AKB48グループが「誰かのために」プロジェクトの一環として、東北3県6カ所にて被災地訪問および公演を行った。また、全国の各劇場では、『東日本大震災復興支援特別公演~誰かのためにプロジェクト2015~』を実施した。
2015年3月11日(水)
2011年3月11日に起きた東日本大震災の後にAKB48グループは“「誰かのために」プロジェクト”を立ち上げ、募金活動をはじめ、定期的な被災地訪問活動など、被災地の方々への復興支援活動を継続的に行ってきた。。2011年5月から本年2月まで合計46回の被災地訪問では、トラックをステージに見立てたミニライブや握手会に加え、クリスマスやバレンタインイベントなども行ってきた。
震災から4年となったこの日、岩手・宮城・福島の東北3県6カ所に、各8名計48名のメンバーが訪問。各会場には、チーム8からは東北6県の代表メンバーである横山結衣(青森)、佐藤七海(岩手)、谷川聖(秋田)、佐藤朱(宮城)、舞木香純(福島)、早坂(山形)もそれぞれ参加した。
震災が起きた14時46分には、メンバーがそれぞれの場所で黙とうと献花を行い、犠牲になられた方々に哀悼の意を表した。
各訪問地では公演を実施。楽曲曲のパフォーマンスだけでなく、じゃんけん大会やハイタッチなどで多くの方と交流し、訪問時には緊張の面持ちだったメンバーからも自然と笑みがこぼれていた。
東京・秋葉原、愛知・栄、大阪・難波、福岡・博多の全国4か所の48劇場では、「東日本大震災復興支援特別公演~誰かのためにプロジェクト2015~」として特別公演を実施。全グループとも公演前のリハーサルでは、被災地を訪問しているメンバー同様、14時46分に黙とうを行った。
特別公演開始の際には、各劇場と被災地を中継で繋ぎ、震災復興応援ソング「掌が語ること」を、243名のメンバーが想いをひとつに歌唱。その後は、各グループそれぞれのセットリストで公演に臨んだが、ラストはすべての劇場とも「誰かのために」で締めくくり、「誰かのために」プロジェクトを通じて、2015年も支援を続けていくことを改めて約束した。
なお、この日の公演チケット料金(2,000円)、チャリティTシャツ(1,000円)の収益は、日本赤十字社へ寄付される。また、各劇場に設置している募金箱に寄せられた多くの善意も、併せて全額寄付するという。
またこの日の特別公演は、公演の動画配信サービス「LIVE!! ON DEMAND(ライブ オン デマンド)」にて、本日の23:00から無料配信される。
●訪問地公演セットリスト
1:ヘビーローテーション
2:希望的リフレイン
3:会いたかった
4:少女たちよ
5:誰かのために
6:風は吹いている
7:フライングゲット
8:前しか向かねえ
9:心のプラカード
10:Green Flash
11:掌が語ること
12:恋するフォーチュンクッキー
13:桜の花びらたち
●各劇場公演セットリスト
<AKB48激場>
1:掌が語ること
2:大声ダイヤモンド
3:Reborn
4:10年桜
5:After rain
6:希望的リフレイン
7:ギンガムチェック
8:言い訳Maybe
9:君のことが好きだから
10:GIVE ME FIVE
11:Green Flash
12:風は吹いている
13:心のプラカード
14:ヘビーローテーション
15:誰かのために
<SKE48劇場>
1:掌が語ること
2:制服の芽
3:未来とは?
4:兆し
5:1!2!3!4!ヨロシク!
6:チャイムはLOVE SONG
7:アイシテラブル!
8:愛の数
9:道はなぜ続くのか?
10:風は吹いている
11:コケティッシュ渋滞中
12:ずっとずっと先の今日
13:誰かのために
<NMB48劇場>
1:掌が語ること
2:ここにだって天使はいる
3:電車を降りる
4:届かなそうで届くもの
5:三日月の背中
6:ウッホウッホホ
7:らしくない
8:想像の詩人
9:Don’t look back!
10:誰かのために
<HKT48劇場>
1:掌が語ること
2:アイドルの王者
3:オネストマン
4:君だけにCHU!CHU!CHU!
5:風は吹いている
6:スキスキスキップ
7:希望的リフレイン
8:メロンジュース
9:タンポポの決心
10:前しか向かねぇ
11:控えめI LOVE YOU
12:誰かのために
●メンバーコメント
高橋みなみ (AKB48チームA/AKB48グループ総監督) 岩手県釜石市を訪問
「AKB48が誰かのためにプロジェクトとして被災地を訪問させて頂くのは、今回が47回目になります。4年という月日は長くもありますが、まだ4年なんだなとも思います。被災地は、震災で時間が一瞬止まりました。でも、時は必ず前に進みます。私は2年前の3月11日にも釜石に伺わせて頂きましたが、今回伺って前に進んでいるんだなと実感しました。私は卒業を発表していますので、AKB48としての3月11日の訪問は今回が最後だと思います。ですが、AKB48に残っている間はAKBとして、そして卒業後は高橋みなみとして、今後もずっと被災地支援活動を続けさせて頂きたいと思います」
横山由依 (AKB48チームK) 岩手県宮古市を訪問
「これからも自分たちにできる事を探して支援活動を続けていきたいと思います」と皆さんに伝えた時に「ありがとう」と言ってもらえた事が心に染みました。本当にこの活動で正しいのか、何ができるのかいつも考えていますが、この現状を伝える事が大切だと考えています。
被災地訪問を通して逆に私たちが元気をもらっています。みなさんにはいつも感謝しています」
山本彩 (NMB48チームN/AKB48チームK) 岩手県宮古市を訪問
「1曲目から最後の曲まで小さなお子さんたちも前の方で楽しそうにペンライトを振ってくださったり、自己紹介の時に小さいお子さんと親御さんたちが一緒になってメンバーの名前を呼んでくださったりと温かい空気に包まれました。岩手県は2回目で前回は震災から2ヶ月後の訪問だったので、その時と比べたら少しは復興に近づいたのかなと思います。前回のお客さんと同じように今回のお客さんも明るく迎えて頂いて嬉しかったです。」
指原莉乃 (HKT48チームH) 宮城県石巻市を訪問
「寒いかなと思って重ね着してきたんですが、ライブは皆さんの熱気がとにかくすごくて、汗が出るくらい暑くなってしまいました!皆さんのおかげで、かなり熱いライブができたと思います。私は初めて被災地に来たのは、AKB48グループで初めて被災地訪問をしたときで、当時、正直、口では言い表せない光景が広がっていました。4年が経った今、少しずつ復興しているのが目に見えてわかります。私たちも、本当に微力かもしれませんが、お力になれているのかな、と思っています。まだまだ苦しいこと、つらいこと、たくさんあるかもしれませんが、引き続き、私たちが少しでもお力になれたらと思っています!これからも応援しています。一緒に頑張りましょう!」
島崎遥香 (AKB48チームA) 宮城県石巻市を訪問
「私は、石巻に来たのが2回目だったので、また皆さんに会えてすごく嬉しかったし楽しかったです!「恋するフォーチュンクッキー」は、こんなにみんなが踊ってくれるんだ!と感動しました。すごく嬉しかったです」
岩田華怜 (AKB48チームA) 宮城県石巻市を訪問
「震災の年にAKB48に入ったので、もう4年経つんだなと思いましたが、今年もこうして、皆さんに会いに来ることができて、すごく嬉しかったです」
佐藤朱 (AKB48チーム8) 宮城県石巻市を訪問
「先月2月に、私は初めて被災地訪問をさせていただいて、今日は2回目の訪問でしたが、先輩たちのパワーと、お客さんのパワーで私も元気をたくさんもらえました!とてもステキな経験をさせていただけたと思います。」
柏木由紀 (AKB48チームB) 宮城県南三陸市を訪問
「みんな自分たちに出来ることは何かって考えていて、もちろん一人の人間として出来ることもありますが、AKB48のメンバーだからこそ、今回も中学校に来てライブができたりとか、歌を聴いて涙を流されている方などを見ると、少しでも皆さんの心の支えになっていたらいいなと思いますし、握手した時も男性の方が「初めて見たけどすごく元気をもらいました」って言って頂き、「ああよかったな」と思いました。これからも支援活動を続けていきたいと思います」
宮澤佐江 (SKE48チームS/SNH48) 宮城県南三陸市を訪問
「やはりこの時期になると4年前のことを自分自身も思い出しますし、被災された方はもちろんですけど、されなかった方たちも、この日をどれだけ大事にしているかってすごく感じることが出来、改めて自分も感じることができました。自分に今何ができるかって考えたら、それこそ笑顔だったり愛だったり心だったり、そういうものをプレゼントすることしか今はできないので、来た時には一生懸命それを伝えられるように、一生懸命さだったり、汗だったり、勇気だったり、こういう自分みたいに24年間しか生きていない人間ではありますが、放つ力が伝わればいいなと思って今日も活動を行いました」
松井珠理奈 (SKE48チームS/AKB48チームK) 福島県南相馬市を訪問
「4年と聞くと、私はすごく長いなと感じましたが、でも、まだ復興していないところもあり、それを目の当たりにして、まだまだ私たちに出来ること、やらなきゃいけないことはたくさんあるんだと今日あらためて感じました。こうしてステージに立って、みなさんが一緒に踊ってくれたり、すごく笑顔になってくださるのを見て、これが私たちにできることなんだと改めて再確認できました。これからも、皆さんに笑顔をお届けできたらいいなと思います。」
宮脇咲良 (HKT48チームKIV/AKB48チームA) 福島県南相馬市を訪問
「HKT48は福岡を拠点に活動しているので、被災地からは一番遠いんですけど、こうやって機会をいただいて、震災のあった土地でいろんな方と触れ合うことができて、すごくいい経験となりました。ありがとうございました」
小嶋陽菜 (AKB48チームA) 福島県相馬市を訪問
「2011年から何度も被災地に訪問させていただいて、こうやって3月11日当日に訪問できるというのはすごく有難いことだと思うので、感謝しながら今日はステージに立ちました。相馬市には初めて訪問したのですが、数年前のクリスマス当日、南相馬市に訪問させていただいて、小さな子たちとクリスマス会をしたのをすごく覚えています。被害の大きかった場所で黙祷や献花をさせていただき、4年といってもまだ復興していない場所や何もない場所が多くて、改めて被害の大きさに気づきましたし、当たり前に過ごしている毎日に改めて感謝の気持ちを持っていきたいと思いました。被災地の皆さんに何か伝えることは私にはできるかわからないですが、この活動を続けることは大事だと思うし、東日本以外の日本の皆さんに私達AKB48が支援活動を続けていると知ってもらうことに意味があると思いますので、これからも少しづつでも支援活動を続けていけたらなと思います」
松井玲奈 (SKE48チームE/乃木坂46) 福島県相馬市を訪問
「私は毎回岩手県へ訪問させていただいていたので、初めて福島県の方々にお会いできて嬉しかったですし、小さいお子様とお母さんが一緒になってライブを見てくださって、とてもあたたかい雰囲気のライブができたのが嬉しかったです。復興してきてはいるけれど、復興していないところも多いのは事実で、私達にできることは少ないかもしれないけど、復興を見届けるという意味でこの「誰かのために」という活動は続けていけたらいいなと思いました。小さい子どもたちの笑顔を見て、やってよかったなと思いますし、こうやって会える機会や見てもらえる機会が増えているのが感じられて嬉しかったです。私達にできることは本当に少ししかないですが、色々な場所にきてライブをして皆さんと出会うというのが1番だと思うので、そこは変わらず続けていけたらなと思いました」
渡辺美優紀 (NMB48チームBII/SKE48チームS) 福島県相馬市を訪問
「ライブ会場に来る途中に外の景色を眺めていて、想像以上にまだ復興は進んでいなくて、少しでも多くの人に私達のパフォーマンスを届けて笑顔になってもらいたいという気持ちでパワーを全力で届けるライブをしました。色々な想いを持っている人がいるはずなのに、私達のライブを見てくれている時は本当に笑顔で、私達もパワーをもらえるこの活動を続けて、皆さんにまた会いに来たいと思います」
■AKB48公式サイト:http://www.akb48.co.jp/
■SKE48 OFFICIAL WEB SITE:http://www.ske48.co.jp/
■NMB48公式サイト:http://www.nmb48.com/
■HKT48 OFFICIAL WEB SITE:http://www.hkt48.jp/
(素材提供:AKS)
●各劇場
<AKB48劇場>
<SKB48劇場>
<NMB48劇場>
<HKT48劇場>
●岩手県釜石市
●岩手県宮古市
●宮城県石巻市
●宮城県南三陸町
●福島県相馬市
●福島県南相馬