映画評価シリーズ:ミッション:インポッシブル3
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映画評価シリーズ:ミッション:インポッシブル3

2015-12-29 17:10

    人気スパイアクション映画シリーズ、「ミッション・インポッシブルシリーズ」の第3作目。監督は「アルマゲドン」や人気ドラマ「Lost」で有名なJ・J・エイブラムス氏。
    配給はパラマウントで、興行成績は世界規模で約4億ドルを記録した。

    ミッション・インポッシブルシリーズ」制覇の流れで、当然この作品も視聴した。
    前二作品は両者共に味の違う映画作品で、簡単にエンジョイ出来る映画だった。
    良い意味で万人向けのシリーズだと思う。

    そんなシリーズの第3作目にも、当然期待を寄せていた。ポップコーンエンタメとして、
    適当な作風を続けてきた映画なので、
    どんなシナリオで今度は楽しませてくれるのかが楽しみだった。

    ストーリーは現役を退いた主人公・イーサン・ハントに、突如任務の命令が下るところから。かつての教え子が任務に失敗し、仲間と共に救出に向かい、
    帰還する途中で教え子の頭に仕掛けられた小型爆弾が爆発。
    しかし教え子はメッセージを残しており、そこにとんでもない秘密が隠されていた。

    シリーズを通しての主役、イーサン・ハントが現役を退いて教官任務を務めているおり、
    作品内での時間の経過を感じさせる。
    まあそれでも強引に現場任務に向かわされるのは、特に変とは思わない。
    それでも、所属組織のIMFの会議に出席している姿には新鮮さを感じた。

    教官になって時間ができたのか、序盤でヒロイン役であり婚約者が登場し、
    プライベートが充実しているのを描いている。
    さすがに仕事の鬼のイーサンでも、婚約者といるときは笑顔が絶えない。
    ナンパな前作とは変わって、一途な愛を婚約者に注いでいる。

    イーサンのキャラ変化も目に付いたが、作品として気になってきた部分が本作で
    色々と明らかになった。まず所属組織であるIMF(Impossible Mission Force)。
    様々な人材が集められて任務に従事している姿が描かれていた。
    組織内部の描写はこれが初めてだと思う。

    イーサンの変装も面白かった。どうやってマスクを作るのか、
    喉に貼り付ける変声機はどうやってプログラムを構成するのか、
    今まで細かく描かれてなかった部分の解明は新たな刺激に感じられた。
    その他のメカの凄さもあり、任務がとてもスムーズに、
    そして計画的に行われる印象を与えた。

    だが違和感を覚えたのが、序盤の救出シーンでイーサンが身に付けている装備が
    まるで軍隊の特殊部隊のようなものだったこと。
    シリーズで軍隊的なものは見られないのに、
    急にミリタリー色を持ち出したのはどうしてなのかが気になった。

    銃撃戦に関しては、序盤でいきなり撃ち合いのシーンを持ち出す必要は無かったと思う。
    個人的に銃撃戦はあってもいいと思うが、基本は静かな任務遂行で展開して欲しかった。
    前作の終盤のように盛り上げで銃撃戦になるのは、盛り上げで良いと思っているけど。

    シナリオに関しては、第一作目のような人間関係のドラマを復活させている。
    でも複雑さはそんなになく、関連する人物も少ないので把握もしやすい。
    監督がそういった展開を得意としているだけあって、
    背後の人間関係をそれなりに気にさせたのは、手腕が発揮された証拠だと思う。

    総合的にいえば、これもポップコーンエンタメであり、
    変わらない良さを保った作品であると思う。
    前作と比べての捻りがあるのは、スパイドラマらしい人間の駆け引きがあることだろう。
    それも現代風にポリッシュしている点がこの作品のシリーズ内での特色と言えるだろう。

    総評:
    簡単にエンジョイできる映画シリーズは、その雰囲気を維持しつつも、
    捻りのあるシナリオで観る側を魅了した。
    シリーズ作品としての安定感を見せつけ、ポップコーンとコーラがどんどん進んだ。
    レンタルDVDで借りて、損はない作品。
    7.9/10点


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