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  • 【第449-455号】岩上安身のIWJ特報!電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり!岩上安身による『「空洞化」と「属国化」 ~日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授インタビュー前編(2/2)

    2020-01-09 19:10  
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    目先の利益を追い求めるあまり、モノづくりの生産過程を丸ごと放り出した日本の電子産業の凋落! アジアの労働力を安く買い叩いているつもりが、あっという間に圧倒的な差をつけられて、中核を担うなど夢また夢のような状況に!?
    ▲委託生産を含む海外生産比率 https://bit.ly/2Ott9D5
    坂本氏「話をEMS(委託生産)に戻しますと、日本の電子工業でいえば、委託生産を含めた海外生産の比率はこの表のようになっています(※1)。2014年で合計66%、その後少し減少しています。品目別では、AV機器が88%、うち薄型テレビが97%。通信機器は69%、うち携帯電話が89%です。そして、コンピュータおよび情報端末が84%、と。半導体も、この表ではまだ32%ですが、今はもう…。
     経産省の統計は日本の工場だけの数値ですが、委託生産分を含めたら、日本のシェアはこんなに小さくなってしまいました。電子工業部門は合計で、2010年に25%だったのが17年には14%。こんな短期間にパーっと減ってしまって」
    岩上「そのうちの7割近くは委託生産ですから、実際は3%程度というわけですね」
    坂本氏「AV機器もシェア46%から28%へ。薄型テレビなんてすでに17%」
    岩上「地デジブーム(※2)って、あれ一体なんだったんだろうって感じですよね」
    坂本氏「あのときもほとんどが台湾企業とか、委託生産で作った海外企業のテレビを買わされていたわけです。あのときはうちのテレビも買い替えざるを得ませんでしたが、日本は補助金までつけて、台湾企業を儲けさせたということですね。もっとも、台湾だけではありませんが」
    岩上「パソコンに至ってはシェア7%。で、そのうちの81%を海外に作らせているわけですから、国内生産はそのうちの2割。ということは、世界のシェアでいえば1%にも満たない」