　安全保障関連法案の本質は自衛隊の海外派遣です。その是非を議論する時、まず前提として押さえておかなければならないのは、自衛隊の最高指揮官は内閣総理大臣だ

（今月は連休等で配信が不定期となりましたことお詫び申し上げます。）現在募集中の「2015年党員サポーター」の登録締め切り日が迫ってまいりました。ご検討中の方は、お早目にご登録願います。語り処＿2015.05.25目次1．ひとことオピニオン（安倍首相訪米時の日米共同声明は同床異夢）2．季節の話題（アメリカの高校生と親善交流）3．ご質問を受けて（新安全保障法制関連法案の閣議決定について）
1. ひとことオピニオン安倍首相訪米時の日米共同声明は同床異夢

　4月26日から5月3日まで、安倍首相が米国を公式訪問しました。国賓級の待遇としては9年ぶりの首相訪米ということで、前回2013年2月の訪米時に比べて厚遇され、米議会での演説も概ね好評だったとメディアは報じています。　　日本にとって日米関係は二国間関係の中で最も重要なものです。その大切な相手国である米国との友好を深め、信頼関係を高め、さらに強固

※今月より第１・３（月）配信に変更いたします。※本日（4/20）緊急鼎談”生中継”いたします。ニコ生放送→http://live.nicovideo.jp/watch/lv217038818ユースト→http://www.ustream.tv/channel/voice-of-citizen語り処＿2015.04.20目次1．ひとことオピニオン（安倍政権の改憲は「改正」ではなく新憲法制定だ）2．季節の話題（昼は「お薄」で心を鎮める）3．ご質問を受けて（格差拡大について）
1. ひとことオピニオン安倍政権の改憲は「改正」ではなく新憲法制定だ

憲法とは、国と国民の生活を守るために国民自身が定めたルールであり、あらゆる法律や制度の基本となるものです。すたがって、そこには自ずと安定性と硬質性が求められます。憲法第96条の改正規定が衆参両院の3分の2以上の賛成を発議要件としているのも、憲法の基本理

※今月より第１・３（月）配信に変更いたします。語り処＿2015.04.06目次1．ひとことオピニオン（憲法を完全に無視した安倍政権の安全保障政策）2．季節の話題（脱脂粉乳はまずかった！）3．ご質問を受けて（格差拡大について）
1. ひとことオピニオン憲法を完全に無視した安倍政権の安全保障政策

　安倍内閣は最近、特に権力の執行をあからさまに進めています。テレビや新聞に圧力をかけ、政府の言う通りにさせることまでやり、国内世論の統制を図ろうとしているかのようにみえます。また、沖縄県名護市辺野古への米軍飛行場移設問題に関しても、民意によって新しく選ばれた県知事が移設反対の意思を明確に示しているにもかかわらず、問答無用で移設を強行しようとしています。　その手法は安全保障問題でも同様です。まるでメディアを脅迫するようにして、メディアに政府の太鼓持ちをさせ、それによって自分たちに有利なムードをつくり、

語り処＿2015.03.20目次1．ひとことオピニオン（震災復興と放射能封じ込めを急げ）2．季節の話題（休刊）3．ご質問を受けて（東西冷戦終結から四半世紀の今後）+お知らせ
1. ひとことオピニオン震災復興と放射能封じ込めを急げ

　多くの犠牲者と未曽有の被害を出した東日本大震災発生から,今年3月11日で4年が過ぎました。しかし、被災地の復興・復活は本当にまだまだであり、あらゆる面で遅々として進んでいません。特に全国で避難生活を強いられている方々が未だに23万人もいるという現実は、「復興の遅れ」を何よりもよく物語っています。　政府は被災地復興のために補正予算を組み、多額の復興補助金を用意したと言います。しかし、公式に発表されているだけでも、9兆円が使われずに残っていることが判明しています。そのほか、各省庁が特別会計などに繰り入れ、国民にはわからないように埋もれさせている「隠し未消化予算」も