• 2019年頃からPDFを開く時に数十秒固まる不具合の対策

    2019-03-26 23:40

    はじめに

    仕事柄PDFを毎日のように使用している人は恐らく2019年頃からPDFを開いた直後(正確にはAdobe Acrobat Acroabt DCの起動時)はマウスホイールでスクロール等の操作ができるのに、すこし経ってからに数秒から数十秒程度、「応答なし」になって固まる現象が発生していると思います。(数十秒経った後は通常通り使える)

    その現象について原因と対策が判明したのでここに書かせてもらいます。

    1.不具合が発生するバージョン

    「ヘルプ」→「Adobe Acrobat Reader DCについて」を選択し
    バージョン 2019から始まるものが不具合が発生します。
    バージョン 2018から始まるものは不具合が発生しません。



    2.不具合の現象

    PDFを開く時、通常のパソコンは自動的にAdobe Acrobat Reader DCが起動すると思いますが、起動した直後は、右下に「Acorobat Pro DCでPDFを変換・編集 今すぐ無料お試し」という有料版の広告がでていません。これがでるまでの間はマウスでスクロール等の操作が可能です。
    また、マウスホイールで常にくるくる回し続けてスクロールし続ける等の操作している間は右下の広告が現れないようになっているようです。
    ところが、操作を止めるか最初から操作しないでいると、右下の広告が表示され、それと同時に数秒から数十秒の間Adobe Acrobat Reader DCが固まります。
    その後は、Adobe Acrobat Readerを閉じるまではPDFを開こうが何しようが固まることはありません。

    3.不具合の原因

    2018年10月2日、Adobe Acrobat Reader DCが2018から2019にバージョンアップしました。これにより、「最近使用したファイル」の一覧にサムネイルが表示されるようになりました。




    このサムネイルは「ConnectorIcons」フォルダに保存されています。
    このフォルダに直接アクセスするには下記の「」内の文字列をコピーしてフォルダのアドレス欄に貼り付けた状態でエンターを押すと飛ぶことができます。

    「%userprofile%\AppData\LocalLow\Adobe\Acrobat\DC\ConnectorIcons\」



    このフォルダにはサムネイルのファイルが画像(bmp)ファイルとして保存されており
    2018年10月2日にVersionが2019にアップデートされて以降PDFを開くたびに1つずつファイルが増えていくようになりました。


    メニューバーの「編集」→「環境設定」→「文書」と選択して、
    「最近使用した文書にリストする数」の初期値である100を超えれば、それ以上が保存されないのが普通ですが、どういう訳か、「最近使用したファイル」の数が100に到達しても、PDFを開くたびにサムネイルのファイルは増え続け、Adobe Acrobat Reader DCの起動時に全てのファイルが読み込まれる為、その間は固まってしまいます。


    つまり、2018年10月2日以降にPDFを開いた数が多ければ多いほど、
    無制限に固まる時間が長くなっていく」という事になります。
    そして、「最近使用した文書にリストする数」を少なくしても、例え「0」に設定して
    「最近使用したファイル」がまったく表示されないようにしても、ファイルと固まる時間が増え続ける現象を食い止めることはできません。


    当然これは不具合にあたると思うのでいずれは修正されることになると思いますが
    2018年10月2日以降半年経った今も未だに修正されていないため、当分の間別の方法で対策を取る必要があります。

    4.対策

    「最近使用したファイルをクリア」選択すると現在表示されている分のサムネイルのファイルは削除されますが、「最近使用した文書にリストする数」を超過している分は削除されません。
    例えば、サムネイルのファイルの数が400件だとすると「最近使用した文書にリストする数」がデフォルトの「100」だとすると、サムネイルのファイルの数が400個から300個にしか減らないため、固まる時間も3/4にしかならないため、効果が薄いです。

    そこで、「ConnectorIcons」フォルダのサムネイルのファイルを全て手動で削除してしまう事にします。その状態でPDFを開いて「Adobe Acrobat Reader DC」を起動してみると、1度目は右下の広告が表示されると同時に1秒ほど固まりますが、その次からは固まらなくなります。恐らくサムネイルのファイルを1度は探しに行ったが見つからなかったので、その次からは探しに行かなくなったのだと思われます。
    当然「最近使用したファイル」のサムネイルは表示されなくなりますが、それ以外に目だった支障はありませんでした。
    もしサムネイルが表示されなくなるのが嫌であれば、更新日時が最新の100件だけ残して超過した分のみ削除すればいいと思います。


    しかし、これで解決という訳にはいきません。
    このままではこの後にPDFファイルを数百件開いた場合、またしてもサムネイルのファイルが増え続けてしまい、固まる時間も増えていくからです。
    そこで「ConnectorIcons」フォルダにファイルの書き込みを禁止することにします。
    以下にその方法を記します。

    ①「ConnectorIcons」内のファイルを全て削除している状態で右クリックしてプロパティを開きます


    ②「セキュリティ」タブを選択します
    ③「編集」を選択します

    ④現在ログインしているユーザー名を選択します
    ⑤「書き込み」のみ拒否側にチェックを付けます
    ⑥「OK」を選択します


    ⑦「はい」を選択


    後はプロパティを閉じてもらい、
    実際にPDFファイルを開いても「ConnectorIcons」内に新たにファイルが追加されなければ成功です。
    ファイルが追加されてしまう場合は、一度書き込みの拒否を外し、選択してるユーザー名が正しいか確認してください。

    5.まとめ

    この現象は2018年10月2日にAdobe Acrobat Reader DCが2018から2019に自動的にバージョンアップしたことが原因です。
    しかし、その直後はまだ保存されているサムネイルのファイルの数が少なかった為、固まる時間も短く、不具合を自覚している人はほとんどいなかったと思います。
    ところが、サムネイルのファイルも数か月かけて溜まっていき、徐々に固まる時間が長くなっていき、2019年頃から不具合を認識する人達が表れ始めました。
    (自分の周りだけ発生しているのかもしれませんが、インターネットで探してみて似たような症例はいたので恐らく他にも不具合が発生している人はいると思います)
    この方法はあくまで対処療法であり、いつかこのAdobeが不具合を修正してくれることを望みます。
    ちなみに私がこの不具合を確認しているのはWindows 7 32bit版のみですが、
    Windows 10でも同じく発生しているそうです。
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  • ポート開放の方法と具体例

    2015-07-14 00:2970

    初めに

    この記事はポート開放のやり方、確認の方法について解説するページです。
    また、ポート開放ツールであるUPnPCJを使った方法も紹介しています。

    ポート開放の基礎、基本的な知識については下記リンク先をご覧ください。
    http://ch.nicovideo.jp/iorin/blomaga/ar627325

    ポート開放は環境によって異なる為、これをやれば必ずできる!というものではありません。
    しかし、ネットワークの知識を身に着けていくと、
    ポート開放は決して難しいものではありません。
    ただ、最初は操作が多い為、覚えることが多いです。
    なるべく、簡潔に書くつもりですが、わかりづらい所、分からない所
    間違っている所はコメントの部分で指摘・質問してください。

    また、この記事に書いてある方法でポート開放できなかった場合や
    この記事に書いてある内容が理解できなかった場合は、
    ニコニコの生放送で1対1で支援しているところがあります。

    一番有名なのはイナバ物置さんという方で
    この方はすでに300人以上の人をポート開放している実績があります。
    この方の場合、親切に分かりやすく教えてくれるほか
    高度な知識を持っているため、特殊な事例でも対応してくれます。
    主に土日の夜に枠を取っていることが多いので、
    ポート開放の敷居が高いという方、
    特殊な環境でポート開放の方法が分からないという方にはオススメです。



    また、私自身もTwitterやコメント等で質問を受け付けていますので気軽に声をかけてください。
    https://twitter.com/iori016


    ポート開放の流れ

    ポート開放の基本的な手順は以下の4つです。
    ・ルータの有無の確認
    ・ローカルIPの固定
    ・ルータのポート開放の設定
    ・パソコンのファイアーウォールの設定
    順番は前後しても構いませんが、
    始めはこの流れに沿ってやった方が理解しやすいと思います。

    ポート開放はいろんなパターンが存在しますが、
    だいたい大別するとこのような感じになります。

    ルータが0個(モデム・ONUのみで繋いでいる)
    ルータが1個
    ルータが2個
    の三パターンです。
    それぞれ、やり方が異なりますがポート開放は可能です、

    また、例外としてCATVやレオパレスのように
    グローバルIPが配布されていないパターンがあります。
    この場合、建物を運営している所が大本のルータを所有しているため、
    ルータの数は部屋の中にあるルータの数+1個となります。
    このパターンではポート開放はできません。

    追記(2017年4月30日)
    IPv6の契約(IPoE)を行っている場合はポート開放ができません。
    確認方法はコマンドプロンプトを起動して(やり方は下の方に書いてあります)
    「nslookup XXX.XXX.XXX.XXX」と入力してエンターを押します
    (XXX.XXX.XXX.XXXはグローバルIPで下記サイトにアクセスして出てくるIPの事です)
    https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi
    名前の項目に「~~~v4.enabler.ne.jp」と出たらIPv6とみていいそうです。




    まずは、ルータの数を調べてみましょう。

    ルータの数の調べ方

    ルータの数を調べるには、コマンドプロンプトで「tracert」を実行することでわかります。

    winキー+Rを押すと「ファイル名を指定して実行」ダイアログが現れるので
    「cmd」と入力し、エンターを押すと、コマンドプロンプトが起動されます。



    黒い画面上のカーソルのところに、「tracert yahoo.co.jp」と入力します。
    上のカッコ内をコピーして、コマンドプロンプト内で右クリックメニューから
    貼り付けをすることができます。


    tracertを行った結果で「192.168」から始まるIPアドレスがルータのIPです。
    従って、192.168が1個もない場合は、ルータが存在していない状態です。
    192.168が1行目にのみある場合はルータが1つだけ存在している状態です。
    192.168が1行目と2行目にある場合はルータが2個ある状態で、
    一般的に二重ルータと呼ばれます。
    (※192.168.以外にも172.16~172.31のIP、10ではじまるIPが
    tracertの結果に出てきた場合、それらはルータのIPだと考えることができます)

    追記(2017年03月19日)
    WiMAXの人で1行目が192.168で始まり、2行目が10から始まるIPの場合は
    グローバルIPオプションに加入しないとポート開放することができません。
    注意してください。
    (10から始まるIPは大抵業者用の大型ルータであることが多く、ポート開放の設定ができない為です)
    ※たまに要求がタイムアウトしましたというメッセージが出ることがありますが、
    その時は1行目はデフォルトゲートウェイの値(後で確認する方法が出てきます)、
    2行目は1行目のIPのルータの設定画面のWAN側IPアドレスから確認することができます。

    下の例は、192.168から始まるIPが1つのみなのでルータは1つということです。


    それぞれ次のような特徴があります。

    ・ルータの数が0個
    ルータが1個もない状態というのは、モデムから直結でPCにつないでいる状態であり、
    ポートを塞ぐ役割を果たすルータがない為、ポートは全て開放されている状態です。
    ポート開放の必要はありませんが、セキュリティ的にはあまりよろしくありません。
    早急に電気屋に行ってルータを購入することをオススメします。

    ・ルータの数が1個
    ルータが1個のみある場合は、
    PCの画面からルータの設定画面を開き、ポート開放の設定を行うことで、開放できます。
    この時、ルータがUPnPに対応している場合、ルータの設定画面を開かなくても
    UPnPCJというツールを使うことで、ポート開放することもできます。

    ・ルータの数が2個
    ルータが2個の場合は、そのままだとポート開放することはできません。
    片方のルータのルータ機能をOFFにして、
    AP(アクセスポイント)モード(あるいはブリッジモード)で動かすことで
    そのルータの無線などの機能を残しつつ、ルータの数を1個と同じ状態にできます。
    あとはルータが1個の状態と同じです。

    ルータの機能をOFFにする方法はルータによって異なりますが、
    一般的に、ルータの機械に切り替えスイッチがついていることが多いです。

    追記(2019/08/11)
    ルータの数が2個の人はアクセスポイントモードにする前にIPの固定をしないでください。
    IPを固定したまま、アクセスポイントモードにするとインターネットに繋がらなくなります。
    アクセスポイント(あるいはブリッジ)モードにしてからIPを固定するようにしてください。
    アクセスポイントモードにすると「ipconfig」の結果の192.168の次(3番目)の数字が変化することに注意してください。

    ルータの数がいくつであっても
    最終的にはルータの機能を1個のみ有効にして、
    そのルータの設定画面でポート開放をするのが一般的です。

    ローカルIPについて

    ルータとパソコンにはそれぞれローカルIPアドレスというものが割り振られています。
    ルータはもともとIPが決まっているのですが、
    パソコンのIPは固定しないと変動してしまいます。
    ポート開放をするときにルータの設定画面で、
    どのパソコンに対してポート開放するのかを、「IP」で指定するので、
    パソコンのIPが変動してしまうと、ルータの設定をしなおす必要が出てきます。
    その為、パソコンのローカルIPを固定する必要があります。

    パソコンのIPアドレスはどんなIPでもいいというわけではなく、
    ルータ(デフォルトゲートウェイ)のIPに合わせて固定する必要があります。
    従って、現在のルータとパソコンのIPを調べる必要があります。
    このIPアドレスはコマンドプロンプトで「ipconfig -all」
    と打つことで調べることができます。

    以下は有線ルータの例の結果です。


    このデフォルトゲートウェイがルータのIPで、
    IPv4アドレスがパソコンのIPです。

    パソコンのローカルIPの固定

    実際にローカルIPを設定しましょう。
    コントロールパネルから「ネットワークの状態とタスクの表示」を選択します。


    「アダプターの設定の変更」を選択します。


    自分が使っているネットワーク接続の一覧が出てきます

    基本的には有線の場合は
    ・ローカルエリア接続(またはイーサネット)

    無線の場合は
    ・ワイヤレス ネットワーク接続(またはWi-Fi)

    を右クリックし、メニューから、プロパティを開きます。





    「インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」を選択したあと
    プロパティを開きます。



    次のIPアドレスを使うにチェックをつけます。
    IPを入れる空白の欄が5つできます。入力するIPは次の通りです

    「IPアドレス」
    IPv4のIPはデフォルトゲートウェイの3つ目の数字までは同じにしないといけません。
    最後の数字は2~254までならどんな数字でもいいですが、
    基本的には50~99の任意の数字を推奨します。
    (理由として、DHCPの有効範囲に入ってしまうと、
    他のネットワーク機器のIPと重複する可能性がある為です)
    ここでは192.168.11.50とします。

    「サブネットマスク」
    「ipconfig -all」の結果のサブネットマスクと同じものを入れます。
    基本的には「255.255.255.0」です。

    「デフォルトゲートウェイ」
    これも「ipconfig -all」の「デフォルトゲートウェイ」の値を入力してください。


    「優先DNSサーバー」
    これも「ipconfig -all」の「DNSサーバー」の値を入力してください。

    「代替DNSサーバー」
    空欄でいいです。
    「ipconfig -all」の「DNSサーバー」に二番目のIPがある場合は
    それを入力してもいいです。

    実際に入力すると下のようになります。


    ここで、OK押した後、
    「ローカルエリア接続のプロパティ」の「OK」ボタンが
    「閉じる」に変わっていることに気が付くと思います。
    入力が間違っていなければ、閉じる押したあと、
    ネットが一瞬だけ寸断しますが正常に繋がるはずです。
    しかし、入力が間違っていると、
    ここで「閉じる」ボタンを押したときにネットに繋がらなくなります。

    その時は慌てず、もう一度、ローカルエリア接続のプロパティから、
    「インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」のプロパティを開き、
    「IPアドレスを自動的に取得する」と「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」
    にチェックを入れてOKと「閉じる」を押してください。
    これで元に戻るはずです。

    ルータの調査

    IPの固定が無事終わった場合、次はルータの設定を行う必要があります。
    ルータの設定方法がメーカーと型番によって異なる為、
    まず、そのルータのメーカーと型番を調べる必要があります。

    基本的に、パソコンからLANケーブルを辿ると
    ルータという機械に繋がっていることが多いです。
    ただし、LANケーブルが壁に刺さっている場合や無線ルータは、
    ルータの機械がどこにあるか分かりづらくなります。どうしても分からない場合、
    ルータが1つのみであれば、別の方法で調べることもできます。
    以下にその方法を紹介します。

    1.UPnPCJというツール使って調べる
    UPnPCJはUPnPに対応しているルータをポート開放することができるツールです。
    ルータが1つだけで、UPnPに対応しているルータならそのまま、
    ポート開放することができます。
    ルータの型番などを調べるツールとしても使えます。

    下記サイトからダウンロードし、起動したあと、
    ⑨ルーター情報というボタンを押すとルータの情報が見られます。
    http://www.geocities.jp/umemasu2010/upnpcj/

    下の例は、バッファロー製のルータで、型番が「WZR-S600DHP」であることがわかります。


    2.デフォルトゲートウェイのIPをIEやChromeなどのアドレス欄に入れる
    ルータの設定画面はたいていの場合、インターネットを閲覧するときのブラウザに
    デフォルトゲートウェイのIPをアドレス欄に打ち込むことで出すことができます。
    (一部のルータではこの方法は使えません)

    下記の例ではデフォルトゲートウェイ「192.168.11.1」アクセスした場合。


    成功すると、ルータのログイン画面がでるですが、
    そこにルータの型番が出てくることがあるので
    そこから、ルータの型番を取得することができます。

    下のログイン画面の例では、「WZR-S600DHP」が型番です。


    3.ネットワークのネットワークインフラストラクチャで確認する
    フォルダからネットワークを選択すると「ネットワークインフラストラクチャ」の欄に
    ルータの型番が表示されることがあります。
    (設定やルータによっては表示されないので注意してください)



    ルータの設定

    ルータの型番がわかったら今度はgoogleでその型番を検索してみましょう。
    そのルータのメーカーが出しているページがあれば、
    そこからオンラインマニュアルが落とせる可能性が高いです。
    オンラインマニュアルの中を「ポート」で検索すると
    ポート転送だとかポート変換とかポートフォワーディングなどの言葉が引っかかると思います。

    そこの項目を読めばポート開放の方法が分かるはずです。

    今回は「WZR-S600DHP」の例を示します。

    まずgoogleでモデルの型番WZR-S600DHP」を検索します



    取扱説明書という項目からオンラインマニュアルをダウンロードします







    ログイン仕方の項目を参照し、ログインIDと初期パスワードを確認します。
    下の例では、IDが「admin」、初期パスワードが「password」であることが確認できます。




    ※Atermなどの一部のルータでは初期設定時にパスワードを設定させられることがあります。
    その為、ポート開放する時に、パスワードが分からなくてログインできない場合があります
    この場合、以下の方法が考えられます。
    ・ルータのパスワードの初期設定を行った人・業者に聞く
    ・ルータを初期化する
     (この場合プロバイダのIDとパスワードが分からないとネットに繋がらなくなるので注意)
    ・UPnPCJを使ってポート開放する

    ポート変換(又はポート転送、ポートフォワーディング、静的IPマスカレード設定、NAPT)
    の項目を参照し、設定の仕方を確認します。

    ここで重要なのはプロトコルとLAN側IPアドレスと、LAN側ポートです。
    プロトコルでTCP・UDPのどちらのポートを開けるのか指定し、
    LAN側IPアドレスに、ポート開放するパソコンのIPアドレスを入力します。
    LAN側ポートはプロトコルのポートと同じ番号を入れましょう


    どのルータでも言葉が変わるだけで、全く同じことを指定します。
    192.168.11.50のPCにUDP10800のポートを開放する場合下図の通りになります。


    一度設定したあとちゃんと反映されているか確認するため、
    一度画面を閉じて再度開き、設定が残っているか確認しましょう。
    また、有効・無効のチェックがあったら必ず有効にチェックをつけることを
    忘れないようにしましょう。

    ちなみに、UPnPCJでポート開放する場合は以下のように入力して
    ⑩ポート開放のボタンを押すだけで開放できます。


    但し、「ルータの設定画面でポート開放を行った場合」は
    UPnPCJでポート開放をしないでください
    ルータの設定が壊れることがあります。
    もし、ルータの設定画面からポート開放行った後で
    UPnPCJでポート開放を行った場合は、
    一度、ルータの設定画面からポート開放の設定を削除し、
    再度、ルータの設定画面からポート開放を行ってください

    ポート開放が終わった後は、実際にホストを立ててみます。
    初回時のみ、windowsのファイアーウォールの警告画面が出てきます。
    「アクセスを許可する」というボタンを押すと、自動的に例外設定がされます。



    追記(2016年11月10日)
    もし、上記画面を一度も見たことが無い場合、
    別のセキュリティソフトのファイアウォールが有効になっている可能性があります。
    これは、コントロールパネルのシステムとセキュリティのWindowsファイアウォールの
    画面を開くことで確認することができます。
    下図のようにWindowsのファイアウォールが無効(赤色)になっていて、
    その上に黄色いバーが表記されている場合
    セキュリティソフトのファイアウォールが有効になっています。



    この場合、別途セキュリティソフトのファイアウォールの例外設定の設定の必要があります。
    主に例外設定が必要なセキュリティソフトの設定方法は下記リンク先を参照してください。
    ・McAfee(マカフィー)
    http://www.maru-jan.com/guide/security/security_mcafee.html

    ・ESET Smart Security
    http://help.eset-smart-security.jp/hc/ja/articles/202151445-ESET-ポート-開放をする方法

    ・ノートンセキュリティ
    http://www.kuron-zero.com/port/se_port_norton2013.php


    大抵、セキュリティソフトの例外設定を行う場合、
    ポート番号を例外設定する方法とアプリケーションのソフトを例外設定する方法の
    2通りがありますが、どちらかのみしておけば問題ありません。

    さて、これで上手くいけばポート開放は終わりですが、
    きちんとポート開放ができているのか確認する手段が欲しい所です。

    実はTCPの場合、ポート開放を確認するサイトがあります。
    (UDPは実際に同じゲームを持っている人に接続してもらうしかありません)

    下記URLのサイトでポート開放ができているか確認することができます
    http://www.akakagemaru.info/port/tcpport.php

    ポート開放を必要としているソフトを起動し、
    ホストを立てている状態」でポートを入力すると
    ポート開放を確認することができます。

    最後に、相手に接続してもらうための、IPを相手に伝える必要があります。
    先ほどまで見てきたIPは全て「ローカルIP」と呼ばれるもので、
    相手に接続してもらう時に使用するIPは「グローバルIP」と呼ばれます。

    グローバルIPはデフォルトゲートウェイ(ルータ)をインターネット側から見たIPです。
    それに対して、ローカルIPはデフォルトゲートウェイからパソコン側(LAN側)のIPです。

    従って、「自分のパソコン」のホストに接続する場合は、
    ローカルIPで接続する必要があります。
    (ローカルIPは「localhost」や「127.0.0.1」で代用することが可能です)

    最初は混同しがちなので間違えないようにしましょう。

    自分のグローバルIPは下記サイトから確認できます。
    https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi

    ここに出てきたIPアドレスと開放したポート番号を相手に伝えましょう。

    追記(2018/09/25)
    何故かポート開放できない場合、
    ソフトがきちんと起動してホストが立っているか、ポート番号があっているか、ファイアーウォールがちゃんと許可されているか確認したい場合があります。
    リソースモニターのネットワークタブのリッスンポートの欄を見ると現在ホストが立っているプログラムの一覧を見ることができます。
    下図はMinecraftで「TCPの25565」ポートでホストを立てている場合のリソースモニターの表示です。



    ポート開放を確認する場合や実際に相手と通信する場合は、必ずリッスンポートにTCPポートが表示されていてかつ、ファイアーウォールの状態が「許可、制限なし」となっている必要があります。
    (但し、市販のセキュリティソフトにファイアーウォールが付属している場合は「許可、制限なし」となっている必要はありません。その代わり、市販のセキュリティソフトで例外設定を行う必要があります)

    UDPのポートも表示されますが、ポート開放を確認する場合は通常の確認用のサイトではできません。
    そのソフト用のクライアントで実際に通信できるか試してもらう必要がありますので注意してください。



    もしわからないことがあればコメント欄か、下記Twitterまでご連絡下さい
    https://twitter.com/iori016

  • ポート開放の基礎、基本的な知識について

    2015-07-12 17:101
    • はじめに

    ネットワーク対戦において、自分がホストを立てるとき、
    ポート開放という作業が必要なことがあります。

    ハンゲームなどのオンラインゲームは、
    普通に複数のプレイヤーとネット通信ができますが、
    これは運営している会社のサーバーがポート開放をしており、
    複数のプレイヤーがそのサーバーにアクセスすることで
    ネット通信が可能になっています。

    ここでは、ポート開放の基本的な知識を説明することになります。
    具体的な方法は、環境によって異なる為、一概には説明できません。
    具体的なポート開放の方法は下記リンク先をご覧ください。
    http://ch.nicovideo.jp/iorin/blomaga/ar829771

    また、一番下にも書いてありますが、イナバ物置さんという方が
    ニコニコの生放送で支援していらっしゃるので、
    そちらであれば、複雑な環境下であっても方法を親切に教えてもらえるのでオススメです。


    • ポート開放について

    そもそもネット対戦においてポートが開放する必要がでてくるのは
    2つのPC同士で特定のアプリケーションが通信するときに
    その通信がブロックされるからです。

    通信をブロックするものは主に
    ・ルータ
    ・パソコンのファイアーウォール
    の2つです。

    大抵の場合上の2つだけ設定すれば、通信できることが多いです。

    ルータのブロックを解除することをポート開放と呼びます。

    ルータとは、パソコンでインターネットにつなぐ時に必要な機器で
    一家にあるいはアパートの一室に一台あることが多いです。

    まず、ルータに対して、ポート開放する必要があります。
    ルータに対しては、どのパソコン、どのポートに対してポート開放をするのか
    指定する必要あります。

    次にパソコンとセキュリティソフトのファイアーウォールに対して、
    ポートの例外設定をする必要があります。
    一般的には、ルータとパソコンのファイアーウォールを設定すれば
    ポート開放の設定は終わりです。

    • hamachiについて

    ポート開放とは違いますが
    hamachiでネットワーク通信を行っている人もいます。

    hamachiの場合、VPNという技術でルータを無視するので、
    ポート開放をする必要がなくなります。
    ただし、LANでつながっている状態になる為、
    LANの機能が全て使えるようになってしまいます。

    信頼しているPC同士なら問題がありませんが、
    hamachiのIDとパスを不特定のパソコンに公開してしまうと
    そのPC対して、LANでつながってしまうことになるので非常危険です。

    なぜなら、LANの機能には、他のPCフォルダの中身が見ることができたり、
    リモートデスクトップができたりなど、様々な機能があるからです。
    その為、ネット対戦を目的として使うには不適切だと思います。

    • ポート開放の危険性について

    ポート開放はセキュリティを下げる行為だということがよく言われます。
    しかしそれがどのように危険なのか、あまり知られていません。
    その為、「ポート開放が怖いものだ」「hamachiの方が安全だ」という人がいます。
    そういう人の為に、ここではポート開放がどういった行為なのか、
    具体的に説明していきたいと思います。
    まず、ポート開放を行う理由は
    2つのPC同士で、特定のアプリケーションが通信をするときにブロックされてしまうからだというのは説明しました。

    2つのPCの間に1か所でもブロックされている箇所があると、通信ができません。
    逆に言うと、通信ができないのであれば悪用されることはありません。

    また、通信ができるのは
    「アプリケーションがでホストを立てている時」のみで
    「ポート開放を行っているポート番号」のみで
    「そのアプリケーション」にのみ送ることが可能です。

    従って、ポート開放されていないポートを使用しているアプリケーションは
    外部から通信することはできません。

    ここまで言えばポート開放を行うリスクというのは見えてくるのではないでしょうか?
    例えばUDPポート10800をポート開放を行って非想天則でネット対戦を行うとします。
    悪意ある人たちが、これを利用しようとしてできることは
    その「非想天則に不正な通信を送って誤動作させる」という事だけです。

    使用しているアプリケーションに脆弱性があれば、
    その脆弱性をつかれる可能性がでてきますが、
    1つのアプリケーションにできることは限度があります。
    出来ることもあるが出来ないこともある。
    そのことは理解しておきましょう。

    しかし全てのポート開放していいわけではありません。
    なぜなら、Windowsにとって重要なアプリケーションがLAN内でポートを使用して
    通信をしていることがあるからです。
    そのポート番号を開放してしまった場合、そのポート番号を使用している
    アプリケーションの脆弱性が憑かれる可能性があります。
    そのアプリケーションがwindowsにとって重要なアプリケーションであった場合
    その脆弱性が致命的になる可能性があります。
    従って、ポート開放をする番号は、そのアプリケーションのメーカーの指示に従うか
    普段使用されていないポート番号を調べてポート開放を行うことが望ましいです。

    • メリット・デメリット

    ポート開放とhamachiのメリット・デメリットは以下の通りです。

    ポート開放のメリット
    ・一度やったら環境が変わらない限り設定を弄る必要がない。
    ・通信するポートを限定することができる
    ・どのPCに対してでもホストを立てることができる。

    ポート開放のデメリット
    ・方法が環境によって異なる。
    ・そのポートを使用しているアプリケーションの脆弱性をつかれる可能性がある
    ・レオパレスやCATVのようなグローバルIPが配布されない環境ではポート開放できない

    hamachiのメリット
    ・インストールするだけでできる
    ・ポート開放が不可能な環境下においてもホストを立てられる
    ・hamachiで繋いでいない人に対しては、セキュリティリスクがない。

    hamachiのデメリット
    ・共有フォルダなど、ネット対戦とは関係無い機能がある。
    ・全てのポートで通信が可能になる
    ・上記理由により理解していない人間がつかうと、セキュリティリスクが高くなる
    ・hamachiで使っている人同士でないと通信できない。
    ・毎回hamachiを起動する必要がある。

    • ポート開放の方法

    ポート開放の方法はルータの機種ごとに違う為、ルータの説明書を読む必要があります。
    ルータの説明書がどこにあるか分からなくても、ルータの型番さえわかれば、
    googleなどでルータの型番で検索するとオンラインマニュアルが見つかることが多いです。

    WindowsのFWの設定は、初回、ネット対戦でホストを立てるときに
    下のようなダイアログが出てくるため、その時に許可するだけで例外設定されます。



    windowsのファイアーウォールの代わりに
    セキュリティソフトがファイアーウォールの機能を持っていることがあります。
    方法はセキュリティソフトによって異なりますが、
    大抵はgoogleで「<セキュリティのソフト名> ポート 例外設定」で検索すると
    方法が出てきます

    ルータの説明書の場所が分からない。あるいは自分のルータが分からないという方は
    ニコニコの生放送で支援している方がいらっしゃるので、
    そこで1対1で支援してもらうこともできます。

    一番有名なのはイナバ物置さんという方で
    この方はすでに300人以上のポート開放を支援していらっしゃっており
    ネットワークの知識もかなり高く、あまり一般的でない環境の人でも対応してくれます。
    質問も随時受け付けていて非常にわかりやすく教えてくれるのでオススメです。
    主に土日の夜に取っていることが多いので、
    ポート開放に困っている方やネットワークに興味がある方は行ってみましょう。