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        <title><![CDATA[今井三太郎のブロマガ]]></title>
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        <description><![CDATA[火,土は近況報告や裏話を、木曜は小説。]]></description>
        <language>ja</language>
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                <title><![CDATA[【近況報告】最近ひたすら書きまくっている気がする]]></title>
                <description><![CDATA[<p>全国130万人のけものフレンズリアタイ勢の皆さんこんばんは。アライさんが好きなイマイさんです。いや良かった、満足度高かったけものフレンズ。王道な構成が今年のトレンドなのかしら。ちょっとそこらへんも意識しつつものづくりをやっていこうと思います。さて近況。以前お伝えしたトークメーカーでの対談が速攻で電子書籍化しました。動画クリエイターになるな！
はやいね。これ対談終了から1週間ぐらいで出ました。紙媒体のことを考えると、こいつぁとんでもなく動きがはやいです。今後トークメーカーがweb小説サイトの定番の一角になってくるのかしら。今井さんが書いたやつも本になって出てくれないかしら。そしてキャラグッズ展開からのアニメ化、ハリウッド映画化までぶっ飛んでくれないかしら。とても期待しています。なのでお気に入り登録をしてくださいお願いします。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓怠惰の神とフィク</p>]]></description>
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                <pubDate>Fri, 31 Mar 2017 22:45:00 +0900</pubDate>
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                        <![CDATA[<p>全国130万人のけものフレンズリアタイ勢の皆さんこんばんは。<br />アライさんが好きなイマイさんです。<br /><br />いや良かった、満足度高かったけものフレンズ。<br />王道な構成が今年のトレンドなのかしら。<br /><br />ちょっとそこらへんも意識しつつものづくりをやっていこうと思います。<br /><br />さて近況。<br />以前お伝えしたトークメーカーでの対談が速攻で電子書籍化しました。<br /><h1><a href="https://www.amazon.co.jp/dp/B06XJVQTV5" title="動画クリエイターになるな！" target="_blank"><span style="font-size:80%;">動画クリエイターになるな！</span></a></h1>
<br />はやいね。これ<span style="text-decoration:underline;"><strong>対談終了から1週間ぐらい</strong></span>で出ました。<br />紙媒体のことを考えると、こいつぁとんでもなく動きがはやいです。<br /><br />今後トークメーカーがweb小説サイトの定番の一角になってくるのかしら。<br />今井さんが書いたやつも本になって出てくれないかしら。<br />そしてキャラグッズ展開からのアニメ化、ハリウッド映画化までぶっ飛んでくれないかしら。<br /><br /><strong><span style="font-size:150%;">とても期待しています。<br /></span></strong>なのでお気に入り登録をしてくださいお願いします。<br />↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓<br /><a href="http://talkmaker.com/sp/works/eb00177cabdfb0e4a34febbd3c009603.html" title="怠惰の神とフィクションブック" target="_self"><span style="font-size:200%;"><strong>怠惰の神とフィクションブック</strong></span></a><br />↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑<br /><br />ちなみに皆さんの応援もあり、サービス開始当初から不動の累計1位です。<br />このままトークメーカーそのものが盛り上がってくれれば割と夢物語じゃないかも。<br /><br /><br />さて、というわけで物書きが僕の本分なわけですが、<br />もうひとつ書きました。書かせていただきましたよ今度は二次創作。<br /><br />このニコニコチャンネルにもゆかりの深い、KADOKAWAの「カクヨム」で、<br />現在<span style="text-decoration:underline;"><strong>けものフレンズ川柳＆SSコンテスト</strong></span>なる企画が展開されております。<br />書くのが得意なフレンズであるイマイさんはSSへの応募を試みたわけです。<br /><br />なんと入賞者には<strong><span style="font-size:150%;">非売品のオリジナル図書カード</span></strong>が貰えるんだとか。<br />欲しいーーー！　なんとしても欲しいーーーーー！！<br /><strong><span style="font-size:150%;color:#ff0000;">そして何より</span><span style="color:#ff0000;font-size:200%;">受賞実績</span><span style="font-size:150%;color:#ff0000;">が欲しい。</span></strong>切に。<br /><br />というわけで早速今井氏も書きました。<br />こちらになります↓↓<br /><a href="https://kakuyomu.jp/works/1177354054882858468" title="まかせるのだ！アライさん～ジャパリまんじゅうこわい～" target="_blank"><strong><span style="font-size:150%;">まかせるのだ！アライさん～ジャパリまんじゅうこわい～</span></strong></a><br /><br />思いのほかよくできたぜ……こいつは傑作だ……。<br />お気に入り登録し、応援したのち、拡散しましょう。<br /><strong><span style="font-size:200%;">僕に実績をください。</span></strong><br /><br />今回も宣伝ばっかりですね。<br />なぜ宣伝ばっかりかというと、そりゃもちろん盛り上げて欲しいからですよ。<br />イマイさんひとりで盛り上げられるものかよ。江頭2:50じゃねーんだぞ。<br /><br />これらをパッカーーーン！　と打ち上げて、<br />あしがるに向けて弾みをつけていきたいところ。<br />人が集まらねえんだけどな！！！！！　誰か手伝って。<br /><br />さてといったところで、本日はここまで。<br />以上、イマイさんでした。</p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
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            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[あしがる 第十話「激闘！ 鬼才鵜飼兵庫介・青組編」]]></title>
                <description><![CDATA[<p>遂に激突した浪人衆と足軽隊。圧勝ムードに見えた浪人衆だったが、その水面下では足軽三番隊・鵜飼兵庫介が冷たい牙を研いでいた……！</p>]]></description>
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                <pubDate>Thu, 23 Mar 2017 20:45:00 +0900</pubDate>
                <category><![CDATA[小説]]></category>
                <category><![CDATA[あしがる]]></category>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>勝賀城・城門前。<br />大堀川の橋を背に４０人ほどの足軽が集まっていた。<br />鵜飼兵庫介率いる三番隊である。浪人衆、主に三郎左衛門の奇策により、一番隊、二番隊は壊滅。今や足軽隊側に残された兵力は彼ら三番隊だけとなっていた。<br /><br />たかが浪人衆相手に一方的な攻勢を許してしまっているという事実は重く、三番隊の足軽たちの間にも焦りが広がっている。<br /><br />特に気がかりなのは戦力比だ。浪人衆がほとんど無傷であれば、ゆうにこちらの倍はいると考えてよい。しかし指揮官の兵庫介は逆に部隊を分け、斥候に多くの人員を割いていた。<br /><br /><br />「のう、鵜飼兵庫介とかいうあの新参者、ほんとに大丈夫なんけ？」<br /><br />「昨日の夜もどこぞにふらりと出かけておったぞ。よもや遊び女に入れ込んでおるのではあるまいな」<br /><br /><br />この試験において三番隊の活躍はほとんどないと思われていたこともあり、練度も士気もけして高くはない。加えて、着任して日の浅い兵庫介に対して懐疑的な目を向ける者も多い。<br /><br />それは兵庫介本人も当然心得ていることではあるのだが、今彼の頭の中では別の思惑が渦巻いていた。<br /><br /><br />「伝令ーーっ！　浪人衆、前田の城下町を抜けて山道に入った模様！　数はおよそ四十！」<br /><br />「ご苦労。して、どっちだ」<br /><br />「青です！」<br /><br /><br />兵庫介はその報告を受けるや否や立ち上がり槍を担ぐと、部隊を移動させる準備に取り掛かる。足軽隊に更なる動揺が走った。<br /><br /><br />「わざわざこちらから出向くので？　放っておけば浪人どもはこの勝賀城に押し寄せてくるのにけ？」<br /><br /><br />足軽たちが戸惑うのも無理はない。浪人衆が目指しているのはこの勝賀城である。それが試験の目的である以上、彼らは迫り来る浪人衆を迎え討てばよいのであって、最終防衛線を担うべき三番隊が自ら討って出る必要はないのだ。<br /><br />三番隊の立場からすれば、兵庫介の判断は地理の優位性を捨てる愚策に他ならないというわけである。<br /><br /><br />「一番隊、二番隊を退けたとて、相手は浪人でしょう？　この橋に槍を並べておくだけじゃ事足りやせんかね」<br /><br />「ならばおぬしの組が留守居を務めよ。他の組は某に続くがいい、おもしろいものを見せてやろう」<br /><br />「うぇっ？　ちょちょちょ、待っ」<br /><br /><br />１０名ほどの守備隊を残し、勝賀城から鵜飼兵庫介率いる足軽隊、およそ３０名が出撃した。<br /><br /><br /><br /><hr /><br /><br /><br />同じころ、勝賀の城下町には事の成り行きを見守ろうと多くの野次馬、もとい観客が集まっていた。<br />その中には当然、間接的な当事者である商人たちの姿もあった。<br /><br /><br />「これはこれは、本所のみなさまではありやせんか。いかがなすった、お店の番はよろしいので？」<br /><br />「おや誰かと思えば、最近讃岐にいらした方でおますな。なにやら“商いごっこ”をされていらっしゃるとか。いやはや精が出ることで」<br /><br /><br />地元商人組合と新参商人たちの間にはバチバチと激しい火花が散っていた。赤組と青組に分かれて競う浪人衆。彼らの活躍如何に、彼ら商人の明日が賭かっているのである。<br /><br />互いに自分たちの代理となる組に惜しげもなく金子をつぎ込んだ結果、今や浪人衆はちょっとした精鋭部隊に匹敵する戦力を有しているといっても過言ではない。それは足軽一番隊、二番隊を難なく破った手際からも見て取れる。<br /><br />彼らは確信していた。よもや浪人衆が足軽隊、それも予備役に近しい三番隊に遅れを取ることはないだろう。<br /><br /><br />「なんとでも仰りなせえ。勝つのはわしら青組でさあ」<br /><br />「ほほほ、どちらが“負けても”恨みっこなしですよ」<br /><br /><br />確信していたが故に、彼らが捻出したものは金だけではなかった。<br />知恵を搾るのもまた、商人なのである。<br /><br /><br /><br /><hr /><br /><br /><br />山林を抜ける狭い街道を駆ける一団があった。<br />青いはっぴを纏った浪人衆、つばめ率いる青組である。<br /><br />青組には脚自慢の浪人たちが多く集められており、彼らは赤組に先行する形で部隊を進めていた。<br /><br /><br />「よおし、この勢いで城を落とすぞー！」<br /><br />「「「おーっ！」」」<br /><br /><br />ここまで目立った損害もなく、赤青ともに４、５０名ほどの兵力を残している。<br /><br />青組だけで見ると数の上では三番隊と五分といったところだ。しかし二番隊を討ち破ったことで勢いづいた浪人たちの気合はじゅうぶんである。このまま両部隊が激突すれば、あるいは赤組の到着を待たずして兵庫介を討ち破ることもできるだろう。<br /><br /><br />「三郎左には悪いけど、こりゃ賞金は私たち青組がイタダキだな。むひょひょ……何食べようかな……ふへへ」<br /><br />「よだれ垂らしてないでしっかりついてきてくだせえ、城はこの道を左に進んだ先ですぜ！」<br /><br /><br />地理不案内なつばめに代わり先頭を駆けるのは、地元の農家のせがれである。過去に何度もこの足軽試験に挑んではボコボコにされていた鬱憤を晴らすかのごとく、彼も鼻息を荒げて鹿のように狭く険しい山道を駆けていた。<br /><br /><br />「むおっ、すまんすまん。しかし道に詳しいヤツがいて助かったよ」<br /><br />「へへっ、案内役なんてお安い御用ですぜ！」<br /><br /><br />分岐路を抜けた青組一行は、更に細く、深い山道へと分け入っていった。<br /><br />自分たちがどの方角に向かって進んでいるかもわからぬほど木々は密集し、道はどんどん狭くなる。人ひとりがようやく通れるほどの狭い獣道が延々と続いていた。<br /><br />山育ちのつばめはともかく、増していく傾斜に他の浪人たちは息も絶え絶えである。<br />部隊が縦に長く引き伸ばされ、無理な行軍速度に急勾配が加わったことでぼつぼつと脱落者も出始めていた。<br /><br /><br />「おい、おいい！　ほんとにこの道で合ってるんだろうなあ！？」<br /><br />「合ってます合ってますとも。この尾根を越えたらすぐそこでさあ！　げへへ」<br /><br /><br />農家のせがれらしからぬ下卑た笑い声につばめが顔を上げると、山の端が目に入る。<br />ふと、その稜線で何かが揺れた。風で木々が揺れたにしては妙である。しかし獣の類ではない。<br /><br />獣は武装したりはしない。<br /><br />その男は山岳でも動きやすいよう最低限の具足をまとい、手には模擬戦用の弓矢を握りしめている。<br />むしろ獣であれば、追い散らすなり手は打てたかもしれない。しかしつばめたち青組の前に現れたのは、明確な敵意を持った人間。ようするに足軽であった。<br /><br /><br />「たっ、たたた、退却ーーーっ！！！」<br /><br /><br />つばめが状況を理解し叫ぶや否や、山の端に姿を隠していた足軽たちが次々と稜線を越えて姿を現す。それは鵜飼兵庫介が部隊の一部を割いてまで送り出した斥候隊であった。<br />木刀を片手に構えた足軽たちは斜面を滑るように駆け下り、手にした得物で青いはっぴの浪人たちに襲い掛かる。<br /><br /><br />「ひえーっ、来るなーっ！」<br /><br /><br />浪人衆の一人が槍を振り回す。しかし長柄の槍は密集する木々に阻まれ思うように振るうこともままならない。あっという間に一人が木刀の餌食となった。<br /><br /><br />「くそっ、槍を捨てろ！　刀で反撃するんだ！　ってうおっ足が！」<br /><br /><br />商人たちから貢がれた高級で重厚な具足は、恐らく平時であれば心強い味方となってくれていたであろう。だが足場の悪い山道ではその重さと動きにくさが仇となる。<br /><br />足軽隊の奇襲に浮き足立った浪人たちは、まるで地の底から這い出る亡者に絡みつかれたかの如く、足を滑らせ急な斜面を転がり落ちていった。<br />彼らが滑落した先には、後続する浪人たちが長蛇の列を成している。<br /><br />具足を纏った重装歩兵は坂を転がる礫弾となり遅れていた浪人たちの頭上に降り注いだ。<br /><br /><br />「おい人が降ってくるぞ！　避けろーっ！」<br /><br />「うぎゃーーーっ！！」<br /><br />「いかん！　撤退だ！　来た道を戻れーーーっ！」<br /><br /><br />後続が異変に気づいた時には、既に部隊の半分近くが再起不能に陥っていた。<br />浪人たちは我先にと足をもつれさせながら急斜面を駆け下りていく。<br /><br />背後では激しい剣戟が響き、青いはっぴを着た仲間が一人、また一人と打ちのめされていく。<br />彼らが体勢を立て直すには、赤組と合流するほかない。市街地など武装を十分に活かせる場所まで移動できればまだ勝機はあるかに思われた。<br /><br />しかしその希望を打ち砕くかの如く、坂を下りきった先で悲鳴が上がった。<br /><br /><br />「よくぞ参られた。ゆるりと寛いでいかれよ」<br /><br /><br />坂道を封鎖するかのように並べられた模擬戦用の槍、槍、槍。<br />穂先を密集させた、槍衾と呼ばれるごく基本的な隊形である。それが山道の一角を占拠していた。そして隊を率いるのは勿論、三番隊指揮官・鵜飼兵庫介である。<br /><br /><br />「あいにく床の用意はできておらぬ故、雑魚寝で勘弁していただきたく候」<br /><br />「わあーーーっ！　止まれ止まれ！　止まれないーーーっ！」<br /><br /><br />本来であれば射程内に入らず穂先を避ければ済む話なのだが、勢いよく転がるように駆け下っていた浪人たちは為す術もなくその槍衾へと吸い込まれていく。<br /><br />流れの速い川では、一度流された小石はそう易々と止まることはできない。<br />その勢いの先を巨岩で塞がれたら、当たって砕けるしかないのだ。<br /><br /><br /><br /><br /><br />青組壊滅。<br /><br /><br /><br />対して数の上では拮抗していた足軽三番隊は一人の脱落者も出していない。<br />足軽たちはまだ信じられないといった様子だった。<br /><br /><br />「兵庫どんが言った通りだ……！」<br /><br />「まさか、あんた……いや鵜兵様、いったい何をなさったので……？」<br /><br /><br />驚愕の目を向ける足軽たちに心底呆れるように、兵庫介は溜息をついた。<br /><br /><br />「たとえばの話だ。某がおぬしらに一粒ずつ朝顔の種を渡したとする。おぬしらの中で最も早く花を咲かせた者に金一両を取らせると言ったら、どうする？」<br /><br />「そりゃあ手前の朝顔にゃ、我が子みてえに水やって育てまさあ」<br /><br />「んだんだ、大事に育てるだよ。誰だってそうすらあな」<br /><br /><br />「某ならば、他の連中の朝顔に水をやって根を腐らせる」<br /><br /><br />「「「あっ！」」」<br /><br /><br />足軽たちは思わず互いの顔を見合わせた。<br /><br />それは三郎左衛門が描いた壮大な作戦に、穿たれるべくして穿たれた穴であった。<br />商人同士の対立図式。そこに着眼するまではよかったものの彼らの対立は三郎左衛門の想像を越え、遥かに根深いものであった。<br /><br /><br />「今も昔も、人と人の諍いにおいて競い勝つ手は二つに一つしかない。己を高めるか、相手を貶めるかだ」<br /><br /><br />鵜飼兵庫介という男は、商人同士の対立を利用した三郎左衛門の作戦を伝え聞いたとき、既にこの絵を見据えていたのだ。<br /><br />専売権の奪い合いは奉行所を通すべき案件であり、この試験を利用した賭けはあくまでも民間レベルでの取り決めである。故に細かいルールが設定されているわけでもない。するまでもないことであったのだ、本来であれば。<br /><br />兵庫介はそこへ割り込み、足の引っ張り合いするよう、商人たちを唆したのだ。主催としてのお墨付きを与えたという次第である。<br /><br />たとえば、青組の浪人に「赤組が勝つよう動いてくれれば本来受け取れる倍の賞金を支払う」と持ちかけたとしたら、いったい何人が首を縦に振るだろうか。<br /><br />浪人衆は一見して、自分たちは順調に歩を進めていると思い込んでいたに違いない。<br />その腹に既に猛毒が仕込まれているとも知らずに。<br /><br /><br />もしこの男が敵に回だったらと思うと……。<br />足軽たちは新参の指揮官に、敬服を通り越し薄ら寒い畏怖を覚えていた。<br /><br /><br />「それではこれより残った赤い方を叩く。ものども、某に続けい！」<br /><br />「「「おーっ！」」」<br /><br /><br />もはや兵庫介の指揮に異を唱えようという者はいなかった。<br /><br /><br /><br /><br /><br />その頭角を現しつつある巨大な背を見送る、風景と同化した浪人が一人。<br />いち早く危機を察し、茂みの中で息を殺してなんとか足軽隊の奇襲を耐え忍ぶことができたのは、ひとえに山育ちであったが故のことだろう。<br /><br /><br />「はわわわわ、えらいこっちゃあ……！」<br /><br /><br />青組、残存兵力……１名！　つばめ、ひとりだけ！<br /><br /><hr /></p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
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            <item>
                <title><![CDATA[【近況報告】動画クリエイターになろう]]></title>
                <description><![CDATA[<p>全国5500万人のMinectraft月間ユニークユーザーのみなさんこんばんは。ここ1ヶ月間で龍角散のど飴を4袋消費した今井です。ああ～イケボになるぅ～。さて近況。カラオケ行って喉ぶち壊したりと今井は元気ですが、そろそろあしがるを撮影したいので協力者を募集します。・建築手伝ってくれる方・声あてられる方ご連絡お待ちしております、TwitterでDM送ってネ。待ってます。特に建築は、うん、人海戦術ってやっぱり必要だと思うのね。人が集まるほど完成が早まることでしょう！集まらないとどうなるかって？集まってねえから完成してないんだよ。それともう一つ近況。というか告知ですね。現在トークメーカーにて対談を行っております。約1週間にわたり話しまくるという過酷な対談を！　現在進行形で！【開催中！】第三回オンライン座談会【動画クリエイター入門】http://talkmaker.com/works/2176e7</p>]]></description>
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                <pubDate>Thu, 02 Mar 2017 06:40:00 +0900</pubDate>
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                        <![CDATA[<p>全国5500万人のMinectraft月間ユニークユーザーのみなさんこんばんは。<br />ここ1ヶ月間で龍角散のど飴を4袋消費した今井です。<br />ああ～イケボになるぅ～。<br /><br /><br />さて近況。<br /><br />カラオケ行って喉ぶち壊したりと今井は元気ですが、<br />そろそろあしがるを撮影したいので協力者を<span style="font-size:200%;color:#ff0000;"><strong>募集</strong></span>します。<br /><br /><span style="font-size:150%;"><strong>・建築手伝ってくれる方</strong></span><span style="font-size:150%;"><strong></strong></span><br /><span style="font-size:150%;"><strong>・声あてられる方</strong></span><br /><br />ご連絡お待ちしております、<span style="text-decoration:underline;font-size:150%;"><strong>TwitterでDM送ってネ。</strong></span><br />待ってます。特に建築は、うん、人海戦術ってやっぱり必要だと思うのね。<br /><br />人が集まるほど完成が早まることでしょう！<br /><br />集まらないとどうなるかって？<br /><strong><span style="font-size:150%;color:#ff0000;">集まってねえから完成してないんだよ。</span></strong><br /><br /><br /><br />それともう一つ近況。というか告知ですね。<br /><br />現在トークメーカーにて対談を行っております。<br />約1週間にわたり話しまくるという過酷な対談を！　現在進行形で！<br /><br /><strong>【開催中！】第三回オンライン座談会【動画クリエイター入門】</strong><br />http://talkmaker.com/works/2176e7c1a6824511fa0ef909ddfa28d9.html<br /><br />内容もズバリ<span style="text-decoration:underline;"><strong>【動画クリエイター入門】</strong></span>ということで。<br />動画の伸ばし方や、他のコンテンツとの連携など、動画投稿者ならばとりあえず押さえておきたい情報が飛び交っております。<br />今井さんは基本的に外国人が見たらセップクと誤認するレベルで腹を割る人なので、ぶっちゃけ具合については期待していただければ！　<br /><br />ちなみにしばらくすると電子書籍化されるため、該当記事は見れなくなるらしいよ。<br /><br />興味があるなら今のうちに読んでおいたほうがいい。<br />興味がなくても読んでおいたほうがいいし、<br /><span style="font-size:150%;"><strong><span style="text-decoration:underline;color:#ff0000;">お気に入り登録してくれると僕が喜ぶ。</span></strong></span><br /><br /><br />すごくマジメな話をしているわけだよ。<br />今井さんだってたまにはマジメな話ができるんだよ。<br /><br /><img data-image_id="475922" src="https://bmimg.nicovideo.jp/image/ch2627674/475922/9f4d80fa2d6cab00c11199731c88567912ffd84a.png" alt="9f4d80fa2d6cab00c11199731c88567912ffd84a" />………………………………。<br /><br /><br />……………………。<br /><br /><br />…………。<br /><br /><br />そんな感じでひとつよろしくお願いします。<br /><br /><br /><br />以上、今井でした。</p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
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            </item>
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                <title><![CDATA[あしがる 第九話「バカとハサミは使いようだが合わせると危険」]]></title>
                <description><![CDATA[<p>鵜飼兵庫介から提示された足軽採用試験、浪人衆と足軽隊が激突し火花を散らす！しかし三郎左衛門の悪知恵で試験は予想外の一方的な展開に……！？</p>]]></description>
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                <pubDate>Tue, 28 Feb 2017 00:56:00 +0900</pubDate>
                <category><![CDATA[あしがる]]></category>
                <category><![CDATA[小説]]></category>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>足軽採用枠をかけた模擬戦の数日前。<br />前田甚之丞の屋敷にはお抱えの足軽頭たちが集められていた。<br />目の前の大きな机に広げられているのは近隣の地図であり、部屋はさながら軍議の様相を呈していた。<br /><br /><br />「今回の採用試験もいつも通りだ。浪人衆には前田城の大手門から出発して、隣の城を目指してもらう。城主の香西伊賀守にも話は通してあるからお前さんたちは道中全力で浪人衆をぶっ叩け。一揆を想定した演習だと思えばいい」<br /><br /><br />つまるところ足軽の採用試験にかこつけて、既存の足軽隊に実戦演習を経験させようというのだ。さらには市街地を利用することで、民衆に対し恣意的な効果も期待できる。まさに一石三鳥というわけだ。<br /><br /><br />「さて、通例では最初に浪人衆とぶつかる一番隊は新参者に譲っているわけだが。兵庫介、お前はどうする？」<br /><br /><br />兵庫介はしばし思案したのち、口を開いた。<br /><br /><br />「しからば、某は三番隊を預かりまする」<br /><br />「三番隊？　最後じゃねえか。毎年三番までたどり着くのは二、三人だぞ？」<br /><br /><br />甚之丞が聞き返すのも無理はない。浪人衆はいわば素人である。この採用試験は彼ら素人を相手にすることで新参者でも容易く功を立てられる機会を与え、既存の部隊との差を埋めるという思惑もあってのことだ。<br /><br />無論、最も功を立てやすいのは最初に浪人衆をぶつかる一番隊である。<br /><br /><br />「ええ、構いませぬ」<br /><br />「ほー、そうかい。じゃあそうしよう」<br /><br /><br />甚之丞とて本人の意思を無視してまで無理な差配はしない。<br />しかしここは功の稼ぎどころである。先達に譲る必要などないのだが……。<br /><br /><br />「そうそう、そういう殊勝な態度が長生きの秘訣でござる。なあに、一番隊はこの相田芽次郎に任せるでござる！　だははははは！」<br /><br />「では二番隊は私が務めさせていただきますよ。私の計算では三番隊まで浪人衆が残ることはありませんがね、ふふふ」<br /><br />「おい仮にも採用試験だぞ。あんまり気張りすぎて怪我人続出させるんじゃねえぞ」<br /><br />「「お任せあれーっ！」」<br /><br /><br />兵庫介が一番隊を譲ったことで、他の足軽頭たちはここがアピールのしどころだと発奮していた。<br />だが甚之丞は、この新参の足軽頭に底の知れない冷たさのようなものを感じていた。<br /><br /><br />「鵜兵、新参のお前さんにゃ余計なお世話かもしれねえが、一つだけ申し伝えておくぜ」<br /><br />「ははっ、なんなりと……」<br /><br />　
                            <a href="https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1198887">続きを読む</a>
                        </p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
                <nicoch:article_thumbnail>https://secure-dcdn.cdn.nimg.jp/blomaga/material/channel/article_thumbnail/ch2627674/1198887</nicoch:article_thumbnail>
            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[【近況報告】今日は幕張、明日も幕張]]></title>
                <description><![CDATA[<p>全国1億人のインフルエンザに戦々恐々としている皆さん、こんばんは。絶賛免疫力低下中の今井です。今日から２日間、闘会議で幕張に行くというわけで大量に龍角散のど飴を仕入れてきました。Minecraftにドーピング検査がなくて良かった。さて近況。以前告知させていただいたこちらの番組。↓『信長の野望201X』エージェント集結せよ～九州上陸直前の大軍議↓http://live.nicovideo.jp/watch/lv2874117871時間半という短い放送時間で最低5,000コメント、目標15,000コメントというとんでもない数値を運営から押し付けられるという、なんとも険しいマッターホルンの断崖が如き放送でしたが……蓋を開けてみるとなんと32,008コメント！すごーい！　今井さんはコメントを稼ぐことが得意なフレンズなんだね！大成功でした。これは今後も信長の野望関連のオファーきちゃうかしら。来い。待</p>]]></description>
                <link>https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1187608</link>
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                <pubDate>Sat, 11 Feb 2017 02:06:00 +0900</pubDate>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>全国1億人のインフルエンザに戦々恐々としている皆さん、こんばんは。<br />絶賛免疫力低下中の今井です。<br /><br />今日から２日間、闘会議で幕張に行くというわけで大量に龍角散のど飴を仕入れてきました。<span style="font-size:150%;">Minecraftにドーピング検査がなくて良かった。</span><br /><br /><br />さて近況。<br />以前告知させていただいたこちらの番組。<br />↓『信長の野望201X』エージェント集結せよ～九州上陸直前の大軍議↓<br />http://live.nicovideo.jp/watch/lv287411787<br /><br />1時間半という短い放送時間で<strong>最低5,000コメント</strong>、<span style="color:#000000;"><strong>目標15,000コメント</strong></span>というとんでもない数値を運営から押し付けられるという、なんとも険しい<span style="text-decoration:underline;">マッターホルンの断崖が如き放送</span>でしたが……蓋を開けてみるとなんと<br /><br /><strong><span style="color:#ff0000;font-size:200%;">32,008コメント！</span></strong><br /><strong>すごーい！　今井さんはコメントを稼ぐことが得意なフレンズなんだね！</strong><br /><br />大成功でした。これは今後も信長の野望関連のオファーきちゃうかしら。来い。<span style="font-size:80%;">待ってる。</span><br /><br />ちなみにコーエーテクモの担当者さんに「24時間ひたすら歴史談義する放送とかどうっすか？」って聞いたら<strong>すげー困った顔</strong>してました。苦虫2、3匹噛み潰した感じの。<br /><br /><br />さて近況というか告知です。<br /><br />世間では今日から<span style="color:#ff0000;font-size:200%;"><strong>闘会議</strong></span>なんだとか。<br />実は今井さんも出演します。そうです、Minecraftです。<br /><br /><strong>Minecraftと言ったら今井三太郎。</strong><br /><strong>今井三太郎と言ったらMinecraft。</strong><br /><span style="font-size:150%;"><strong>マジカルバナナでも板東英二が止めに入らないレベルで大正解</strong></span>。<br /><br />ブースとしては「【ゲーム実況者エリア】ゲーム実況ストリート1st@闘会議2017」というなんとも情報過多なものになっております。<br />もっと絞れや！　ゲーム実況２回入っとるやないか！<br /><br />Minecraftの文言が入っておらずややこしいので<br />間違えることがないよう、下にURLを貼っておきましょうねえ。<br /><br /><br /><strong>[DAY1]</strong><br /><strong>http://live.nicovideo.jp/watch/lv287957306</strong><br /><br /><strong>[DAY2]</strong><br /><strong>http://live.nicovideo.jp/watch/lv287957442</strong><br /><br /><br />そして今井さんは両日共に<strong><span style="color:#ff0000;font-size:300%;">13:45</span></strong>からの出演となっております。<br />競演はうぇるさん（ch2625389）、クーさん（ch2597568）<br />DAY2にはこれにぬどんさん（ch2597926）が加わるという<br /><strong>平均年齢が高めのグループ</strong>となっております。<br /><span style="text-decoration:line-through;">前半グループもさして若くはないけどね！！</span><br /><br />というわけで<span style="font-size:150%;"><strong><span style="color:#ff0000;">「今井が出れば全て神回」</span></strong></span>を証明してやろうと思います。<br />昼過ぎだからね、腹筋ぶっ壊されて食った昼飯が戻ってこないように各員注意されたし。<br /><br /><br /><br />そして気づいてるかもしれないけど放送開始まであと<strong>8時間切ってる</strong>んだよね。<br />リハ考えると<strong>5時には起きなきゃいけない</strong>んだよね。殺す気か。<br /><br />インフルエンザ貰わないよう気をつけます。<br /><br /><br /><br />以上、今井でした。</p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
                <nicoch:article_thumbnail>https://secure-dcdn.cdn.nimg.jp/blomaga/material/channel/article_thumbnail/ch2627674/1187608</nicoch:article_thumbnail>
            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[あしがる 第八話「うどんの国がうどんばっかり食ってると思ったら大間違い」]]></title>
                <description><![CDATA[<p>讃岐に到着したつばめ一行。しかし足軽頭・兵庫介との間には明らかな待遇の差が……</p>]]></description>
                <link>https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1187378</link>
                <guid>https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1187378</guid>
                <pubDate>Fri, 10 Feb 2017 18:23:00 +0900</pubDate>
                <category><![CDATA[あしがる]]></category>
                <category><![CDATA[小説]]></category>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>足軽一行が讃岐に到着して早くも一週間が経過した。<br /><br />正確には足軽と、浪人たちの一行である。<br /><br /><br />「納得できねぇーーーっ！！！」<br /><br /><br />三郎左衛門は雑草のような頭からふんすふんすと煙を上げていた。<br />思い出されるのは一週間前の出来事である。<br /><br /><br />「もともと一人だけって話だ。オメーらまで雇い入れる余裕はねえ」<br /><br /><br />三郎左衛門とつばめは、讃岐に到着するなり甚之丞からこう告げられた。<br />そしてわずかばかりの金子を持たされ、まったく無縁の土地に放り出されたのである。<br /><br />そもそも亡命者を受け入れるという危ない橋を渡っている甚之丞の立場からしてみれば、無理もない話ではある。<br />突如として無職の谷に突き落とされた事実を、当の本人たちが受け入れられるかどうかは別として。<br /><br /><br />「某としても残念でならんが致し方あるまい。そういうわけだ、達者でな」<br /><br /><br />淡々とした兵庫介の態度もまた、二人の怒りに油を注いだ。<br /><br />そしてその怒りは食へと向いた。<br />そう、立った腹は寝かしつけてやらねばならない。<br />それには温かいものを入れるのが一番である。<br /><br /><br />「ちくしょーっ！　兵庫のやつ、自分ばっかり美味しい思いしやがって！　もぐもぐ！」<br /><br />「私たちだって美味しい思いしたいぞーっ！　むしゃむしゃ！　美味しいーっ！」<br />　
                            <a href="https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1187378">続きを読む</a>
                        </p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
                <nicoch:article_thumbnail>https://secure-dcdn.cdn.nimg.jp/blomaga/material/channel/article_thumbnail/ch2627674/1187378</nicoch:article_thumbnail>
            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[【近況報告】前略今井は元気です]]></title>
                <description><![CDATA[<p>全国1億人の歴史ファンの皆さん、こんばんは。ここ2週間ほど遅い正月休みと称してコタツで寝てました今井です。なお休暇は風邪との格闘でほぼ潰えた模様。月末から2月にかけては闘会議とかもあるからちゃんと体調整えておかないと死んじゃうからね！　いっそ今体調崩してよかったぐらいに思っておかないとね！とか言ってるとマジで闘会議当日にインフルとかかかりそうなので、皆さんも体調管理には重々お気をつけあそばせ。予防接種行けよ！どうも都内ではインフル警報が出ているとかで。人が集まるところではパンデミックも予想されます。そんなこと言ったらどこにも行けなくなるけどな！ちなみにインフルエンザはイタリア語で「影響」という意味なんだとか。占星術的な観点から悪い寒気の影響で発生する病と考えられていたからだそうな。さて近況。まずは本日、21時よりこんな番組に出演します。http://live.nicovideo.jp/wa</p>]]></description>
                <link>https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1179875</link>
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                <pubDate>Fri, 27 Jan 2017 13:51:00 +0900</pubDate>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>全国1億人の歴史ファンの皆さん、こんばんは。<br />ここ2週間ほど遅い正月休みと称してコタツで寝てました今井です。<br /><br />なお休暇は風邪との格闘でほぼ潰えた模様。<br /><br />月末から2月にかけては闘会議とかもあるからちゃんと体調整えておかないと死んじゃうからね！　いっそ今体調崩してよかったぐらいに思っておかないとね！<br /><br />とか言ってるとマジで闘会議当日にインフルとかかかりそうなので、皆さんも体調管理には重々お気をつけあそばせ。予防接種行けよ！<br /><br />どうも都内ではインフル警報が出ているとかで。<br />人が集まるところではパンデミックも予想されます。<br />そんなこと言ったらどこにも行けなくなるけどな！<br /><br />ちなみにインフルエンザはイタリア語で「影響」という意味なんだとか。<br />占星術的な観点から悪い寒気の影響で発生する病と考えられていたからだそうな。<br /><br /><br /><br />さて近況。<br /><br /><strong>まずは本日、21時よりこんな番組に出演します。</strong><br /><br />http://live.nicovideo.jp/watch/lv287411787<br /><br />ついに歴史戦略シミュレーションの金字塔、信長の野望からオファーやーっ！<br /><strong><span style="font-size:150%;">あー？！　なんやこれーっ！</span></strong><br /><br />↑リアルでこんな感じでした。<br /><br />歴史はニコ生界隈では他の追随を一切許さないものの、イロモノ臭が隠せていないですね。<br />ここまで突っ切れば<strong><span style="color:#ff0000;">褒め言葉的な意味でバカ</span></strong>だと思うので楽しみにしております。<br />なにやら<span style="font-size:150%;"><strong>コメント15000稼げ</strong></span>との命が下っておるのでよろしくお願いいたします。<br /><br /><br />続きまして、闘会議ですが。<br />今年もなんとか出演枠に滑り込みました。<br />こっちはまた詳しくレポートします。<br />実況ストリートで僕と握手！　よろしくお願いいたします。<br /><br /><br />最後にあしがる！<br />OPの絵コンテを切り始めております。<br /><br />てか作っておいてなんだけどOPあったほうがいいのかしら？<br />EDの方がいいのではないかしら？そこらへんは好みかと思われ。<br />OPだけでも今月中に完成させたいところ、生放送なんかでちょいちょいやってくと思います。<br /><br /><span style="font-size:150%;"><strong>今月ずっと夜勤で放送できてないからね！</strong></span><br /><span style="font-size:150%;"><strong>もうやりたくてウズウズしてるさ！</strong></span><br /><br />小説版あしがるもきょうから更新再開しております、ようやく讃岐に来るところまで話を進められた……。<br /><br />こっちもずいずい更新していきましょうねえ。<br /><br /><br />というわけで長らくサボっていたので近況が多くなりましたが、<br />今年もよろしくお願いします。<br /><br />以上、今井でした。</p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
                <nicoch:article_thumbnail>https://secure-dcdn.cdn.nimg.jp/blomaga/material/channel/article_thumbnail/ch2627674/1179875</nicoch:article_thumbnail>
            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[あしがる 第七話「声が大きいヤツは密談に向いてない」]]></title>
                <description><![CDATA[<p>連れ去られた二人を助けるため、強敵・桑名弥次兵衛に挑むつばめ。だが弥次兵衛には別の思惑があった。</p>]]></description>
                <link>https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1179872</link>
                <guid>https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1179872</guid>
                <pubDate>Fri, 27 Jan 2017 13:41:00 +0900</pubDate>
                <category><![CDATA[あしがる]]></category>
                <category><![CDATA[小説]]></category>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>ひとけの無い深夜の長屋町。<br /><br />その通りを我が物顔で進む一団があった。<br />桑名弥次兵衛以下、その手勢である。<br /><br />弥次兵衛の大きな声は夜の静けさによく響く。<br />住人たちが固く戸を閉ざすのもむべなるかな、人は嵐を前にして過ぎ去るのを待つ他ない。<br /><br />しかし、その太い足がピタリと止まる。<br /><br /><br />「……獣がきておるのう」<br /><br /><br />野生的な嗅覚か、それとも歴戦により培われた勘か。<br />弥次兵衛は背後から迫るプレッシャーを感じ取るや否や、肩に担ぎ上げていた二人の足軽を部下に預けた。<br /><br />そしてゆっくりと息を吐きながら黒塗の愛槍に手を伸ばす。<br /><br /><br />「先に行けい。あれはお前らの手に余るう」<br /><br /><br />部下たちは互いの顔を見合わせる。背後に伸びる自分たちが今しがた歩いてきたその道は、深い闇に閉ざされている。松明を掲げ目を凝らしても人影すら見当たらず、耳を澄ましても足音一つすらしない。<br /><br /><br />その時、一迅の風が吹いた。<br />　
                            <a href="https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1179872">続きを読む</a>
                        </p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
                <nicoch:article_thumbnail>https://secure-dcdn.cdn.nimg.jp/blomaga/material/channel/article_thumbnail/ch2627674/1179872</nicoch:article_thumbnail>
            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[あしがる 第六話「足軽長屋は共同生活の場です、清潔に保ちましょう」]]></title>
                <description><![CDATA[<p>事件の裏に殿様の影。三郎左衛門は夜逃げを計画するがその部屋はあまりにも汚く……。</p>]]></description>
                <link>https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1173896</link>
                <guid>https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1173896</guid>
                <pubDate>Sun, 15 Jan 2017 23:32:00 +0900</pubDate>
                <category><![CDATA[あしがる]]></category>
                <category><![CDATA[小説]]></category>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>夜の帳が城下町を包む。<br />良い子が眠り、悪い子もそろそろ眠い、そんな丑三つ時。<br /><br />ゴミ集積所と見紛うばかりの足軽長屋の一室に蠢く影が二つあった。<br /><br /><br />この部屋にはゴミの神様が住んでいる。<br />そう言われて何人が信じるだろうか。<br /><br />きっと五人に一人ぐらいは納得するのではなかろうかと、つばめは思った。<br /><br /><br />「詰め込めるだけ詰め込め、全部持っていくぞ！」<br /><br /><br />ゴミ山という名の私物を選別しているのは三郎左衛門である。<br /><br />物が溢れる現代の世でなかろうとも、ゴミは溜まるしホコリも積もる。<br />それらが幾重にも重なった地層から次々とガラクタをサルベージするさまは、さながら化石発掘隊である。<br /><br /><br />「三郎左、牢から出してくれたことには礼を言う」<br /><br />「礼は言え、たくさん言え。だけど俺だって何も下心なくお前を助けてやったわけじゃねえ。せめて荷物持ちぐらいの役には立ってもらわねえとな」<br /><br />「これじゃまるで夜逃げじゃないか」<br /><br />「まるでもくそも夜逃げそのものだけどな。お互い捕まったらケツひっぱたかれるだけじゃ済まねえぜ。ほらよっ！」<br /><br /><br />渋々ながらも、つばめは投げ渡されたガラクタを手早く風呂敷に包んでいく。<br /><br />三郎左衛門はもとより、牢を破ったつばめ自身も今や追われる身である。<br />むしろこの三郎左衛門という男は、それを理解した上でつばめを脱獄させたわけだが。<br /><br /><br />「今更怖気づいてんじゃねえよ。ほら、そいつで最後だ。さっさとずらかるぞ！」<br /><br /><br />荷物をまとめ上げた三郎左衛門が部屋を出ようとしたその時である。<br />　
                            <a href="https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1173896">続きを読む</a>
                        </p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
                <nicoch:article_thumbnail>https://secure-dcdn.cdn.nimg.jp/blomaga/material/channel/article_thumbnail/ch2627674/1173896</nicoch:article_thumbnail>
            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[【近況報告】成人式だというけれど何を成人するのだろう]]></title>
                <description><![CDATA[<p>全国121万人の新成人の皆さん、こんばんは。年末に部屋を改装して、まだ元に戻していない今井です。なにやら世間では今日は成人式だったとかで。一部が馬鹿やったせいで「今年の新成人はダメだ」と一緒くたにされて憤慨しているそこのアナタ。それを面接で言ったら確実に落ちるから気をつけろ！悪人を非難する者は正義の味方としてもてはやされるが、愚か者を非難する者は等しく愚か者だと心得たまえ。それにどうせね。成人式で芽生えた新たな心構えなんてね。夏が来る前には部屋の隅で菌糸類の苗床になってるからね。さて近況。年末年始多忙だった分、ようやく少し落ち着きました。遅めの正月、ということでこたつで寝るのが習慣化しております。むしろこたつと布団が一体化しているわけで。これはいけない。これは人をダメにする。最近はもっぱらトークメーカーにはまりっぱなしなので、そろそろ切り替えたいところ。だってアレ楽ちんなんだもの！撮影は１</p>]]></description>
                <link>https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1170290</link>
                <guid>https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1170290</guid>
                <pubDate>Sun, 08 Jan 2017 22:29:00 +0900</pubDate>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>全国121万人の新成人の皆さん、こんばんは。<br />年末に部屋を改装して、まだ元に戻していない今井です。<br /><br /><br />なにやら世間では今日は成人式だったとかで。<br /><br />一部が馬鹿やったせいで<span style="font-size:150%;"><strong>「今年の新成人はダメだ」</strong></span>と一緒くたにされて憤慨しているそこのアナタ。<br /><br />それを面接で言ったら確実に落ちるから気をつけろ！<br /><br />悪人を非難する者は正義の味方としてもてはやされるが、<br />愚か者を非難する者は等しく愚か者だと心得たまえ。<br /><br />それにどうせね。<br />成人式で芽生えた<span style="color:#ff0000;font-size:150%;"><strong>新たな心構え</strong></span>なんてね。<br />夏が来る前には部屋の隅で<span style="font-size:150%;"><strong><span style="color:#993366;">菌糸類の苗床</span></strong></span>になってるからね。<br /><br /><br /><br /><br />さて近況。<br /><br />年末年始多忙だった分、ようやく少し落ち着きました。<br />遅めの正月、ということでこたつで寝るのが習慣化しております。<br /><br />むしろこたつと布団が一体化しているわけで。<br />これはいけない。これは人をダメにする。<br /><br /><br />最近はもっぱらトークメーカーにはまりっぱなしなので、そろそろ切り替えたいところ。<br /><strong><span style="font-size:150%;">だってアレ楽ちんなんだもの！</span></strong><br /><br /><br />撮影は１月中旬からですかしら。<br />意識してあしがる最初の方はマップ作りやすい舞台設定にしたので、<br />サクサク撮影できるはず……！　もってくれよ俺のPC……！<br /><br />このPCとも長い付き合いになります。<br /><strong><span style="color:#3366ff;">有能秘書アリス</span></strong>と名付けて大事に扱ってきた賜物かまだまだ現役です。<br /><br />身の回りの物に名前を付けると愛着が湧いて大事に扱うようになる結果、長もちするんだとか。<br /><br />スマホとか、マグカップとか、バイクとか。<br /><br />ちなみに上京するとき実家から持ってきたニコニコ柄のどんぶりは<span style="text-decoration:underline;"><strong>両方割れました。</strong></span><br /><br /><br />あと余談ですが、<br />１月以降の小説あしがる更新分は公開１週間が経過すると徐々に有料化されていくのでご注意を。<br /><span style="text-decoration:underline;"><span style="color:#ff0000;text-decoration:underline;"><strong><span style="font-size:200%;">運営さんブロマガにルビ機能ください。</span></strong></span></span><br /><br /><br />以上、今井でした。</p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
                <nicoch:article_thumbnail>https://secure-dcdn.cdn.nimg.jp/blomaga/material/channel/article_thumbnail/ch2627674/1170290</nicoch:article_thumbnail>
            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[あしがる 第五話「たそがれのそれがし」]]></title>
                <description><![CDATA[<p>村での襲撃事件を解決し、城下町へとやってきたつばめ。足軽頭の兵庫介に気に入られ部屋を与えられるが……。</p>]]></description>
                <link>https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1168825</link>
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                <pubDate>Fri, 06 Jan 2017 02:08:00 +0900</pubDate>
                <category><![CDATA[あしがる]]></category>
                <category><![CDATA[小説]]></category>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>件の村からほど近い佐川という小さな城下町、足軽の詰所はその一角にある。<br />つばめはその暗く狭い廊下を歩いていた。<br /><br /><br />「手練だと聞いている。是非とも某（それがし）の隊に迎え入れたいところだ」<br /><br /><br />そう語りかけるのは、並んで歩く足軽頭の兵庫介である。<br />二人は道すがら家族のことや、村でのことなどを話しているうちにすっかり意気投合していた。<br /><br />この兵庫介一見仕事一筋で真面目そうな男ではあるものの、これが随分と熱心に話を聞いてくるのである。<br />つばめもいい気分になって父の武勇伝などを語っているうちに、喉がカラカラになってしまった。<br /><br /><br />「着いたぞ、今日からここがお前の部屋だ。好きに使ってくれ」<br /><br />「本当に何から何までありがとう、兵庫」<br /><br />「礼を言われるようなことではない。これも某にとっては仕事のうちだ」<br /><br /><br />そう言ってつばめにあてがわれたのは石造りの小部屋である。<br /><br />調度品は薄いゴザが一枚に小さなオケが一つ。それ以外には何もない。<br />ミニマミストもびっくりの極端にシンプルな部屋だ。<br /><br />やけに高い位置から見下ろしてくる明かり取り用の小さな窓には、樫の格子がはまっている。<br /><br />出入り口とお揃いの格子は、押しても引いてもビクともしない。<br /><br /><br /><br />「これ牢屋じゃん！」<br /><br /><br />「そうだが？」<br /><br /><br />どこからどう見ても独房である。<br />つばめはまるで檻に入れられた猿のように格子にしがみついて叫んだ。<br /><br /><br />「そうだが？　じゃないよ！　話が違うじゃないか！」<br /><br />「お前もあの村の一味であることにかわりはない。沙汰が下るまでそこで大人しくしておれ」<br /><br />「おおん！？　隊に迎え入れたいとか言ってたじゃん！」<br /><br />「それは嘘偽り無い本心だ。叶うかどうかは別だがな」<br /><br /><br />そう言うと兵庫介は足早に暗い廊下を後にした。<br />残されたのは檻に入ったマヌケが一人。<br /><br /><br />「わーーーん！　ここから出してぇーーーっ！」<br /><br /><br />みじめな叫び声が、小さな窓から青い空へとこだました。<br /><br />　
                            <a href="https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1168825">続きを読む</a>
                        </p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
                <nicoch:article_thumbnail>https://secure-dcdn.cdn.nimg.jp/blomaga/material/channel/article_thumbnail/ch2627674/1168825</nicoch:article_thumbnail>
            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[【近況報告】新年のご挨拶]]></title>
                <description><![CDATA[<p>あけましておめでとうございます。年越しブロマガ更新をサボって友達とえっちなゲームをしていました、今井です。いやあ、黒先輩えっちでしたなあ。年越しの瞬間はこんな画面でした。ひどい、ひどすぎる。今年も全体的にこんな感じでいきますので、よろしくお願いいたします。いやいやいやいや、ひどかったけども。おかげさまで年末年始は友達たくさんとすごせました、華やかでしたね。野郎ばっかりでしたけどね！今井さんは年末年始基本忙しいから仕方ないね！2016年の正月にいたっては蕎麦打ってたからね。今年の正月こそはと思っておりましたが案の定仕事でした。「今井さんの2016年の仕事納めっていつだっけ？」「12月31日だね」「2017年の仕事始めは？」「1月1日だね……」「もうひとつ質問いいかな　俺の年末年始どこにいった？」「君のような勘のいい社畜は嫌いだよ」やだああああああああああああああああーーーーーーーっ！！！！来</p>]]></description>
                <link>https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1167223</link>
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                <pubDate>Tue, 03 Jan 2017 05:13:00 +0900</pubDate>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>あけましておめでとうございます。<br />年越しブロマガ更新をサボって友達とえっちなゲームをしていました、今井です。<br /><br />いやあ、黒先輩えっちでしたなあ。<br /><br />年越しの瞬間はこんな画面でした。<br /><br /><img data-image_id="459801" src="https://bmimg.nicovideo.jp/image/ch2627674/459801/4caae3b82c0d7a541811cf1dab7140d21c9a3c0c.jpg" width="615" height="497" alt="4caae3b82c0d7a541811cf1dab7140d21c9a3c0c" /><br /><br />ひどい、ひどすぎる。<br />今年も全体的にこんな感じでいきますので、よろしくお願いいたします。<br /><br />いやいやいやいや、ひどかったけども。<br />おかげさまで年末年始は友達たくさんとすごせました、華やかでしたね。<br /><br />野郎ばっかりでしたけどね！<br />今井さんは年末年始基本忙しいから仕方ないね！<br /><br />2016年の正月にいたっては<strong><span style="text-decoration:underline;">蕎麦打ってた</span></strong>からね。<br /><br /><br />今年の正月こそはと思っておりましたが案の定仕事でした。<br /><br /><br /><br /><span style="color:#3366ff;"><strong><span style="font-size:150%;">「今井さんの2016年の仕事納めっていつだっけ？」</span></strong></span><br /><br /><br /><span style="color:#ff99cc;"><strong><span style="font-size:150%;">「12月31日だね」</span></strong></span><br /><br /><br /><span style="color:#3366ff;"><strong><span style="font-size:150%;">「2017年の仕事始めは？」</span></strong></span><br /><br /><br /><span style="color:#ff99cc;"><strong><span style="font-size:150%;">「1月1日だね……」</span></strong></span><br /><br /><br /><span style="color:#3366ff;"><strong><span style="font-size:150%;">「もうひとつ質問いいかな　俺の年末年始どこにいった？」</span></strong></span><br /><br /><br /><span style="color:#ff0000;font-size:200%;"><strong>「君のような勘のいい社畜は嫌いだよ」</strong></span><br /><br /><br /><br />やだああああああああああああああああーーーーーーーっ！！！！<br /><br /><br />来年こそは平穏無事な年越しをしたいと思います。<br /><br />なお12月中に蕎麦食いすぎたせいで、年越し蕎麦を食いそびれました。<br />これから年越し蕎麦を食おうと思います。<br /><br />以上、今井でした！　今年もよろしく！</p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
                <nicoch:article_thumbnail>https://secure-dcdn.cdn.nimg.jp/blomaga/material/channel/article_thumbnail/ch2627674/1167223</nicoch:article_thumbnail>
            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[あしがる 第四話「しんぎん・いん・ざ・れいん」]]></title>
                <description><![CDATA[<p>逆襲の時はきたれり。つばめと三郎左衛門、雨中の決死行！</p>]]></description>
                <link>https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1165074</link>
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                <pubDate>Fri, 30 Dec 2016 09:50:00 +0900</pubDate>
                <category><![CDATA[あしがる]]></category>
                <category><![CDATA[小説]]></category>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>「ちっ、また降ってきやがった」<br /><br /><br />かやぶきの屋根をしたたかに打ち付ける雨音が冷たい土間に響く。<br />囲炉裏の火に照らし出された男の顔は渋く歪んでいた。<br /><br /><br />「くそっ、上手くいかねえ。チクショウが！」<br /><br /><br />元用心棒の男は荒れていた。手下数人がそれを戦々恐々と見守る。<br /><br /><br />「大丈夫だよ親分！　真っ逆さまに沢に落ちたんだ、アイツらきっと死んでるよ！」<br /><br />「そういう問題じゃねえ！　オメェを沢に叩き落とすぞ！」<br /><br /><br />たかが二人とはいえ、取り逃がした失態の影響は大きかった。<br /><br />逃げた連中が仲間を連れて戻ってくる可能性がある以上、残された村人が易々と口を割ることはない。<br />もとより仲間を見捨てて逃げるような連中であれば、残された者に人質としての価値もない。<br /><br />もし万が一仲間を引き連れて戻ってくればここを離れざるをえなくなる。<br />そうなればこの村が蓄えている金を強奪するという計画が水泡に帰してしまうだろう。<br /><br />その重大な問題にいち早く気づいたのは元用心棒であった。ゆえに手下には逃げた二人の首を取ってくるよう指示したのだが、手下どもは崖から転げ落ちた二人をそのまま放って帰ってきてしまったのだ。<br /><br /><br />「せめて耳の一つでも持って帰ってくりゃいいものを……！」<br /><br /><br />村人たちの心を折る上で最も重要なのは、助けが来ないという事実からくる絶望である。<br />それがなければ今晩中に金の在処を吐かせるのは難しいだろう。<br /><br /><br />「いっそみんな斬り伏せて口を封じちまうか……？」<br /><br /><br />日はとっくに暮れており、空も雨雲に覆われ山間は墨をぶちまけたように黒く染まっている。今から屍を捜しに行くのは困難だ。加えてこの大雨である、沢に落ちたのであれば流されているかもしれない。<br /><br />それより気がかりなのは、もし生きていたとしたら、である。<br />仲間を引き連れて戻ってきたらと思うと、背筋が凍りつき体の芯がブルリと震える。<br /><br /><br />「チクショウがっ！」<br /><br /><br />男は恐怖を誤魔化すように、怒りにまかせて傍にあった瓶を蹴り上げた。しかしなみなみと水が張られた瓶はびくともせず、逆に蹴った男の足にジーンと痺れを残した。<br /><br /><br />「いってぇーーーっ！　クソッ！　クソッ！」<br /><br /><br />男は酒を呑みたい気分だった。しかし瓶から乱暴にすくい上げた水ではいくらあおっても酔えやしなかった。<br /><br /><br /><br /><hr /><br /><br /><br />「くそう、損な役回りだなあ」<br /><br /><br />屋敷の外では見張りに出された手下の一人が眠気と戦っていた。<br />手下たちの中でも一際体の大きな男である。しかし雨に濡れてすっかり冷えたその体を、睡魔がじわじわと蝕んでいた。<br /><br />山間の村には村長宅の他に明かりはなく、折からの雨天で眼前は深い闇に包まれている。<br />果たしてわざわざ冷たい夜雨に濡れてまで外で見張りをする意味があっただろうか。<br /><br />手下自身、逃げた者たちを取り逃がしたことに対するあてつけのような気がしてならない。<br /><br /><br />「へっぷし」<br /><br /><br />くしゃみの弾みで手に持った槍が転げ落ちた。<br />それは雨に濡れた軒先へ転がり、ビチャリと穂先を濡らす。<br /><br /><br />「いけねえいけねえ。うう、さむさむ……」<br /><br /><br />手下はなるべく濡れないよう、軒下から前かがみに手を伸ばした。<br /><br />その刹那、眼前の闇の中からニュッと現れた二本の腕が手下の頭を抱え込んだ。<br /><br /><br />「……っ！」<br /><br /><br />声を出す間もなく、首に巻きついた腕が手下の首をギリギリとしめ上げる。<br />どうにか振り払おうと腰の脇差に手を伸ばそうとするも、今度はその腕ごと体をしめつけられ身動きを封じられる。<br /><br />ほどなくして手下の意識は夜の闇に溶け落ちた。<br /><br /><br />「もういいぞ、放してやれ」<br /><br /><br />暗闇からぬるりと這い出したのは、雨と泥にまみれた二人の男女。<br />三郎左衛門とつばめであった。<br /><br />手下と比べれば体格的に劣る二人だが、闇と雨に乗じて二人がかりで襲い掛かればかくの如しである。<br /><br /><br />「次はどうするんだ、三郎左」<br /><br /><br />つばめの問いに、三郎左衛門は待っていましたと言わんばかりの不敵な笑みを浮かべる。<br /><br /><br />「人ってのは一人も集団も同じさ、目を潰されりゃ次は耳に頼る。ほら、こいつだ」<br /><br /><br />三郎左衛門から手渡されたのは、村の畑に放置されていたクワであった。<br /><br /><br />「クワ？　こんなものでどうするんだ？」<br /><br />「決まってるじゃねえか、死ぬ気で耕せ。そら声出していけ！　おーっ！」<br /><br />「お、おーっ！」<br /><br /><br />つばめは半信半疑ながらも、三郎左衛門の奇妙な策に任せる他なかった。<br /><br /><br /><br /><hr /><br /><br /><br />その音は捕えられ衰弱した足軽たちの耳に、村人たちの耳に、そして彼らを虐げる野党たちの耳に届いた。土をめくり上げる数多の音、そして鬨の声。<br />それは雨音に紛れかすかに聞き取れる程度であったものの、確かにこちらへと近づいているようだった。<br /><br />野党たちの脳裏を最悪のシナリオがよぎる。<br /><br /><br />「チクショウ！　もう来やがった！　クソッ！」<br /><br /><br />元用心棒の顔が蒼白に染まる。<br />対して捕えられた者たちの顔はパァッと明るくなった。<br /><br /><br />「助けだ！　助けがきたんだ！」<br /><br />「うるせぇ黙れ！　そんなわけあるか！　いくらなんでも早すぎる！」<br /><br /><br />その実態は二人の足軽が豪雨の中ひたすら地面を耕しているだけなのだが、元より予見していた敵襲という恐怖、そして見張りに出しているはずの手下が何の反応も示さないという恐怖が、悪漢たちの心の均衡を乱す。<br /><br />とどめとばかりに次の瞬間、村長宅の木戸が破られ大男の体が土間に転がり込んできた。<br />完全にのびきった手下の大男はピクリとも動かない。<br /><br />それをきっかけとして、堰が切れた。<br /><br /><br />「ぎゃああああああああっ！！！」<br /><br />「おら死にたくねえよおおおおおっ！！！」<br /><br />「おい待てお前ら！　待てつってんだろコラァ！」<br /><br /><br />手下の男たちが裏口から、まるでつい先刻の三郎左衛門を映したかのように逃げ出していく。それを追うように、元用心棒の男も足をもつれさせながら転がり出ていく。男たちは真っ暗な雨の山道をでたらめに走り、何人かは沢に落ちていった。<br /><br /><br /><br /><br />「うしゃしゃしゃしゃ！　ちょろいもんだぜ」<br /><br /><br />壊れた木戸からのっそりと姿を現したのは赤い鉢巻の雑草頭、三郎左衛門である。<br />その背後からつばめがひょこっと所在なさげに顔を出した。<br /><br /><br />「こんな卑怯な手であっさり勝っちゃっていいのか……？」<br /><br />「血を流さず穏便に済ますのが大人のやり方ってやつだぜ、お勉強になったねえお利口ちゃん」<br /><br />「むぐぐぐぐ」<br /><br /><br />いやらしく笑う三郎左衛門は、ニッと白い歯を見せた。<br /><br />それと対照的に顔を真っ赤にしてうつむくつばめ。<br /><br /><br /><br /><br /><br />その頭を、大きな掌がガッチリと掴んだ。<br /><br /><br />「そういうことかい、よおくわかったぜ、お利口ちゃん」<br /><br />「あひっ……」<br /><br /><br />山道で転んだのか、泥にまみれた顔に般若の如き形相を浮かべた元用心棒の男がそこにいた。<br />反対の手には切れ味の悪そうな刀が握られている。<br /><br /><br />「たばかりやがったなこのカスども。今なら首二つで許してやるぜ、俺様ってば優しいから……」<br /><br /><br />もはや手下も残っていない。彼の声に同意するものは一人もいない。<br />しかし男はそんなことを異に介することもなく、ボロボロの刃をつばめの首筋にあてがった。<br /><br />万事休す。祝勝ムードから一転して生命の危機である。<br /><br /><br />「ひいいい、お助け……」<br /><br /><br />その白い首筋に鈍色が触れた。<br />南無三！　今度こそ一巻の終わりである。あしがるこれにて完結！<br /><br />だがそうさせまいと一人の男が声を荒げた。<br /><br /><br />「待てーっ！　金の隠し場所なら俺が知ってる！　だからちょっと待て！」<br /><br /><br />叫ぶように止めに入ったのは三郎左衛門である。<br /><br /><br />「さぶろうざ……お前……！」<br /><br />「瓶の中だ、金は瓶の中に隠されてる。間違いねえ！」<br /><br /><br />ズビシッと三郎左衛門が指をさした先にあるのは、男が蹴り上げて悶絶したあの大きな瓶であった。<br />水面に天井の梁を映し、瓶は静かにそこに佇んでいた。<br /><br /><br />「ああん？　デタラメ言ってんじゃねえだろうな？」<br /><br /><br />男の手に力が入り、刃がつばめの頬をなでる。<br />刃こぼれした狂気がつばめの長いまつ毛の先に触れる。<br /><br /><br />「そそそ、そうだぞ三郎左。お前あんまりテキトーなことばっかり言うんじゃ……」<br /><br />「テキトーなもんか。考えてもみろ、この村には井戸がある。そんなにでかい瓶をわざわざ置いておかなくったっていいだろ？　つまりそいつが金の隠し場所ってわけだ。確かめてみろよ」<br /><br /><br />どうだと言わんばかりに胸を張り、あまりに自信満々な三郎左の言葉に、悪漢の心がわずかに揺らいだ。<br />確かに用心棒を任されていた間、村中くまなく探し回ったが金の所在はついぞ突き止められなかった。<br /><br />それはつまり隠し場所に“金を隠す以外の用途”があったからではないのか。<br /><br />道理である。<br /><br /><br />「えらそうに言ってんじゃねえぞ、俺様は最初からわかってたんだぜ……？」<br /><br /><br />男はつばめの頭を掴んだまま、ゆっくりと瓶を覗き込んだ。<br /><br />すると瓶の底になにやら光るものが見えるではないか！<br /><br /><br />「お、おおお、おおおおおっ！　あったぞ俺様の金！」<br /><br /><br />男の目がカッと見開かれる。<br />その輝きはまるで瞳の中に吸い込まれるように男との距離を縮める。<br /><br /><br /><br />否、吸い込まれたのは男の方である。<br /><br /><br />「ぬああああああっ！！！」<br /><br />「おおおおおっ？！」<br /><br /><br />男が瓶の底に気を取られたその一瞬を、逃す剣鬼の娘ではない。<br />その矮躯からは想像もつかないほどの怪力で男の体が持ち上げられる。<br /><br />腕を掴まれた男は、見事な一本背負いでそのまま瓶の水面へと叩きつけられた。<br /><br /><br />「テメコラァーっ！　がぼぼ！」<br /><br /><br />男は体を元に戻そうと瓶底に手をついて踏ん張るも、指先から伝わってくるのは銭の感触ばかりである。<br />それどころか、つばめと三郎左衛門に足首を掴まれてしまい、瓶の中で逆さ吊りの体勢を強いられてしまっている。<br />いくらもがけども、大きな瓶になみなみと張られた水は男の体に纏わりついて離れない。<br />口から鼻から目から耳から冷たい水が容赦なく肺へと流れ込む。<br /><br /><br />「がぼがぼっ！　ごぼぼぼぼっ！」<br /><br /><br />もはや何を言っているのかわからないが、恨みごとであるのは間違いないだろう。<br />活け魚のように跳ねていた脚も次第に動きが鈍くなり、ついには動かなくなってしまった。<br /><br /><br />「金にくらんだ目も、ちったあ覚めただろうよ」<br /><br />「きゅうう……」<br /><br /><br />果たしてその声は耳に届いたのだろうか。ずるりと瓶から引きずり出された男は、口から水を噴水のように吹き上げながら白目を剥いていた。<br /><br /><br /><br /><hr /><br /><br /><br />夜が明けると、昨夜の豪雨は嘘だったかのようにまぶしい太陽が顔を見せた。<br />一昼夜連絡を絶った場合は本隊が動く手筈になっているらしく、三郎左衛門とつばめは他の足軽たちと一緒に迎えを待っていた。<br /><br />もし昨夜二人が悪漢たちの凶行を止めなければ、誰かが殺されていてもおかしくなかっただろう。<br />全員無事に今日の朝日を拝むことができたのは、まさに奇跡である。<br /><br /><br />「いやあ、見つかってしまいましたなあ」<br /><br /><br />スマキにされたままの村長は困ったように笑顔を浮かべ、助かったことへの安堵で処分に対する不安を掻き消すよう、わざとらしく声をあげた。<br /><br /><br />「こんなところに隠してたのか。まったく気づかなかったぞ」<br /><br /><br />ジャブジャブと瓶の底からお金を拾い集めているつばめも、次から次へと出てくる銭の山に目を丸くしていた。<br />その様子を訝しげに眺めているのは悪徳足軽、三郎左衛門である。<br /><br /><br />「少ねえな」<br /><br />「「えっ」」<br /><br /><br />つばめと村長が同時に声を発した。<br />言われてみれば確かに大金ではあるのだが、ちょっとした小金持ち程度のものだ。<br />家を建て替え、宴を催し、用心棒を雇い入れるほどのものだろうか。<br /><br />三郎左衛門は顎に指を這わせながら眉間にキュッとしわを寄せた。<br />そしていやらしい、あの悪人じみた笑みを浮かべる。<br /><br /><br />「ハハン。こりゃいざ踏み入られた時のための、取り上げられても痛くない金ってやつだな」<br /><br /><br />村人たちの間に動揺が走る。<br /><br /><br />「そんなことないですよ足軽さん。もう一文無しのすっからかんですよ、ええ」<br /><br />「あーはいはい。本当の隠し場所ならもう見当はついてるんだけどな。うけけけけ」<br /><br /><br />そう言って三郎左衛門が指差したのは、今は使われていないであろう古井戸であった。<br />つばめが落とされたあの井戸である。<br /><br /><br />「あんさん、ありゃただの古井戸ですよ」<br /><br />「すぐ近くに沢があるのに、わざわざ井戸なんか掘らなくったっていいだろバァーカ」<br /><br />「あっ」<br /><br /><br />村人たちは顔を白黒させながら押し黙った。<br />誰一人として是とも否とも声をあげることはなかったが、一様に見せた沈痛な面持ちが三郎左衛門の推察が正しいことを物語っていた。<br /><br /><br />「なるほど、じゃあ本隊とやらが着いたら井戸の中から金を引き上げればいいんだな」<br /><br /><br />感心したように頷くつばめの唇に、それ以上言うなといった風に人差し指が添えられる。<br /><br /><br />「わかってねえなあ、お利口ちゃんめ。本隊が来る前に運び出して隠しちまえば、まるごと俺たちのものにできるってことさ。三郎左衛門流足軽兵法その三だ。“好機と小銭はひろったもの勝ち”ってな。うしゃしゃしゃしゃ！」<br /><br /><br />言うが早いか、三郎左衛門は上着を脱ぎ捨て古井戸へ飛び込んだ。<br /><br /><br /><br /><hr /><br /><br /><br />本隊が到着したのは、それから半刻ほど経った後のことであった。<br />野党とは比べものにならないほどよく訓練されているのを見るに、元用心棒の男たちが恐れていたのも頷けるというものだ。<br />足軽を率いる男は的確に指示を出し、部下を怪我人の救護や村人の搬送、野党どもの残党の処理にあたらせていた。<br /><br /><br />「足軽頭の鵜飼兵庫介だ。怪我人どもから話は聞いた、手間をかけたようだな」<br /><br />「はい、小川つばめです……」<br /><br />「つばめか、覚えておこう。ところで、馬鹿の三郎左衛門はどこにいる」<br /><br />「それがその……えっと」<br /><br /><br />頬を赤く染めたつばめが指をさした先には古びた井戸があった。<br />兵庫介が近づくと不思議なことに、その中から男の叫び声が聞こえてくるではないか。<br /><br /><br />「あひーっ！　ドジョウが変なとこに入ってくりゅのお！　誰かたしゅけてーーっ！！」<br /><br /><br />足軽頭の溜息は井戸より深く、雨上がりの空はどこまでも青かった。<br /><br /><hr /></p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
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            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[【近況報告】もういくつ練ると色が変わる]]></title>
                <description><![CDATA[<p>メリークリスマスを略してメリクリ、あけましておめでとうをあけおめと略す、全国5000万人の自称シティボーイのみなさんこんばんは、今井です。クリスマスを過ぎると一気に年末ムードが加速するわけで。それもそうだ、一週間もしないうちに年が明けるんだもの。あけましておめでとうなシーズンなんだもの。ところで何故あけまして「おめでとう」なのか。みんなが心に留めているであろうこの疑問を徹底検証するよ。おめでたい理由について。考えられるのは「数え年」という概念です。日本ではついこの間、明治5年までグレゴリオ暦ではなく天保暦が用いられておりました。いわゆる太陰暦というやつですな。現在使われておるグレゴリオ暦でも実際の太陽の動きとの差を埋めるべく置閏法というシステム、いわゆる閏年が導入されておるわけですが、当時は「閏月」を導入しておりました。何年かに一度、閏月を挿入して1年を13ヶ月にしちまうわけです。つまり現</p>]]></description>
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                <pubDate>Tue, 27 Dec 2016 18:48:00 +0900</pubDate>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>メリークリスマスを略してメリクリ、<br />あけましておめでとうをあけおめと略す、<br />全国5000万人の自称シティボーイのみなさんこんばんは、今井です。<br /><br />クリスマスを過ぎると一気に年末ムードが加速するわけで。<br />それもそうだ、一週間もしないうちに年が明けるんだもの。<br /><br />あけましておめでとうなシーズンなんだもの。<br /><br />ところで何故あけまして「おめでとう」なのか。<br /><br />みんなが心に留めているであろうこの疑問を徹底検証するよ。<br /><br /><br />おめでたい理由について。考えられるのは「数え年」という概念です。<br /><br /><br />日本ではついこの間、明治5年までグレゴリオ暦ではなく天保暦が用いられておりました。<br /><br />いわゆる太陰暦というやつですな。<br /><br />現在使われておるグレゴリオ暦でも実際の太陽の動きとの差を埋めるべく置閏法というシステム、いわゆる閏年が導入されておるわけですが、当時は「閏月」を導入しておりました。<br /><br />何年かに一度、閏月を挿入して1年を13ヶ月にしちまうわけです。<br />つまり現在でも2月29日生まれの人は4年に1回しか誕生日がこないのに、一月丸々誕生日こない人たちが生まれてしまうわけです。<br /><br />といった背景から日本では「数え年」と呼ばれる制度が普及しておりました。<br />生まれた年を1歳。正月を迎えればプラス1歳という節分に食べる豆を数えるときのアレです。<br /><br />なんで生まれた時が0歳じゃなくて1歳なの？　という疑問については、<br />そもそも中国から日本に元号が伝わった5世紀半ばの時点では0という概念が存在せず、<br />0の存在は6世紀になってようやくインド人が発見したと言われております。<br /><br />江戸時代の頃には既に0という概念は伝わっていたとされておりますが、<br />電気通信もなく長らく鎖国しておった保守まっさかりの時代に、<br />改暦に伴う年齢計算方法を改めましょうってのは現実問題無茶な話だったんですなあ。<br /><br />というわけでみんな一斉に1歳年を取るからあけまして「おめでとう」なわけです。<br /><br />落語なんかだとたまに「新年の御慶言上し奉る」など仰々しい言葉で表現していることもありますが、本来正月というのは年が明けるだけのものではなく、慶事だったわけです。<br /><br />ゆえに現在では「めでたくないやい！　ぷんぷん！」などと仰る方も多いわけですが、<br />実際のところ慶事としての要素が薄れてきているのは事実なわけです。<br /><br />だから新年の挨拶は別に「あけおめことよろ」でも何でもいい。<br />言葉遣いを正しなさいと指導されようが、好きに新年の挨拶をすればよろしい。<br /><br /><br />ちなみにお隣の韓国では近年満年齢化が進んでいるとはいえ発布されたのが60年代ということもあり数え年の人もまだ多いわけで。<br />そこらへんも頭に置いておくとまた新年の迎え方や見方も変わってくるかと思います。<br /><br />中国の春節（旧正月）が異様に盛り上がるのもここらへんが絡んでいるので、気になったら調べてみてね。<br /><br /><br />以上、今井でした。</p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
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            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[【近況報告】動画もうｐしたことですし]]></title>
                <description><![CDATA[<p>全国6千万人のクリスマスぼっちのみなさんこんばんは。クリスマスイブは深夜まで仕事、そしてクリスマスは朝か仕事だった今井です。マイナスからマイナスへ振れ幅が小さい分、星飛雄馬よりはマシなクリスマスだったよ。というわけでクリスマスに間に合うように動画編集していたら近況報告が丸1日遅れたよ。おかげさまで動画は無事25日朝にアップロードできました。↓ごっつええMinecraft↓あらやだステキ、マイリスしなきゃ。1日10回再生して100コメしなきゃ。それと前回の近況報告で話していたトークメーカーも鋭意更新中だよ。http://talkmaker.com/works/eb00177cabdfb0e4a34febbd3c009603.htmlあらやだステキ、お気に入り登録しなきゃ。毎日10回読経してレビューも100件書かなきゃ。はい。久々にちゃんと近況報告っぽいね。久々にちゃんと色々してたからね。チャ</p>]]></description>
                <link>https://ch.nicovideo.jp/imai3/blomaga/ar1162558</link>
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                <pubDate>Sun, 25 Dec 2016 23:51:00 +0900</pubDate>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>全国6千万人のクリスマスぼっちのみなさんこんばんは。<br /><br />クリスマスイブは深夜まで仕事、そしてクリスマスは朝か仕事だった今井です。<br />マイナスからマイナスへ振れ幅が小さい分、星飛雄馬よりはマシなクリスマスだったよ。<br /><br />というわけでクリスマスに間に合うように動画編集していたら近況報告が丸1日遅れたよ。<br />おかげさまで動画は無事25日朝にアップロードできました。<br /><br /><br />↓ごっつええMinecraft↓<br /><br /><script type="text/javascript" src="https://ext.nicovideo.jp/thumb_watch/sm30295319?w=650&amp;h=380"></script><br />あらやだステキ、マイリスしなきゃ。<br />1日10回再生して100コメしなきゃ。<br /><br /><br />それと前回の近況報告で話していたトークメーカーも鋭意更新中だよ。<br />http://talkmaker.com/works/eb00177cabdfb0e4a34febbd3c009603.html<br /><br />あらやだステキ、お気に入り登録しなきゃ。<br />毎日10回読経してレビューも100件書かなきゃ。<br /><br /><br />はい。<br /><br />久々にちゃんと近況報告っぽいね。<br />久々にちゃんと色々してたからね。<br /><br /><br />チャンネルとしての活動は、<br />いよいよクリスマスも終わったのでね。<br />あしがるや。あしがるをやるんや。<br /><br />エキストラ引き続き募集中。よろしくね！<br /><br /><br />以上。今井でした。</p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
                <nicoch:article_thumbnail>https://secure-dcdn.cdn.nimg.jp/blomaga/material/channel/article_thumbnail/ch2627674/1162558</nicoch:article_thumbnail>
            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[あしがる 第三話「逃げるは恥だしみっともない」]]></title>
                <description><![CDATA[<p>スマキのまま敵の眼前に飛び出したつばめ。果たして勝機はあるのか……！？</p>]]></description>
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                <pubDate>Thu, 22 Dec 2016 18:00:00 +0900</pubDate>
                <category><![CDATA[あしがる]]></category>
                <category><![CDATA[小説]]></category>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>「なんだテメェ！」<br /><br /><br />突如物陰から飛び出してきた影に、悪漢たちは身構えた。<br />しかしすぐにその警戒を解く。なにせその影はぐるぐる巻きに縛られていたのである。<br /><br />元用心棒はその顔に見覚えがあった。<br /><br /><br />「おっほ、テメェは俺様に痛い目見せてくれちゃったヤサオトコじゃないの。そのザマはいったいどうしたんだ？　そういう趣味があったのか？」<br /><br />「黙れ外道！　モノノフなら正々堂々立ち合えこんにゃろーっ！」<br /><br /><br />鬼の形相で悪漢をにらみつけるスマキの剣士。しかしその姿は傍目にも滑稽であった。<br />ともすれば太腿を斬られ泣き叫ぶ足軽よりも自由の利かない身である。<br /><br /><br />「そんな芋虫みたいな格好でいったい何ができるってんだ？　ああん？」<br /><br /><br />形成は明らかにつばめ不利である。<br />いかなる剣豪とてスマキにされれば文字通り手も足も出ないのだ。<br /><br />ただし、それはつばめに仲間がいなければの話である。<br /><br /><br />「おい、三郎左衛門とかいったか！　この縄を切ってくれ」<br /><br /><br />物陰に潜むもう一つの影は、その声にビクリと肩を震わせた。<br />その男、三郎左衛門はこのままひっそりと息を潜めてやり過ごす腹づもりであった。<br /><br /><br />「にゃ、にゃーお、オイラは猫でござんす」<br /><br />「なんだあ？　もう一人隠れていやがったのかあ？　おい、アイツを引きずり出せ！」<br /><br />「いやーっ！　なんでバラすんだよーっ！」<br /><br /><br />引きずり出された三郎左衛門を縛り上げようと、手下の一人が荒縄を構える。<br /><br />“ピンチはチャンス”という言葉はまやかしである。ピンチはピンチなのだ！<br /><br />もし三郎左衛門がつばめ並の剣術を体得していたならば。<br />もし正義の心に燃える友情厚き漢の中の漢であったならば。<br />もし侍としてのプライドを欠片でも持ち合わせていたならば。<br />この場で仲良くつばめ共々斬り伏せられていたことだろう。<br /><br />しかしこの男は良くも悪くも足軽であった。<br /><br /><br />「待ってくれ！　俺、いやオイラは親分の手下でござんす！」<br /><br /><br />とっさに腰を折った三郎左衛門は、大柄な元用心棒の足元にすがりついた。<br /><br /><br />「なんだ降伏するってのか？　矜持も恥もねえクソ野郎だな」<br /><br />「その通りオイラは道端のクソでござんす。草履もなめちゃうもんね、ペロペロ」<br /><br />「うひゃひゃ！　悪くねえぜ、よし今日からお前は俺様の子分四号にしてやる。俺様ってば優しいから！」<br /><br />「「「「そのとぉーーーり！」」」」<br /><br /><br />己を卑下し、他の手下どもと仲良く声を合わせる三郎左衛門を見て、つばめの怒髪が天を突いた。<br /><br /><br />「お前、寝返るのか！　情けないヤツめ！　仲間が斬られたんだぞ！」<br /><br />「うるせぇ俺の知ったことか！　三郎左衛門流足軽兵法その一“勝てない喧嘩は売らない”だっ！　俺は我が身が一番かわいいんだよ！　無策で飛び出しやがってこのマヌケッ！」<br /><br /><br />悪の手先と化した三郎左衛門の心に、つばめの罵声は響くはずもない。<br />それどころか、一人で危機的状況を脱した三郎左衛門とは対照的に、つばめのピンチは未だ継続中である。<br /><br />悪の首魁たる元用心棒は、血に濡れた刀を手にしたまま、スマキにされ床に転がされたつばめを見下ろした。<br /><br /><br />「俺様ってば優しいからよおー。ちょっとボコってくれちゃったことは許そうと思うわけ。つーか、俺様負けてねーし。勝ちを譲ってやっただけで、アレ実質引き分けだし」<br /><br /><br />そのこめかみには青筋がクッキリと立っており、数日前つばめにコテンパンにされたことへの深い恨みが見て取れた。その凶刃から滴る血がつばめの頬を濡らす。<br /><br /><br />「ただ許すつってもよぉー。手下どもも見てるわけよ。落とし前はつけなきゃなんねえわけよ。わかる？」<br /><br /><br />元用心棒はそう言ってボロボロの刀を大上段に構えた。<br />その切っ先が囲炉裏の火を映してヌラリと光る。<br /><br /><br />「腕一本だ。それで許してやるぜ」<br /><br />「ぎゃーっ！　やだーっ！」<br /><br /><br />刃こぼれし、もはやノコギリに近いその刃がつばめの肩めがけて振り下ろされた。<br /><br /><br /><hr /><br /><br />もうダメか。そう思われた刹那、つばめは父のことを思い出していた。<br /><br /><br />「よいかあ、つばめ。我が小川流剣術は一対一ならどんな相手にも負けん。だが一度に多くの敵を相手取る場合は、ちょっと危ない」<br /><br /><br />父・椿九郎はかねてより酒を飲むと講釈を垂れるのが常であった。<br />二人暮らしで他に話し相手がいなかったこともあり、つばめは時として支離滅裂な父の言葉を毎度聞かされていたのだ。<br /><br />酔っ払いなど相手にしなければよいものを、真面目なつばめは父が酒気とともに吐き散らす言葉を聞き漏らすことなく心に留めていたのである。<br /><br /><br />「相手が多い場合はな、敵を味方につけるのだ。なあに簡単なことだ、敵が最も恐れることをほのめかしてやればよい。敵の一人を指差してこう言うのだ――」<br /><br /><br /><hr /><br /><br />「今だっ！　三郎左衛門！　やれーっ！」<br /><br /><br />振り下ろされようとした刀は、つばめの肌に突き立つ直前でピタリと止まった。<br />そしてそのまま傍らに立つ足軽へと向けられる。<br /><br /><br />「なんだとぉ！？　テメェ味方のフリしていやがったのか！」<br /><br />「どしぇーーーっ！　なに言ってんだお前！　お前ーっ！」<br /><br /><br />三郎左衛門が慌ててつばめの襟を掴んで食ってかかる。<br />窮地を脱したはずの三郎左衛門、気づけば敵陣ど真ん中である。<br /><br /><br />「どうした、今が好機じゃないか！　あのデカブツをブスッとやってやれ！」<br /><br />「おいおいおい笑えねえ冗談だぞ。俺とお前は敵なんだよドジョウさんよお」<br /><br />「ドジョウさんじゃない、小川つばめだ。よく知っているだろう、私たちは仲間同士なんだから。ナーカーマーなーのーだーかーらー！」<br /><br /><br />つばめは周囲にもよく聞こえるよう、わざと声を張り上げた。<br />当然それは元用心棒一味の耳にも入る。<br />とりわけ元用心棒その人にいたってはコケにされたと思ったのか、ワナワナと全身を震わせ目を充血させている。握られたボロボロの刀が折れんばかりにプルプルとわなないた。<br /><br /><br />「テメェ……怪しいとは思っていたけどよぉー、最初から寝返ったフリして俺様を騙すつもりだったんだな？　まあ俺様は最初から気づいてたけどよぉー！」<br /><br /><br />血濡れの刀を持った狂人を前にして、三郎左衛門の生存本能がアクセルを踏み抜いた。<br /><br /><br />「三十六計逃げるに如かずってな。悪いが俺は逃げるぜ！」<br /><br />「一人で行かせるかっ！」<br /><br /><br />すたこらさっさと逃げ出そうとした足軽に、スマキの剣士がトビウオのように飛びかかった。手も足も出ないが、襟を掴まれるほどの近距離であれば他に出せるものはいくらでもあるのだ。<br /><br /><br />「いでぇぁーーーーっ！！」<br /><br /><br />三郎左衛門の肩に、大きなドジョウががぶりと噛み付いた。<br />図らずしも、三郎左衛門はつばめを背に負うような姿勢になる。<br /><br /><br />「仲間割れたあ、都合がいい。まとめてぶった切ってやるぜえ！」<br /><br /><br />前門の虎、後門の狼。ならぬ眼前の狂人、背後のドジョウである！<br />この状況下にあって三郎左衛門が取れる行動は三つしかない。<br /><br /><br />その一、元用心棒を相手に戦って勝つ。<br />――否、その根性と実力があれば今こうして窮地に陥ってはいない。<br /><br /><br />その二、諦めてバッサリ斬られる。<br />――否、こんなところで死ぬのはまっぴらゴメンである。<br /><br /><br /><br />その三、つばめを背負ったままこの場から逃げる。<br /><br /><br />「っっっっっ！！！」<br /><br /><br />三郎左衛門の視界に入ったのは村長宅の裏口である。<br />火事場の馬鹿力か、それともつばめの体が軽いおかげか。三郎左衛門は肩に噛み付いたままのつばめを背負い、勢いに任せて裏口から飛び出した。<br /><br />その視界の隅に、太腿から血を流し助けを哀願する足軽を捉えながら。<br /><br /><br />「待てコラァ！！」<br /><br /><br />背後からは怒号が飛び交う。しかし人間一人を背負っている三郎左衛門に振り返る余力はない。<br /><br />裏山へと続く山道を脇目も振らずひた走り、二人して土手を転がり落ち、ドボンと沢にはまったところでようやく止まった。<br /><br />追手の気配はあったが、山道を逸れたことが幸いしたのか、沢まで下りてくる様子はない。<br /><br /><br />「はひっ、はひっ、やり過ごせた……死ぬかと思った……！」<br /><br /><br />三郎左衛門の額を濡らしたのは冷や汗か、それとも雨上がりで茶色くにごった沢の水か。<br />ろくに受身も取れないまま転がり落ち、全身がすり傷だらけでズキズキと痛む。<br />ずっと噛み付かれていた肩にいたってはアザになっているかもしれない。<br /><br /><br />「そういやアイツどこいった？」<br /><br /><br />三郎左衛門が周囲に目をやると、ほど近い沢の澱みから頭の先だけが出ているのが見えた。<br /><br /><br />「ぶくぶくぶくぶく……」<br /><br />「おい大丈夫か、ちくしょう！　ふんぬ！」<br /><br />「ぷはぁーーーっ！」<br /><br /><br />スマキのまま水に沈められるとは、まるでちょっとした拷問である。<br />しかし助けあげたその剣士の目には怒りの炎が煌々と灯っていた。<br /><br /><br />「この最低のクズ野郎！　ぎゃあぎゃあ、ふんすふんす！」<br /><br /><br />もはや言葉にならない怒声を発し、つばめはスマキの体をくねらせた。<br />袖で拭うこともできないせいか、顔は泥水と鼻水と涙でぐちゃぐちゃになっている。<br /><br /><br />「どうどう、落ち着け。まだ暴れるってんならスマキのまま置いていくぞ」<br /><br /><br />三郎左衛門は暴れ馬をなだめるように、つばめを落ち着かせながらスマキの縄を解いてやった。<br />つばめはドッと疲れが出たのか、はたまた眼前で人が斬られていくのを止められなかった心痛からか、シュンと肩を落としていた。<br /><br /><br />「泣くなよみっともねぇ」<br /><br />「みっともないのはお前だ！　仲間を見捨てておいてよくもぬけぬけと！」<br /><br />「誰が見捨てるつったよ」<br /><br /><br />三郎左衛門はそう言うと泥にまみれた手でつばめの頭を鷲づかみにした。<br />そしてキョトンとするつばめの顔を引き寄せる。<br /><br /><br />「頭すっからかんのお前に足軽の流儀を教えてやる。逃げも隠れも負けじゃねえ、負けるのは俺が死んだときだけだ」<br /><br /><br />互いの吐息が、濡れた冷たい頬を温めるほどの距離。<br />私たちにはまだできることこがある！　その高揚からか、それとも生まれて初めてこれほど近くで父以外の男と接したからか、つばめの心臓が再び熱く鼓動する。<br /><br /><br />「それじゃあお前……」<br /><br />「お前じゃねえ、三郎左衛門様だ。よく知ってるだろ、俺たちは敵同士なんだからよ。その敵の一味を助けようってんだ。大馬鹿者だぜ、小川つばめ」<br /><br /><br />まるでその言葉に呼応するかのように、空から大粒の雨が滴り落ちる。<br />先ほどまでとは比べ物にならないほどの豪雨が、二人の全身をしたたかに打ちつけた。<br /><br /><br />「反撃開始だ。三郎左衛門流足軽兵法その二。“勝つまで戦えば負けない”だっ！」<br /><br /><br /><hr /></p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
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            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[【近況報告】トークメーカーってなんぞ]]></title>
                <description><![CDATA[<p>全国1億人の農耕民族の皆さんこんばんは。お肉大好き狩猟民族の今井です。あれはあんまり食えないから美味いのであって、たぶん毎日食うと飽きる。さて近況。最近周囲でストーリー系の動画作りたいやら、TRPGのシナリオ書きたいやらといった創作意欲を掻き立てられる声がチラホラ聞こえます。ええこっちゃ。というわけで少し創作に関する話をば。小説の書き方という本はいくつも出ているわけで、今井さんも少なからず本棚にはそういう本が並んでいます。だいたいどの本も同じようなことが書いてあるわけだけれども。色々読んでわかったのが、基本はあくまでも基本だということ。物語を構成するのは大きく分けてストーリー構成と文章構成なわけで。まずストーリー構成について。起承転結の概念すら王道として押さえておくべきポイントではあるものの、必須ということはないように思われる。メリハリ、起承転結、伏線、どんなものでも結局は受け手が理解でき</p>]]></description>
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                <pubDate>Tue, 20 Dec 2016 15:28:00 +0900</pubDate>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>全国1億人の農耕民族の皆さんこんばんは。<br />お肉大好き狩猟民族の今井です。<br /><br />あれはあんまり食えないから美味いのであって、たぶん毎日食うと飽きる。<br /><br /><br />さて近況。<br /><br />最近周囲でストーリー系の動画作りたいやら、TRPGのシナリオ書きたいやらといった創作意欲を掻き立てられる声がチラホラ聞こえます。ええこっちゃ。<br /><br />というわけで少し創作に関する話をば。<br /><br />小説の書き方という本はいくつも出ているわけで、今井さんも少なからず本棚にはそういう本が並んでいます。<br />だいたいどの本も同じようなことが書いてあるわけだけれども。<br /><br />色々読んでわかったのが、<span style="font-size:150%;"><strong>基本はあくまでも基本</strong></span>だということ。<br /><br />物語を構成するのは大きく分けてストーリー構成と文章構成なわけで。<br /><br /><br />まずストーリー構成について。<br /><br />起承転結の概念すら王道として押さえておくべきポイントではあるものの、必須ということはないように思われる。<br />メリハリ、起承転結、伏線、どんなものでも結局は受け手が理解できるか、といったところで。伝わらなければ何をやっても無駄といっても過言ではない。<br /><strong>なんだったらキャラクター性だけでも物語は成立する。</strong><br /><br /><br />次に文章構成について。<br /><br />それこそ動画や舞台脚本、TRPGなど発表する媒体によって書き方は大きく変わってくるし、新しいメディアだとそもそも既存の技術にこだわる必要がなかったりする。<br />特に動画ならともかく、文章に落とした際に気をつけるべきは、これまた受け手が理解できるかどうかだったりする。<br /><br />つまるところ、物語とは読んで聞かせるものであり、いくらページを重ねようが聞かせる相手がいなければ成立しないのである。<br /><br /><span style="font-size:150%;"><strong>ようするに、伝える努力を怠らなければ何やってもいいんだよ！</strong></span><br /><br /><br /><br />で、その点で今まさに物議をかもし出しているのが昨日正式リリースされたばかりの<br /><strong><span style="text-decoration:underline;">会話形式だけで物語を執筆できる</span></strong>メディアこと<span style="color:#ff0000;"><strong><span style="font-size:200%;">「トークメーカー」</span></strong></span>である。<br /><br /><br /><br />やれそれは小説じゃないだの地の文がないのは物語としてどうなのといった声が聞こえてくるわけだけれども。私はアリだと思う。<br /><br /><br /><span style="font-size:200%;"><strong>というわけでさっそく一筆書いてみたよ！</strong></span><br /><br />↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓<br /><br />http://talkmaker.com/works/eb00177cabdfb0e4a34febbd3c009603.html<br /><br /><br /><br /><br />実際に書いてみてわかったけど、会話だけで物語を進めるのはめちゃくちゃ難しい。<br />なんせ状況説明できないできない。むしろ状況は必要とされていないのかもしれない。<br />読み応えはあまりないけど、読みやすさはあるといった印象で流行りそう。<br /><br />これは言うなれば既存の創作カテゴリに含まれない文章の形というだけで、これを無理やりカテゴライズしようとする人はたぶん創作に向いていない。<br /><br />声劇とかに向いている気がするので、是非ためしてみてね。<br />あと今井さんが書いたシナリオを片っ端から<br /><strong><span style="color:#ff0000;font-size:200%;">お気に入り登録して</span></strong><br /><strong><span style="font-size:200%;color:#0000ff;">レビューをしたため</span></strong><br /><strong><span style="color:#008000;font-size:200%;">拡散して</span></strong>くれると、活動モチベーションがムンムン上がります。<br /><br />↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓<br /><br />http://talkmaker.com/works/eb00177cabdfb0e4a34febbd3c009603.html<br /><br />↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑<br /><br /><br /><span style="font-size:200%;"><strong>頼むでほんまに！</strong></span><br /><br /><br />ちなみに宣伝っぽくなったけど運営とは一切繋がりないし当然１円ももらっていないので、むしろこの記事から繋がってそっち方面でもいろいろ<span style="text-decoration:underline;"><strong>お仕事ほしい</strong></span>です。<br /><br /><span style="font-size:200%;"><strong>頼むで運営！</strong></span><br /><br /><br />以上、今井でした。</p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
                <nicoch:article_thumbnail>https://secure-dcdn.cdn.nimg.jp/blomaga/material/channel/article_thumbnail/ch2627674/1159303</nicoch:article_thumbnail>
            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[【近況報告】年の瀬感ある]]></title>
                <description><![CDATA[<p>全国5人の良い子のみなさんこんばんは。今井サンタだよ。クリスマス、アパートで隣の部屋から嬌声が聞こえてきても、絶対にデリヘルとか呼ぶなよ！　絶対だぞ！さて諸事情でちょっと遅れたけど近況報告だよ！年末はなにかと一年縁遠かった人とも顔をあわせる機会が増えるシーズンです。今井さんもここ数日で普段会わない友達とたっぷり遊んできました。ちと早いですがクリスマスプレゼントなんかも届けてきました。お歳暮も届いてね、ああ年の瀬だなとい実感を噛みしめております。ちなみにクリスマスが近づいてくるとスキンもトナカイ仕様に。これももう４年目なのでトナカイきぐるみもだい臭くなってきている模様。さて続けて進捗報告。あしがる映像化はあとカメラ回して編集するだけなんだけどね。役者が足りません。エキストラやってやるぜという方はツイッターなどで今井までご連絡ください。（だいたい深夜に撮影するので18歳以下の方はご遠慮ください</p>]]></description>
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                <pubDate>Sun, 18 Dec 2016 16:52:00 +0900</pubDate>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>全国5人の良い子のみなさんこんばんは。今井サンタだよ。<br /><br />クリスマス、アパートで隣の部屋から嬌声が聞こえてきても、<br />絶対にデリヘルとか呼ぶなよ！　絶対だぞ！<br /><br /><br />さて諸事情でちょっと遅れたけど近況報告だよ！<br /><br />年末はなにかと一年縁遠かった人とも顔をあわせる機会が増えるシーズンです。<br /><br />今井さんもここ数日で普段会わない友達とたっぷり遊んできました。<br />ちと早いですがクリスマスプレゼントなんかも届けてきました。<br />お歳暮も届いてね、ああ年の瀬だなとい実感を噛みしめております。<br /><br /><br /><br />ちなみにクリスマスが近づいてくるとスキンもトナカイ仕様に。<br /><br /><img data-image_id="455840" src="https://bmimg.nicovideo.jp/image/ch2627674/455840/7956c9dbfedd01538a53079dfd9622e80ddf0c96.jpg" alt="7956c9dbfedd01538a53079dfd9622e80ddf0c96" /><br /><br />これももう４年目なのでトナカイきぐるみもだい臭くなってきている模様。<br /><br /><br /><br />さて続けて進捗報告。<br /><br />あしがる映像化はあとカメラ回して編集するだけなんだけどね。<br /><span style="font-size:150%;">役者が足りません。</span><br /><br />エキストラやってやるぜという方はツイッターなどで今井までご連絡ください。<br /><span style="font-size:80%;">（だいたい深夜に撮影するので18歳以下の方はご遠慮ください）</span><br /><br />イラストも随時募集中だよ！<br />そろそろレギュレーション決めたほうがいいかもね！<br />そこらへんは生放送で決めよう。<br /><br /><br />そしてクリスマス動画については収録日スケジュールも確定し、<br />台本もだいたいできた感じです。こっちの方が公開早そうね。<br /><br /><br /><br /><strong><span style="font-size:150%;">いずれも乞うご期待。</span></strong><br /><br /><br />少し短いけど今回はこの辺で。<br /><br />以上、今井でした。</p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
                <nicoch:article_thumbnail>https://secure-dcdn.cdn.nimg.jp/blomaga/material/channel/article_thumbnail/ch2627674/1158033</nicoch:article_thumbnail>
            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[あしがる 第二話「愛ゆえに、あいや待たれい、あいすまん」]]></title>
                <description><![CDATA[<p>はやくも囚われの身となったつばめ。立身出世はおろか、何一つ成すことなく処されてしまうのか。一方、村には悪意の足音が迫っていた……。</p>]]></description>
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                <pubDate>Thu, 15 Dec 2016 23:25:00 +0900</pubDate>
                <category><![CDATA[あしがる]]></category>
                <category><![CDATA[小説]]></category>
                <content:encoded>
                        <![CDATA[<p>天正八年。<br />捕虜の保護を目的とした国際条約が結ばれるまであと三百年。<br /><br />つばめは絶体絶命のピンチに陥っていた。<br /><br />戦国の世にあって、捕虜の処遇というのものはだいたい相場が決まっている。<br />奴隷として売り払われるか、さもなくば死である。<br /><br /><br />「やだーっ！　やだやだやだ！　ぬわーん！」<br /><br /><br />雑兵を圧倒した若き剣士は、スマキにされて村長宅の冷たい土間に転がっていた。<br />ビタンビタンと暴れるさまは、まるで釣り上げられたばかりの魚である。<br /><br /><br />「おうおう、でっけえドジョウだなあ」<br /><br />「お前たちこんなことして恥ずかしくないのか！」<br /><br />「得体も知れねえ怪しい金で雇われた用心棒が言えた義理かよ」<br /><br />「ぐぬっ」<br /><br /><br />つばめを見張っているのは三郎左衛門と名乗った足軽である。<br />月代も剃らず雑草のように伸び放題の頭に赤いハチマキをしつらえており、具足の手入れもさして行き届いていないことから、一見して素行の悪さが見て取れる。<br /><br /><br />「先生ぇー！　話が違うじゃないですかーっ！」<br /><br /><br />近くには同じようにスマキにされた村の住人がキレイに並べられていた。<br />そのうちの一人が芋虫のようにはって逃げ出そうとするも、雑兵の一人に引きずられてすぐに元の位置へと戻されてしまう。<br /><br /><br />「言っておくが逃げ出すなんて考えない方がいいぞ。このあたりの連中はみんなお前らのあったけえ懐を狙ってんだ。スマキで沙汰を待つほうがよっぽどマシってもんだぜ」<br /><br /><br />三郎左衛門の言葉に、住人たちは押し黙る。<br /><br />彼の言うとおり、村人たちは金をたんまり貯め込んでいる。そしてそれを周辺の野党や盗賊から狙われていた。ゆえに手練の用心棒まで雇い入れて警護していたのだ。<br />一同に口をつぐむところを見るに、相当後ろ暗い金であることはまず間違いないだろう。<br /><br /><br />「少なくとも俺たちは賊じゃねえ。いきなり身ぐるみ剥いだりはしねえよ。ようするに、ここでスマキにされてるのが一番安全ってこった」<br /><br /><br />世間知らずのつばめにも理解できる話だった。つまりこの足軽たちはこの村の不審な金回りを嗅ぎつけた領主により、村に制裁を加えるべく派遣されてきたのだ。<br /><br />伝令に出た一人を除き、つばめを含む村人たちを見張っている足軽は全部で五人。<br />うち三人はつばめに斬られて少なからず負傷しているとはいえ、意識ははっきりしている。<br /><br />いくら腕に覚えのあるつばめとて、スマキにされた状態で足軽五人を相手取りこの村から逃げ出すのは難しいだろう。<br /><br />じきに伝令が本隊を引き連れて戻ってくる。そうなれば一巻の終わりである。<br /><br /><br /><br />ああ、なんたることか！<br /><br />名を上げるべく父を殴り倒してまで実家を飛び出したというのに！<br />金に目がくらみ、もてなされるがままに豪遊し、挙句の果てには処断の危機に瀕しようとは！<br /><br />きっと市中引き回しの上、河川敷ではりつけにされてしまうのだ。<br />縄でぐるぐる巻きにされ、子供たちから石を投げつけられ、あとは斬首を待つばかり。<br />乙女剣士の儚い人生は、雨後の桜のようにもろくも散りゆくのであった。<br /><br /><br />「あいや待たれいっ！」<br /><br /><br />そこに白馬に乗った若侍が颯爽と現れる！<br />つるりと剃り上げた月代と涼しげながらも強い意志を秘めた目元！<br />高そうな着物！　一見してお金持ってますというオーラ！<br /><br /><br />「とうっ！　シュババッ！」<br /><br /><br />馬から飛び降りた若侍は腰に下げた刀を抜きざま一閃、つばめを縛る縄はハラリと解け落ちた。解放されたつばめの体は重力に引かれ、まるで舞い降りた天女のようにゆっくりと厚い胸板の上に落ちる。<br /><br />若侍はつばめの華奢な体をフワリと抱き止めると、耳元でこう囁くのだ。<br /><br /><br />「なんと美しく可憐な乙女よ。拙者はとある大名の嫡男でござる。おぬしの美しさに惹かれ助けに参った。さあ拙者と祝言をあげよう！　あと拙者は超お金持ちでござる」<br /><br />「ああ、いけませんわ。私は罪人。こんなことをしたらおサムライ様にどんなお咎めがあるか……」<br /><br />「構わぬ！　拙者は今、まことの愛に目覚め申した！　この愛を地平の彼方まで共に貫き通すのじゃ！　あと全然関係ないけど拙者は超お金持ちでござる」<br /><br /><br />そして二人は白馬にまたがり、夕日に向かってパカラパカラとどこまでも駆けていくのであった。<br /><br /><br /><br /><br />「むひょひょ……」<br /><br />「なに笑ってんだコイツ」<br /><br /><br />三郎左衛門は不気味に笑いながらスマキの体をくねらせる捕虜を見下ろしていた。<br /><br /><br /><br /><hr /><br /><br /><br />雨が止み、日も傾いた頃、うとうとしていたつばめは濡れた泥を跳ねる音で目を覚ました。<br /><br />ああ、ついに本隊が到着したのか。<br />つばめの脳裏に父と過ごした十数年が走馬灯のように駆け巡る。<br /><br /><br />「いやー、待ちくたびれたわい。おーいこっちじゃあ」<br /><br /><br />よっこらせと腰をあげた足軽の一人が村長宅の扉を開き、本隊に向かって手を振った。<br /><br />その刹那。<br /><br /><br />ドスッ！<br /><br /><br />「うぎっ……！」<br /><br /><br />足軽の肩に一本の矢が突き刺さった。<br /><br />それを皮切りに二本、三本と、足軽の体は次々と射抜かれていく。全身に何本もの矢を突き立てられた足軽はドウッとその場に倒れ伏した。辛うじて息はあるようだが、そう長くはもたないだろう。<br /><br /><br />「あひぃっ！」<br /><br /><br />村人たちが、なにごとかと短い悲鳴をあげる。<br />悪意に満ちた足音は扉のすぐ外まで迫っていた。<br /><br /><br />「こっちだドジョウ！」<br /><br /><br />スマキにされたつばめの体が強い力で引っ張られ、戸棚の陰に押し込められた。<br />そこに覆い被さるようにもう一人、雑草頭の足軽が滑り込んでくる。<br /><br /><br />「静かにしてろよ。まずいことになったぜこりゃあ」<br /><br /><br />いち早く事態を察知したのは三郎左衛門であった。<br />一人入り込むのがやっとの狭いスペースに、つばめと三郎左衛門、二人の男女がひしめき合う。しかし事態はそうロマンチックなものではない。<br /><br />二人が隠れると同時に入り口の扉が蹴倒された。<br /><br /><br />「ひゃひゃひゃ、皆さんおそろいで。スマキに怪我人とは、こいつは楽でいいなあ」<br /><br /><br />つばめはその姿に見覚えがあった。<br />数日前、つばめがボコボコにのした前任の用心棒である。<br /><br />この村から追い出された元用心棒が、手下を従え現れたのだ。<br /><br /><br />「お前らってばよおー、俺様が用心棒ごっこに付き合ってやってたのに、金の隠し場所はぜーんぜん教えてくれねーんだもんよおー。俺様だってほんとは手荒なことはしたくないわけよ。俺様ってば優しいから！」<br /><br />「「「そのとぉーーーり！」」」<br /><br /><br />頭の呼びかけに、手下の男たちが声をそろえる。<br /><br />武装した複数人の悪漢を相手に、手傷を負った足軽たちでは太刀打ちできるはずもない。<br />彼らが村人同様捕えられるさまを、つばめと三郎左衛門は息を潜めて見守っていた。<br /><br /><br />「手下ども使ってこの村まるごと家捜ししてもいーんだけどよお。俺様ってば手下思いの熱い男なわけよ。ちょっとでも楽させてやりてーわけよ。俺様ってば優しいから！」<br /><br />「「「そのとぉーーーり！」」」<br /><br /><br />そう言うとガラの悪い元用心棒は腰からすらりと刀を抜きはなった。あまり手入れされていないのか、ところどころ刃こぼれしており、切れ味は悪そうだ。しかしそれがかえって、囚われた者たちの恐怖を煽った。<br /><br /><br />「ひいいい、なにをする気だ！」<br /><br />「抜いた相手にそれを聞くのは野暮ってもんじゃねーの？　けど俺様ってば敵にも優しいからすぐに斬ったりはしないわけよ。俺様ってば頭も良すぎるからよお、もっと簡単な方法を思いついちまったわけ」<br /><br /><br />柄の悪い元用心棒は手下に指示を出し、捕えた足軽をスマキにされた村人の隣に並べていく。そしてその最も端に並べられた足軽の太腿目掛けてためらうことなく刀を振り下ろした。<br /><br /><br />「うぎゃあああああああっ！！！」<br /><br /><br />無抵抗な太腿は乾燥して割れた大根のようにパックリと斬り裂かれ、鮮血が噴き出し硬い土間を赤く湿らせる。<br />斬られた足軽は声にならない声をあげ、つままれたバッタのように悶絶した。<br /><br /><br />「こんな感じで端から順番にぶった斬っていこうと思うわけ。村長さんよお、金のありか吐きたくなったら、いつでも勝手に吐いてくれや」<br /><br />「ひゃああああああああああああっ！！！」<br /><br /><br />なんたることか。一列に並べられた村人たちは一斉に絶叫した。<br /><br />特に悲惨なのは太腿を斬られた足軽だ。全身をよじりながら縄を解こうとするも、男の手下たちによって押さえつけられ、身動きが取れない。逃れることもままならぬ状況で、静かな死への恐怖が彼の全身をじわりと蝕む。その股間からはいつしかホカホカと湯気があがっていた。<br /><br /><br />「いやだーっ！　堪忍してけろーっ！」<br /><br /><br />足軽の絶叫が村長宅の梁をビリビリと震わせる。<br />しかし叫べども助けはこない。本隊を呼びに行った伝令も、恐らく彼らの手によって始末されたのであろう。<br /><br /><br />「じゃあ今度は首にいくぜえ。なあに、安心しろよ。一振りでスパッと斬ってやるからよお。俺様ってば優しいから！」<br /><br />「「「そのとぉーーーり！」」」<br /><br /><br />「いやあああーーーーっ！！！」<br /><br /><br />凶刃が足軽の首に振り下ろされようとしたまさにその時である。<br /><br /><br /><br /><br />「あいや待たれいっ！」<br /><br /><br /><br /><br />足軽の絶叫にも負けず劣らずの大音声が響き渡る。<br />その咆哮と共に戸棚の物陰から大きなドジョウにも似た影が飛び出した。<br /><br /><br />「げっ！　なにやってんだバカ！」<br /><br /><br />背後で青ざめる足軽の制止を振り切り、その影は悪漢たちと対峙した。<br /><br /><br />スマキにされたその剣鬼の名は、小川つばめその人である。<br /><br /><hr /></p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
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            </item>
            <item>
                <title><![CDATA[【近況報告】もうトナカイでいいや]]></title>
                <description><![CDATA[<p>全国1000万人の江戸っ子の皆さんこんばんは、ついうっかり大きい濃縮だしを購入してしまったため最近毎日ソバばっかり食べている今井です。だって大きいボトルと小さいボトルで30円しか変わらなかったんだもの。30円で2倍に増えたらそりゃあんた大きい方買いますよ。もうソバ見たくねえ。おいおい年越すまでだいぶあるぞー。これ年越すまでにソバ飽きるやつだぞー。さて近況報告です。撮影に向けてだいぶワールドが仕上がってしました。といってもまだまだだけど。こうやって見ると城と町しかないね。城も町も第一話に出てこないけどな！！！！！いやあ改めて無茶な企画だよね。ひとまず第一話と第二話（木曜更新）を動画版第一話にまとめる形で作ろうかと思うわけなんだけれども。ほぼ村の中だから絵面変わらない件。うーむ、オープニングでも作って賑やかしをするか……。とまあ、このようなことを日々脳内でぐるぐる考えておるわけです。そのうち思</p>]]></description>
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                <pubDate>Tue, 13 Dec 2016 23:33:00 +0900</pubDate>
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                        <![CDATA[<p>全国1000万人の江戸っ子の皆さんこんばんは、<br />ついうっかり大きい濃縮だしを購入してしまったため<br />最近毎日ソバばっかり食べている今井です。<br /><br />だって大きいボトルと小さいボトルで30円しか変わらなかったんだもの。<br />30円で2倍に増えたらそりゃあんた大きい方買いますよ。<br /><br /><span style="font-size:150%;"><strong>もうソバ見たくねえ。</strong></span><br /><br />おいおい年越すまでだいぶあるぞー。<br />これ年越すまでにソバ飽きるやつだぞー。<br /><br /><br /><br />さて近況報告です。<br /><br />撮影に向けてだいぶワールドが仕上がってしました。<br />といってもまだまだだけど。<br /><br /><img data-image_id="454506" src="https://bmimg.nicovideo.jp/image/ch2627674/454506/32cf34aae6e6fe2f4c3378733072e2ef31499240.jpg" alt="32cf34aae6e6fe2f4c3378733072e2ef31499240" /><br /><br />こうやって見ると城と町しかないね。<br />城も町も第一話に出てこないけどな！！！！！<br /><br />いやあ改めて無茶な企画だよね。<br />ひとまず第一話と第二話（木曜更新）を動画版第一話にまとめる形で作ろうかと思うわけなんだけれども。ほぼ村の中だから絵面変わらない件。<br /><br />うーむ、オープニングでも作って賑やかしをするか……。<br /><br /><br />とまあ、このようなことを日々脳内でぐるぐる考えておるわけです。<br />そのうち思考の袋小路に迷い込んで静かに息を引き取るまでがワンセットなんだな。<br /><br /><br />そんな時はだいたい適当にバカなことをして気を紛らわせるわけで。<br />今井さんの動画の８割ぐらいはそうして生まれています。<br /><br />その中からほんとに面白いものもチョイチョイ生まれているからね。<br /><br />息抜きも侮れないね。<br /><br /><br /><br />そしてそんな今井さんもついに、<br /><span style="font-size:150%;"><strong>クリスマスの予定が埋まりました！！！！！</strong></span><br /><br /><br />いえーい、やったぜ。<br /><br /><br /><br /><strong><span style="font-size:200%;">仕事です。</span></strong><br /><span style="font-size:80%;">本当にありがとうございました。</span><br /><br />サンタ郎さんですからね、子供たちにプレゼント配ってきます。<br />世界中の靴下という靴下にソバ詰め込んでやろうか。<br /><br /><br />きっとね、本物のサンタクロースも同じこと思ってるんですよ。<br />何故俺はこんなクソカップルどもが溢れ返っている夜に獣なんぞと連れ立って、寒空の下民家の屋根に上り息を殺して私財をばら撒いているのだろうかと。<br /><br />そして思うわけだ。<br /><span style="font-size:150%;"><strong>（……もうトナカイでいいや……）</strong></span><br /><br /><br />ほうら鈴の音が聞こえてきただろう？　もっといい音で鳴らしてみろオラァ！<br />おや鼻が真っ赤ではないか。何を隠すのかね、みんなにも見せつけてやろうではないか。<br />そうれ<span style="font-size:150%;"><strong>ホワイトクリスマス</strong></span>だ～。<strong><span style="font-size:200%;">ホーリー！</span></strong><br /><br /><br /><br /><br />さて小説あしがる第二話は明後日更新です。お楽しみに。<br /><br /><br />以上、今井でした。</p>]]>
                </content:encoded>
                <dc:creator><![CDATA[今井三太郎]]></dc:creator>
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