2013年8月からスタートした「アース・コミュニケーション・アワード2013」。

 

9月1日「防災の日」を皮切りに東京・仙台・大阪・石巻・大垣の全国5会場でアイデアソン・ハッカソンの開催を行い、ハッカソンで勝ち残った各会場2チームが品川:Microsoft本社に集結。

 

プレゼンテーション5分、審査員による質疑応答約3分の後、厳選なる審査の上で各賞が決定しました。賞は、全部で9賞。その中で今回はvol.1でご紹介ができなかった3タイトルをご紹介させて頂きます。

 

 

特別賞 受賞作品

 

 特別賞は、日本気象株式会社と株式会社ゼンリンデータコムの2社から出ました。

今回は、日本気象株式会社 特別賞を受賞したチームを紹介します。

 

日本気象 特別賞

 

チーム アンデックスヤングteam_andex

サービス名「社会人アラーム」

 

 

 

 

 

 

 

 

サービス概要

 

「通常」と「早起き」の二つのアラーム設定をして使う、スマートフォン向けアプリケーションです。

 

日本気象株式会社提供の「お天気API」を利用し、ユーザーの条件設定により、悪天候なら「早起き」時刻にアラームが鳴り、そうでなければ「通常」時刻にアラームが鳴ります。
悪天候の条件設定や天気情報を取得する地点の複数登録に対応。
よりシンプルになったiOS版もあります。
判定が逆になる「裏モード」も搭載。使い方は無限大に広がります。

 

社会人アラームtop

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

今回のサービスを思いついたキッカケは? 

 

ハッカソン 仙台会場では、開発経験の浅いメンバーでチームを組むことになり、まずどんなアプリならプロトタイプまで作れるのかと考えました。

「それならアイデアは、事前に開催された「アイデアソン」で生まれたものを使わせてもうのはどうか?」と話し合ったのを覚えています。

 

アイデアの中で、

 

”毎朝起床と同時に天気予報を確認する習慣があったので「天気条件」と「目覚まし」を組み合わせる”

 

というアイデアが目に留まりました。

このアプリを実現出来れば欲しい人が、きっといるはずだとメンバーに話し開発をスタートしました。

 

今回、参加をしてみていかがでしたか?

 

開沼氏:コーディング経験も浅くチームリーダーとしてメンバーに迷惑をかけっぱなしでしたが、チームアンデックスの助けを借りて、なんとかアプリも完成しアワードでお披露目することが出来ました。

今回は感謝しっぱなしです。関わってくださった皆さん、ありがとうございました!

 

田中氏:今回のアプリ作成は初めてのことが多く、時間に関する動作やAPIの利用などいくつもの苦労が有りましたが、無事完成し賞を頂く事が出来て嬉しく思います。

 

大内氏:UIデザインやコーディングなどに関し、他のメンバーの協力の下、無事にアプリを完成することができました。 次回の大阪会場での発表に備え、このアプリケーションをブラッシュアップできるところを抽出し、更にパワーアップしていきたいと考えております。

そして貴重な賞を授かることができ、とても感謝しております。

 

企業賞 受賞作品

ChartWork賞

チーム イツアラ制作委員会
サービス名「イツアラ」

 

黄砂や雨などにより、車を洗った直後に車が汚れてしまうとがっかりするもの。
そんな出来事を予防するために、最適な洗車タイミングを教えてくれるサービス。
洗車タイミングは今後の黄砂飛散情報などを用い、独自ロジックにより判定。

アプリ解説

 

ituara

1週間のお天気と黄砂予報で洗車日和を○印でレコメンドする。洗った直後に嫌な雨や黄砂が来ないと思うと洗車日を決めやすい。

 

また、洗おうと思った当日は、時系列でもっと詳しい情報をもとにレコメンドしてくれる。
おすすめ度が直感的に分かる画面を考えました。

 

 

 

 

 

 

今回のサービスを思いついたキッカケは?

仙台アイディアソンで防災時使えるアプリの普段使いの部分で洗車直後の雨、黄砂の話で盛り上がったことがきっかけでした。

 

今回、参加をしてみていかがでしたか?

Uストリームの生放送を仙台で見ていたメンバーとメッセージで盛り上がりました。

作るものを決める過程をチームで楽しんで、作る過程でも楽しかったところご褒美までいただいて、最高です。

 

今後は、「いざという時」の部分を充実させて、ビジネスユースに耐えられるようにブラッシュアップも楽しみたいと思っています。
関係者の皆様、ありがとうございました。

 

奨励賞

Fandroid EAST JAPAN賞

Fandroid EAST JAPAN賞は、今回のアワードで大人のエンジニアに混じって競った学生の皆様に対して、奨励賞として贈られた賞です。

 

Fandroid EAST JAPAN賞

 

受賞チームの学生様
デルシカの学生様
かさがすの学生様
イツアラ制作委員会の学生様
夕日を見たい漢たちの学生様
あの日ノ記憶 by Lisra.jpの学生様

 

 

 

Earth Communication Award最終プレゼンの最後に流れたムービーです。

最終プレゼンに参加された皆さんと一緒に、全国5会場のアイデアソン・ハッカソンの模様を振り返りました。

 

Click here to view the embedded video.

 

 

 今回のイベントには、本当に大勢の学生様が参加して頂きました。

大人顔負けでお一人で開発からプレゼンテーションまでこなす高校生や

日々ITの勉強を行っている学生の方。

また、若者を対象にウェブデザインやソフトウェア開発を学ぶ為の拠点「イトナブ石巻」を

運営している方々。

 

学生が開発しやすい環境ができている今、大人だけが集まっては思いつかなかった

目線など今後の日本で生まれるITが非常にワクワクできる気持ちになりました。

こういった学生様達にも是非、今後も応援したいという思いがあり

奨励賞 Fandroid EAST JAPAN賞をお渡しさせて頂きました。

 

Earth Communication Projectで誕生したサービスやアプリケーションについては、

様々な方法で進捗を報告をしていきます。

今後の活動などもFacebookで公開をしていきます。

 

 

 

 


by 上田 哲弘
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