すいさん のコメント

>>3
同じく、読み始めプリキュアかと思ったww
No.4
47ヶ月前
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男性アイドルアニメ映画『 KING OF PRISM by PrettyRhythm 』、通称キンプリの「 応援上映 」を見た。 応援上映とは映画に向かってライブのようにサイリウムを振り、声援を投げかけ、時に歌うスタイルだ。これまでも「絶叫上映」として知られていたスタイルだが、キンプリはそれを前提として、別次元の髙見に到達した。 あまりに面白くて筆者は観劇翌日にサイリウムをAmazonで注文し、翌週の映画館の予約を始めた 次第だ。キンプリはやばい。 キンプリなんだが、 日本の 映画館の歴史を変えてしまう んじゃないかとおもう。頭がプリズムの煌めきにやられたオタクの妄想…じゃなくて、けっこうマジで言っている。 「ラブライブ!かアイマスの男版でしょ? 映画館で声出せるからってなんなの?」という読者の声が聞こえてきそうだ。そういいたくなる気持ちはよくわかる。ライブコンテンツの説明はどうも信者の妄言に聞こえがちで、この記事では納得仕切れないかもしれない。が、伝わるように説明するつもりだ。要約すると「 応援上映はこれまでの映画の鑑賞カテゴリとかけ離れていて、コンテンツの作り方も楽しみかたもマーケットも全部変えちゃうよ 」ということになる。壮大な話なので順番にいこう。 ■そもそもキンプリとは何か ゲーム原作の女児向けアニメのスピンオフ版だ。原作はアイカツみたいな子ども向けアーケードもので、アニメのクオリティが高くて一部に評判になった。歌って踊る作品なのだが、そのなかの男性アイドルが独立したのが本作だ。 それが中毒性の高いアニメになった。ライブ演出が圧巻で、分身するわ、ドラゴン呼び出すわ、大剣と腹筋が闘うわ、尻から蜂蜜は飛び出すわと凄まじくテンションの高いとちくるった映像のオンパレードで「意味がわからない」「なぜか泣いた」「プリズムの煌めきに触れた」などおおよそ「キンプリはいいぞ」と焦点の定まらない目で呟く怪作である。…というのがまあ、基本的なところだ。当初は3週間&わずか6館限定の上映で始まったのだが3月1日時点で40館まで拡大したというのが、その熱量を示している。 このクオリティも、まあ「ガルパン劇場版とおなじね」と言えるかもしれない。違うのはここからだ。 話題騒然「キンプリ」とは? 斜め上に電子ドラッグアニメだった アニメ映画キンプリ感想集その1|KING OF PRISM - なないち研 ■何度も何度も応援上映に足を運ぶひとたち 応援上演にいった人たちが、ことごとくハマっている。そして異様な回数を通っている。 京都のキンプリ応援上映キメてきました!通算11?12?回目のキンプリでその半分くらいが応援上映なのですが、毎回とても晴れやかな気持ちで帰れるのほんとすごい!世界が輝いて見える!!キンプリはいいぞ✨✨✨ — ぽてち of prism (@omo0_t) 2016年2月29日 -上映前- 後ろの人1「なんでこんな人気になってるの?みんなキンプリはいいぞしか言わないから観た後ちゃんと感想書く」 後ろの人2「あのね、感想書かないんじゃなくて書けないんだよ」 -上映後- 後ろの人1「とりあえず3日連続キメたい」 後ろの人2「わかる」 — もるこ@キンプリはいいぞ (@morphineko) 2016年2月24日 なぜ、こんなに通ってしまうのか。単純に楽しいからだ。ギャアギャア騒げてスッキリする。一体感がある。体験型映画を多くみられた男性のかたの感想もこうだ。 4DX映画を10作品以上観たり、スター・ウォーズ/フォースの覚醒を上映方式の異なる6種類を鑑賞し、泊まりがけで大阪までレーザーIMAX上映を観に行くほど、特殊上映にはまっている私だが、 今回の応援上映は今までで最高の映画体験 かもしれない。スクリーンにアイドルと観客が登場する作品で、実際の観客が周囲360度を取り囲んで、映像の中と同じリアクションを本気で演じてくれる。これは、映像の中にいるのも同然の状態だ。 キンプリ応援上映に参加したので、なるべく冷静に感想を書く | N-Styles (強調筆者) 「でも声をだしてもいい映画なんて昔からあったでしょ」と突っ込みがくるかもしれない。 では、この応援上映は日本で「絶叫上映会」と呼ばれていたものと何が違うのか? 歴史を振り返ってみると、声をだしても良い上映スタイルが日本で認知されたのは2010年の 『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』 からだと記憶している。この上映は漫画家「ねことうふ」氏が「みんなで声を出して映画を見たい」という漫画を公開し、それが実現するオフ会の形で開催された。 レポート漫画 によると、サイリウムや合唱など初回から絶叫のスタイルが確立していることがわかる。古くはSF大会などでの映画上映でも見られたスタイルかもしれないが、このOFF会により「絶叫上映会」と分かりやすいネーミングがされたというのが大きい。 絶叫上映会は支持され、熱烈なファンのいる映画は次々と対象となっていく。パシフィックリムやマッドマックスのようなスカっとするアクション映画か、けいおん、プリキュア、アイカツといったアイドルや音楽と相性の良いタイトルが好まれた。ストーリー系の映画では余り見られない。 こうした映画とキンプリが決定的に違うのは、あくまで映画作品があり、ファンがOFF会的に楽しむのではなく、 応援上映が前提となっている映画 だということだ。この映画は、見る映画ではなく、参加する映画として企画された。 ■キンプリは映画の形をしたライブコンテンツだ キンプリは、観客が「アテレコ」や「コール」をすることを前提に作られている。この販促ムービーをみていただければわかるとおり、映画に 観客が読み上げるための字幕 がついているくらいだ。 応援上映はキンプリの前身にあたる 『 劇場版プリパラ み~んなあつまれ!プリズム☆ツアーズ 』 からすでに取り入れられていた。ライブパートをまとめた総集編の映画なのだが、曲が入る前に「アイドルのサイリウムの色を観客に尋ねる」という演出が入っていた。今回はその要素が全面的に取り入れられた。 (2016年3月1日19:39修正。以前は参加要素が少なかったと書いていた) 劇場版プリパラ み~んなあつまれ!プリズム☆ツアーズの本編より 前回の『プリズム☆ツアーズ』もそうでしたが、キンプリも応援上映を前提に作っております。しかも!『皆さんの声が入ることで初めて完成する作品』です。今回から始まった「プリズム字幕」は初級編。後半には皆さんのアドリブのガヤも前提にしていますので、今回はより一層ハードルが上がっています。しかし…、 皆さん、初回の応援上映からできていました!本当に監督冥利に尽きます! しかも回を重ねるごとに練度を増していってるのを見ると感動で涙が出てしまいます。http://www.animate.tv/news/details.php?id=1453429037 キンプリの菱田正和監督はこのように述べている これはつまり、映画ではなく、ライブコンテンツを提供しているということだ。 ■日本のライブは「一体感」を提供する ちょっと話が逸れるが、初音ミクのライブをイメージしてほしい。暗闇に浮かぶ緑色のペンライト。ホログラムのように投影されたミクのがあらわれ、悲鳴があがる。爆音の生演奏のが始まり、緑色のサイリウムがうねりはじめる。上がるテンション、サビでの熱狂! …というかんじだろう。こうしたライブで我々観客は「何を」消費しているのだろうか? ミクの映像、声、演奏…本質はどれだろう。ボカロの場合動画が主役で、ライブは二次創作だ。ライブのお客さんが楽しんでいるのではコンテンツではなく「場」、つまりボカロが大好きで、ミクが現れたことに喜び、一心にみんなでサイリウムを振るという「一体感」をライブの醍醐味として味わっているんじゃないだろうか。 反例として、観客がいないボーカロイドライブを想像してみてほしい。ぽつんと一人でミクの楽曲を楽しむ。クラシックコンサートなら贅沢かもしれないが、ボカロライブとしてはかなり物足りない。 これはボーカロイドだけではなく、実は生身のアーティストライブだって同じだ。ドームでのコンサートなど、外野席からみたらアーティストは豆粒で、実質大型LEDの映像にサイリウムを振っているに等しい。みんながいるから、楽しいのだ。ゆかり王国は繁栄し、矢沢永吉にタオルを振り回す。つまり、ライブコンサートは「お客さんを集めて一体感を提供するエンターテイメント」だ。 ライブでの一体感をより楽しむために、オタクはサイリウムを携え、楽曲を事前に覚え、コール譜を配布してきた。そう、ライブは「事前に予習して参加する」もので、新曲をきく場所じゃない。これはオタクだけではない。2014年に発表された「MONSTER DANCE」というPVはライブの盛り上がり方を予習するためのものとしてできていた。これを聞き込んだファンは当然ライブにいきたがった。そして、夏のロックフェスは熱狂が生まれた。 一体感消費は楽しい。しかし、困ったことにライブになかなかいけない。アーティストのファンクラブに入り、何ヶ月も前から7800円くらいするチケットを取らなくてはいけない。しかもだいたい遠いところにあり、移動も大変だ。地方だとやっていないことも多い。たまにしか楽しめない贅沢な娯楽だ。 もっと気軽に一体感を味わえないだろうか。仕事帰りに、無理ない価格で、スカッと盛り上がれないだろうか――。 その願いを叶えてしまったのが キンプリ だ。 友達に説明してて思ったけど普段アイドルとかバンドのライブ行く人は絶対プリズムを受けやすい体 普通のライブだとそんなに何度も行けないけどキンプリは1600円払えばライブ後の高揚感みたいなの何度でも味わえるからそりゃ通う — らいこ (@damework) 2016年2月29日 キンプリは映画ではなくライブだ。近所の映画館で一体感を簡単に味わうことができる。値段もたったの1600円。カラオケのように「よっしゃスカッとしにいくか!」と気軽にいける。ライブだから、何回通っても、何回同じ曲で盛り上がってもいい。未知のコンテンツを1度だけ楽しむ従来の映画とは、全く異なる楽しみなのだ。 これは、音楽ライブを映画館で中継するライブビューイングよりも優れている。ライブビューイングは、ライブにいけなかったひとが映画館で80%の体験で我慢するためのものだ。しかし、応援上映はこれが本編なので、100%である。ライブ会場にいるお客さんのことをねたましくおもいながら盛り上がる必要なんてないのだ。安心して何度もキンプリをキめることができる。 ■映画館がコミュニティになる ライブ型映画が流行ると、映画館のありかたもかわる。 筆者はキンプリを見たあと、さっそく2回目の劇場を探し始めた。友達を誘い、キンプリ沼に沈めたい。そのためには、できるだけ「仕上がった・練度の高い」良いお客さんがいる劇場がいい。どこにあるだろう。 @iyokan_nico 先に上げた中では多摩センターがおすすめです。応援上映は当日のお客さんに左右されがちですが、多摩センターは概ね練度高めで安定してるかんじです。アクセスも良好。 川崎は応援がちょっとトビすぎな傾向がみられます。 大泉はアクセスが今ひとつなところがあります。 — 和田みさき (@wada_misaki) 2016年2月29日 このように練度を気にする人は必ずいる。ということは映画館に「良い客がいる」ことが集客につながるようになる。映画館はそのうちこれに気づき「前説スタッフを配置する」「専用コール譜を用意する」ということを始めるだろう。立川の爆音上映が話題になっているが、設備による差別化は金がかかる。一体感による差別化は、スタッフの愛と努力で解決できる。事実、映画に登場するセロリの持ち込みを許可している映画館があらわれ始めた。 静岡でキンプリを見る方々、最終週になりましたが、CINECITYZART様からセロリ(食用)の持ち込み許可を頂きましたことを報告させて頂きます。また、注意事項も確認お願いします。 pic.twitter.com/OsbtBZa5Mn — もちれ/いち (@mochi_le) 2016年2月29日 そのうちに映画館ごとに盛り上がる種類も変わってくるだろう。「オタ芸を打たせてくれるのはあそこだ」「応援ウチワもっていけるのは池袋」「面白い突っ込みは大阪」などとローカル化していく。格闘ゲームブームのときに、聖地とよばれるゲーセンが生まれたのとおなじだ。多様性が生まれた方が、おもしろい。 。 ■映画の中身は毎日変わるようになる ふ つう、映画は1度だけ見るものである。同じ映画を何度も見るのはよっぽどのモノ好きだ。興行収入を狙う主催側は、限定グッズを毎週つけることで無理矢理来てもらっていた。ところが、キンプリのようなライブ型映画なら喜んで来て貰える。 よし、じゃあもっと喜んでリピートしてもらうにはどうしたらいいだろうか。それにはゲームが参考になる。 ゲームは、パッケージソフトの買い切りから、パズドラやスプラトゥーンのような運用型コンテンツに変化 した。 運用型コンテンツとは、毎日遊んでもらうために毎日・毎週・毎月違うコンテンツを提供するスタイルのエンタメのことだ。パズドラは曜日ダンジョンがあり、降臨があり、コラボがある。小さい話題から大きい話題まで組み合わせて飽きさせない日々を作っているのだ。毎日見てもらうために、映画もこういうスタイルになるだろう。 キンプリを例にするなら「 水曜は速水ヒロ推しDay 」なんてできるんじゃないだろうか。「基本同じだが、ライブパートが特定キャラに寄ったカメラ映像になっている」というイメージだ。3DCGライブならカメラを変更するコストは高くない。他には「 ライブの合間にアドリブの台詞があって、それが毎週変わる 」なんてのも作れるだろう。では、ゲームの大型アップデートにあたるものはなんだろう。おそらく、 特定キャラの新曲 だ。 実はキンプリはすでに仕掛けている。 アイドルらしく投票の仕組みがあり、映画にいくと投票券が手に入るのだ。1位のキャラは次作で行われる「PRISM KING CUP」に出場できる(曲があるかは不明)。推しキャラに票を投じると参加感が強まるし、リピートにも熱が入る。毎週応援ボイスが変わるのもいかにもだ。筆者はタイガくんに投票した。 ■ライブ型映画は、あたりまえになる 映画館はTVやネットと差別化するためにより深い体験と情報量を求めて進化してきた。それがドルビーサウンドであり、大画面であり、3D、4Dという方向だ。そんななか、キンプリが示した一体感消費によるリピートという手法は全く別のマーケットを切りひらいている。映画に詳しい人は参加型映画というとロッキー・ホラー・ショーやインド映画をイメージするとおもうが、それが日本で定着する可能性があるなんて、筆者はイメージしていなかった 今後、キンプリが切り開いたライブ型映画はアイマスのような女性アイドルにも広がるだろう。ひょっとしたらアニメよりも実写のほうが流行るかもしれない。たとえば「ももいろクローバーZ」によるライブ映画が作られるかもしれない。劇場でのライブが先にあり、何度も通って楽しみ、最終的にドームライブに繋がる…そんな上映スタイルになるのが、 目に浮かぶ。……ていうか増えてほしい。ライブ型映画がメジャーになってほしい。何より先にキンプリ2期来て欲しい。タイガくんに曲を! 曲を!! 1回目のキンプリ応援上映は手ぶらでいって、周りにのりきれず大変悔しい思いをした。2度目は人生で初めてキンブレ(色替えペンライト)を買い、振りにいくつもりだ。さあ、あなたもキンプリをキめよう! キンプリ はいいぞ! キンプリ応援上映スケジュール 映画キンプリを見てください。監督の菱田さんのニコ生での大事なメッセージを書き起こしました
社会実験家。連絡先→ http://twitter.com/iyokan_nico