石破 茂 です。
今日9月16日は、昭和56年に73歳で没した父石破二朗の祥月命日です。もうあれから35年も経ったのかと思うと、とても感慨深いものがあります。
当時24歳の私は旧三井銀行(現在の三井住友銀行)に入行して3年目、東京都中央区にあった本町(ほんちょう)支店で個人向け融資を担当しておりました。
その頃は9月15日が敬老の日で休日であったため、鳥取に帰省して県立中央病院に入院していた父を見舞ったのですが、その日は比較的意識もはっきりしていて「仕事はちゃんとやっているのか?」と問われ、「何とかやっている」と答えると「こんなところにいないで、早く帰れ」。これが私と父との最後の会話となりました。
寝台特急で東京駅に降り立った時に危篤を知らされ、羽田からプロペラ機でとんぼ返りをしたのですが、2時間余をかけて鳥取に着いた時には既に息を引き取った後でした。
倅の私が言うのも変かも知れま