ちゃーりぃさん のコメント

なにをもって勝利とするかって人それぞれだと思いますけれども。
ネットの美点はむかしロングテール現象といって持て囃されたように、少数派も包容できる懐の深さだと思うんですよね。
例えばニコ動の主流コンテンツが良くも悪くもプロ的なもので溢れ圧倒されたとしても、自分の作品性を捨ててそこに迎合することのほうが決定的な負けに思えるなぁと僕は考えるわけです。
俯瞰で物事を捉えネット文化を研究されるような人ってたいていの場合、極端に目立つ人だけが少数の勝ち組で、それ以外は負けと定義したがるんですけど、そこが根本的に違うんじゃないかと思うんですよね。
小さいながらも自分のフィールドを持っていて、少数ながらもそこに集ってくれるファンや同士がいて、楽しいと思える風土があればそれでいいんです。
前に一度、僕の動画にポン!と5万円分ものニコニ広告を出してくれた人がいたことがありまして、それでもそんなに伸びなかったんですが、僕は本当に作って良かったなあと。誰かは解らないけど、これからもこの人が喜んでくれるような作品を作り続けたいなぁって思いました。
プロのようなスタイルでプロのクオリティで面白い動画が生み出されれば、それは再生数も伸びるでしょうし、持ち上げられて当然です。そんなの当たり前すぎて悔しいとさえ思いませんし、そうしたコンテンツが主役となっていくことは必然だとさえ思います。
問題なのは、主流に迎合しないと死んじゃうよ!と言って不安を煽る勢力と、それに影響されて再生数伸ばさなきゃ!といって右往左往するうp主のみなさん、思考停止された視聴者によって、ニコ動は少数派を排除しプロの作品が並ぶテレビのようなメディアへと変貌していくんだろうなってことです。動画制作スタイルの変貌とかぜんぜん関係なく!
No.8
58ヶ月前
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UGC(ユーザーが作るコンテンツ)の潮目が、大きく変わりつつあるのを、感じている。 ボカロPが作曲したら突然人気がでて、歌われまくり、PVが付く世界が好きだった。 自宅で踊ったら突然人気がでて、みんながマネして踊る世界が好きだった。 大好きなゲームを実況プレイしたら100万再生してしまう世界が好きだった。 好きだった。 つい過去形で語ってしまうが、その世界が変わってしまいつつあるなあ、とおもっている。 小林幸子さんをはじめとして、ニコ動はプロにも使われる場になってきた。 アニメランキングは、公式アニメだらけだ。 HoneyWorksの素晴らしい楽曲は、超人気声優さんが歌っている。 AKBだって踊ってみたを投稿するし、YoutubeをみればGacktさんが実況し、AppBankさんという日本で1番すごいアプリメディアの社長が、世界最高のパズドラ動画を1日5本投稿している。 ボカロや踊ってみたや歌ってみただって、いつしかグループでの創作が当然になってしまった。最初からものすごいクオリティのPVがついているし、踊りの動画は一眼レフの写真みたいな美しさだし、芸能事務所に所属する人がTVレベルの歌唱をしている。 もはやプロの世界なのだ。 これは、しょうが無いことなのだ。 だってプロの作ったコンテンツって面白いし、お金をかけた動画ってスゴイし、ちゃんと大人のバックアップがある企画って万人に支持されやすいし。 単に「面白いコンテンツ」を求めたら、そうなるのはしょうがないのだ。 もう一人でネットで勝つのはダメかもしれない。 ちょっとノリでアホやったコンテンツが100万再生されるのは、望めないかもしれない。 100万いったとしても、バイラルメディアの1ネタとして消化されて、そのうp主には全く注目がいかず、googleアドセンスの肥やしになってしまうかもしれない。 やるせない。 ネットが大好きで、ネットの「おまえら」を信じていて、ちょっとアホやっちゃって、でもそのアホが楽しいっていう時代が好きだった。 これからどうなるだろう。アホが楽しい世界が再びくるだろうか。 俺はそうとう悲観的だ。「テキストサイト」が滅んで2ちゃんまとめに面白さが吸収されたときと、全く同じ流れを感じてしまっている。「個人同人サイト」が滅んでpixivになったのとおなじだ。 俺はもう、覚悟を決めようかとおもっている。 この流れに抗うには、コンテンツ力をつけるしかないし、量産するしかないし、大人の手を借りてでも良いものを作るしかない。 もう、「一人で勝てる世界」に諦めをつけて、どんな手を使ってでも、自分の信じたものを作るしかないんじゃないか。 結論がいまいちスッキリしなくて申し訳ないが「このままだとやばくね?」感は結構なうp主がもっているのではないだろうか。ここ半年から1年が、個人が生き残れるかどうかの潮目だなあとおもっている。なんとか生き残れる人たちを応援したいし、一緒に信じられる世界をつくっていきたい。 ■関連 1 もう一人でネットで勝つのはダメかもしれない 2 個人コンテンツは泥沼に咲く花である 3 コンテンツを作るなら、「何を作るか」より「どう生きるか」
社会実験家。連絡先→ http://twitter.com/iyokan_nico