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記事 9件
  • 【第79-80号】岩上安身のIWJ特報!「信教の自由」と「表現の自由」が保障されなくなる~自民党新憲法案ゼミナール・第2弾

    2013-03-22 20:40  
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     「まずは96条の改正に取り組む」。安倍晋三総理が憲法96条の改正について、そう言明したのは、1月30日の衆院本会議だった。
     現行憲法の第96条では、憲法改正のための発議には衆・参議院それぞれにおいて、総議員の3分の2以上の賛成が必要だと定めているが、安倍総理は、この規定を総議員の過半数に変えようというのである。言うまでもなく、改憲を行いやすくするためである。
     安倍総理の言明から約1カ月半。3月に入ってから、自民党だけではなく、野党をも含めた改憲派の動きが活発化している。
     自民党の菅義偉官房長官は、3月11日の記者会見で、「政府としては96条の改正に全力を挙げて取り組みたい」と述べ、本会議での安倍総理と同じ発言を繰り返した。また、民主党、日本維新の会、みんなの党の3政党がつくる超党派議連「憲法96条研究会」が3月15日に初会合を開き、96条改正に向けて議論を行った。また、これとは別の自民党を中心とした超党派議連「憲法96条改正を目指す議員連盟」も3月中に総会を行う予定だ。
     現在の参議院議席数は、自民、維新、みんなの3党を足しても103議席で、公明党を合わせても122議席。憲法改正に必要な全議席の3分の2以上である162議席にはまだ届かない。そこで安倍内閣は、改憲手続きに関する96条の改正論議を先行させ、具体的な内容に踏み込んだ改憲論議は7月に行われる参院選後に先送りする腹づもりだろうと見られていた。
     ところが、ここにきて雲行きが変わってきている。改憲に向けての議論の足取りが早まってきているのである。
     3月14日、衆院憲法審査会は今年初となる会合を開き、憲法第1章(天皇)と第2章(戦争の放棄)について議論を行った。自民党、日本維新の会、みんなの党が、天皇を元首と位置づけることを憲法に明記すべきだと主張する一方、民主党は改正は必要ないとの立場を表明、公明党、共産党、生活の党なども改正には否定的な意見を示した。
     戦争の放棄に関しては、自民、維新、みんなの3党は集団的自衛権行使を含めた9条改正を求めたが、公明党は反対、民主党と生活の党は賛否を明確にしなかった。安倍総理は、9日に出演したBS朝日の番組でも、“将来的に憲法9条を改正し、国連の判断で軍事的な措置などで侵略行為を除去する「集団安全保障」に参加することに意欲を示した。(毎日新聞 3月10日)”
     手続きの改正だけでなく、改憲の中身の議論が進み始めているのである。
     私は、自民党憲法改正草案について、澤藤統一郎弁護士と梓澤和幸弁護士とともにこれまで計3回の逐条ゼミナールを行い、第1回目の模様をメルマガ第73号・第74号で紹介した。今号では、1月25日に行った第2回目の逐条ゼミナールの模様を紹介する。
     この日のゼミでは、主に第20条「信教の自由」と第21条「表現の自由」という非常に重要な条文について解説を行った。自民党案では、集会、結社及び表現の自由を定めた21条を完全に否定する21条の第2項が新設されている。
     梓澤先生は、治安維持法を引き合いに出して自民党案の危険性を指摘し、澤藤先生も「実現すれば、そういう世の中(=明治時代)に戻りかねないと考えています」と警鐘を鳴らした。
     また、3月12日に行った第3回目の逐条ゼミナールの動画を、IWJのHPにアップしている(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/67033)。ここでは、冒頭で紹介した第96条について詳しく解説をしているので、このメルマガと合わせて是非ご覧いただきたい。
     
  • 【3月23日21時】「いまだ知られざる壊国TPP」日本農業新聞 緒方大造編集局長インタビュー再配信!

    2013-03-22 19:15  
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv1311725193月23日(土)21時より、日本農業新聞編集局長・緒方大造氏インタビューを再配信!
     TPPの本質とは何なのか。3月15日に安倍首相がTPP交渉参加を正式に表明した。大手メディア早速世論調査を実施。「TPP交渉参加を評価する」という回答が、朝日新聞の調査で71%、産経新聞が64%、毎日新聞が63%、読売新聞が60%となり、国民の大半が「賛成」であるという印象を植え付けようとしている。
     しかし、TPPの「中身」については、国民のほとんどが「よくわからない」という意見だろう。政府やマスコミは意図的に情報を隠し、中身の議論は「密室」の中で行われている。IWJは、TPPについて数年前から精力的に取材・報道を行なってきた、日本農業新聞の緒方大造氏へ、昨年4月4日にインタビューを行った。インタビューでは、膨大な取材に
  • 「深刻化する中国の土壌汚染に警鐘 ~TPP参加で汚染農産物が日本の食卓を席巻か」畑明郎氏インタビュー

    2013-03-20 19:52  
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv1309406103月21日(木)午後9時より、環境学会前会長・畑明郎氏インタビューを録画配信!
    ※本配信はリアルタイム放送時は全編無料で公開します。タイムシフト視聴は会員登録が必要となりますのでご注意ください。  もし、日本がTPPに加入してしまった場合、国内農業が壊滅するのは確実とみられているが、それはすなわち、日本が全面的に海外産の農作物に頼らなければならなくなることを意味する。
     米国から日本へ向けて、洪水のように輸出されるであろう遺伝子組み換え農作物による人体や生態系への影響が懸念されるほか、他の国々からもさらに汚染の深刻な作物が、日本に大量に輸入されるリスクを警戒しなくてはならない。
     深刻なのは、中国の土壌汚染である。かねてよりこの問題に警鐘を鳴らしてきた日本環境学会の前会長の畑明郎氏は、「取り返しのつかない規
  • 「アベノミクスは"アホノミクス"」ー浜矩子氏インタビュー

    2013-03-12 16:48  
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv129812464「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」を「3本の矢」に掲げる安倍政権の経済政策「アベノミクス」。安倍政権発足後、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)が軒並み右肩上がりを示すなど、市場はこの「アベノミクス」を大きな期待感を持って迎えている。しかし、この「アベノミクス」を、エコノミストで同志社大学大学院教授の浜矩子氏は、「アホノミクス」であると評する。その理由とはいったい何か?キーワードは「度胸と愛嬌」、そして「白土三平『サスケ』の"回転稲妻切り"」だというのだが、果たして…。IWJ代表岩上安身による注目のインタビュー!
  • 「世界で唯一の防波堤林、がれきを活かした鎮守の森を作ろう!」 宮脇昭氏インタビュー

    2013-03-11 17:45  
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv1296311053月11日(月)21時より、宮脇昭氏(地球環境戦略研究機関国際生態学センター長)インタビューを録画配信!
     本物の森、「鎮守の森」が日本を、地球を救う、と、60年間4千万本の木を植え続けてきた、宮脇昭氏(地球環境戦略研究機関国際生態学センター長)は静かに語り始める。宮脇氏は、御年85歳。しかし、それを全く感じさせないほどエネルギッシュで、未だに現場の第一線で活躍している。
     森作りのスペシャリストである宮脇氏は、自身の長年の研究と実践を活かし、「日本人と鎮守の森ー東日本大震災の防潮堤林についてー」と題した、命を守る森作りを進めている。
     日本人はこれまで、森林を破壊したり焼いたりしてきたが、必ず鎮守の森を作ってきたという。これは世界で唯一の、「ふるさとの木による、ふるさとの伝統だ」と、宮脇氏は先人たちに敬意
  • 過去の三陸大津波の悲劇を教訓に ~「津浪と村」著者・川島秀一氏インタビュー

    2013-03-11 17:32  
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv1296299623月11日(月)19時より、「津浪と村」著者・川島秀一氏インタビューを再配信!
    2012年3月9日(金)、宮城県気仙沼市のリアス・アーク美術館にて「『津浪と村』川島秀一氏インタビュー」が行なわれた。リアス・アーク美術館の副館長、川島秀一氏は、2011年5月に、山口弥一郎著『津浪と村』(昭和18年発行)を、石井正己氏と共同編集で復刻した。三陸の津波被害と復興の歴史を記録した重要な資料である同書をもとに、岩上安身が話を聞いた。【IWJ3.11特集ページはこちら】
  • 【第78号】岩上安身のIWJ特報!「射殺せよ!」と叫ぶデモが吹き荒れたあとの街で(前編)

    2013-03-09 22:30  
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     日本人、あるいは日系人が、異国で肩寄せ合って暮らす街、たとえばロスアンジェルスのリトルトーキョーのような街で、その国のマジョリティー(LAの場合ならアメリカの白人)が「ジャップを射殺せよ!」「アメリカから出て行け!」「日本人はゴキブリだ!」「東京を焼け野原にせよ!」などとプラカードを掲げ、シュプレヒコールを叫んで威圧的なデモを行ったとしたらどうか。私たちはどう感じるか。
     想像するだけで、私は肌が粟立つ。血の気が引く思いがする。
     現地の日本人、日系人の身の上が心配になる、というだけではない。1924年に米国で成立した割当移民法、いわゆる「排日移民法」」は、日米の対立を激化させ、最終的に戦争へ突入する遠因ともなった。移民に対する排斥は、本国の国民の激しい怒りを誘い、時に戦争に至ることすらあり得るのだ。
     2013年2月17日、IWJは、新大久保で行われた、「竹島奪還デモ」を取材し、生中継を行った。それは、これまでIWJが行なってきたデモ取材とはまるで様相が異なっていた。【「竹島奪還デモ」アーカイブURL】http://iwj.co.jp/wj/open/archives/58480
     「竹島奪還」という政治的目的を謳ってはいる。しかし、シュプレヒコールやプラカードの中身は、領土問題の解決や主権の主張というよりも、在日韓国人・朝鮮人らに対する、極めて過激な「ヘイトスピーチ」だった。
    「不逞韓国人を射殺せよ」
    「ゴキブリ朝鮮人日本から出て行け」
    「ソウルを焼け野原にせよ」
    「殺せ、朝鮮殺せ」
    「韓国は悪、韓国は敵、よって殺せ」
     このような、在日外国人への罵倒雑言と、竹島の領有権の主張と、どのような関係があるのだろうか。これは差別表現というよりも、唾を吐きかけるような侮辱である。冷静に考えてみれば、こんな表現は竹島の領土問題を解決するどころか、韓国国民の感情を刺激し、外交的解決を遠のかせることは明らかだ。
     竹島は韓国が実効支配しており、日本の主張に沿った外交的解決など絵に描いた餅だ、という主張もあり得るだろう。外交的解決を望まない、という立場もありえなくはないし、軍事的手段による奪還でしか、竹島は日本の日本のもとに戻らないという考えも、考えているだけなら自由である。
     だが、往来でそうした夢想を大声で主張し、威圧するとなると、話は異なる。戦争煽動につながるかもしれず、暴力の誘発も懸念される。そもそも新大久保の商店街にとっては営業妨害以外の何ものでもない。
    「表現の自由」について詳しい、梓澤和幸弁護士はこう語る。「『殺せ』とか『射殺せよ』という表現は、『表現の自由』があるといっても許されるレベルではない。これは生命・身体の安定につき、『害悪の告知』をしたとして、『脅迫罪』が成立しうる」。
     こうした過激なデモは、今回が初めてではないが、一部のフリー記者などを除き、ほとんどのメディアが取り上げずに静観してきた。しかし、今は個人のネット配信や、参加者らのSNSを使った情報発信によって、こうしたデモの存在が明るみになっている。何もなかったような顔をしているのは既存のメディアだけである。なかったことにはできないのだ。
     我々は、差別デモと反差別抗議行動の双方を撮影し、中継でお伝えした。
     
     侮辱の表現をストレートに伝えることで、憎悪を煽り、対立をエスカレートさせるのではないか、という懸念は我々にもあった。他方で、静観している既存メディアと同様、見て見ぬふりをしているうちに事態はどんどん悪化していくのではないか、という思いもあった。
     両者の言い分を聞いて、検証番組を作ろうという声もIWJ内部で出た。両論併記であれば、政治的偏向との批判は回避できるのではないか、という意見である。だが、そうした構図では何かが決定的に欠けていた。
     侮辱と、侮辱をやめろ、という声だけでは、すっぽりと抜け落ちてしまうものがある。唾を吐きかけられるように、罵詈雑言を浴びせられた当事者の声が欠けているのである。
     IWJは、半ば「路上」で育まれたメディアだ、と思っている。ストリート・メディアとしてのIWJが、路上を歩いて、名も無き人の声を聞きとり、伝えることを忘れるようなことがあってはならない。
     2月26日、IWJとして取材班を編成し、新大久保の街へ追加取材のために送り出した。実際にヘイトスピーチの対象となった新大久保の在日韓国人の人たちは、あのデモに対し、どのような思いを抱いたのか、丁寧に聞き取るためだ。取材にあたったのは、原佑介、ぎぎまき、芹沢あんずの3名。
     若い3人を起用するのは、冒険である。若さゆえに在日コリアンの歴史も、日韓の歴史もよく知らない。ぎぎ、芹沢の2人の女性記者は新大久保に行ったことすらない。ありていに言えば3人とも「無知」である。
     しかし、そうした「無知」が体当たりで「未知」とぶつかり、新鮮な目で事実を記述してゆくことこそ、ルポルタージュの原点であり、醍醐味であるとも思う。
     以下、3人それぞれの視点にもとづき、侮辱デモが吹き荒れたあとの街からのルポをお届けする。
    (岩上安身)
    ---------
    ◆芹沢あんずの視点から◆
     新大久保取材の前日、「明日、新大久保の取材があるけど来れる?」という内容の連絡を貰った。私がその時「新大久保」という単語で知っていたことは「韓流好きの人々がよく行く場所」ということ。また、そのデモは「差別用語や攻撃的な言葉が多かった」ということだけだった。
     新大久保までは電車を使用した。電車の中で、新大久保のデモがどのようなものだったか、取材をした原さんに聞いた。私は、新大久保で行われたような攻撃的なデモを実際には見たことがない。私は電車の中で「新大久保に住んでいる人々は今、どんな気持ちなのか」と、考えていた。
     新大久保の駅に着いた。私は新大久保の街に訪れたのは初めてだった。駅を降りると目の前が大通りになっていて、右に進み、電車の高架下をくぐるとコリアンタウンが広がる作りになっていた。
     近年の韓流ブームで多くの日本人がこの場所へ来ているのは知っていた。高架下をくぐると横断歩道があり、そこで信号待ちをしていると、街のハングル文字が目に入ってきた。
     
     自分が知っている横浜の中華街のように大々的な入り口があるわけではなく、その通りを通ると初めて「この辺りに韓国の人々が集まって商売をしている」というような、自然な感じだったことが印象的だった。
     飲食店の看板には、色々と美味しそうなものが並んでいた。ランチの時間に行ったので、ランチ価格で手頃なものも多かった。甘いおやつの店もあった。おやつなどは焼き物が多く、粉で包んだあんこなどを焼いていて甘い匂いがした。
     初めて韓国の人たちが多く集まる場所へ行ったが「見た目では日本人も韓国人も見分けがつかないなぁ」と考えながら歩いた。
     日本の女性の中でブームになっている韓国の美容パックなどを売っているコスメ店や飲食店が混ざりあいながら、通り沿いに並んでいた。 大通りを少し歩き、その後、小道に入った。小道の両脇も大通り同様コスメ店と飲食店が並んでいて、活気が溢れていた。
     店頭では多くの韓国の人が呼び込みをしていた。言葉はちょっぴり発音がぎこちない「いらっしゃいませー」という日本語が多かった。活気があり、人々もフレンドリーで楽しそうなこの街は魅力的な街だった。
     
     お昼ごはんに入った店ではチゲを食べた。チゲを頼むと、他にも小皿でナムルや、キムチ、煮たレンコン、にんにくの芽など色々と出てきた。私たち3人と店員さんで小皿の料理のことなど和やかな雰囲気で会話をした。
     チゲと銀色のお茶碗に入ったご飯が運ばれてきた。チゲは本当に目で見ても耳で聞いても「グツグツ」していて、見るからに熱そうで、辛そうで、美味しそうだった。
     食べながら、再び2月17日に行われた新大久保デモについて話をした。私は、新大久保に着くまでは、話を聞いてもあまり実感が沸かなかったが、実際に自分がこの地に来て、街を見て、お店に入ってご飯を食べ、店員さんと会話をしてから再び聞く新大久保であったデモの話は、来る前に聞いた時よりずっと「リアル」に伝わってきた。
     話を聞いて思ったのは、「竹島を日本のものだと主張するのは構わない。だけど、なぜこの地に住んでいる人々に対して、暴言や攻撃的な言葉を使うのか。デモが行われていた時、ここのお店の店員さんはどのような気持ちだったのだろうか」ということ。暴言や攻撃的なデモを行った人々に対して腹がたち、街の人々の気持ちを考えて悲しくなった。
     手はじめに、この店の店員さんに話を聞こう、ということになり、原さんから「ここはあんずが行ってみよう」と指示された。機材を用意していると、店員さんとお客さんが気づいてこちらをさり気なく見ている視線を感じた。初めて街頭に出てインタビューをする私は緊張した。
     店員さんに取材の申し込みをすると、カメラ撮影での取材はNGとのことだったので、話を聞いてメモに取る形になった。
     「デモについてどう思う?」「デモの時に現れて、デモをしている人に無言で『仲良くしようぜ!』のプラカードを見せる人たちがいるのだけれど、知っていますか?」「竹島についてどう思いますか?」という3点を中心に話を聞いた。
     デモについて彼は、「見て見ぬふり、気にしないようにしている、殴り合うことは出来ないから。悪口が聞こえてくるのは嫌な気持ちになる。自分は言い返さないが、気の短い人は言い返して、言い合っている。デモをする人の行動を頭では理解はする、だけど心は嫌がっている」。
     プラカード部隊は「知らないけどありがたい。プラカードに書いてあるように、仲良くしよう! 」とプラカードを手に取って話した。また竹島について聞くとはっきりした口調で「子どもの頃から、竹島は韓国のものだと習って育った。なので、竹島は韓国の島だと考えている。本当はもっと主張したいが、言葉の壁(日本語を使用すること)がある。解決して欲しいが今後この問題がどうなるか分からない」と。
     また、最後に彼は「自分たちが日本にいる状況を歴史を踏まえて理解して欲しい」と話した。
     店員さんから話を聞き終わり、次は外へ。原さんとぎぎさんは、自分が店員さんから話を聞いている姿を見届けてくださり、店員さんにお礼を言って、一足先に取材に行っていた。店を出る時、店員さんが外まで来て送り出してくれた。
     「これから街に出て、色んな人に聞いてみようと思います。」と伝えると、彼は少し困ったような笑顔で「頑張ってください! だけど、みんなあまり話したがらないと思うから、難しいと思う」と言われた。少し不安になった。
     1人になって街中に出たとき、「どんな風に声をかけたら話を聞いてくれて、話をしてくれるのか」を考えた。 また、「デモをしているのは『日本人』。同じ国の仲間が聞いてきたら少しは話しやすいかもしれない。だけど、嫌な気持ちにさせられている他国の人間が『デモについてどう思う?』と聞いてきたら、腹立たしくないかな」とも思った。 
     分からないから、とりあえず色々当たってみようと思った。何人か聞いていけば、聞き方も分かってくるだろう、と。最初、新大久保の大通りから入った小道の店頭の人たちに聞いてみた。店頭に若い子がいると比較的聞きやすかった。
     店の前に立っている女の子に声をかけた。「最近この辺りでデモをやっている日本人がいるのは知っていますか。そのデモを見て、どのような気持ちかをお聞きしたいのですが、もし良かったら顔は映さないのでお話聞いてもよいでしょうか」と話すと名刺を持った韓国の若い女の子は若干乗り気で店長に確認しに行った。
     しかし、店の奥から出てきたのは女性の店長だけで、凄く嫌がりながら怒ったような顔で名刺を力強く突き返してきた。その後も、その小道の店頭の人達に声をかけ続けたが、皆同じ嫌そうな表情をして、取材を断られた。無言で首をふるだけの30代くらいの韓国の男の人の目が、怒っていた。
     一番最初に街頭インタビューに応じてくれた人は韓国から来ている留学生の男の子だった。
     最初は答えることをためらっていたが、表情に何か話したいことがある雰囲気だと感じた。顔出しはしないというのを約束すると「じゃあ」と話に応じてくれた。
     デモについて聞くと「こういうデモは韓国にもよくあるからしょうがないけど、僕は韓国人だから寂しいと思う。留学で日本が好きで来たのに、なんで韓国に戻れとか言うか、しょうがないが寂しい。一ヶ月前は道まで入ってきて、悪口をしながらデモをした。最近は警察が守ってくれて、この道には入ってこないが、心配。来れば怖い」と答えた。
     また、プラカード部隊の存在を知っているか聞いてみると、「見たことはないが、嬉しい。日本人の友だちもいるが、優しいし、別にデモやってる人もいるが、その分はしょうがないのでは。寂しいだけ。あまり気にしない。」竹島について聞いてみると「竹島については言えない。言いたくない」と話した。
     彼は「留学で日本が好きで来たのに、なんで韓国に戻れとか言うか、しょうがないが寂しい」と話していたが、その時の顔がとても悲しそうで印象的だった。
     彼は、竹島のことを話すのは嫌がったが、私が「他の韓国の人に聞いたときは、『竹島は子どもの頃から韓国のものと習ってきたから、韓国のものだと思っている』と言ってました」と話すと、その話を頷き気味に聞いていた。顔出しはNGだったので、その様子は映ってはいないけど。
     
     そのあと、考えを変えて往来をゆく日本人の夫婦に声をかけた。夫婦は「よく分からないからごめんなさい」と断った。
     
     竹島問題について質問すると、日本人が断るときは「よく分からないから」という意見が多かった。韓国人が断るときは「知っているけど話したくない」という断り方だった。
     小道で聞くのを諦めて、大通りに出た。大通りに出た方が色々な人に聞けるのではないかと思った。大通りに出た時には、聞き方を変えた「最近わざわざこの場所でデモをやっている日本人がいます。私は、なぜわざわざこの場所でやるのかと嫌な気持ちになっています。もし良ければ、デモについてお話を聞いても良いですか」と、自分の気持ちも言うことにした。
     店頭でデモンストレーションをしていた女性(男性として産まれたが、性転換手術をし、今は心も身体も女性)は色々と思うことを、怒りをはっきりと表し、激しい言い方になりつつもしっかりと話してくれた。
     店で働き始めてまもない彼女は、デモは見たことはまだないが、反韓行動を行なっている人々に対して怒りを持っていた。
     デモについて聞くと「日本人は、かつて大韓民国を侵略し、韓国民を殺人強盗強姦をしてきた。それに反省もなく、あのようなことするのは、戦前、戦時中から何も変わっていないと思う。まったく反省していない民族は、同じ過ちを繰り返す。
     が、日本人には、韓流ファン含め、心温かい人も多い。だから、私は日本人は好き。だが、反韓国、嫌韓国の日本人は、言葉に表せないほど大嫌い。韓国、朝鮮を批判するなら、日本人として立派なのか、人間として、立派なのか。
     韓国人は、みんな、親子であり、祖国愛、郷土愛があり、知識がある。反韓デモの人たちは、なんの教養もない。ただ韓国が嫌いなだけ。侵略戦争の反省もしていない。
     そんな人たちに反韓とか言われても、私達を批判するなら、日本人としても日本人の鏡になれと言いたい。聖人君子になってから批判していろ。日本人としても非常に極めて低レベル。そんな人に言われても痛くも痒くもないが、絶対許さない」と。
     デモはお店に影響があるか聞くと「売上には影響ない。ただ、日本人自身のレベルを落としている。朝鮮韓国を敵に回すだけでなく、日本人の心ある日本人も敵に回し、世界を敵に回す馬鹿な人達」。
     竹島については「詳しいことは分からないが、韓国人として韓国を支持する」。また「韓流ファンの皆様ありがとうございます。日韓の明るい未来を築きたい。それ以外の反韓の人は、日本人として、人間として、立派になれ。韓国を好きでいてくれる人たちには、キツイ言葉を言って申し訳なかった。私たちは、韓国民や文化を愛してくれる日本人は愛している。あくまで、反韓国を抱えた心腐った日本人にだけ」と話した。
    【インタビュー動画】
    http://vimeo.com/iwakamiyasumi/review/61001777/c063bee7ef
     
  • 「もう許せない。徹底的に戦います」 PC遠隔操作事件 片山容疑者弁護人・佐藤博史弁護士ぶら下がり会見

    2013-03-06 18:45  
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv1290182833月6日19時30分より、PC遠隔操作事件 片山容疑者弁護人・佐藤博史弁護士の、湾岸署前でのぶら下がり会見を緊急再配信!

     パソコン遠隔操作事件で、3日に再逮捕された片山祐輔容疑者に対して、検察官による初めての取調べが5日行われ、脅迫まがいの取調べ実態が明らかになった。この日、担当弁護士である佐藤博史弁護士が、湾岸警察署の前で、記者団のぶら下がりに応じた。
     当初の予定では、5日の午前10時から、犯罪事実について被疑者の言い分を聞く弁解録取が行われ、そのあとに取調べが行われることになっていた。しかし、片山容疑者は、録画がされない状態での取調べを拒否し、弁解録取なら応じる、と検察官に伝えた。すると、その検察官は、弁解録取の手続きをしないまま、事件の説明をし始めたという。
     佐藤弁護士によると、検察官は「(
  • PC遠隔操作事件 片山祐輔容疑者は誤認逮捕!? ~佐藤博史弁護士緊急インタビュー!

    2013-03-04 15:47  
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv1287733233月4日(火)19時より、PC遠隔操作事件の容疑者・片山祐輔氏の弁護人を務める佐藤博史弁護士に、岩上安身が緊急インタビュー !【生配信】 
    ※本配信は非会員でも全編無料でご覧になれます。

    パソコンを遠隔操作してネット上の掲示板に大量殺害予告を書き込んだとして、威力業務妨害の疑いで逮捕・勾留された片山祐輔容疑者。
    東京地検は3日、片山容疑者を処分保留として釈放したが、同じ日、警視庁など4警察による合同捜査本部は、偽計業務妨害とハイジャック防止法違反の疑いで再逮捕した。
    この事件について、弁護を担当する佐藤博史弁護士は、片山容疑者は誤認逮捕されたと強く主張している。
    足利事件の控訴審でも主任弁護士を務めた、「冤罪事件のエキスパート」佐藤博史弁護士。
    警察の捜査手法に問題はないのか。
    メディアは偏った報道をして

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