2012年8月1日にTechCrunchが報じたように、一部企業で『ウォール投稿の年齢・性別などでのターゲティング設定』がテストされていました。
ようやく日本でもその機能の利用が可能になって来ました。見た目は前評判のものから変わっているようです。
▼ウォール投稿時のターゲティングボタン
但し、徐々に適用されているので一部のFacebookページだけでしか設定できません。さらに、同じFacebookページであっても、管理人によって利用可否が分かれているようです。(GaiaXソーシャルメディア ラボのFacebookページでも、管理者によって利用できない人もいました。)
利用フロー
ウォール投稿のターゲット設定は以下のように進みます。とても簡単なので、皆さんも適用されましたら試してみて下さい。
ターゲティング投稿の豆知識
1.ターゲットは複数設定可能
以下の画像のように、ターゲットは複数掛け合わせで設定可能です。
2.ターゲット区分
先日のTechCrunchの記事でもターゲット区分は明らかにされていませんでしたが、確認したところ以下のようになっていました。
カテゴリー 詳細設定内容 性別 男性 女性 交際ステータス 独身 交際中 婚約中 既婚 学歴 高校生 大学生・専門学校生 大卒 恋愛対象 男性 女性 年齢 13~65才(1才刻みで下限、上限の設定が可能) 場所 国 Region or state 市区町村 言語 (明言されてないですが、Facebookが対応している言語は可能だと思われます。)
3.表示ではなく「配信ターゲティング」
このターゲティングは、『ウォール投稿が誰のニュースフィードに表示されるか?』を設定するものです。
ですので、例えば女性向けに投稿した場合、男性のニュースフィードには表示されませんが、男性がFacebookページのタイムラインに訪れると見る事が出来てしまいます。
例えば、以下の投稿はテストで「女性」にターゲティングして投稿しましたが、男性ユーザーもタイムライン上で見れます。
今回のウォール投稿のターゲティング機能を使うと何が良いのか?
例えば、TechCrunchで言及されているように、
新機能を利用すれば、たとえばフォードなら20代のファンに対しては経済的なハイブリッドを勧め、40代には大型のSUVを紹介するといったことができる。
引用:TechCrunch
といった事が出来るようになります。例えば、女性向けの商品の投稿を、わざわざ男性に見せる必要もなくなります。
この機能を使って投稿すると、エッジランク(の親密度)にどこまで影響が出るかは分からないですが、使っておいて損はない機能です。(エッジランクに知りたい方は、『Facebookの「エッジランク」の3要素と、各要素の優先順位』の記事をご参照下さい。)
皆さんのFacebookページには、ターゲティング機能は付きましたでしょうか?
※元記事 :http://gaiax-socialmedialab.jp/news/144
著者プロフィール
株式会社ガイアックス
GaiaXソーシャルメディア ラボ
ガイアックス内に設置された「ソーシャルメディア・マーケティング」の研究機関。「マーケティングの中でソーシャルメディアを効果的に使うには?」をテーマに、ナレッジの蓄積と、ブログ・書籍・講演会などでの情報発信をしている。特に、「実践」から来る「ノウハウの可視化」を強みとしている。