ホシの子 ヨルの子 双子の夜
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ホシの子 ヨルの子 双子の夜

2020-05-22 17:55
    「ホシの子 ヨルの子 双子の夜(よ)」

    ホシの子♀…銀色の星。内向的で控えめな性格。
          ヨルとは双子。ヨルを「兄さん」と呼ぶ。


    ヨルの子♂…金色の夜。外交的で積極的な性格。
          ホシとは双子。ホシを「姉さん」と呼ぶ。


    <役表>

    ホシ♀:
    ヨル♂:

    <URL>
    https://ch.nicovideo.jp/itoshikimetu/blomaga/ar1903083#-


    ※10~20分の劇です
    ※多少のセリフ変更・アドリブOKです
    ※雰囲気は宮沢賢治の「双子の星」や「星めぐりの歌」的な感じです。伝われ。
    ※間にある「~*~*~*~*~*~」は別の日を表してます。伝われ。
    ******************************************

    ホシ「ホシ降るところにヒカリは生まれる―。」

    ヨル「ヨルを巡るホシの為に、ホシに生きる君の為に」

    ~*~*~*~*~*~

    ヨル「姉さん、もうすぐ僕たちの出番ですよ。今夜はどうしますか?」

    ホシ「今夜はスーパームーンです。兄さんの月が映える為に、私の星達は控えめに光らせて、数も少なく、辺りに散りばめます。」

    ヨル「じゃあ僕は雲を無くして、空の濃度を高くして、月はうんと大きく、うんと光らせます。」

    ホシ「流石は兄さん。今夜の夜は特に綺麗になりそうですね。」

    ~*~*~*~*~*~

    ホシ「兄さん、今夜は流星群です。どうしましょうか。」

    ヨル「それは勿論、姉さんの星々が映える為に、空の濃度をうんと低く、雲が一切ない空にして、月も小さく、控えめに。おぼろ月にします。」

    ホシ「いいえ、いいえ。兄さん。月は、どうか月は大きく光らせてください。そうしないと、私の星達がただただビカビカと煩くなってしまい、折角の流星群が台無しになってしまいます。兄さんの月が、私の星達を映えさせるのです。」

    ヨル「流石は姉さん。今夜の星は特に綺麗になりそうですね。」

    ~*~*~*~*~*~

    ホシM「私は、ヨル兄さんを尊敬している。」

    ホシM「私は兄さんのように月や、夜空の濃淡(のうたん)、雲の量を、沢山の自然を操れない。」

    ホシM「私なんて、ただ夜にしか現れない、小さく乏しい星々をチラチラと光らせるしか能のない出来損ないに過ぎない…。」

    ホシ「…私なんて」

    ヨル「姉さん?」

    ホシ「! 兄さん。どうしたんですか?」

    ヨル「今夜の月の元気が無いんだ。どうしたらいいかなぁ。」

    ホシ「嗚呼…それでは、私の星達の光を少し弱めましょう。
       そうしたら、きっと太陽の光が月の方へ向くでしょうから。」

    ヨル「なるほど、そっか!ありがとう、姉さん!」

    (ホシに笑顔で手を振りながら元の場へと戻るヨル。その後ろ姿に静かに手を振り、ポツリと呟くホシ)

    ホシ「やっぱり、兄さんにはかなわないや。」

    ホシ「はぁ…。」

    ~*~*~*~*~*~

    ヨルM「僕は、ホシ姉さんを尊敬している。」

    ヨルM「僕は姉さんのようなキラキラときらびやかに光り、素敵で綺麗な、大小さまざまな幾千もの星々を一斉には操れない。」

    ヨルM「僕なんて、ただ朝や昼でも出来るようなことを、夜の間だけの短い世界を支配するしか、能のない出来損ないに過ぎない…。」

    ヨル「…僕なんて」

    ホシ「兄さん?」

    ヨル「! 姉さん。どうしたんですか?」

    ホシ「すみません…どうにか星達を煌(きら)めかせたいのですが…どうも、上手く光らなくて…」

    ヨル「嗚呼!ごめんなさい。僕、ずっと雲の厚みを厚くしたままでした。
       今、雲を全て退けるから…。そうしたら、きっとうんと星々が煌めきますよ。」

    ホシ「なるほど、そうですね!ありがとう、兄さん!」

    (ヨルに笑顔で手を振りながら元の場へと戻るホシ。その後ろ姿に静かに手を振り、ポツリと呟くヨル)

    ヨル「やっぱり、姉さんにはかなわないや。」

    ヨル「はぁ…。」

    ~*~*~*~*~*~

    ホシ「はぁ…。」

    ヨル「姉さん…どうかしましたか?」

    ホシ「え?…」

    ヨル「僕が作った夜空を見上げて、溜め息をついているので…なにか、ありましたか?」

    ホシ「いえ。…今夜の月は、特別に綺麗なもので…つい、溜め息が出てしまって。」

    ヨル「そうなのですか?それは良かった!」

    ホシ「はい。本当に…綺麗です。私の星達が要らなくなるくらい…」

    ヨル「そんなことはありません!姉さんの星があってこそ、僕の月が安心して――」

    ホシ「いいえ、いいえ。そんなことはありません。」

    ヨル「姉さん…」

    ホシ「今…こうやって天(そら)に浮かんでは、私たちが綺麗に着飾った夜空は、
       地上から見上げている小さな人間達から見ると…建物や車・街頭の灯りで、大半の星の光がかき消され、月しか見えていないそうなのです…。」

    ヨル「そんな…!可哀そうに。折角姉さんが作った星達が見えないだなんて…。」

    ホシ「…すみません。兄さんをがっかりさせるつもりは…」

    ヨル「…姉さん?」

    ホシ「本当に…ごめんなさい…」

    ~*~*~*~*~*~

    ヨル「姉さん。今日も僕たちの時間が来ましたよ。今夜はどんな…」

    ヨル「…?」

    ヨル「おかしい…今夜の夜空には星が一つも無い。」

    ヨル「姉さん…姉さんは何処(どこ)へ行ったんだ?」

    ヨル「姉さん!何処にいるんですか!?姉さん!!」



    ホシ「…綺麗。本当に…綺麗。」

    ホシ「雲一つも無い濃紺(のうこん)の夜空に、金色(こんじき)の満月がポツリと浮かんでいる…。質素(しっそ)ながらも大変趣(おもむ)きのあるこの風景…これが、地上の人間が見えている夜の姿なのですね…。
       …やはり、星がない方が…私がいない方が、夜が映えますね。そう。やっぱり、私は…要らない方が…」

    ホシ「…?」

    ホシ「あら?…どうしたのでしょうか。段々ながらも、雲の量が多くなってきているような…」

    ホシ「嗚呼、折角の満月が厚い雲によって覆われていく…どうして?」

    ホシ「…!」

    ホシ「雨…?いいえ、いいえ。違う。これは…霰(あられ)。雹(ひょう)。」

    ホシ「夜空が一切見えない曇天(どんてん)になり、所々小さな雷が降っている…?これは、」

    ヨル「 姉さん。 」

    ホシ「! 兄さん!」

    ヨル「どうして どうしていつものように星を架けてくれないんだ。」

    ホシ「兄さん…この雷雨(らいう)は」

    ヨル「どうしてそんなに 自分を卑下(ひげ)するんだ!」

    (ヨルが叫ぶのと同時に 彼の目の前に雷鳴と共に一つの閃光が走った)

    ホシ「きゃあっ…!」

    ヨル「姉さん。僕は今、怒っています。それはもうとても、とても…っ!」

    ホシ「兄さん…」

    ヨル「僕はもう悲しくて、かなしくて…怒っています。」

    ホシ「…ごめんなさい。私の所為でこんな、こんな…ごめんなs」

    ヨル「違う…違うよ、姉さん!」

    (ホシの手をぎゅ、と強くも温かく握りしめるヨル)

    ホシ「…ぇ?」

    ヨル「僕は、ホシ姉さんが好きなんだ。姉さんが作る、星が大好きなんだ。僕はいつも楽しみにしてるんだよ?姉さんしかできない、きらびやかな星々を間近で見れる事を…とても楽しみにしているんだよ!」

    ホシ「兄さん…。」

    ヨル「僕は、姉さんのようなキラキラときらびやかに光って、素敵で綺麗な、大小さまざまな幾千もの星々を、一斉には操れない。
       僕なんて、ただ朝や昼でも出来るようなことを、夜の間だけの短い世界を支配するしか、能のない出来損ないに過ぎない…。」

    ホシ「そんな…そんなこと、ないですっ!」

    (ヨルをぎゅ、と強くも温かく抱きしめるホシ)

    ヨル「え…?」

    ホシ「私も、ヨル兄さんが好きです。兄さんが作る、夜空が大好きなんです。
       私もいつも楽しみにしているんですよ。兄さんにしかできない、幻想的な夜の世界を間近で見れる事を…。」

    ヨル「姉さん…。」

    ホシ「私は、兄さんのように月や、夜空の濃淡(のうたん)、雲の量を、沢山の自然を操れない。
       私なんて、ただ夜にしか現れない、小さく乏しい星々をチラチラと光らせるしか能のない出来損ないに過ぎない…。」

    ヨル「…そっか。ハハ、そうか。そうなんだ!」

    ホシ「? 兄さん?」

    ヨル「姉さん。僕たちは、二人で一つなんだ。」

    ホシ「二人で、一つ?」

    ヨル「うん。夜空を作る僕と、星を作る姉さんが合わさって、やっと一つの“夜”になれるんだよ。」

    ホシ「夜…。」

    ヨル「夜に星なんて要らない、なんて無い。夜に月なんて要らない、なんて無いんだよ。
       星が無いと、夜じゃない。月が無いと、夜じゃないんだよ。」

    ホシ「私が必要なのは…夜空であって、ヨルもまた、私を必要と、していたのですね…。」

    ヨル「分かってくれた?姉さん。」

    ホシ「兄さん…!ごめんなさい…。私、ずっと…今まで、」

    ヨル「良いんだ…良いんだよ。僕ももっと早く、姉さんに気持ちをちゃんと伝えるべきだったんだ。ごめんね、姉さん…」

    ホシM「私たちは、互いに抱きしめて、暫く、静かに泣いていました。」

    ヨル「…さぁ。いつまでも空を隠すのは勿体ないや。早く素敵な夜を、地上の人間達に見せないと!」

    ホシ「はい、兄さん。…でも、
       地上の人間達は、私の星が…見えてないのですよ?」

    ヨル「いいえ。それは違います。それは夜でも明るい都会の中だけの話です。
       明かりの無い自然の山や村の空では、ちゃんと姉さんの、素敵な星達は見えているんです。ちゃんと届いているんです。だから…もっと、自信を持って下さい!」

    ホシ「兄さん…!はい!」

    ホシM「私は、目一杯(めいいっぱい)星達を広大な夜空に散りばめて、夜を飾りました。
        気が付けば空は、いつの間にか曇天(どんてん)が晴れ、月も星々も互いに煌々(こうこう)と煌(きら)めく星月夜(ほしづきよ)になっていました。」

    ~*~*~*~*~*~

    ヨル「姉さん、今夜も僕たちの時間が来ましたね。どうしましょうか。」

    ホシ「そうですね…今夜は、地上の人間達に、先日のお詫びを込めて、流星群を流します。」

    ヨル「じゃあ、雲は一切切らした方が良いですね。月の光もやや落とした方が…」

    ホシ「いいえ、いいえ。それはダメです。兄さんの月も、私の星達に負けないくらい、うんと光らせてください。」

    ヨル「でも、そうしたら…」

    ホシ「私、前にも言いましたよね。兄さんの月が、私の星達を映えさせるのですから。」

    ヨル「…流石は姉さん。今夜の空もまた、特別綺麗になりそうですね。」

    ~*~*~*~*~*~

    ホシ「ホシ降るところにヒカリは生まれる―。」

    ヨル「ヨルを巡るホシの為に、ホシに生きる君の為に」

    ******************************************

    お疲れ様です。作者です。
     今回は、最近ハマっているアイコンメーカー「Picrew(ピクルー)」の星灯れぬ氏の「ホシの子メーカー」と「ヨルの子メーカー」で作ったアイコンから衝動的に作ったのがこれだよ!星灯れぬサンすんませんっした!衝動が抑えられなかったんです!すんまっせんっしたあああぁぁぁぁぁぁ!!(スライディング土下座
     いや俺のホシの子とヨルの子もうちょい素直になれやあああ(#^ω^)苛々すんじゃあああ何でそんな相手の気持ちを勝手に自己完結で済ますんやああああ(#^ω^)もっと互いに意見を公開・交換しようぜえええええ視方変わるぜええええええ(#^ω^)ビキビキ
     何でそんな事が出来ないのかって?アイコン見てみろよ互いに目ぇ開けてねぇからだよ←
     もし演じて頂けるのであれば、後日タイムシフトで拝聴しに行くかもしれませんししないのかもしれない。ご自由にどうぞ^ω^ノシ
    ありがとうございました。作者でした。
    《追記》
    この度、声劇グループ内だけではありますが、社長が直々に編集し、ボイスドラマ化なりました…✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌<ウッヒョオオオオア!!!!
    どうしてこうなった!\(^o^)/どうしてこうなった!これはもう生涯通して自慢できる出来事ですだよ!社長!本当にありがとうございます!!ホシとヨルを演じて頂いた演者様お二方にも多大なる感謝を!(五体投地

    《参考資料(?)》
    ・アイコンメーカーサイト「Picrew」
    ・星灯れぬ氏「ホシの子メーカー」「ヨルの子メーカー」


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