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  • 【第369-374号】岩上安身のIWJ特報!「メディアは権力を忖度し、司法権力は政治のために動いている」〜加計問題の闇を告発した前川喜平・前文科事務次官に岩上安身がロングインタビュー!「独裁国家に近づいている」と危機感!(中編)

    2018-05-10 17:00  
    244pt
    (前編の続き)
     2018年4月10日、愛媛県が作成した学校法人「加計学園」の獣医学部新設は「首相案件」と書かれた愛媛県作成の文書の存在が朝日新聞によって報じられたことから、急展開を見せはじめた「加計学園問題」。 文書には、学校法人「加計学園」の愛媛県今治市への獣医学部新設計画をめぐり、愛媛県や今治市の職員と加計学園幹部とが、2015年4月2日に柳瀬唯夫(ただお)首相秘書官(当時、現経済産業審議官)と面会したことが記録されていた。面会について柳瀬氏は「記憶の限りではお会いしたことはない」と、面会自体を否定している。
     しかし2018年4月13日には、斎藤健農林水産大臣が、農水省で同様の文書が見つかったことを公表。さらに同月20日には、愛媛県職員らと柳瀬氏が2015年4月2日に面会予定であることが記されたメールが、文科省で発見された。獣医学部新設について「2017年1月20日に知った」という安倍晋三総理の国会答弁の信憑性が大きく揺らいでいる。
     約1年前、2017年5月25日に朝日新聞のインタビューに答えた前川喜平・前文科事務次官は、内閣府から文科省に渡った「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向」と記録された文書について、「私が在職中に専門教育課で作成されて受け取り、共有していた文書であり、確実に存在していた」「あったものをなかったことにはできない。公正公平であるべき行政のあり方がゆがめられた」とし、その証言を貫き通した。
     2017年1月に退任した前川氏は、現役の時は「面従腹背」を座右の銘とし、官僚としての務めを果たしながらも、「常に心は支配されない自由人」と自身を表現する。心身の自由と近代社会の人工的なシステムは時に相容れない。「教育はどこでもいつでも受けられねばならない」として、現在はボランティアで自主夜間学校と呼ばれる学校で教鞭を取っている。▲前川氏が考える、教育行政官として必要な3つの心構え(画像URL: https://bit.ly/2jelglL)
     前川氏の自由を尊ぶ精神、そして特に弱者や貧困に心を寄せるようになったバックボーンは何なのだろうか。前川氏の人柄から、加計問題の本質、さらに日本が向かうべき方向まで、様々なお話をうかがった。
    =================================== ◆加計学園獣医学部設置認可は、極めて不公平、不平等であり、大学行政の歴史に汚点を残すもの!総理の意向として「はじめに加計ありき」は間違いない!?◆ ===================================
    岩上「そんな政権がやらかしていることが、加計学園問題ですね。今までの話も深掘りして聞きたいんですけれども、この話に行かないと(笑)。『加計学園獣医学部新設がついに認可』ということですね。『総理のお友だちだけに特権を与える、不公平・不公正な行政行為』。これは前川さんの言葉を取ったんですけれども。
     ざっとおさらいすると、次のようなことです。『安倍総理の親友・加計孝太郎氏(※1)が経営する加計学園・岡山理科大の獣医学部が来年4月、愛媛県今治市で開学される』『加計学園には37億相当の私有地を無償譲渡され、96億円の補助金を県と市が負担。過去50年以上も認められていなかった獣医学部の新設が実現する』『内閣府が文科省に対し、「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」と圧力をかけ、加計学園獣医学部の早期開学を促したとされる文章の存在が発覚』。そして、発覚したものをオーソライズして『これは間違いないですよ』とおっしゃったのが前川さんですね。