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猪瀬直樹メールマガジン「日本国の研究」第735号「東京から霞が関のタテ割りの壁を打ち破る」
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猪瀬直樹メールマガジン「日本国の研究」第735号「東京から霞が関のタテ割りの壁を打ち破る」

2013-02-28 14:50

                      2013年02月28日発行 第0735号 特別
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     ■■■    日本国の研究           
     ■■■    不安との訣別/再生のカルテ
     ■■■                       編集長 猪瀬直樹
    **********************************************************************

                           http://www.inose.gr.jp/mailmag/

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         ■□■ 『東京からはじめよう』(MXテレビ) ■□■     

          3月2日(土)21:00-21:55(毎月第1土曜日)
          ゲスト:国枝 慎吾(プロ車いすテニス選手)

     今月のゲストは、日本の車いすテニス選手としては初めてプロ選手に転向し
    た国枝慎吾氏です。アテネ・北京パラリンピックにおけるメダリストと、2020
    東京五輪招致について語ります。

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    ○   ○  ○ ○○○  3月6日発売     ●●● ●  ●   ●

               □■『欲望のメディア』■□
              (小学館文庫 税込770円)

            テレビの歴史は昭和とともに始まった。
            巨大化する人間の欲望を飲みこみながら、
        テレビは日本的社会システムの同質性をいかにして強化してきたのか。

          本書は、力道山、田中角栄ら時代の寵児たちの姿をとらえつつ、
       メディアの発達史という観点から現代の天皇制を世界的規模で鋭くよみ解く。

          大宅賞受賞作品『ミカドの肖像』、『土地の神話』に続く
            「記号としてのミカド」シリーズ完結編 
     
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    ○   ○  ○ ○○○  3月6日発売     ●●● ●  ●   ●

               □■『日本凡人伝』■□
              (ちくま文庫 税込840円)

           葬式中継アナウンサー、調香師、消防調査員……
         市井の人々の胸中にさりげなく入り込み、怒りや悲しみ、
             そして仕事への誇りを語らせる。

        インタビューの真髄を見せつける「日本凡人伝」シリーズの傑作選。

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     2月26日火曜日、猪瀬直樹は都議会本会議の代表質問に答え、「官僚主権と
    訣別し日本を沈没から救う」と首都東京の舵取りを担う決意を述べました。

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    「東京から霞が関のタテ割りの壁を打ち破る」

     今後の都政運営についてですが、本日は奇しくも2月26日でありまして、い
    まから77年前、青年将校たちが1400人以上の兵士を率いて、首相官邸や警視庁
    などを襲った2・26事件の日です。大蔵大臣高橋是清や内大臣斉藤實を殺害
    し、鈴木貫太郎侍従長に重傷を負わせた。岡田啓介首相は危うく難を逃れたが、
    しばらく行方不明でありました。

     あの事件以降政治は完全に機能不全に陥って、政治は軍部・官僚をコントロ
    ールできないまま、昭和16年の日米開戦に突入し、300万人もの尊い命が犠
    牲になりました。

     軍部や官僚をコントロールできない政治状況は、バブル経済崩壊以後の政治、
    国政の混迷とよく似ています。小泉首相が在任した5年5カ月を除いて、総理
    大臣の任期が平均1年ごとに変わった。この数年は与党も野党も政局に明け暮
    れ、こうした国の政治に嫌気がさした国民が多かったのではないか。

     昨年末に登場した安倍晋三首相は再登板ゆえ、政治主導を掲げた前政権より
    も霞が関の使いこなし方もよく理解されていると思います。先の日米首脳会談
    でも日米間の信頼の回復を充分に果たされた。たいへん期待しています。

     ところで、オバマ大統領と安倍総理が暖炉の前で会談している映像がテレビ
    に映りましたが、安倍さんの胸に気づきましたか。オリンピックのバッジが付
    いています。皆さんもぜひ付けてください。付いていない人がいるのです。

     スポーツ振興局長はちゃんと着替えてもよいようにいくつも渡しておいてく
    ださい。このへんはついているのですが、このへんは(共産党の議席の近くを
    示して)ついていないところがあるのです。

     官僚主権と訣別しなければならないという話に戻ります。日本を沈没から救
    うことは官僚主権ではできない。そう確信して、首都東京の舵取りを担う決意
    をしました。アメリカがユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカならば、日
    本は12の省がバラバラに自己の利益を追求する、ユナイテッド・ミニストリー
    ズ・オブ・ジャパン(省庁連合体)であるといえます。

     そうしたなかで東京だけが、霞が関の壁を超えられる「東京国」とも言って
    よい存在です。都議会議員の皆さんと一緒に、東京からタテ割りの壁を打ち破
    り、東京モデルとも呼ぶべきあたらしい施策を展開して日本中に改革のうねり
    を巻き起こしていく。うわべだけの「あるべき論」や「理想論」では何も変わ
    らない。現実に真正面から向き合って、複眼的な思考であらゆるところに目配
    りをしながら、リアルな改革を進めていくつもりであります。

     もとより、こうした改革は、都知事だけでは進めることができません。同じ、
    首都東京の政治家である都議会の皆さんと一緒に建設的な議論を交わしながら、
    ともに改革を前に進めていきたい。そして、この東京を世界一の都市へとして
    いきたい。ご協力をぜひともよろしくお願い申し上げたい。


                    *


     「日本国の研究」事務局 info@inose.gr.jp


    猪瀬直樹の新着情報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ■出演情報

    ・本日16:53~19:00日本テレビ「news every.」で、2020五輪招致について語
     ります。
     
    ・3月2日(土)21:00~21:55 MXテレビ9CH『東京からはじめよう』放
     送。ゲストは国枝慎吾氏(プロ車いすテニス選手)です。

    ■掲載情報

    ・3月5日発行『潮』4月号、連載対談「日本を変える次世代の騎手たち」
     第10回にケアプロ代表取締役社長 川添高志氏との対談が掲載されます。

    ・2月24日発行『FC東京オフィシャルファンブック2013』に、FC東京社長の阿
     久根謙司氏との対談 「スポーツを通じて自立心を養う」が掲載されました。

    ・2月18日発行『新潮45』3月号に、インタビュー「企画と指示があって初め
     て役所は動く」が掲載されました。

    ・2月18日発行、教育情報誌『Dream Navi』4月号(四谷大塚出版)にインタ
     ビュー「10年後の未来を考える」が掲載されました。

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    ○   ○  ○ ○○○  2月6日発売     ●●● ●  ●   ●

               □■『土地の神話』■□
              (小学館文庫 税込750円)

        都知事就任の25年前から、いまの東京ライフスタイルをつくった
          近代都市開発の起源を徹底的に調べ上げていた!
         
          猪瀬流都市論の原点となった読み応えのある傑作。

        関東大震災後、東京という街がいかにしてでき上がっていたかを
          検証する『ミカドの肖像』の続編ともいえる近代日本論。
      
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                    □■『ミカドの肖像』■□
              (小学館文庫 税込980円)

                緊急増刷! 5刷出来  

            作家・猪瀬直樹の原点にして代表作。
      天皇と日本人、伝統とモダン……。近代天皇制に織り込まれた記号を、
       プリンスホテルと西武王国の起源にさかのぼることで読み解いた、
          不朽の名作(第18回大宅壮一ノンフィクション賞受賞)。
      
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               □■『解決する力』■□
          (PHPビジネス新書 840円(税別))     
       
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          「東京電力とのバトル」、「オリンピック招致」、
            「災後社会のネットワークづくり」など、
       東京都のマネジメントに絡む出来事をネタに、問題解決力を磨く考え方、
        行動の仕方、強いメンタルの保ち方などをわかりやすく説く!

            「その日までが勝負」と「その日のみの勝負」
            改革とは具体的な数字を示すこと
            決断は見切り発車で
            ツイッターがつないだ奇跡の絆
            日本人に足りない言語技術力

     など、世の中の最前線で闘ってきた著者ならではのメッセージが満載。
     ヒット作『決断する力』に続く、臨場感あふれるビジネススキル読本
               
        
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            □■『地下鉄は誰のものか』ちくま新書 税込735円■□
     
        東京の地下鉄は2つの事業体によって運営されている。
        そのためとんでもない不便を強いられているのは
              利用者なのである……
        
          改革のためには通勤苦の現状をよしとする
            既得権益者との戦いが必要であり、
        利用者自身もいまどんな不合理にさらされているか、
             よく知らなければならない

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    ○   ○  ○ ○○○  6刷出来!     ●●● ●  ●   ●
                
        大震災後、東京都を陣頭指揮する副知事の思考と行動20カ条

            首都直下型地震への取り組みとは何か
        
                □■『決断する力』■□
            (PHPビジネス新書 税込840円)     
       
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               「いざ」というとき、立ち止まるな!
                 走りながら考えろ。

     ソーシャルネットワークを使った情報収集・発信・即断即決→事後承認、
     見えない恐怖を可視化する、先を見通してリスクの芽を摘む、昨日を基準
     に今日を生きない……。大震災後、東京都を陣頭指揮するリーダーが、
     首都直下型地震対策として自ら実践しているノウハウを、ビジネスマン
     向けにアレンジして紹介!   
        
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              □■『東條英機 処刑の日 』■□
           〔アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」〕
              (文春文庫 税込630円)     
       
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                    猪瀬直樹氏は、
          子爵夫人の日記に残された謎を解き明かしながら、
               アメリカが日本に仕掛けた
         対日占領政策の大きな構図を浮かび上がらせていく。
        それによって、現代の日本と占領期の日本との間に漂う
            霧のような薄闇を払っていくのである。

                          梯久美子(「解説」より)

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                   12刷決定!  

              □■『昭和16年夏の敗戦』 □■
              (中公文庫 税込680円)
                             
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     1983年に世界文化社から刊行され、文春文庫になり、『猪瀬直樹著作集』に
    入り、ロングセラーとして版を重ね昨年6月に中公文庫に収録された作品です。

     巻末には勝間和代さんとの特別対談「日米開戦に見る日本人の『決める力』」
    が収録されました。

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                 大増刷出来!

          □■『言葉の力――「作家の視点」で国をつくる 』■□
                (中公新書 税込777円)

    「東京都副知事で作家の言葉論。ツイッターで文章力を鍛えるには口語体では
    なく文章語で書くことだと説く。読書は『10ページ読書』を勧める。それだけ
    で頭の中に検索のキーワードができ上がると言う。また、小泉純一郎は<俳句
    のように凝縮した1行の力強さがある>が、菅直人は<ページに言葉が埋まっ
    ているだけ>といった分析等も興味深い」(読売新聞 8月14日付)

                    *

         作家として、東京都副知事として進める「言語力再生」。
     サッカー界にも導入された「言語技術」やツイッターやフェイスブックなど
    のソーシャル・ネットワークのほか、三島や太宰の文体にいたるまで、グロー
    バル時代に不可欠なコミュニケーション力の目的・手段を独自の視点で解説。
     
      第一部 「言語技術とは何か」
      第二部 「霞が関文学、永田町文学を解体せよ」
      第三部 「未来型読書論」

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                    □■『突破する力』■□
              (青春出版社 税込800円)

                  7刷出来!  

      道路公団民営化をはじめ、作家として、東京都の副知事として、
          さまざまな世間の“壁”を突き破ってきた著者が、
         自らの体験を踏まえて綴る、人生を面白くする
              本気の仕事&生き方論。
      
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