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【結果発表】日本一ソフトウェア×RPGアツマール「ホラーゲーム」コンテスト
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【結果発表】日本一ソフトウェア×RPGアツマール「ホラーゲーム」コンテスト

2019-08-01 21:00
    日本一ソフトウェア×RPGアツマール「ホラーゲーム」コンテスト
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    受賞作品発表!
    日本一ソフトウェア様とRPGアツマール共同のホラーゲームのコンテスト『日本一ソフトウェア×RPGアツマール「ホラーゲーム」コンテスト』の受賞作品を発表いたします。

    日本一ソフトウェアについて
    『魔界戦記ディスガイア』、『流行り神 警視庁怪異事件ファイル』『夜廻』など、シミュレーションRPGから本格ホラーまで、さまざまなゲームを手掛けるゲーム会社です。「それぞれが誰にも負けない才能を持ち寄ることで、今までにない面白いゲームを作りたい」という理念の下に、これまでにチャレンジ精神あふれる多くの作品を、世界に送り出してきました。

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    本コンテストでは42作品が応募され、次の方向性を基準に審査を行ない、4作品が受賞作品に選出されました。
    求める方向性

    ・新しい切り口やアイディアがあるもの
    ・ゲームならではの表現やシーンがあるもの
    ・世界観やビジュアルにこだわりがあるもの
     
    日本一ソフトウェア新川社長の動画コメント:


    優秀賞 1作品(Amazonギフト券 10万円分)

    【未完版】LDK(エルディーケー)【ワンルームホラーADV】

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    作者:えびぽ


    いわくつきの事故物件の部屋が舞台の、オムニバス形式の脱出系ホラー。
    現実の世界と夢の世界を、プレイヤー視点を変えることで表現しているのが特徴的です。この視点変更を使い、現実世界と夢の世界をうまく切り替えて行動して謎を解かせる演出が秀逸でした。主人公と少女あやめが、互いに助け合い、少しずつ絆を深めていくストーリーも大変共感できるものでした。完成がとても楽しみな作品です。

    日本一ソフトウェア様コメント:
     現実に根ざした設定に、日常の描写。そこから生じる歪みが丁寧に描かれおり、ホラーゲームとしての完成度が頭一つ抜けている印象でした。

     視点変更を単なる演出に留めず、シナリオ上での必要性、システムとしての面白さにまで昇華している点も素晴らしいです。あやめの行動がゲーム上での必要な仕掛けだけでなく、こぼれたコーヒー等、細かな描写で示されている点も印象に残りました。こうした作り手のこだわりは必ずユーザーに伝わりますので、ぜひ今後も突き詰めていただきたい部分ですね。未完成とのことですが、きちんと「続きを遊びたい」と感じさせる作りとなっており、 今後への期待が膨らみました。

     ぜひ今後も、こうした愛と熱意をもったゲームを遊べるのを、楽しみにしています。

    日本一ソフトウェア新川社長の動画コメント:


    受賞者(えびぽさん)コメント:
     この度は受賞作品に選出していただきありがとうございます!
     「夜廻」シリーズは多大な影響を受けたゲームのうちの一つなので、日本一ソフトウェア様主催のコンテストに参加できてとても嬉しいです。要素やシステム、キャラクターの性質まで様々な試みを入れた作品です。
     今回は未完でしたが、シナリオの骨組みをもとにこれから頑張って最後まで作り上げて行きたいと思います!

    佳 作 3作品(Amazonギフト券 3万円分)

    だいすきなおかあさん

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    作者:slash


    虐待死がテーマの、あえてタブーに踏み込んだホラー作品。
    自らの暴行で子供を死なせてしまった母親が、子供の死を隠蔽したことによって巻き込まれる超常現象。母親の視点と子供の視点の両方から描くことで、悲劇の根の深さをより深く見せることに成功した点が評価されました。

    日本一ソフトウェア新川社長の動画コメント:


    受賞者(slashさん)コメント:
      ホラーゲームコンテストで受賞する事ができて嬉しいです。
     いつも変なゲームばかり作っていますが、「だいすきなおかあさん」はホラーというジャンルに初めて挑戦した作品です。初めてのホラーで受賞となり驚いていますしとても嬉しいです。

     これからもゲームを作っていきたいと思っておりますのでよろしくお願い致します。ありがとうございました!


    ヘイセイノサイゴ

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    作者:よじすぎ

    タイトル通り、平成最後の日(4月30日)に投稿された企画力勝負の作品です。平成から令和に切り替わる直前の2分間が繰り返されます。垣間見える人間関係の軋轢、ネガティブな物語を想起させる演出が秀逸で『ゆめにっき』を思わせる不思議な世界観も評価されました。

    日本一ソフトウェア新川社長の動画コメント:

    受賞者(よじすぎさん)コメント:
     この度は、ホラーゲームコンテストにて賞をいただき、誠にありがとうございます。このような公のゲームコンテストで受賞するのは初めてで、とても嬉しいです。

     ヘイセイノサイゴは、平成の最後に僕の今までの人生を振り返る意味で作った作品です。このゲームを作って4ヶ月が経ち、まだ内定はありませんが、結局人生は続いていくので、これからも頑張ろうと思っています。そんな感じの作品です。今後またゲーム開発は続けていきますので、宜しくお願いします! 改めて、受賞ありがとうございました!


    【恐怖】フリー素材のお姉さん【ハニートラッパー】

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    作者:
    まるこーーーーーーーーーーーーー

    フリー素材(特にお姉さん)画像のシュールさが目につきますが、付き合っている彼女がゾンビで、ゾンビあるあるに振り回されるというシチュエーションの描き方が思いのほか斬新でした。お姉さん含め、画像素材、音声素材の使い方が非常に巧く、後半の予想もしなかった展開に唸らされました。

    日本一ソフトウェア新川社長の動画コメント:


    受賞者(まるこさん)コメント:
     ほんの少しのセクシー要素と、ツッコミどころ満載バカゲー風にし、飽きずに最後までプレイしてもらえるよう注力をしました。本作品で、生まれて初めてゲーム制作をしたのですが「ゲーム作るのって想像より難しい!でも最高にオモシロイ!」と感じました。全てのゲームクリエイターさんをリスペクトした瞬間です。

     この度は本当にありがとうございました!


    応募作品の紹介

    作者:Zephilie
    暗闇の中で出会った女性の手をとり、ときに手を離して出口を目指す、エモーショナルな作品です。手を離す、手をつなぐという操作に重きをおいたシーン作りが印象的で、ゲームのタイトルにもつながっている点とあいまって世界観にどっぷり浸ることができました。

    作者:ドラねこ
    主人公は、島での10日間の生活を中継される番組に出演します。のどかな自給自足生活を楽しむゲームかと思いきや、夜が明けると住民が減っていたりと人狼ゲームを彷彿とさせる不穏さ、何かを隠すように振る舞う住民たち。ラストまでどのようにひっぱるのか? 続きがキニナル魅力があります。

    作者:クスム
    ストーリーテリング、演出で怖さを積み上げていく正統派の脅かし系ホラー。ゲームのプレイアビリティも高く、プレイ体験にも配慮された丁寧な作り込みがすばらしいです。展開の緩急がうまく、不意に聞こえる音声、ズームを使ったドッキリ演出が印象的でした。プレイ時イヤホン推奨!

    作者:らぺ
    ブロックを消していくドットイーティングゲーム。1ステージ(?)が5秒制限で、同じ構成のステージが繰り返されます。5秒のうちに、ランダムで光のエフェクトが出るポイントを当てるとループが継続されるようなのですが、作品に込めるメッセージが抽象的過ぎる感が強く最後まで謎でした。

    作者:calsite(カル=サイト)
    第一印象としては、3Dダンジョン版の青鬼が近いでしょうか。一定量の魂を回収すると、ステージボス的な鬼が出現し、猛烈な勢いで追いかけてきます。鬼の色にあわせた銃弾をもっていたり、鬼が苦手とする色の床まで逃げ込めば回避可能ですが、その追いかけてくる姿が不気味でコワイです!

    作者:かがみん
    女子高校生の3人が怪談を求めて、学校の旧校舎の探索に向かうビジュアルノベル。繰り返し遊ぶことで、メインストーリーにある変化が生まれます。ゆるやかだけど確実に変化している展開に気づいた瞬間、背筋に走るゾクりとする感覚は必見、ぜひ味わってほしいです。

    作者:HIJIKI
    架空の非対称型対戦アクションゲームに囚われた4人を描いたサイコホラー。キャラクター描写、架空ゲーム『パガトリ』の世界の描写が独自の世界観を強く印象づけています。アバターの姿をしている友人が4人のうちの誰であるかを当てる尋問パートでは、各自が抱える心の闇や胸の痛む現実に踏み込みます。雰囲気づくりがうまく、短いながらも最後まで作者の世界を楽しむことができました。

    作者:神楽神奈
    ダンジョン探索をベースにしたホラーRPG。オブジェクトやモンスターの造形にホラー要素が見られます。お話の組み立て方に無理がなく、個性的に描かれたキャラクターの魅力とあいまって会話ベースのストーリーも楽しいです。キャライラストがかわいい! オカルト系の知識がふんだんに盛り込まれており趣味全開ですばらしいです(作りたいものを作っている気持ちが伝わってきました)。

    作者:アンチベルフェタン
    その発想は(なかなか)なかった! ゾンビ×サバイバルホラーSRPG。現代を舞台にしたゾンビパニックというベタなシチュエーション設定ですが、システムをSRPGに置き換えた瞬間、これまでにない新鮮さが感じられました。プレイヤーを主人公にアドバイスする謎の人物として位置付ける演出センスにも作家性がキラリと光っています。

    作者:零斗。
    シンプルだけど怖い! 閉鎖空間でゾンビに追いかけられるシチュエーションのみ切り出した、サバイバル鬼ごっこ白黒のみで描かれたダンジョンが想像力を掻き立てます。本作のタイトルでもある足音はプレイヤーに常に圧を与え、一時の油断も許されない緊迫感を生み出すことに成功しています。

    作者:ゆわか
    ほんのりホラー要素のある、都市伝説的なお話。プレイ時間は短いながらも読みやすく、ほどよい読後感が残ります。トイレで出会った女の子の幽霊との会話劇がメインで、終始コメディタッチで進みますが、ときに悲しさを匂わせたりしてストーリーのメリハリもいい感じでした。『世にも奇妙な物語』っぽい短編集にして、相互のストーリーがリンクしていたり、結末に干渉し合うような構成になっているとおもしろそうだなと思いました。

    作者:ティレっち
    いわゆるダクソのゲームデザインを、ツクールのバトルシステムに置き換えた作品です。本家とはまた違ったゲーム性を生み出しており、これはこれで成立していると思いました。日本一ソフトウェア×RPGアツマール「ホラーゲーム」コンテストなのに、なぜフロムソフトウェア作品のオマージュなのか……疑問は残りますけど。

    作者:今夜宵樹
    ビビッドな色使いの画面とポップなキャラがかわいいです。ストーリーも主人公が案内人(プレイヤー)に語りかけてくる形になっており、ゲームに巻き込まれる形になっているのが楽しいですね。キャラクター、ビジュアル面での見せ方に、特に作家性が発揮されており実にキャッチー。今後も型に囚われず、キャラの魅力を最大限に引き出すスタイルを追求してみてください。

    作者:LemonNa
    導入部分、ピクチャやカットを多用したのオープニング演出がすばらしく、特に少女の後ろ姿(尻)がいいです。ゲーム本編は、銃を切り替えながらゾンビを駆逐していく2D見おろし型のガンシューティングですが、画面的に小さくまとまってしまってる感があり惜しいです。シューティングパートは思い切って疑似FPS視点に挑戦するとか、いかがでしょう!?

    作者:唐傘人形
    作者なりの、ゲームのあり方についての問題提起から始まるオープニングが印象的……と思ったら、そのまま終わってしまい、評価として悩むところです。これはイントロダクションであって、そこから作者が考えるホラーゲームの形を提案するところまでがんばってほしかったなーと思いました。

    作者:うどんぱ
    独特の雰囲気があり、数ステージをこなせば直感的に理解できるわかりやすい操作感で遊びやすいアクションパズルです。ギミックとしてジャンプのコントロールのみのシンプルな設計になっているため、徐々にムズくなっていく難易度のおかげで長く遊べます。10ステージごとに謎を含んだ演出が入ったり、ほんのりホラーな感じです。

    作者:カフェイン
    奇怪なオブジェが印象的で、作者の世界観を表しています。正体不明の不気味なモノが襲ってくる(追いかけてくる)演出は緊張感があり、不穏さあふれるメッセージ、不気味なモノが追ってくる演出と相まってドキッとさせられました。

    作者:カノン(奏でる音)
    キャラクターがステキです。自分たちは殺人鬼です、とプレイヤーにさらっと告白しちゃう主人公。雰囲気作りがキチンとできておりイラストも上手、演出も丁寧に作られた印象を受けました。繰り返しプレイしてみて、ハッピーエンドもあるらしいことは見えてきたのですけど……そのヒントがちょっと少なかったです(ウソを見抜く能力がポイントなのはわかるのですけど)。

    作者:宮波笹
    オープニングからの雰囲気づくり(画像と音をうまく使った演出)が非常によいです。プレイヤーの気持ちを、自然とホラーゲームを遊ぶテンションにいざなってくれます。オノマトペを使った演出が秀逸で、不意に表示される不穏な文字が、想像力を掻き立て、怖さを引き立ててくれます。ホラーとは直接的な見せ方でなく、さまざまな感覚に訴えた演出の賜物であるとあらためて認識させられる作品でした。

    作者:color
    殺人事件の起こった酒場を舞台に、遺体に触れることで、その者の死の瞬間の記憶が追体験し、その記憶を頼りに、遺体は誰なのか、死因はなんだったのか当てる(推理)ことが目的です。リスペクト元となる作品の影響を強く受けているため、コンテストとしては評価しにくいのですが、記憶の中に見られる会話や情報を元に推理するといったギミックはよくできていたと思います。

    作者:color
    まさに前作『消えた酒場~記憶の思念~』の続きといった導入ではじまります。死者の記憶をたどるギミックがアレンジされ、作者独自の要素が加わり、オリジナリティが見られるようになりました。それはとてもよいと思ったのですが、アレンジされたギミックの把握に時間がかかってしまうこともあって、プレイする際のテンポを崩さない、もうひと工夫がほしいなと思いました。

    作者:ザシキ
    雨宿りに立ち寄った教会に、しばらく滞在することになった主人公。神父の留守中に屋内を探索していくと、徐々に不穏な手がかりがみつかっていく、カニバリズムを彷彿とさせるサイコ系ホラーです。神父のキャラクターが魅力的でした。クトゥルフ神話を思わせる、じわじわと恐怖が伝ってくる雰囲気がよかったと思います。

    作者:抹茶オレ@にゅーとろん出張所
    雰囲気づくりがうまく、おとぎ話のような幻想的な世界観に興味が惹かれます。ゲームブックのような文体で語られる世界、ノンフィールド型のダンジョンを進めていくスタイルで、途中の障害物やイベントは、TRPGのようにサイコロ判定で成否(命運)が決まります。インタラクティブに読める大人向きの絵本として楽しむことができました。

    作者:CASS★カス
    伝説の秘宝をめぐる、結末がちょっと不思議で切ない短編です。非常に丁寧な作りで、マップを含め場面の見せ方がうまく、音楽やキャラクターイラストの活かし方に光るものが感じられます。メインゲームはステルスアクション、敵の視界を避けて動き、見つからないことでダメージを最小限に抑える、初期メタルギアのような遊びを楽しむことができました。

    作者:そるてぃむ~ん
    ピクセルアートと魅力的なキャライラストがすてきです。娘と名乗る少女と一緒に、暗い家の中を探索することうちに、家の中に不気味な変化が生じていきます。おびただしい血痕、姿を見せない妻、入ろうとすると娘に止められる部屋……何かを暗示するかのように増えていく羊たちの姿は、悪夢に迷い込んだような錯覚を掻き立てます。余韻を引きずる結末も演出の一部であり、雰囲気を楽しむ作品なんだと思いました。

    作者:窓際ななみ
    画面が4分割されており、それぞれ独立して情報を表示される画面デザインに斬新さを感じられます。『街』のように、複数のキャラクターが同じ時系列を共有し、すべての進行が1画面上で見られる構成が非常にユニークで、表現の幅に可能性が感じられました。

    作者:Isaac
    全体的にシックで落ち着いたトーンにまとめられており、作者独自の世界感が伝わってきます。キャラクターのイラストがとてもステキですね。このゲーム、タイトル通り、完全な暗闇の中のお話なので黒一色の画面で進みます。エンディングは数種類あり、暗闇の進み方で展開やイベントが変わるなど、繰り返し遊ぶごとに新しい発見があり、荒削りながらもチャレンジ精神あふれる作品でした。

    作者:てお
    登場するキャラクターは、生気を感じられない人形のよう。ゴシック調で描かれた館の中は暗く、黒く。館の外は一変してサイケデリックな色調の異様な世界が広がります。粗い筆致のキャライラストも、血を想起させる赤の使い方と空虚に満ちた瞳に吸い込まれそうで、独特の雰囲気が伝わってきます。感情に訴えかけてくる鮮烈さがあり、ドラッグハイな体験を味わえる異色の作品です。

    作者:みどりうぬ
    誰かの悪夢を絵本で見せられているような不思議な作品です。殴り描いたような背景、夢で出会う謎の人物との噛みあわない会話、それらがこの夢の世界の不気味さを際立たさせています。謎の人物との会話にて助かる術がなく、すぐに終わってしまうので、コンテストとして評価するための材料が足りなかった感は否めません。

    作者:ウスバー
    放課後のわずかな時間に女の子に告白することが目的なのですが、さまざまな妨害に会い、教室の反対側の席にいる女の子の元になかなかたどりつくことができません。告白に失敗するごとにエンドとなって、夢オチ扱いで1からスタートに。しかし、無数のバッドエンドを超えていくうちにプレイヤーはあることに気づきます。物語に仕掛けられたカラクリに気づいた瞬間、そのイタズラ心、ホラー要素に唸らされました。

    作者:冬紀
    密室で目を覚ました少女が部屋の謎を解いてドアのカギを探す、オーソドックスなスタイルの脱出ゲームです。メッセージを使った情報が一切なく、サイレント映画のような演出で進行していくところに独自の雰囲気を漂わせています。突然現れて主人公を襲う黒い影が印象的で、襲われるたびに生気を失っていく少女の姿、そして結末に向けてのホラー演出がすばらしかったです。

    作者:CASS★カス
    爆弾魔という過激なキーワードと、デスゲーム風にはじまるオープニングから不穏な雰囲気が伝わってきます。初見殺しの即死系デストラップが多いため、やばいところには近づかない覚えゲーとしてまとまっていますが、短編ながらも、いろんな展開を詰め込んだ構成力の高さがすばらしいです。デストラップを潜り抜けて語られるストーリー、爆弾魔の正体の見せ方はしっかりホラーです。

    作者:yaneG
    ドット絵の表現力が高く、そこから世界観が活き活きと伝わってくる作品です。カテゴリーで分けるとデスゲームものですが、挑戦者同士のぶつかりあいが直接的に描かれており、対戦中の表情の変化やセリフ回しで、独特の緊迫感を生み出しています。プレイ時間は短めですが、どこか狂った世界観がホラーであり奇妙でもある、不思議な印象が残るゲームでした。

    作者:ow
    螺旋階段のようにつながるフロアを、77Fから1Fまで下りていくだけの不思議ななゲームです。77Fと1F以外のフロアは見た目に変化はなく、フロア表示がなければループしているような錯覚にも襲われます。1Fのドアを開けると、そのままエンドロールが流れます。途中で灰色の人物を見かける以外、物語性のある展開が皆無のため、不思議な空間を見せることが狙いなのかもしれないと思いました。

    作者:冬紀
    学園祭当日、突如、校舎内にあふれだすゾンビの群れ、かろうじて逃れた生徒たちが主人公のサバイバルホラーです。ゾンビから逃げるパート、ゾンビと戦うパート、アイテムを探索するパートとゲーム要素がバランスよく入っており、オリジナルのキャラクターイラストが、それらを彩っています。
    生き残ったメンバーたちが極限状態のサバイバルの中で見せるドラマにも共感でき、見せたいシーンを効果的に見せる演出力にも支えられた、構成力の高さを感じる作品でした。

    作者:すけ
    「ろうそく」と名乗る少女に導かれるまま、見知らぬ場所から脱出するゲームです。ドット絵で描かれたキャラの細かな動き、イラストを使った演出がとてもキャッチーで目を引きます。キーワードとなるロウソクは、少女の正体にも大きく関わっており、都市伝説のような怪異、気味の悪さを演出しています。真のエンドを含め、要所での演出力の高さに光るものが感じられます。

    作者:ブラック・ウルフ
    もしも世界中の人間が一斉にやる気をなくしたら……? というシチューエーションを独自の世界観で描いた異色の作品です。住民たちはそろって無気力。何か起こりそうで何も起こらない。最初はちょっとした違和感でしかありませんが、ひとりの少女が車にはねられたところから、この世界の異様さが襲ってきます。じわじわとですが確実に、主人公の周囲に無気力と死が蔓延していく世界の見せ方に強いこだわりが感じられました。

    作者:ゆうこ先生
    実在する女性ゲーム実況者 ”かの” をヒロインとした作品。彼氏である主人公の視点で語られる恋愛アドベンチャーかと思いきや。主人公の正体が浮気がちなクズ男であることがわかるあたりから、物語は大きく綻びはじめ、男女間の痴情のもつれ、ドロドロの愛憎劇へと様相を変えます。シナリオがしっかり練られており、控えめに言っても強烈なエグさが伝わってくるヤンデレホラー。映画『ミザリー』のような、愛情を通り越し、常軌を逸した執着心にはゾッとさせられます。

    以上です。
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