映画評価シリーズ:ロスト・ワールド/ ジュラシック・パークⅡ
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映画評価シリーズ:ロスト・ワールド/ ジュラシック・パークⅡ

2015-07-06 22:51
    最初の作品が良すぎると、次作の評価は得てして低くなってしまう傾向がある。
    単品で見たらそうでもないのに、見続けて比較してしまったがゆえに起こる現象。
    この作品も例外ではなかった。

    一作目は90年代だけでなく映画の歴史に残るレベルの素晴らしい映画だと思った。
    迫力ある恐竜を表現するために様々な技術を総合させてつくられた映像美は見事。
    それが分かったうえでの続編となる本作、どうやって独自色を出したのか。

    まず本作の魅力である恐竜の怖さは健在。ティラノサウルスはもちろん、
    ヴェロキラプトルなどの凶悪な恐竜は引き続き視聴者を怖がらせた。

    が、一方でスリリングになるシーンがくどいとも思った。
    物語冒頭に崖から半分はみ出したトラックから脱出しようとするシーンがあるが、
    これが必要以上に長いと感じてしまった。
    その他のシーンも、そんなダレた感じが所々にあった。

    舞台は前作で逃げ回ったエリアとは別の箇所で冒頭は展開される。
    お馴染みのジャングルでのサバイバルシーンから脱出まで描かれるが、
    物語はそれで終わらない。
    ジュラシックパーク建設を担っていた会社、インジェン社の社長が前作の人物から
    別の人に変わり、その人はジュラシックパークをサンディエゴに建設しようとたくらむ。
    この社長は前半から登場するのだがしつこく生き残り、
    とうとうティラノサウルスをサンディエゴに貨物船で持ち帰ることに成功する。
    が、その後はティラノサウルスがサンディエゴの街を暴れまわる騒動に発展。
    当然終盤はこの騒動を収めるために奔走する。
    結果、騒動は収まり、ティラノは貨物船で送り返されたとさ、みたいな。

    正直、後半は古い怪獣映画の展開にも感じられた。
    古くは「原子怪獣あらわる」、アーサー・コナンドイル原作の「ロストワールド」みたいな。
    悪くは無いけど、前半のジュラシックパークらしさからこれに繋げるのは少々無理だった。
    新しさを出したかったのだろうが、成功はしていない感じがした。
    それでも、単品で見たらポップコーン映画の観点からしたら質は及第点だと感じた。
    及第点と佳作の中間かも。

    総評
    続編としてはまあまあ。週末の旧作レンタルで借りるには十分価値がある。
    迫力ある恐竜が人間を追い掛け回すシーンは引き続き展開される。
    シナリオやスリリングなシーンに冗長さを感じてしまうのが少々難点。
    後半の怪獣映画のようなシーンが受けるかどうかは好き嫌いが分かれるかも。
    7.9/10点
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