今年の7月より、アメリカ国内ユーザー向けに提供を開始したFacebookのグラフ検索。
先日の私たちの記事でもご紹介しましたが、グラフ検索は「○○に住んでいる人」「○○が好きな人」「友達がチェックインしたレストラン」といった風に、ソーシャル情報を使って人や場所・写真などを絞り込み検索できる機能です。
そんなグラフ検索が昨日10月1日未明、更に投稿も検索できるようになるというニュースが飛び込んできました。
今回の記事では、こちらの追加機能の概要と、今のうちに知っておきたいプライバシー設定をご紹介します。
■目次
1.「グラフ検索で投稿を検索」ってどういうこと?
2.グラフ検索で見つけられる投稿の共有範囲
1.「グラフ検索で投稿を検索」ってどういうこと?
こちらの機能が導入されると、前述のように人や写真・場所だけでなく、過去の自分や友達、公開された他人の投稿も検索できるようになります。
検索方法はページ上部の検索バーから、シンプルに「私の過去の投稿」と打ち込んでも出てきますし、気になるキーワードで絞り込むこともできます。
例えば、「”Dancing with the Stars”(海外ドラマ)について書かれた友達の投稿」で検索すると、過去に友達がDancing with the Starsについて触れている投稿が出てきます。
また、「○○(場所)で書かれた投稿」も検索することができます。
他にも、「自分がコメントした投稿」や「去年の自分の投稿」などなど、様々な形で投稿を絞り込み検索できるようになります。
2.グラフ検索で見つけられる投稿の共有範囲
グラフ検索で見つけられるようになる投稿は、次の3つだと言われています。
・共有範囲が「友達(または公開)」になっている友達の投稿
・共有範囲が「公開」になっている他人の投稿
・自分の投稿
つまり、赤の他人にグラフ検索を通じて自分の投稿を見つけられたくない場合は、共有範囲を「友達」以内に限定しておく必要があります。特に個人情報を含んだ投稿は要注意ですね。
えっ、じゃあ過去の投稿については?
前述の通り、これからする投稿だけでなく過去の投稿もグラフ検索の対象になるので、こちらについても同様の措置が必要になります。
過去に「公開」した投稿については、アクティビティログから投稿の共有範囲を編集しなおすことができます。(「アクティビティログ」ボタンは個人用タイムラインの右上にあります)
一つ一つ手作業になるので、投稿数が多い方にとっては膨大な作業になってしまいますが、念のために見直しておいた方がいいかもしれませんね。
※プライバシー設定の見直しについては、私たちの記事の『2.グラフ検索のプライバシー設定』やFacebookのヘルプセンターもご参照ください。
最後に
今更ですが、実は日本でもFacebookの言語設定を英語にするとグラフ検索を利用できることはご存じでしょうか?(8月7日付けでFacebookはFacebookを英語で利用しているユーザーに提供が完了したことを発表しています)
今回もさっそくFacebookの言語設定を英語にして試してみましたが、まだ筆者のアカウントではグラフ検索で投稿の検索はできませんでした。
自分の過去の投稿を検索できるようになると非常に便利ですし、グラフ検索自体はとても面白い機能だとは思いますが、プライバシーの観点から見るとやや気になる点もあるので、本格的に実装される前にもう一度仕様や設定についておさらいしておいた方がいいかもしれませんね。
以上、『【Facebook】グラフ検索で「投稿」も検索可能に!日本でも導入される前に知っておきたいプライバシー設定もご紹介。』
※元記事 :http://gaiax-socialmedialab.jp/facebook/266
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