隠者は闇に暗躍す~弐~
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隠者は闇に暗躍す~弐~

2018-08-30 19:07
    「隠者は闇に暗躍す~弐~」

    正史(まさし)♂…40代。探偵。亮一の父親。渋く低い声。
            冷静沈着で、何事も臆することなく仕事をこなすクールなダディ。
            が、時々頑固で頭が固いのが玉にキズ。平井のツッコミ担当。

    亮一(りょういち)♂…マサシの息子。13歳の男子中学生。好奇心旺盛な元気っ子。
              女性の方が演じて頂いてもOK。むしろオススメ。 
              男性の方でも勿論OK!

    平井(ひらい)♂…20代後半。探偵事務所の助手。何かとしょっちゅうヘマをするドジの天然。
            助手としての役目を果たせていない助手。
            よくヘラヘラ笑っている能天気野郎。エヘヘと笑うのがクセ。
            全体的に優しい喋り口調。

    九十九(つくも)♂…外見年齢30代後半。身長190。館の主人。
             顔が厳つく、威厳ある風格。ヤクザの首領の様な怖さがある。
             低く落ち着いている声。全体的にゆっくり喋る。

    真弓(まゆ)♂…外見年齢60代。身長180。館の執事。
           九十九同様落ち着いていてゆっくり喋る。しっかりとした性格。
           頑固で厳しい主人に仕えているからか、ストイックな思考の持ち主。

    豪(ごう)♂…外見年齢20代後半。身長160。弥生の兄。
          謎の上から目線な喋り方。生意気。ツンツン性格。
          Mスイッチが入るとマゾヒストのド変態に豹変する。綺麗な女性に踏まれ隊。



    <役表・セリフ数>
    正史♂・44:
    亮一(不問)・38:
    平井♂・16:
    九十九♂・18:
    真弓♂・18:
    豪♂・15:


    <URL>
    http://ch.nicovideo.jp/itoshikimetu/blomaga/ar1654470#-

    ※20分前後の劇です
    ※多少のセリフ変更・アドリブOKです
    ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、
    実在のものとは多分関係ありません。
    ******************************************

    亮一M「僕は亮一(りょういち)。中学の夏休みの期間を利用して、僕の父さんがやっている探偵事務所で職業体験をしたくて、突撃訪問したんだ。
       でも、最近町中で起こっている連続誘拐事件を解決する為、被害者の家へ向かっていたら、ドジッこ助手の平井さんが道を間違えてしまって、森の中で迷ってしまったんだ。
       帰り道が分からず途方に暮れていたら、僕は、大きな洋館が建っているのを見つけた。
       ひとまず助けを呼ぼうと思って、中に入ってみようと館に近づいたところから、僕らの話は始まる。」

    平井(タイトルコール)『隠者は闇に暗躍す』



    ~洋館の二階の窓~

    豪「また来たぞ…“エサ”が。」

    九十九「またか…これで何人目だ?」

    豪「さぁな…さて、この“エサ”。吉と出るか、はたまた凶と出るか…見ものだな。」

    九十九「本当に見るだけで良いのか?」

    豪「…どうゆう意味だ。」

    真弓「皆様。どうぞ各自の配置に着いて下さいませ。
       まもなく、上演のお時間です。」

    ~洋館手前の道~

    平井「…あれ、雨粒だ。もうすぐ雨が降ってきそうですねぇ。」

    亮一「ヴァーッ!?虫ぃー!!」

    正史「うぉっ!?何っだいきなり!急に俺に抱きつくな、暑苦しい!」

    亮一「虫!虫が!目の前を横切ったぁ!」

    正史「虫ぃ?」

    亮一「ホラ!ホラあのハエ!」

    正史「あー…?んなちっこい虫にビビってどうする!!」

    平井「亮一君、もしかして虫が苦手なんですか?」

    正史「もしかしても何も、コイツは大の虫嫌いなんだ。
       まったく…男として情けない話だよ。」

    亮一「だってしょうがないじゃん!苦手なモンは苦手なんだから!」

    正史「あのなぁ…こんな森の奥に居るんだから、虫の一匹や二匹いるのは当たり前なんだよ。
       少しは耐性付けとかないと後が辛いぞ。」

    亮一「で、でもおぉ…」

    平井「あ、では知識を深めて恐怖心を無くすのはどうでしょうか?」

    亮一「知識?」

    平井「知ってますか?今亮一君の肩に乗っているクモは、目が8つあるのに実は視力はあまり良く無いんですよ。
    なので目の代わりに“こより糸”という糸を常に出して杖の役割を、足に生えている毛はアンテナの役割りをしてるんですよー。」

    亮一「ッギャアアアア!!クモー!?払って!平井さん払ってぇー!!」

    正史「だーうるせぇ!平井余計な事を亮一に教えさすな!
       …ホラ、クモどっかいったからもうギャアギャア騒ぐな。」

    平井「余計じゃなくて、雑学です(`・ω・´)」

    正史「あーはいはい」

    (3人 館の玄関に立つ)

    平井「遠くから見ても大きいなぁと感じましたけど、こうやって近くで見るとやはり大きいですよねぇ」

    亮一「こんだけ大きい屋敷だったら、一体どんなお金持ちの人が住んでんだろ…」

    正史「金持ち前提か。チャイムは…無いみたいだな。扉を叩くか。」

    正史(ノック音)

    正史「すみませーん!」

    平井「…?出ませんねぇ。
       もしかしてこの館、無人なんですかね?」

    亮一「廃墟ってこと?」

    正史「いや…窓や壁を見るに、ツタやヒビ、ホコリが一切無い。清掃と手入れがされている。
       これは確実に館の中に人がいるという証拠になる。」

    平井「じゃあ何で出ないんですかね?」

    正史「ふむ…もう一回やってみるか。」

    正史(強めのノック音)

    亮一「すいませーん!」

    平井「MHKの集金でーす!受信料払ってくださーい!」

    正史「いきなり何を言い出すんだ平井ー!!」

    平井「え?いや、この台詞を言ったら家に居る人大抵は慌てて玄関の扉開けますよね?」

    正史「何だその情報は!そんなんで簡単に扉が開いたら」

    (ギ、ギ、ギ・・・)

    平井「…開きました♪」

    正史「どんだけ怖いんだよ…MHKの集金が。」

    亮一「受信料払ってるのかな…」

    ~館内 ロビー~

    正史「すみませーん!お邪魔しますー!」

    亮一「うっわ…広いなぁ…」

    平井「案外中は寒いんですねぇ」

    正史「あのぉー!どなかたいらっしゃいませんかー!」

    九十九「ようこそ 我が屋敷へ・・・。」

    正史「!」

    亮一M「低い声がした方向へ顔を向けると、いつの間にか中央階段の上に大柄体躯の男が立っていた。
        あれ?この男性、左腕…」

    正史「あぁ、勝手にずかずかと上がり込んでしまって、申し訳ございません。」

    九十九「そんな事はどうでもいい。質問に答えよ。
        お前たちは何者だ。どうやってこの場所を知ることが出来た。」

    亮一「あ、僕達は探偵n…んぶっ」

    (突然、正史に口を塞がれる亮一)

    正史「いえね、夏休みの息子の思い出作りの為にキャンプにでも連れて行ってやろうかと思ったんですがね。生憎慣れない道に入ってしまって、迷ってしまったんですよ。」

    亮一「!?」

    九十九「そして、この館にたどり着いた、と?」

    正史「ええ。いやぁ、私達困ってたんですよ。携帯は圏外ですし、帰り方も分からなくて…」

    九十九「ふん…」

    正史「ですので、町への帰り道を是非、教えて頂ければなぁーと思いまして。」

    九十九「成る程…では我の方から一つ、条件がある。」

    正史「条件?」

    九十九「今日一日、この屋敷に泊まれ。そうしたら、この森を抜ける道を教えよう。」

    正史「…えっ?」

    亮一「泊まるだけで良いんですか?」

    九十九「真弓(まゆ)」

    真弓「はい、ご主人様。」

    亮一「ッ!?」

    亮一M「突然、僕達の後ろから声がしたと思ったら、いつの間にか背後にもう1人男性が立っていた。」

    真弓「本日の天気は曇りのち大雨。降水確率は80%。
       午後から雨雲が強まり、大雨・雷・洪水警報が発令されます。」

    平井「あ、そういえばさっき雨パラついてたなぁ。良かったぁーこの建物見つける事が出来てw」

    真弓「なので、本日はこの屋敷に泊まる事をお勧めいたします。」

    正史「い、いや…ですが、今手持ちの金があまりなくて。充分に払えるお金が…」

    九十九「何だ、宿泊代の事を言っているのか?
        なぁに。そんな物は要らん。タダで泊まらせてやる。」

    正史「えぇ!?いやいやいや、そんな訳には―――」

    九十九「 よ う こ そ 客 人 共 。 歓 迎 す る ぞ 。 」

    正史「…ッ!!」

    亮一M「父さんは言いかけた言葉を思わず飲み込んだ。それもそうだ。
        男性の眼つきが、獲物を捕らえた肉食獣の様に鋭く僕らのことを睨んでいたのだ。
        それはまるで」

    九十九「『 逃 が さ ん ぞ 餌 食(えじき) 共 が 』」

    亮一M「…と、言わんばかりの迫られる圧が確かにあった。
        これはもう防衛本能のままに、宿泊した方が身の為だ。と、父さんは思ったんだろうな。」

    正史「…で、では、お言葉に、甘えて…。」

    九十九「紹介しよう。我の名は九十九(つくも)。この屋敷の主だ。
        そいつは執事の真弓。分からない事は奴に色々聞くがいい。
        真弓、客人共を泊まれる部屋へ通せ。」

    真弓「はい。」

    九十九「客人共。屋敷中の部屋は、全て自由に使え。
       好きなように見回るなり、何でも好きなように使うが良い。」

    平井「え、いいんですかぁー?」

    九十九「どうせ、隠すものなんてなにも無いからな。我は部屋に戻るぞ。」

    真弓「かしこまりました。」

    (ロビーから姿を消す九十九)

    亮一「…ぶはぁっ!な、何だろあの人。すっごく怖かった…ハァ」

    正史「どうやら俺らは、とんでもない屋敷に入っちまったようだな…」

    平井「あ、という事は今日この館に泊まる事になったんですよね?
       なら今のうちに外の車停め直して来ますねー♪」

    (軽い足取りで玄関の扉を開け、外へ出た平井)

    正史「アイツ…一体どうゆう神経してんだ。」

    亮一「今だけ平井さんが羨ましいよ…ある意味」

    真弓「…ご案内、始めても宜しいでしょうか。」

    正史「あ、すみません。本日は一晩ご厄介になります。
    紹介が遅れましたね。私、よこみぞ まさしと申します。」

    真弓「…ではマサシ様、本日宿泊されるお部屋へ―――」

    豪「誰だ貴様らは!!」

    亮一「ぅえ゛ッ!?だ、誰…?」

    真弓「豪様…紹介致します。
       こちら、本日館に宿泊されます正史(まさし)様と、息子の亮一様でごz」

    豪「そんな事は聞いてない!!何故屋敷に見ず知らずの人間が入ってるんだと聞いている!」

    真弓「…。」

    豪「この屋敷はな、貴様ら一般人が軽々しく入って良い場所じゃないんだ!今すぐ出て行け!!」

    真弓「豪様」

    豪「何だ口答えするのか真弓!執事の分際でこの俺に」

    真弓「ご主人様が宿泊するよう、命令なさったのです。」

    豪「ッ…お、親父が?」

    真弓「こう言っては何ですが…貴方様に不服を吐く権利はございませんよ。」

    豪「…チッ!勝手にしろ!!」

    亮一「うわぁ…何だろあの人。嫌な人だなぁ」

    真弓「お見苦しい場面を見せてしまい、申し訳ございません。
       こちらはこの屋敷の長男、豪(ごう)様でございます。」

    亮一「はぁ…」

    豪「おい、何じろじろ見てんだよ。」

    亮一「あっ…えーっと…」

    豪「もう一度言うぞ。ココは、お前らみてぇな人間が来れるような場所じゃあないんだ。
      明日の早朝には早急に帰れ。分かったな!!」

    亮一「な、なにもそんなに怒鳴らなくても…」

    豪「あ゛ぁ!?」

    正史「あぁすみません。息子がとんだご無礼を…。
       亮一、下手に相手を刺激させるな。言葉を慎め。」

    亮一「う、うん…ごめん」

    真弓「…話が反れてしまいましたね、こちらへどうぞ。
       改めまして今夜宿泊されるお部屋へ、ご案内いたします。」

    正史「宜しくお願いします。」

    (二階から正史と亮一、真弓を見下ろす九十九と豪)

    九十九「…中々厄介な連中が来てしまったな。可哀想に。」

    豪「親父、何で奴らを家に上げたんだ。」

    九十九「何で…何で。一時の気の迷い、かもしれんな。
        今となっては何故入れてしまったのかと、正直後悔している。」

    豪「だろうな。今からでも遅くねぇ。とっとと奴らを外に出してやろうぜ――」

    九十九「だが、同時に期待している自分もいる…。
        奴らなら…この悲劇に、決着を着けてくれるのではないか、と。」

    豪「…どうなっても、俺は絶対に知らねぇからな。」

    ~数分後 宿泊部屋~

    真弓「こちらのお部屋でお休み下さいませ。」

    亮一「うわぁーっ!凄い!広い!綺麗ー!」

    正史「あの、本当に宿泊代は要らないんですよね?」

    真弓「はい。結構です。」

    正史「いや、しかしこんな…」

    亮一「ねーねー父さん!この部屋にシャワー室がある!
       ホテルみたいに狭くない!広いし綺麗ー!」

    正史「だぁー!亮一五月蝿いぞ!いい加減に」

    真弓「ではお食事がご用意出来ましたら、お部屋までお呼び致します。
       それまでどうぞ、ごゆっくりおくつろぎ下さいませ。では、失礼いたします…。」

    正史「あ、はい…。」

    (真弓 部屋から退出する)

    亮一「あ、そういえば平井さんも一緒の部屋に泊まるのかな?」

    正史「いやアイツは別室で良いだろ。隣の部屋とかに泊まらせとけ。」

    亮一「えーっ!こんなに広い部屋なんだから3人でも大丈夫でしょ!」

    正史「ベッドが二つしかないだろうが!何だ?亮一と俺で一緒のベッドに入るってのか!?」

    亮一「いや、平井さんはこの、フカフカな絨毯で寝かせようかなーって思ってたんだけど…ダメ?」

    正史「亮一、お前はいつからそんな非道な考えを持つようになったんだ。怖いわ。
       流石にそれは可愛そうだろ。俺が後であの執事に上手く言っておくから。」

    亮一「そっかぁ…あ、ねぇ父さん!
       夕飯が出来るまで、館の中を散歩しても良いかな?大丈夫だよね!?」

    正史「ハァ…亮一、軽率な行動は控えろ。」

    亮一「え?だって、あのオジさんとヒツジさんは、
       屋敷の中を好きに見回っても良いって言ってたけど…。」

    正史「ヒツジじゃなくてシツジだ!
       ハァ…平井はお前のことを探偵の息子だと言ってはいたが、
       そんな調子だとお前は、探偵には向かないな。」

    亮一「?」

    正史「いいか亮一、相手の言葉の“裏”を読めるようになれ。
       よその家で見ず知らずの赤の他人に、簡単に何でも好きに見てもいいですよーというのは、普通ではありえない事なんだ。
       例えば、ホテル内に『関係者以外立ち入り禁止』と貼られた部屋があるとする。お前はフロントの人がご自由にどうぞーと言われた事を鵜呑みにして入るか?出来ないだろう。つまりはそうゆう事だ。人には絶対に何かしらプライバシースペースというものがあるんだ。だが、この屋敷の主人は『屋敷中の部屋は全て自由に使え。好きなように見回るなり、何でも好きなように使うが良い』と言っていた。それはかなり不自然な発言だ。正直俺はこの屋敷をかなり疑っている。何かの罠にハメる為の誘導的発言なんじゃないか?とな。確かに、俺らが今自由に見て回る事が出来ても、後々にその内容を、外に口外させないようにする仕掛けが……ってあれ、亮一?何処に行ったアイツ…ん?何だこのメモ。」

    亮一「『説教長いから今のうちに探索してくるわ。夕飯までには戻ってくるから☆』」

    正史「・・・りょういちいぃー!!#゚д゚)」

    ******************************************

    お疲れ様です。作者です。
    はい、無事(?)館の中に潜入しました。(言い方
    何やら館の主人や長男坊が意味深な会話をしていますが、一体何を指しているのか。。。物語はまだまだ序盤に入ったばかりです。これから何がどうなってしまうのか…あー早く続きを出したい!頑張ります!!w
    もし演じて頂けるのであれば、後日タイムシフトで拝聴しに行くかもしれませんししないのかもしれない。ご自由にどうぞ^ω^ノシ
    ありがとうございました。作者でした。
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