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コンテンツ設計の3段階、サイトマップができるまで。【Webサイトリニューアル】
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コンテンツ設計の3段階、サイトマップができるまで。【Webサイトリニューアル】

2012-10-30 08:00
    (読了時間3分)


    みなさんこんにちは!ソシャマノートのこのみです。
    前回は”ユーザーフローとユーザーゴールの仮説”の立て方について記事を書かせて頂きました!ユーザーの声を聞いた上で、クライアントの要望も含めどのように情報を整理しコンテンツを設計するのか。

    今朝は、サイトマップを設計するまでの過程をまとめてみたいと思います。

     

     

    Step1:ユーザーとクライアントのニーズを把握し解決策を練る

    前回の”ユーザーフローの組み立て方6つのステップ!ユーザー心理を探ってみよう”では、ユーザーがどのようの気持ちでサイトを訪れ閲覧しているのかを把握し、クライアント側が意図する理想の状態との乖離をしっかりと知るためにどうやって調査をしたらよいかを書きました!

    この調査で力を入れるべきコンテンツに対し、ユーザーがどのような反応を示すのか、長所と短所をまとめることができます。(詳しくは前回の記事で!)

    今回の案件はコーポレートサイトです。

    ユーザー調査の結果ではサイトに来る人は情報をもっと効率よく収集したいと思っていることがわかりました。しかし現サイトではコンテンツ間の紐づけが弱く、ページ遷移やフォームの使い勝手もちょっと悪い・・・。とても良いコンテンツがあるのにユーザーに届いていない物も少なくありません。事業内容がわかりづらかったり、サイトの階層と経路が長年の運用で複雑になってしまい、ページ遷移に苦労する個所もあります。しかもユーザーはいくつかのパターンに分けることができ、それぞれ同じコンテンツ対しに違う反応を示すのです。(>_<)

    これはとっても難しい作業。関係部門としっかり連携を取りながら、長所と短所の改善を進めていきます。クライアントサイドが伝えたい”メッセージ”とユーザーサイドの”使いやすさ””心地よさ”をプロジェクトチームで追求していきます!

     

     

    Step2:コンテンツと機能要件の基本方針を立てる

    この基本方針というのは、何かの判断に迷った際に従うべき指針です。ユーザーにとって有用なサイトを作るために気をつけなくてはいけない事ってなんでしょうか?途中で悩むと大変そうなので「迷ったらコッチ!」という判断基準を早い段階で設けることにしました。最初に決めておくことで会議もスムーズに進みます。例えば以下のような項目です。

     

    1.ユーザーにはちょっとした負担・負荷でも極力かけない

    ページ遷移・リンクを見つけるまでの労力・入力の手間をかけさせるようなことはしない!

     

    2.ユーザーが効率の良い情報収集ができる設計

    単なる階層設計はとても設計しやすいが、コンテンツが増えるとどんどん階層が深くなり横に移動しづらくなる。ユーザーパターンの目的に合わせて次に見たいコンテンツを先回りして抜け道を表示するなどの工夫が必要。

     

    3.制作側の都合はユーザーに関係ない。運用はユーザーを優先して考える

    理想は効率良く運用がうまくまわってコンテンツが充実することです。でも両方叶えるにはそれなりにコストもかかる・・・。

    しかしそんな都合はユーザーには関係がない。Webサイトも1つの窓口と考えれば立派なサービスだと考られる。この問題に関しては手を掛ける部分とそうでない部分の線引きをしっかりと行い、運用フローを考える。

    ポイントは日々の運用フローにのせてもオペレーターに負担がかからない設計にする事。

    (基本的に会議でボツりやすかったり、実装に悩んだりするのは運用面の効率に関係する部分でした;;)

     

     

    Step3:コンテンツを書き出し、サイトマップを作る

    方針が決まったらいよいよサイトマップを組みます!(*`u´*)

    コーポレートサイトとしてなくてはならないコンテンツ・回遊用のコンテンツ・コンバージョンにつながるコンテンツなど、とにかく考えられる物を全て書き出します。

    書き出してからはグルーピング作業に入ります。最初のグルーピングとラベリングは比較的クライアントサイドによりがち・・・ヒアリング調査を思い出し、ユーザー感覚とバランスを保ちつつこの作業を繰り返します。他のサイトも回遊して参考にする事もありました。

    大体まとまったら表にしてみます。表にまとめる時、コンテンツにた対する項目は以下の5つです。

     

    • 1. ナビゲーション
    • 2. コンテンツ名
    • 3. 目的
    • 4. 機能要件
    • 5. 注意する事

     

     

    この表を元に、最終的には次のようなサイトマップができました。(このみの場合はより直感的にサイトを創造できるように、ツリー構造をよりサイトトップのように表現しています)

     

    ここまできたら、5分の2くらいはできたのでは!?(大げさ?) 表とサイトマップをプレゼンしてOKがでたら、次はいよいよワイヤーフレームの制作に進みます。

     

     


    サイトのリニューアルは大仕事。でもまかされるのはやっぱり嬉しい!自分の考えを磨きに磨いて、ステップアップしていきたいです。それでは次回もお楽しみに!どうぞよろしくお願いいたします(*’u'*)/゛

     

     

    著者プロフィール

     ソシャマノートブログ 運営担当このみ

    株式会社マイネット・ジャパンが運営するクリエイター向けのマーケティングブログを運営。デザイン業務の傍ら「マーケティングを重視したデザイン」「ソーシャルメディアでのプロモーションの分析」などをしている。

     

    [ブログ最新記事とクリエイティブに役立つ情報を日々配信しています。]


    by このみ
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