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IBM事例に見る「社内ソーシャル」と「ソーシャルビジネス」の進め方
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IBM事例に見る「社内ソーシャル」と「ソーシャルビジネス」の進め方

2014-02-02 15:00

    最新の具体的な事例を知りたい

     

    社内SNSの立ち上げを検討している方たち、そして推進方法に悩まれている方たちからの「方法や事例について教えて欲しい」というリクエストが増え続けています。

    とりわけ「具体的な例を知りたい」「新しい事例が欲しい」「身近なケースがありがたい」という声が多いようです。

     

    今回は、2014年の1月に、IBM社内で筆者が実際に行った「読んだ人の意識や行動を変えるブログ記事を1カ月間毎日書き続ける」という取り組みを、実際の記事あわせて紹介します。

     

    ブログ記事のタイトル一覧

     

    筆者がここ1カ月で書いた社内ブログ記事のタイトルリストです。

    時系列昇順(上が古いもの)です。

     

    ●ソーシャルを習慣にするには

    ●タイムラインとの付き合い方

    ●何をどうシェアすればいいのか

    ●タグの便利な使い方とコツ

    ●ソーシャルビジネスは、未来の働き方の土台

    ●ソーシャルビジネスは、新たなつながりで新たな価値を創造していくこと

    ●ソーシャルビジネスのミニジャムがスタートします(1/15 23:00 – 1/17 11:00)

    ●ソーシャルビジネス・ミニミニジャム@箱崎15F 1523(本日16日11:45-13:45)

    ●最初の一歩: 5分でソーシャル

    ●今日も5分: プロフィールをソーシャルに

    ●ある日オフィスがなくなったら…

    ●「変化することが当たり前」の社会で

    ●検索で上手にソーシャル情報収集を

    ●タグのフォローで上手にソーシャル情報収集を

    ●数字で見るSocial Engagement

    ●メール社員とソーシャル社員

    ●メールは「オワコン」なのか?

    ●Connectionsのメール送信機能

    ●最終回: ソーシャルに重要なストックとフロー

     

     

    ブログの具体的な内容

     

    いくつかのブログ記事では、IBMが使用している社内ソーシャル・プラットフォーム「IBM Connections」の操作に関するTipsや、さらに便利に使うための豆知識的なものを紹介しています。

     

    ただ、この場で機能ごとの有効活用の方法を取り上げても、皆さんの社内では活用できないケースも多そうなので、あらゆる企業が参考にできそうな記事をいくつかピックアップします。

     

     

    ソーシャルウェブの本質的意味や、社内外への影響を伝える記事

     

    ● 数字で見るSocial Engagement【Social月間】

    ● 「変化することが当たり前」の社会で

     

    世の中がどれだけ進んでいるか、きちんと把握できていますか? 事実においてけぼりを食らっていませんか? という記事です。

    数字とともに具体的に伝えています。

     

     

    • 70%の社員が、自社の社内外のソーシャル・ツール上でアクションをとっている
    • B2B企業の100%が、ソーシャルメディアをビジネスに活用している
    • 80%の企業が、社内コラボレーションの推進とカスタマーボイスの傾聴を実現するために、2014年末までにソーシャル技術に投資する予定
    • 2010年に6億ドルの価値とみなされていたソーシャル技術インダストリーが、2016年には64億ドルと10倍以上の価値を持つと見られている

     

     

    社内外のソーシャルビジネスの事例や取り組みを伝える記事

     

    ● ソーシャルビジネスは、新たなつながりで新たな価値を創造していくこと

    ● ソーシャルビジネスのミニジャムがスタートします(1/15 23:00 – 1/17 11:00)

     

    IBM社内で起こっているソーシャルシフトに加え、製造A社、サービスB社、金融C社など、社内SNSが会社を大きく変化させている事例をストーリーで伝えています。

     

    許諾の関係もあり上記3社の詳細はここには書けませんが、以下のITmediaの記事では、ペプシコの2万5000人のエンタープライズソーシャル「PEPnet」、13万人のブラジル石油公社「Petrobras」の事例が紹介されています。

     

    ソーシャルで企業変革に取り組むペプシコやブラジル石油公社

     

     

    ソーシャルビジネスの考え方を伝える記事

     

    ● メール社員とソーシャル社員【Social月間】

    ● ある日オフィスがなくなったら…

     

    ソーシャルにシフトしている世界の中で、どんな自分でいたいのか、どんな会社になりたいのか、どんな未来にいたいのかを問いかける内容です。

     

     

    持っている知識(ナレッジ)により、自分の価値は決まる から
    共有している専門性(Expertise)により、自分の価値は決まる

     

    ソーシャルとは、フェイスブックやツイッターのこと から

    ソーシャルとは、コラボレーションで問題を解決するもの

     

    ソーシャルは、メールや別システムの補助的なもの から
    ソーシャルは、新しいワークスタイルの中心となるもの

     

    基本スタンスは「非公開」: 必要な人にだけ共有 から
    基本スタンスは「公開」: 見せてはいけないものだけは限定公開

     

     

    社内ソーシャルを積極的に活用するコツを分かりやすく伝える記事

     

    ● 最初の一歩: 5分でソーシャル

    ● ソーシャルを習慣にするには

     

    まずは1日5分でできることのリストや、習慣化するためのアイデアなどを伝える記事です。こうしたメッセージは繰り返し伝え続けることが大切でしょう。

    以下、いくつかの例です:

     

    「個と個がつながらなければ、ソーシャルははじまらない」

    「相手のことを知りたければ、まずは自分のことを伝える」

    「つながりを持とう、保とう、と思ってもらうためにすべきこと」

    「トイレから帰ってきたら、1分間タイムラインをチェックする」

    「検索で見つけた情報や記事には、検索キーワードを加えて共有ブックマーク登録する」

     

     

    いかがでしたでしょうか。

    何か1つでも、社内ソーシャルに取り組もう、企業コミュニティーを実践していこうという皆さんに役立つものをお届けできたなら、筆者として嬉しい限りです。

     

    Happy Collaboration!

     

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    八木橋 Pachi 昌也

    ">by 八木橋 Pachi 昌也

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