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『AKB48グループ じゃんけん大会2014~拳で勝ち取れ!1/300ソロデビュー争奪戦~』が開催された。今年で5回目となる本大会には、AKB48の正規メンバーのほか、予選を勝ち抜いた各姉妹グループのメンバーら、計112名が参加。グループ総勢300名の頂点を決める熱い戦いが行われた。
2014年9月17日(水)日本武道館
Aブロックでは、小林香菜がスク水で登場したり、高橋みなみが東京タワー衣装・山本彩が通天閣衣装で登場するなどして会場を沸かせ、さらに柏木由紀は胸元が眩しい新ドラマのキャバ嬢の衣装で登場すると、続けて同ドラマに出演している佐々木希が応援に駆け付け大歓声を浴びた。そんなAブロックの注目カード“高橋みなみvs山本彩”はチョキとパーで2回あいこの後、パーで山本が勝利。高橋は「足跡残した。さや姉には頑張ってほしい」と言葉を残し、胸の“東京”ゼッケンを山本に託したが、山本は2回戦で茂木忍を破るも、3回戦で柏木に敗れベスト16をあと一歩のところで逃した。
(Aブロックベスト16:川本紗矢・柏木由紀)
Bブロックでは早々に、注目のカード“川栄李奈vs木崎ゆりあ”のおバカ対決が実現。結果はパーで木崎が勝利し、川栄は「おバカは譲ります」と言葉を残してステージを降りた。また、倉持明日香が初戦で敗れると、応援に駆け付けていた父の倉持明氏が肩を落とす映像が大写しになり笑いが起きたほか、過去のじゃんけん大会で最多勝の前田亜美が貫録の初戦勝ちをするも、2回戦で指が引っかかって、後出しのようになってしまい判定負けを喫した。
(Bブロックベスト16:東由樹・大和田南那)
Cブロック初戦は“高橋朱里vs田野優花”の12期生対決。チョキ→チョキ→グーで3連続あいこで気の合うところを見せ、4回目で田野がパーで勝利。さらに“荒井優希vs下口ひなな”のドラフト生対決では荒井が勝利し、勢いそのままにベスト16を確定させた。また、“生駒里奈vs小嶋陽菜”の注目のカードでは、小嶋が乃木坂46の永島聖羅・斉藤優里・中田花奈・川後陽菜を引き連れ『こじ坂46』として登場して生駒を震撼させた。さらに勝負の前に小嶋が「もし私が勝ったらこじ坂46に入って」と注文。一方、生駒も「私が勝ったらおっぱいを触らせて」と注文。お互いに快諾した後、勝利したのは小嶋陽菜。これに生駒は「触れなかったほうが悔しい」とうなだれると、小嶋は「こじ坂46兼任ということで、仲良くなって徐々に触らせたいと思います」とマイクパフォーマンス。小嶋も勢いそのままにベスト16入りした。
(Cブロックベスト16:荒井優希・小嶋陽菜)
Dブロックでは、入山杏奈がセーラーマーズ、島崎遥香はクリィミーマミのコスプレで登場するとファンは大興奮。対戦では“朝長美桜vs松岡菜摘”のHKT48対決を朝長が制し、過去4回のじゃんけん大会で0勝の宮崎美穂は連勝を重ねベスト16入り。また島崎は初戦で武藤十夢を破ると苦笑いを浮かべ、次戦で朝長に敗れると「うれしいです。ホッとしました」と笑顔を浮かべ、さらに誰にソロデビューしてほしいか問われると「誰でもいいです」と答えるなど、島崎らしい一面を見せた。
(Dブロックベスト16:朝長美桜・宮崎美穂)
Eブロックでは、石田安奈がビキニ姿でナイスバディを披露するも初戦負け。他にも次世代を担う兒玉遥、岡田彩花、大島涼花、宮脇咲良らが敗れる中、同じく若手の岡田奈々と岩立沙穂が勝ち進み、ベスト16入りした。
(Eブロックベスト16:岡田奈々・岩立沙穂)
Fブロックでは選抜総選挙に続き2冠を狙う渡辺麻友が“チョキ出します”!と書かれたプラカードを持って登場。そして渡辺は素直にチョキを出すと、対戦相手の阿部も素直にグーを出し、渡辺は初戦敗退。「心理戦だったんですけど失敗しました」という渡辺は、今の心のプラカードに何が書かれてるか聞かれると「正直すぎた」と肩を落とした。
(Fブロックベスト16:佐藤妃星・永尾まりや)
Gブロックの注目は“松井珠理奈vs横山由依”。グーで松井が勝つと横山は「パーでパーッと勝つぞと言っていたのを信じた」コメント。しかし松井は「じゃんけん本ではパー出すとは限らないって書いた」と明かし、これに横山は「見てなかった」と悔やんでいた。なお、松井は犬の着ぐるみで登場し笑いを誘った小谷里歩に敗れ、惜しくも2連覇を逃した。
(Gブロックベスト16:中西智代梨・小谷里歩)
Hブロックに登場した初代じゃんけん女王の内田真由美は初戦・2回戦と貫録の勝利。さらに3回戦で勝ち上がってきたSKE48若手の注目株・江籠裕奈をも下し、ベスト16入り。また一番最後に登場したシードの渡辺美優紀が松井咲子・太田奈緒(チーム8)を下しベスト16入りした。
(Hブロックベスト16:内田真由美・渡辺美優紀)
ベスト16に入っても宮崎美穂の勢いが目を見張ったが、準々決勝で小嶋陽に敗れベスト8止まり。また別ブロックの準々決勝ではNMB48渡辺美優紀と小谷里歩で潰し合い、渡辺美が勝利。そのままヘラヘラしていたら勝ち上がったという小嶋陽と、無欲を意識して勝ち上がった渡辺美が決勝に進出。すると小嶋陽は「9年間AKB48としてやってきましたが、やっとここで本気を出します」と意気込み、一方、渡辺美も「自分へのお誕生日プレゼントになるように勝ちたいと思います」と気合を入れた。そして独特の雰囲気の中、グーであいこになった後、2回目で渡辺美がグーで勝利。「ファンの皆さんにソロデビューという形で恩返しできるのがすごく嬉しい」と、瞳を潤ませながら優勝のコメントをした。
過去の優勝者は予備戦を免除されたAKB48や兼任のメンバーだったが、渡辺はNMB48予備戦から勝ち上がっての優勝。大会初の快挙を成し遂げ、文字通り300名の頂点に立った。
●第5回じゃんけん大会ベスト16メンバー
<優勝>
渡辺美優紀(NMB48チームBII/SKE48チームS) ※ソロデビュー決定
<準優勝>
小嶋陽菜(AKB48チームA) ※カップリング曲センター
<ベスト4>
川本紗矢(AKB48チームB)、岩立沙穂(AKB48チーム4)
<ベスト8>
大和田南那(AKB48チームB)、宮崎美穂(AKB48チームK)、永尾まりや(AKB48チームK)、小谷里歩(NMB48チームN/AKB48チーム4)
<ベスト16>
柏木由紀(AKB48チームB/NMB48チームN)、東由樹(NMB48チームM)、荒井優希(SKE48チームKII)、朝長美桜(HKT48チームKIV/AKB48チームB)、岡田奈々(AKB48チーム4)、佐藤妃星(AKB48チーム4)、中西智代梨(AKB48チームA)、内田眞由美(AKB48チームK)
●渡辺美優紀コメント
~優勝直後のステージでのコメント(一部抜粋)~
「応援してくださった皆さん、本当にありがとうごいます。皆さんに恩返しが出来るんじゃないかと思って本当に嬉しいです。頑張ります。そんなに歌はうまくないんですけど、一生懸命頑張りたいと思います」
~囲み会見コメント~
◆率直な感想はいかがですか?
「今までじゃんけんは弱い人生だったので、本当に実感がなくて、でもファンの皆さんにソロデビューという形で恩返しできるというのがすごく嬉しいし、でも一人が初めてでちょっと不安なので、皆さんに支えてもらいながら頑張りたいと思います」
◆予選から勝ち上がったのは初めてなんですよね。
「そうですね。まずこんなに勝ったのが初めてです」
◆じゃんけんに勝つ秘訣は?
「今回は予選のときに電話でじゃんけんしたのですが、そのときに無欲で負けてもいいやって思いながらやったら3回も勝って、気付いたら武道館にたどり着いていたので、本選も無欲で何も考えずに笑顔でニコニコしながらやったら優勝しちゃいました」
◆最後まで無欲でいられたんですか?
「無欲・無欲・無欲と思い続けました。勝ちたいと思うなよと」
◆それでも胸の奥にはあったんじゃないですか?
「あったんでしょうねぇ」
◆どんな曲を歌いたいですか?
「可愛らしさを伝えるのは自信があるので、可愛いのがいいなと思うんですけど、秋元先生が私が一番輝ける曲をくださると思うので、どんな曲でも楽しみにしたいと思います」
◆今日の衣装はわるきー?
「これはうる星やつらのラムちゃん風わるきーなんですけど、しっぽも付いていて可愛いなって思います」
◆可愛い系と悪い系はどっちがいいですか?
「どっちも魅力的ですね。わるきーのファンもみるきーのファンもいてくれてるので、どっちも好きです」
◆どっちも入った曲にしてほしいってことですか?
「自分では可愛いのがいいなって思っています」
◆タイトルを付けるなら?
「難しいですね…。タイトルは…『超絶可愛いみるきー』(笑)」
◆売れますかね?(笑)
「今のはちょっとセンスがなかったです(笑)。秋元先生の素晴らしいセンスにお任せします」
◆可愛いが全面に出た曲ってどんな曲になりますか?
「わるきーも全面に出た曲があるんですけど、それは筋肉を触らせてみたいな曲で、おねだりして可愛らしいわるきーみたいなもので、私はちゃぷちゃぷも言っているので、そういうのもいいなと思います。何でも可愛くしちゃいます。何でも可愛くできます!」
◆ソロデビューのプレッシャーはないですか?
「めっちゃありますよ。一人だから自分の力じゃないですか。それでみんな聞いてくれるかなって思うので、ここにいてくださっている皆さんは、私のファーストソロデビュー曲をぜひ聞いてください。お願いします」
◆まず記者からですか?
「はい!記者のみなさんもです」
◆この後、どなたに優勝を報告しますか?
「おかあさんですね。泣いちゃうくらい喜んでくれているんじゃないかと思います」
◆ソロの歌手は夢だったんですか?
「ソロでされてるアイドルとか、松浦亜弥さんを尊敬しているので、そんな風になるのが夢だったので、キラキラ輝くソロのアイドルもできるように、ここでチャンスを掴めるように頑張ります」
◆次の選抜発表もありました。
「嬉しいです。ありがとうございます。32人と沢山いて、若い子とか新しいメンバーも沢山入っていて、Wセンターがまゆゆさんと宮脇咲良ちゃんだったり、また新しいAKB48が見られるんじゃないかなと思って、私も楽しみです」
◆選抜総選挙のときに選抜落ちをして悔しい思いもしたと思いますが。
「そのときにファンの皆さんに対して、このままじゃ絶対ダメだなと思って、何か恩返しがしたいと思って今までやってきたので、じゃんけんで自分でソロデビューを掴めたことが、皆さんに恩返しできるんじゃないかなと思って、本当に嬉しかったです」
◆ファンの方はどんな反応でしたか?
「みるきーコールをしてくださって、胸に響いて本当に感動したし、目が合った方が「おめでとう。頑張ってね」って気持ちが伝わってきて、頑張らなきゃって思いました」
◆AKBでソロデビューされた方が卒業生を含めて8名いますが、その方々に何かありますか?
「そんなに歌がうまい方ではないので、ぜひ皆さんに教えていただきたいですし、でも可愛さでは絶対に負けないので、皆さんそれは期待してください」
◆NMBからソロデビューは初めてだと思いますが、その辺はいかがですか?
「まさか自分が初めてのソロデビューになるとは思わなくて、さや姉がシンガーソングライターの夢を持っていて、私もアイドルとしてぶりぶりアイドルとしてソロデビューしたいなって思っていたんですけど、やっぱり素晴らしい歌唱力のあるさや姉が隣にいるので、あんまり言えなかったんですけど(笑)、でもこういう形で自分でソロデビューを掴みとって、本当に夢みたいなんですけど、それを現実に皆さんに笑顔を届けられるように頑張りたいと思います」
◆優勝できるかもって思った瞬間はありますか?
「本当に一回も思わなくて、最後の決勝のときに、小嶋さんを前にして“負けてもいいや”って思っちゃって。でも勝てたので自分でも驚きました。本当にこれは八百長じゃないんです!意地悪書かないでくださいね(笑)」
◆大阪の虎が勝ったということで、若干低迷している阪神タイガースに一言お願いします。
「正直言いますと、これラムちゃんなんですけど、でも関西から勝ち抜いてきて本選に出場したので、実は虎ともかけていたんですよ。やっぱり関西なので阪神をすごい応援しているので、私に付いてきてください」
◆今まで追い風も向かい風もあったと思いますが、「やっと」という言葉が印象的でした。ファンの皆さんの前で成し遂げたいことはありますか?
「ファンの皆さんが私にソロデビューしてほしいとか、センターに立ってほしいとか、そういう気持ちが伝わってきていて、私も諦めたくなかったので、絶対にいい楽曲にしたいですし、今まで以上に愛されるAKB48にもして行きたいですし、私でよかったなと思っていただけるように頑張りたいと思います」
◆選挙でランクが落ちて苦しい状況から、自分でチャンスを掴みとったという流れはどう思いますか?
「これは絶対に自分一人の力じゃないと思っていて、沢山のファンの皆さんの力だったり、応援してくださるスタッフの皆さんやメンバーのみんなのパワーをもらって優勝できたと思うので、感謝の気持ちを忘れずに100%の力を出していきたいと思います」
◆今日、じゃんけん大会に臨むにあたり、願掛けとか勝負パンツとか特別なことはしましたか?
「普通パンツを穿いてきたし、本当に何も特別なことはしたことがなかったので、無欲の勝利と心に決めていたので、何もなかったです」
◆色々あった二十歳もそろそろ終わるということで、ファンの皆さんに一言お願いします。
「もうすぐNMB48が4年目になりますし、自分も明後日に21歳の誕生日を迎えるので、私にとってもファンの皆さんにとっても最高のプレゼントをお届けできるように精一杯頑張って行きたいと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします」
●38thシングル選抜メンバー32名サプライズ発表!!
高橋みなみ総監督が大会の総括をしようとしてその時、38thシングルが11月26日(水)にリリースされることが突如発表された。
また同時に選抜メンバー32名も発表。Wセンターとして渡辺麻友とともに指名された宮脇咲良は驚きを隠しきれず涙。他にも7名が初めて選抜入りを果たし、それぞれ喜びや驚きの表情を見せていた。
選抜メンバー(発表順) ★…初選抜
Wセンター:渡辺麻友(AKB48チームB)、宮脇咲良(HKT48チームKIV/AKB48チームA)
メンバー:松井珠理奈(SKE48チームS/AKB48チームK)、島崎遥香(AKB48チームA)、指原莉乃(HKT48チームH)、入山杏奈(AKB48チームA)、高橋みなみ(AKB48チームA)、★白間美瑠(NMB48チームM)、小嶋陽菜(AKB48チームA)、★川本紗矢(AKB48チームB)、松井玲奈(SKE48チームE/乃木坂46)、木﨑ゆりあ(AKB48チーム4)、★森保まどか(HKT48チームKIV)、川栄李奈(AKB48チームA)、★武藤十夢(AKB48チームA)、須田亜香里(SKE48チームE)、柏木由紀(AKB48チームB/NMB48チームN)、加藤玲奈(AKB48チーム4)、横山由依(AKB48チームK)、大和田南那(AKB48チームB)、高橋朱里(AKB48チームB)、山本彩(NMB48チームN/AKB48チームK)、★向井地美音(AKB48チーム4)、宮澤佐江(SNH48/SKE48チームS)、小嶋真子(AKB48チームK)、生駒里奈(乃木坂46/AKB48チームB)、峯岸みなみ(AKB48チーム4)、田野優花(AKB48チームK)、渡辺美優紀(NMB48チームBII/SKE48チームS)、★大島涼花(AKB48チームB)、兒玉遥(HKT48チームH/AKB48チームK)、★中野郁海(AKB48チーム8)
<メンバーコメント>
渡辺麻友(AKB48チームB)
「今回センターに選んで頂いてとても嬉しく思っています。今回選抜メンバーが、がらりと変わって次の時代を担う若手メンバーがたくさん入ってきています。そして、Wセンターに選ばれた宮脇咲良ちゃんと一緒に新しいAKB48を作り上げていきたいと思います。咲良ちゃんは、選ばれるべくして選ばれたWセンターだと思います」
Q.宮脇へのアドバイス
「今、勢いも人気もどんどん上がってきていると思うし、次のAKB48グループを背負っていってほしい貴重な存在の一人なので、今回、一緒にWセンターをできることが嬉しいです。咲良ちゃんとともに頑張っていきたいです」
宮脇咲良(HKT48チームKIV/AKB48チームA)
「急なことなので、まだ気持ちの整理できていないんですけど、最初に聞いた時にはセンターに立ったことがないので「私で良いのかな?」って思ってしまいました。初めて、しかもAKB48のセンターということで、不安もありますが、麻友さんという大先輩が隣にいるので、麻友さんについて頑張りたいと思います」
Q.初選抜の意気込み
「今回はHKT48のメンバーが4名も選抜メンバーに入りましたが、一際目立てるようにがんばりたいと思います」
■じゃんけん大会2014公式サイト→http://www.akb48.co.jp/page/janken_2014/
(写真提供:AKS)