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ガールズ演劇カンパニー・アリスインプロジェクトの最新作、舞台『アリスインデッドリースクール ビヨンド』(上演:2015年8月12日~23日)の開幕前にゲネプロ(光組)が行われた。
2015年8月12日(水)シアターKASSAI
2015年8月12日(水)シアターKASSAI
2013年の再演に続き、今年3月に大阪、6月に名古屋でも上演され大好評を博した、アリスインプロジェクトの旗揚げ公演にして再演希望No.1である舞台『アリスインデッドリースクール』の世界感をさらにバージョンアップさせたシリーズ最新作である同作。
演出に扇田賢氏(Bobjack theater)を迎えて、元℃-uteの栞菜、日テレジェニックの船岡咲がW主演を務め、元SKE48の山田恵里伽、ドラマバラエティ番組『実在性ミリオンアーサー』やファッション誌のモデルとして人気の楠世蓮、ワッチミーナの大蔵愛、改名し心機一転のさいとう雅子と持田千妃来など、注目のアイドル若手女優など女性キャスト総勢23名が出演。動く死体に襲われ、学校の屋上に逃げ延びた少女たちの生と死、そして夢を描く。
初日開幕前には関係者・報道陣向けに公開ゲネプロが行われ、テンポのいいストーリー展開と迫力の演技を堂々披露。客席からはクスクスと笑う声とすすり泣く声が多く聞かれた。
ゲネプロ終了後の合同取材は以下の通り。
◆ゲネを終えていかがですか?
船岡咲「本当に緊張しました。漫才で始まって漫才で終わるみたいなところがあるので、すごく緊張するんですよ。なので緊張しました(笑)」
◆普段ボケの船岡さんがツッコミの役でしたが、いかがでしたか?
船岡咲「無理をしているわけではないんですけど、いい意味で無理をしていてすごく楽しいです」
◆栞菜さんもお願いします。
栞菜「まさかユウとしてこの学園に立つとは思っていなかったので、今ゲネを終えてステージでユウとしてみんなと一緒に過ごして不思議な感覚でした。緊張したんですけど、意外とリラックスした感じでゲネプロを終えられたかなと思います」
◆楠さんもお願いします。
楠世蓮「疲れました…。毎回すっごく楽しいんですけど、すっごく疲れるんです。声が少し枯れてきてしまって、今日も膝をすりむいちゃって…。でも毎回楽しくやっています」
◆大蔵さんはいかがでしたか?
大蔵愛「普段あまり真面目な役が来なくて、前回アリスさんに出たときも乱暴者の役で、今回久しぶりに真面目た役なので、髪の毛を真っ黒にしてきたら、みんなにクレオパトラって言われて(笑)。ゲネを終えてみて、真面目に徹してやってみようと、最後に死ぬまえまっとうできたのでよかったです」
◆最後、可愛い服も着ていましたね。
大蔵愛「私、個人的にピンクが嫌いで、すっごいムズムズするんです…」
◆では、新婚の加藤さんもお願いします。
加藤沙耶香「ありがとうございます!結婚しました。舞台上で指輪を外しているんですけど、新婚旅行で沖縄のほうに行っちゃったので、指輪を外しても指輪焼けがあるので申し訳ないなと思いながら演じさせていただいております。私は(アリスインデッドリースクール)オルタナティブで紅島役をやらせていただいて、私自身の中でもすごく印象に残っている舞台なので、改めて稽古のときに通しを見させていただいて、またオルタナティブとは違うビヨンドのみんなの良さがすごく出ていて、見ている側に強い気持ちが伝わってくる舞台で、私は通しのときから泣いちゃっていたので、できれば千秋楽までその感じで、熱とかを皆さんに伝えられたら、そこに少しでも華を添えられたらいいなと思いながらゲストに出させていただいております」
◆山田さんもお願いします。
山田恵理伽「前回、私もオルタナティブの名古屋で氷鏡庵役をやらせていただいたんですけど、今回は真逆に近いタイプの役で緊張したんですけど、このゲネプロで課題がたくさんあったので、本番はそれを成果に変えていきたいなと思います」
◆民本さんはいかがでしたか?
民本しょうこ「自分も甘噛みをしたり、課題を見つけ、みんなの熱量をもらいながらいいゲネになったなとジーンとしていました」
◆さいとうさんもお願いします。
さいとう雅子「すごい緊張しましたし、みんなも緊張したと思うんですけど、反省点もいっぱいあると思うので、それを生かして本番でお客さまに見せたいと思います。本当に面白い作品で、何回見ての泣けるし笑えるので、たくさん見に来てください」
◆元ちーちゃんもお願いします。
持田千妃来「見てもらった方には水貴ちゃんがどう映ったのか気になるところではあるんですけど、格好からしてとても目立つ感じで、ずっとツンツンしている役で、みんなが笑えるところで私は役柄的に笑えなかったり、泣けなかったりと、色々と堪えて大変な部分もあるんですけど、1公演1公演大事にこの世界で生きていきたいと思います」
◆小泉さん、いかがでしたか?
小泉理恵「クオリティが稽古ごとに上がってきていて、小屋に入ってこのリアルな屋上でやってから、さらにみんながリアルな芝居になっているなと思っていて、今日のゲネは緊張してちょっと早口になっちゃったりしたんですけど、この後から16公演、高いテンションをキープして面白い作品をお届けできるんじゃないかなと思いました」
◆太陽さんもお願いします。
山本太陽「俺が気になったのはゲネプロに来てくださった皆さんは、誰と思いを一緒にしていたのか、もしくは傍観者だったのか、それを初日の内に聞いておきたいです」
◆では、(客席にいた)秋山ゆずきさん。
秋山ゆずき「ゆずゆず的にはノブ(信子)ちゃんとユウちゃんに感情移入しちゃいました。花梨ちゃんも違う一面が見られました」
◆初舞台のお2人はいかがでしたか?
長南舞「初舞台を終えて、初めての緊張感を味わいました。照明さんとかスタッフさんとかみんながいる中でやって、すごく入り込めたというか、この世界だけに集中できて楽しかったです。緊張したんですけど楽しかったのでよかったですし、これからも頑張ります」
近藤そら「稽古のときよりも全然早く感じました。濃密な時間だったんだなって思いました。これから初日の幕が上がりますが、千秋楽まで頑張りたいと思います」
◆海老原さんはバク転も披露されましたね。
海老原優花「特技のアクロバットでこの舞台で発揮できてうれしく思っています。頑張ります」
◆ちなみに、この屋上のリアルさはどうしちゃったんですか?
扇田賢氏「美術さんとお話をさせていただいて、今回は私が生っぽいものをやりたいということもあって、紹介していただいた美術さんにお願いしたら、まあビックリしました。ここまでリアルなのかと。柱の向こうまで舞台にしちゃったというKASSAIの使い方も今回いい提案だったなと思います。小屋入り1時間でこの状態になっていたので、そこにも驚きました。このセットでみんなも気持ちよくやれているのかなというのもあるので、世界観に入りやすいんだろうなと思うので、美術さんに感謝です」
◆では、最後にW主演のお二人、締めのコメントをお願いします。
船岡咲「一か月間みんなでやってきて、序盤からみんなのエネルギーがすごかったんですけど、どんどん良くなってきていて、今のゲネプロで私は緊張して、みんもそれぞれ緊張したと思うんですけど、この緊張をエネルギーに変えて初日から千秋楽まで、生き様を皆さんに伝えたいなと、みんなとならできると思っているので、応援よろしくお願いいます」
栞菜「この狭い劇場ではあるんですけど、この狭さだからこそ、それぞれの表情とか、より近くに感じられると思うんです。このリアルな屋上で、この座組みでしかできないデッドリースクールを23日まで頑張りますので、ぜひ見に来てください。よろしくお願いします」
舞台『アリスインデッドリースクール ビヨンド』
【日程】
2015年8月12日(水)~ 23日(日)<全16公演>
【会場】
池袋・シアターKASSAI(110席)
【開演】
8月12日(水)=19:00(光組)
8月13日(木)=19:00(風組)
8月14日(金)=19:00(光組)
8月15日(土)=13:00(光組)・18:00(風組)
8月16日(日)=13:00(風組)・18:00(光組)
8月17日(月)=19:00(風組)
8月18日(火)=休演日
8月19日(水)=19:00(光組)
8月20日(木)=19:00(風組)
8月21日(金)=14:00(光組)・19:00(風組)
8月22日(土)=13:00(風組)・18:00(光組)
8月23日(日)=12:00(光組)・17:00(風組)
※開場は開演の30分前、光組・風組の一部ダブルキャスト
【チケット】
S席5500円(指定席:最前列10席・ひな壇最前列9席)・A席4500円(自由席:S席エリア以外の席)
※チケットはconfetti(カンフェティ)、Corich(こりっち)にて好評発売中!
■舞台『アリスインデッドリースクール ビヨンド』公式HP→http://alicein.info/
(取材・記事・写真:風間直人)