(2016年6月17日)

 石破 茂 です。
 舛添知事が辞職を表明し、一連の混乱はやっと収束することになりましたが、推薦した者として申し訳なく思うとともに、何とも後味の悪い、やりきれなさを感じました。

 三年前の五月頃のこと。当時参議院議員として「新党改革」の代表を務めていた舛添氏から、七月に迫った参院選挙を控えて今後についての相談を受け、「しばらく政界から身を退いて充電をしたい」との言葉を聞いた際、次期参院選で彼が無所属として何処かの選挙区から出た場合には、当該選挙区で与党の議席が減るであろうことを党の幹事長(選挙の責任者)として危惧していた私は、とても有り難く思ったことでした。
 小なりとはいえ政党の代表を務めていれば、様々な懊悩があったのでしょう。しばらく充電したい、との舛添氏の気持ちも理解できましたし、「自民党に迷惑はかけられない」という言葉をそのまま有り難く受け取りました。その時はま