映画評価シリーズ:ミッション:インポッシブル2編
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映画評価シリーズ:ミッション:インポッシブル2編

2015-12-29 17:09

    映画シリーズは時に、前作とは別の路線に思い切って舵を取ることが
    シリーズの評価を上げることになると思う。
    個人的には、エイリアンシリーズの1から2がそれにあたると思っている。
    そしてこの映画もその一つだ。

    米国の人気TVドラマシリーズ「スパイ大作戦」を映画化した
    「ミッション・インポッシブル」の続編映画。
    監督はジョン・ウー氏になり、前作に引き続きトム・クルーズ主演で、
    興行成績では2000年に公開された映画では興行収入が世界一位だ

    現在も続くスパイアクション映画、「ミッション・インポッシブルシリーズ」の第2弾。
    しかも本作は上記の通り2000年の商業成績で最優秀。
    よっぽどプロモーションが良かったのか、
    それとも前作でファンになった人が大勢いたいのか、
    どちらにしろ商業データ面では優秀な作品と言える。

    監督のジョン・ウー氏は、アクション映画で数々の作品を生み出している。
    思うに、本作はシリーズの方針をアクションの色の強いスパイ作品の方向に
    決定づけた作品だと思っていて、
    スパイジャンルによくある裏切りなどの色は薄まったように感じた。

    シナリオは、とある製薬会社で開発された感染すれば20時間で死亡する
    キメラウイルスの輸送中に、元IMFメンバーのショーン・アンブローズに
    強奪されたところから始まる。IMF本部は、イーサン・ハントを中心にチームを組み、
    ショーンの元へ元恋人のナイアを送り込む策略を立てる。

    前作からいくらか時間が経過したのは何となく匂わせる程度。
    イントロの印象は、単品でも十分楽しめるように主人公以外の人物を毎回新しくする仕組みとなっている。前作を見た人でも、本作から見た人間でも両方楽しめるようにしている。

    主人公のイーサン・ハントは相変わらずのIMFで活躍するイケメンスパイ。
    本作のヒロインであるナイアをナンパするようにチームに引き込むなど、
    前作よりも明らかに軟派になっている。
    しかし女性を大切にすることはどんな状況でも貫き通す、
    筋のあるイケメンキャラになっている。

    イケメンで腕が立つスパイ。前作ではスペシャリストの感じを醸し出していたが、
    本作ではそれに加えてキャラクターとしての肉付けが施された。
    キャラクターとしては、前作よりも本作の方が、色があって良いと思った。

    その他、ヒロインやイーサンのチームに入るメンバーは入れ替わり立ち替わり。
    特に覚える必要は感じないが、スパイ活動においてどういう役割を担っているか、
    それは適材適所に感じた。
    メカを使う担当や、現地の人間に混じってイーサンの行動を助ける担当など、
    その割り振りはまあまあだった。

    敵のショーン・アンブローズはイーサンと似たような手段を得意とするスパイ。
    自分の腕が立つことを知っていて、自信過剰な部分があり、かつプライドが高い。
    仲間に対してもそれは変わらず、彼の機嫌を悪くすると痛い目にあう。

    シナリオに関しては、良くも悪くも単純明快。単品で簡単に見られる作品なので、
    それまでの作品の流れをそんなに気にせず映画に集中できるのは良いことだと思う。

    アクションシーンに関しては、前作と比べて圧倒的にシーン数と派手さが増した。
    アクション映画をお手の物とするジョン・ウー監督なだけに、カーチェイス、銃撃戦、
    潜入シーンに至るところまで、良い意味での激しさが充満していた。

    特にアクションが長かったのが映画後半のパート。
    イーサンが敵グループから目的の代物を盗んで逃げるシーンは、カーチェイス、
    戦闘シーンが盛りだくさんだった。今まで見てきた映画の中でも、
    長いカーチェイスシーンだったのではないか。

    そしてイーサンとショーンの一騎打ちシーンは、
    ある意味お馬鹿さ全開のシーンだったと思う。
    バイクで逃げるイーサンと追いかけるショーンの二人が、
    海岸際でお互いのバイクを真正面で走らせ、
    その途中でお互いにジャンプして組み付くシーンは笑えた。

    総合的には、これまた楽しめた映画だった。分かりやすい単純なシナリオを、
    全力のアクションで盛り上げた分かりやすい映画。
    手元のコーラをグイグイ飲んでしまった。
    前作よりも楽しめやすさが増した映画なので、これも休日の映画にオススメ出来る。

    総評:
    視聴しやすいスパイアクション映画。激しいアクションは本作の肝でもある。
    深みのある映画とは言えないが、程よい浅さの映画で理解しやすい。
    休日に観る映画のチョイスで、レンタル屋がコーナーを設けるのも頷ける。
    何にせよ、楽しい映画だった。
    8.4/10点


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