隠者は闇に暗躍す~肆~
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

隠者は闇に暗躍す~肆~

2018-09-27 18:05
    「隠者は闇に暗躍す~肆~」

    正史(まさし)♂…40代。探偵。亮一の父親。渋く低い声。
            冷静沈着で、何事も臆することなく仕事をこなすクールなダディ。
            が、時々頑固で頭が固いのが玉にキズ。平井のツッコミ担当。

    平井(ひらい)♂…20代後半。探偵事務所の助手。何かとしょっちゅうヘマをするドジの天然。
            助手としての役目を果たせていない助手。
            よくヘラヘラ笑っている能天気野郎。エヘヘと笑うのがクセ。
            全体的に優しい喋り口調。

    真弓(まゆ)♂…外見年齢60代。身長180。館の執事。
           九十九同様落ち着いていてゆっくり喋る。しっかりとした性格。
           頑固で厳しい主人に仕えているからか、ストイックな思考の持ち主。

    健児(けんじ)♂…外見年齢10代未満。ショタ。館の使用人。お掃除好きの潔癖症。
            いつもニコニコ、元気で明るく、ハキハキとした性格と喋り方。
            女性の方が演じて頂いてもOKむしろオススメ。男性の方でも勿論OK

    瑞希(みずき)♀…外見年齢10代未満。金髪ロリ。館のメイド。
            ぽんやりとした性格。天然。常に何か眠そうな雰囲気。
            感情を表に出さないやや棒読みな喋り方。

    <役表・セリフ数>
    正史♂・33:
    真弓♂・16/平井♂・7:
    健児(不問)・28:
    瑞希♀・13:

    <URL>
    http://ch.nicovideo.jp/itoshikimetu/blomaga/ar1673900#-



    ※10分前後の劇です
    ※多少のセリフ変更・アドリブOKです
    ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、
    実在のものとは多分関係ありません。
    ******************************************

    ~館内ロビー~

    正史「…チッ。やはり何処歩いても圏外か。」

    正史M「亮一には出来ればアイツの存在を知られたくないし、勿論平井にも絶対会わせたくないからな。
        念の為に、いつものように携帯に電話しているように見せかけて、アイツを呼ぼうと思ったが…圏外なら電話する素振りをしようにも出来ないし…一体どうやって…ん?」

    ~食堂~

    正史「此処は…?あぁ食堂か。館も入った時から随分立派なつくりだと思ってたが、
       食堂もまた豪勢だな…。」

    (食堂の大テーブルを指先で軽く撫で、指の腹を見る正史)

    正史「ふむ…ホコリが一切無い…綺麗に清掃されている。」

    正史M「そういえば、館の外壁や窓も全体的に手入れが行き届いてたな。
        これだけ巨大な館ならば、大勢の清掃員がいてもおかしくないと思っていたが…誰1人ともすれ違わなかったな。どうゆうことだ?一体誰がこの館を清掃して」

    健児「どちら様ですかー?」

    正史「っ!?」

    健児「あ、今夜館に宿泊されるヨコミゾ様でいらっしゃいますね?
       すみません、まだ準備が出来てなくて…もう少々お待ちしても宜しいでしょうか?」

    正史「あぁいや、たまたまここの食堂を通っただけなんだ。」

    健児「あぁそうでしたか!あ、でしたら厨房の方も見ていきます?」

    正史「え?」

    健児「久しぶりのお客様ですもの、ぜひ見に来てください。」

    正史「は、はぁ…。」

    ~厨房~

    瑞希「…あ、お客様。」

    真弓「おや、マサシ様。」

    正史「執事さん。此処で何を?」

    真弓「私は本日の晩餐会の内容を、この方々と打ち合わせをしていました。」

    正史「晩餐会って…そんな大袈裟な。」

    真弓「いえいえ、マサシ様方は大切なお客様。
       これくらいのおもてなしは当然でございます。」

    正史「…大切なお客様、ねぇ。」

    健児「え、真弓君知ってるの?」

    真弓「ええ。先程、本日宿泊されます部屋にご案内を…」

    健児「そうだったんだ!あ、ご紹介が遅れましたね。
       僕、この館の使用人の健児(けんじ)と申します!
       館で何かありましたら、僕になんなりとお申しつけ下さいね!」

    正史「ほぉ。この館の…ん?使用人?!この児童が!?」

    (真弓、正史にキリッと真面目な顔を向ける)

    真弓「マサシ様。健児さんは児童ではなく“使用人”でございます。」

    健児「あぁいいのいいの。ほら僕達って背ちっちゃいでしょ?
       子供に見間違えても仕方ないもん。ね。」

    瑞希「…ね。」

    真弓「しかし、健児さんの仕事振りは実に素晴らしい。
       この館の清掃は全て、彼一人が行っているのですから。」

    正史「この館の…清掃、彼、1人で!?嘘だ!!」

    健児「乂`3´)嘘じゃないです本当でーす」

    瑞希「…でーす」

    正史「し、しかし!一体どうやってあの高い館の壁を登って清掃しているんだ!?
       時間だって相当掛かるだろう!?一体そんな時間がどこに!!」

    健児「ふふー♪それは企業秘密ですねぇー^^」

    正史M「何でそんな楽しそうに笑っているんだ。怪しい…怪し過ぎる!」

    健児「あ、この子はメイドの瑞希(みずき)ちゃんです!瑞希ちゃん、ホラ挨拶」

    瑞希「…こんにちは。」

    正史「こ、こんにちは。」

    健児「瑞希ちゃんも一応は館の使用人なんだけど…ちょっと、天然過ぎるのが玉にキズだよね。」

    真弓「そうですね。ただ、普通の人に比べると、
       まともに仕事が出来ないってだけの事でございますからね。」

    瑞希「…皆、ひどい。
       瑞希、頑張れば…ちゃんと仕事、できる。」

    健児「いやいや、瑞希ちゃん自身は頑張ってるつもりだろうけどもさぁ、
       結構他の人の足を引っ張ったり、余計な世話を焼かせたりしてるからなぁ…」

    真弓「その瑞希さんのフォローをしてくださっているのもまた、健児さんですからね。
       その度は本当にご苦労様でございます。」

    健児「イエイエ、モウ慣レマシタヨ。ハハ。」

    正史M「?何だろう…。この使用人児童に、妙なシンパシーを感じる…。」

    正史「み、瑞希ちゃん。」

    瑞希「…はい。」

    正史「君、この館に来る前は何処にいたんだね?」

    瑞希「?…あまり、覚えてない。ただ…」

    正史「ただ?」

    瑞希「覚えているのは…ここよりもずっと、狭くて…薄暗くて…じめじめしてるところに…いたの。」

    正史「…はい?」

    健児「おーーーっとぉ!?一体何を言っているのかなー瑞希ちゃーん!?
       んもー!瑞希ちゃんったら面白い嘘言うんだからー!!」

    瑞希「…瑞希、嘘、言わない。本当の事、言っただけ。」

    健児「ハイハイ瑞希ちゃんちょっとお口をミッフィーにしてみようかー?
       もうそれ以上変な事言わないようにちょーと黙ってようかー良いねー?」

    正史M「やはり…このデジャビュ。自分も最近、こういったやり取りを誰かとした事があるな…。共に同じ苦労人仲間、と言った所が…あ、思い出した。」

    正史「すみません執事さん。」

    真弓「はい。」

    正史「私と息子以外にもう一人泊まる人がいるので、
       その人用の部屋を隣にもうひと部屋…」

    真弓「ええ、どうぞ。ご自由にお使いくださいませ。」

    正史「ありがとうございます。
       それにしても遅いな、アイツ…一体何処で道草食ってんだ?」

    健児「ん?どうかしましたー?」

    正史「いや、さっきロビーで外の車を停め直してくると言ってから、戻って来ない奴が一人いまして…。」

    健児「え!大変じゃないですか。これから夜にかけて台風が接近するのに!」

    瑞希「…確か車庫、ある。」

    正史「えっ、本当か!」

    真弓「ええ。ですが車庫はこの館の裏側にありますので、場所が分かりにくいのです。」

    健児「あ、じゃあ僕が車を誘導してきますよ!」

    正史「え!君一人で大丈夫かい!?」

    健児「これも僕の仕事ですから、大丈夫ですよ!それじゃあ、ちょっくら行ってきまーす!
       あ、真弓君ゴメン!瑞希ちゃんがこれ以上ヘマ言わないように見張っててくれるー?」

    (健児、厨房を後にする)

    瑞希「…健児、変なこと言う。瑞希、ヘマしないもん。」

    真弓「瑞希さん、少々お疲れになっているでしょう。
       こちらのお水をどうぞお召しあがり下さい。」

    瑞希「…わーい。」

    真弓「しかし、残念ですね。」

    正史「何がです?」

    真弓「折角の親子水入らずのキャンプになるはずが、まさかこんな山奥の古屋敷に泊まる羽目になるとは、思わなかったでしょう。」

    正史「いえいえ!そんな事はありませんよ。
       息子の亮一(りょういち)も、この屋敷を大層気に入りましてね。もうあちこち遠慮せずに探検してますよ。」

    真弓「そうですか。」

    正史M「あーそういえば。俺たちはキャンプに来ていたーという設定をスッカリ忘れていたな…危ない危ない。」

    正史「…まぁ。あくまでも他所様のお宅にお邪魔している身なのだから、
       もう少し礼儀をわきまえて欲しいというのが、本音なのですが…。」

    真弓「っふふ…それが、父親というものですよ。」

    瑞希「…お水うまうま。」

    ~車庫~

    健児「っふぅー!まったくもう瑞希ちゃんったら!
       もっと自分の役割と立場を自覚して立ち回って欲しいよ…お?」

    平井「あ」

    健児「貴方は…もしかして、マサシ様が言っていた、お連れの方でしょうか?」

    平井「え…?あ、はい。そうです!
       あのーすみません、勝手に車庫に車入れてしまったんですけど…」

    健児「あぁー大丈夫ですよ!さっきマサシ様から話を聞きまして、
       ちょうど、僕も車を誘導しようかと思って此処に来ましたので!」

    平井「あーそうだったんですね!良かったー(*´∀`*)
       …あ、ねぇねぇ使用人さん。」

    健児「はいっ」

    平井「ついでに先生に1つ、伝言を頼んでもいいかな?」

    健児「伝言?」

    平井「僕さっきまで館の周りをウロウロしてたんですけど。
       “館の後ろにすっごく面白そうな場所を見つけたから、今からその調査に行ってきまーす!”って事を、先生に伝えて欲しいんです。」

    健児「は、はぁ…。」

    平井「あ、あとちょっと調査の為に、ここの車庫から色々道具を持って行っても大丈夫ですよね?」

    健児「え?あ、はい…。」

    平井「ありがとうございますー。えっとー……っと、OK!
       よーし!見ててください先生!この平井、必ずや先生のお役に立てれるよう
       粉骨砕身(ふんこつさいしん)の覚悟で調査に行ってきます!うおー!!」

    (平井、車庫から去る)

    健児「(;゚д゚)…あの人、平井っていう名前なんだ。
       あ、ハエ発見。」

    (健児、素早くハエを捕まえて口に放り込む)

    健児「ゴックン…えへへ、ご馳走様♪」



    ******************************************

    お疲れ様です、作者です。
     今回は正史(マサスィ)パパのターンでした。ロリショタは正義。ロリショタは最強。
     時々、ニコ生の他にも他サイトの方で劇やりましたよーという報告、通知が来まして、その度にちょいちょいコッソリと拝見させていただいているのですが、意外と平井に人気がある事に驚きました。アホの平井なのにね。今後の彼の扱いをどうすべきか苦しむ日々です。ウーン
     もし演じて頂けるのであれば、後日タイムシフトで拝聴しに行くかもしれませんししないのかもしれない。ご自由にどうぞ^ω^ノシ
    ありがとうございました。作者でした。
    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。