石破 茂 です。
 日曜日の函館での前田一男代議士の諸会合からの帰途は、願いが天に通じたのか、夜行寝台特急「北斗星」を使うことが出来ました。

 山陰直通の特急「出雲」が走っていた当選四回までは多い時で週四回これに乗っていたのですが、今から思い返すと、最も選挙が厳しかった当時に何とか当選し続けることが出来たのには、この列車の存在が大きかったように思います。
 東京での夜の会合を終えて十時発の静岡行き新幹線「こだま」に乗って、一時間前に東京駅を出た「出雲」に静岡で乗り換え、朝八時ごろに鳥取着、夜八時過ぎの「出雲」に乗って翌朝七時に東京着、という日程を可能とするダイヤは実に便利でしたし、これに飛行機や大阪行きの夜行急行、夜行バスを組み合わせると、昼間の本会議や委員会、党の会合などに支障をきたさずに、大概の日程を欠かすことなくこなすことが出来たのです。
 上りの朝方には車窓から真鶴付近の朝の海、