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ニュークリア・シェアリングなど
石破 茂 です。
先月29日の北朝鮮によるミサイル発射に続き、さる3日は6回目となる水爆と思われる核実験と続いたため、3日の水月会研修会における講演では核抑止政策の在り方についてお話したのですが、予想外の反響となり、今週はいくつかのテレビに出演し、新聞各紙でも取り上げられることとなりました。
このテーマについて言及したのは今回が初めてではなく、欧州のニュークリア・シェアリングをはじめとする核戦略については随分と以前から公の場でも論じてきたのですが、その時は全くと言ってよいほどに反応はありませんでした。本来このようなテーマは、平時に冷静な環境の下で論じられるべきなのですが、いつもながら、危機が顕在化してからでなければ議論が具体化しないのは誠に残念なことです。中国が最初の核実験を行ったのは1964年10月16日、まさに前回の東京オリンピックの開会中でした。このオリンピックに「中国」として
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長島忠美先生ご逝去など
石破 茂 です。
去る18日、長島忠美衆議院議員(新潟5区選出・元山古志村村長・元復興副大臣)が急逝されました。享年66、数日前の早朝に議員宿舎の食堂で言葉を交わしたばかりでした。あまりに早い突然のご逝去を悼み、心より御霊の安らかならんことをお祈り申し上げます。
我々が野にあるとき発生した東日本大震災の際、自民党復興本部の中枢として、山古志村での震災に対応された時の経験を活かして素晴らしい働きをしてくださいました。復興特別委員会で質問に立たれた先生は、菅直人総理に「仮設住宅を建設する時の留意点は何か?」と問いかけ、通り一遍の答えしかしない総理に対して「これから暑くなるまでに仮設住宅のすべてが完成するわけではない。避難所の冷房も今から準備しなくては間に合わない。避難所周辺の生活道路に砂利を敷いては絶対に駄目だ。車椅子のお年寄りにあれほど辛いものはない」と具体的に諄々と説かれた時のお姿が印象 -
蓋棺事定など
石破 茂です。
昨日の防衛大臣辞任報道以来、永田町は騒然とした雰囲気ですが、私自身は「蓋棺事定」という言葉を旨としなければならないのではないかと思います。人の評価はその人が亡くなってからはじめて定まるということなのではないか。そう思い定めてしまうと、様々な罵詈雑言や誹謗中傷もあまり気にならなくなるような感じも致します。
防衛大臣について言えば、我々政治に携わる者は、制服自衛官たちを主体とする自衛隊員やそれを支えている家族の気持ちを常に考えなくてはならないという思いがあります。国民から選んでいただいた政治家が統制の主体として文民統制を実効あらしめるためには、「ことに臨んでは危険を顧みず、身をもって職務の完遂に努め、もって国民の負託に応える」という服務の宣誓に従って、昼夜を分かたず懸命に職務に精励している隊員や家族に政治がどのように映っているのか、を常に心すべきであろうと私は信じております。
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