[MM日本国の研究777]「東京都議会総務委員会・質疑のはじめに」（12月９日）

　　　　　　　　　　　　　　　　　  2013年12月12日発行　第0777号　特別
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　■■■　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　編集長　猪瀬直樹
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「東京都議会総務委員会・質疑のはじめに」（12月９日）

○高木けい都議（自民）●　この（借入金の）問題の解明なくして、私は都政
　　　　　　　　　　　　　は一歩も前に進むことができない、いまそういう
状況だと思っております。ゆえに知事にはぜひ、きょうこの委員会のなかで、
私はいろいろな質問をさせていただきますけれども、正確に記憶をたどってい
ただいて、そして誠実に、真摯に、いろいろな質問に対してお答えをいただき
たいと思います。まず最初に、そのことをお約束していただけますでしょうか。

○猪瀬●　高木委員の質問にお答えする前に、一言だけ申し上げさせていただ
　　　　　きます。

　先般の都議会本会議で、自民党をはじめとする各会派から、私の行動につよ
い疑問・ご批判がありました。あらためて今回、この場をお借りしまして、自
分の至らなさ、多くの疑念を呼び、都民の皆さま、都議会の皆さまにご迷惑を
おかけしましたことに、深くお詫び申し上げます。

　また、私自身一年前のことを振り返ってみますと、非常に政治家としてはア
マチュアでありまして、そういう意味でたいへん未熟であったということを痛
感しております。今回のいろいろな問題を指摘されまして、自分なりにさまざ
まな政治家になるために気づかされる機会となりました。

　自分自身のなかであの当時は、心のなかに驕りが生まれていたということに
あらためて気づきまして、借入金に関する私の行動の批判を頂戴するのは、当
然であります。

　法人事業税の暫定措置の問題、法人住民税の一部国税化についての問題、そ
して、都議会と特別区長会が一丸となっているこの時期に、充分にお手伝いで
きない状態になっていること、オリンピックの準備が非常に遅れてしまってい
ること、責任を深く感じております。

　私なりの責任の取り方として、今後一年間、私の知事の給料を全額返上した
いと思い、その条例案を本定例会に提案したいと考えております。

　委員の質問にいまお答えするなかで、高木委員の質問にできるだけ正確にお
答えしていきたいと思っております。

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