平成と震災を終わらせるオリンピックの素晴らしさと、2020年以降の暗闇の楽しさについて
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平成と震災を終わらせるオリンピックの素晴らしさと、2020年以降の暗闇の楽しさについて

2018-08-06 00:13
    最近、毎日が楽しい。平成が終わるからだ。
    2020年以降のビジョンを誰も示さないからだ。
    震災が終わるからだ。

    3行読んで気がついただろうが、このブログはポエムです。

    思い返せば2011年の震災は本当に嫌だった。お台場の科学未来館で被災し、頭の悪かった自分は速攻モバイルでニコ生を始めた。震災直後はテレビはまだ被災地の詳細をつかめておらず、東京が大きくゆれたくらいの認識だった。その夜は、お台場の避難所で燃えさかる気仙沼を見ながら震えて過ごすことになった。

    震災はあまりにも深く人を傷つけた。
    深く傷つけすぎた故に、震災以外の生きづらさのすべてが震災と比較され、小さなものとされた瞬間でもあった。居場所や、物語や、人の気持ちに寄り添うことよりも、震災が優先だった。それはもう、どうしようもない。日本は傷ついたのだから、なによりもまずその傷を癒すべく、じっとしているしかない。俺も大人だからわかるよ。

    おちゃらけた企画好きとして、震災にできることはなかった。知人達は傷ついた日本を癒やすべく奔走していたが、自分は完全に目をそらして塞ぎ込んだ。被災地に足を運んだし、ほんの少しの手伝いはしたけれど、「自分の本分としては関わらない」という決断をした。自分が背負うにはあまりに大きくて重いテーマだし、ただ無力にから回ることが目に見えていた。

    それから何年もたった。そしてわかったことは、自然災害以上の出来事は、日本には起きないということだ。
    熊本の震災や、巨大な台風、広島の豪雨など、日本のSNSの話題を独占し、本当に心を引きつけるのは災害だけだ。湾岸戦争をしていたころとは違う。PCを遠隔操作した劇場型犯罪すら、一定以上の衆目はあつめられない。「魔法少女まどか☆マギカ」で見たように、ワルプルギスの夜が、この世界を終わらせる。

    2018年の夏を迎えた今、その空気が変わりつつある。
    オリンピックを頂点にして、平成が終わるのだ。天皇がお気持ちを示し、ご自身がその座を降りてでもオリンピックを優先した。椎名林檎とマリオがオリンピックに尽くし、東京の象徴的な建築はすべてオリンピックに向かい、震災に向けられていた貢献欲もどのようにオリンピックと向き合うか問われた。「恥をかかないように」僕らの自意識はオリンピックに向いている。
    そして昭和的平成的な世界観が制度疲労したことが、明白になってきた。ブラック部活や、医学部入試差別問題など、だれもが当たり前だとおもっていたものが、当たり前じゃなかった。分厚い人口が支える価値観である以上簡単には変わらないであろうことが絶望でしかないが、昭和が温存された平成は、オリンピックで区切りがつく。

    その先を誰もイメージできていない。
    巨大な不況が来る。
    多様な社会が来る。
    社会が階層化する。
    地方が壊滅する。
    AIが支配する。
    いろいろとぼんやりとした平成の延長線上としての未来予測はあれど、誰も新元号時代のビジョンを持てていない。
    自分には1999年と同じ匂いを感じている。うっすらとノストラダムスの予言を信じてしまいながら、2000年はインターネットが来るのだとWindows98を弄っていたあのころ。違うのはインターネットのような明るいビジョンが存在しないことだけだ。

    お読みの皆様、ご不安ではありませんか?
    2020年以降もお勤めの会社は平気ですか? 学生のかたでしたら就職先はありますでしょうか?
    中国企業に買収されるのはいいとして、今自分がやっていることは今後も価値があるのでしょうか。
    何をよすがに、今後を考えていったらいいでしょう。貯金ですか。腕前ですか。仲間ですか。
    何を信じて、この先を進めばいいでしょうか。直感ですか。SNSですか。尊敬する人の言葉ですか。

    ゲームやミュージカルで、終盤に、これまでの音楽をまとめてアレンジしためちゃくちゃアガるボス曲とかあるじゃないですか。いま、オリンピックにむけてアレが流れ始めたかんじがするんですね。日本のこれまでの最高のメドレーでアンセムな曲が、どーんと奏でられて、最高に昂揚するはずです。さすがに俺も泣くとおもいます。日本はまだこんなにも力があるじゃないか。先進国だ。俺の生きてきた国は最高だ!

    閉幕したら、どうしましょうね。
    自宅は自宅のままだし、東京は東京のままだし、日本は日本のままです。
    「平成って、いろいろあったねえ」
    そう振り返ってから、新元号時代のほうに、顔をむけるわけです。
    まだ何も見えない、その空間に。

    この瞬間がきっと最高です。

    マジでわかんないと思うんスよ、2020以降って。
    誰にもわからないから、自分にもまだやれることがあるんじゃないのって錯覚してます、今。修羅場っぽいとこでわーわーするの楽しいじゃないですか。何が起こるのかなあ。うまくできるかな。

    新元号時代を遊ぶ気まんまんです。
    いまから健康を大事にして、体力をつけて、2020年以降を多いに楽しまなくては。

    どなたか2020年以降の明るい話をしているひとがいたら教えてください。言論界隈とかどうなんだろ。ちょっと興味を持って備えていく気です。

    そんなわけで近況でした。

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