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  • 【第341-345号】岩上安身のIWJ特報!「長州レジーム」から日本を取り戻せ!歴史の闇に葬られた幕末の思想家・赤松小三郎の夢と明治維新の闇 岩上安身による関良基氏インタビュー(その3)

    2017-11-01 16:06  
    244pt
    (前号の続き)

     2017年10月22日に投開票が行われた衆議院解散・総選挙は自公が改憲発議可能な3分の2を制することになり、安倍政権下での改憲がいよいよ現実のものとなりつつある。「長州レジーム」の継承者である安倍晋三総理に主導された改憲は、今後の日本にどのうな影響をもたらすのか。

     吉田松陰を思想的支柱とした「維新の志士」らは、赤松小三郎をはじめとする開明的な武士・政治家を暗殺・失脚させ、維新によって有司専制体制を築いた後は、明治維新を美化するために、赤松ら開明的な思想家の主張を闇に葬った。

     明治維新の実態を知ることは、安倍総理が目指す国家像を知るための重要な手がかりになる。

     安倍政権は、来年2018年を「明治150年」の節目として、しきりに「明治礼賛」のキャンペーンを展開しようとしている。内閣官房の「明治150年」関連施策推進室は、2016年11月4日付で、「『明治150年』に向けた関連施策の推進について」と題して、以下のように発表した。

     「明治150年をきっかけとして、明治以降の歩みを次世代に遺すことや、明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは、大変重要なことです」

     しかし、「明治維新神話」の虚構を破り、初代総理大臣・伊藤博文や、内務大臣・品川弥二郎らがおこなった数々のテロ、人権を無視した非道なおこないを直視したとき、こうした政府の「明治礼賛」姿勢には疑問を抱かざるを得ない。

     吉田松陰の排外主義、品川弥二郎の孝明天皇暗殺への関与、明治時代に誕生した新興宗教・国家神道の異質さ――

     語られることのない明治維新の闇に迫り、近代から現代へと続く「長州レジーム」・有司専制体制の実態を俯瞰したとき、現行の日本国憲法をも超える先進性を有した赤松小三郎の政権構想の真価が明らかになる。同時に、立憲主義が危機的状況にある現代において、日本国憲法の価値と重要性、安倍政権が狙う改憲の危険性が明らかになるだろう。

     明治維新の「志士」たちの非道と「長州レジーム」の闇を暴く、拓殖大学准教授・関良基氏へのインタビュー!

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    ◆物語の枠組みに反する事実を葬り去る「プロクルステスの寝台」〜左右に共通する明治維新の「美化」もこの一例!◆===================================
     
  • 【第333-340号】岩上安身のIWJ特報!「長州レジーム」から日本を取り戻せ!歴史の闇に葬られた幕末の思想家・赤松小三郎の夢と明治維新の闇 岩上安身による関良基氏インタビュー(その2)

    2017-10-01 16:45  
    244pt
    ※2017年10月1日、「その12」から「その19」までのテキストを追加しました。
     (前号の続き)
     今、明治維新を問い直さなければならない理由は何か? 目まぐるしく動く政治状況を前に、直接的に私たちに関係してくる話ではないように思われるかもしれないが、決してそうではない。
     来年2018年を「明治150年」の節目として、安倍政権はしきりに「明治礼賛」を展開している。内閣官房の「明治150年」関連施策推進室は、2016年11月4日付で、「『明治150年』に向けた関連施策の推進について」と題して、以下のように発表した。
     「明治150年をきっかけとして、明治以降の歩みを次世代に遺すことや、明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは、大変重要なことです」
    ※「『明治150年』に向けた関連施策の推進について」(内閣官房「明治150年」関連施策推進室、2016年11月4日)
    http://www.kantei.go.jp/jp/singi/meiji150/
     「維新三傑」(木戸孝允、西郷隆盛、大久保利通)や坂本龍馬に代表される「ヒーロー物語」としての明治維新を伝える日本の教育やマスコミ報道だけを信じてきた人は、政府のこの発表に違和感を持つことさえないかもしれない。
     しかし、幕末~明治初期の実態をきちんと見つめれば、これまでに信じられてきた「明治維新」がほとんどフィクションに近いものであるとわかってくる。それどころか、「明治の精神に学び、日本の強みを再認識する」という政府の発表が、どれほど恐ろしいことを意味するのか、わかった瞬間にぞっとするだろう。
     その「明治維新」の最大の闇の一つが、忘れられた幕末の思想家・赤松小三郎の存在である。現代の日本国憲法をもしのぐと言われる近代的で民主的な憲法思想を展開した赤松は、明治維新を主導した「ヒーローたち」によって、歴史から消され、忘れ去られた。
     赤松が消された後の明治維新以降の歴史とは、言うまでもなく、対外侵略戦争とその帰結としての第二次世界大戦における無惨きわまりない壊滅的な敗戦である。拓殖大学准教授の関良基氏は、この歴史を導いた体制を「長州レジーム」と呼ぶ。▲関良基教授(2017年7月11日IWJ撮影)(画像URL:http://bit.ly/2fuOLhk)
      史実を直視せず、明治礼賛を展開する安倍政権は、まさにこの「長州レジーム」を取り戻そうとしているのである。
     赤松小三郎の生涯と思想を追うことによって、明治維新を問い直し、現代日本の危機に迫る関良基氏のインタビュー、いよいよ後編!
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    ◆歴史は必然ではない――1本の雑誌記事、1人の告発により、加計学園問題の形成が変わったように、1人の勇気ある行動が、歴史のその後の動きを変えるということは、十分ある◆

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